JP3075645U - オイルガス式燃料ボンベの構造 - Google Patents

オイルガス式燃料ボンベの構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用の安全性の高いオイルガス式燃料ボンベ
の構造の提供。 【解決手段】 燃料油と高圧ガスを保存し、並びに気化
噴出させて燃焼に供する燃料ボンベの構造において、ス
チール製燃料ボンベの内部中心部分に封閉型内筒が懸設
され、バルブの下の内筒部にサスペンションパイプと直
通パイプとが設けられ、燃料油及び高圧ガスがそれぞれ
ボンベ内に供給され、バルブが開放される時に保存され
た高圧ガスに燃料油を圧迫させバルブ口部分より噴出さ
せ、その噴出口より噴出する高圧ガスが該燃料油を気化
させ、可燃の混合ガスを形成して燃焼の必要に供するよ
うにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種のオイルガス式燃料ボンベの構造に係り、特に、燃料油と高圧ガ スを保存したスチールボンベの構造に関し、気化したオイルガスを送出して燃焼 の目的に供するものであり、燃料ボンベ内の中心に封閉型内筒が懸設され、並び にバルブの下の内筒部にサスペンションパイプと直通パイプとが設けられ、バル ブが開放される時に保存された高圧ガスに燃料油を圧迫させバルブ口部分より噴 出させ、その噴出口より噴出する高圧ガスが該燃料油を気化させ、可燃の混合ガ スを形成して燃焼目的に供するようにした、オイルガス式燃料ボンベの構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に見られる燃料ボンベ、特に、一般に煮炊きに必要とされる燃料を供給す る燃料ボンベは、ほとんどが液化ガスを収容している。このような周知のいわゆ る燃料ボンベは、一般家庭、レストラン、ホテル等での熱源として一般に使用さ れており、周知のガスレンジ等の調理用具と組み合わせられて燃焼加熱目的に供 される。しかしガスは有毒な気体であり、不完全燃焼を起こして室内に充満する と吸入により中毒を発生させる。このような中毒事件は頻繁に起こっており、そ の原因は、レンジ等の火が外来因子により消滅しやすく、しかしガスが不断に放 出されることにある。外来因子には煮炊きの吹きこぼれや風などがある。燃焼し ていないガスが室内に充満してもその臭いは明らかでなく、特に使用者が睡眠状 態にあったり或いは子供である時、最悪の場合、死をもたらすことがある。この ため使用して安全な新たな燃料の供給形態と装置が求められていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は気化した燃料油を燃料主体とするオイルガス式燃料ボンベの構造を提 供することを課題とし、それは燃料ボンベ内に燃料油と高圧ガスを保存し、バル ブが開放される時に保存された高圧ガスにより燃料油を噴出させて混合させてオ イルガスを形成し、レンジ台等に送って煮炊き等の目的に必要な熱源として周知 のガス燃料の代わりに提供し、ガスの漏出による人体への危害の危険な因子を減 らすことができる構造であるものとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、燃料油と高圧ガスを保存し、釈放時に気化して可燃のオイ ルガスとして燃焼器具に送り燃焼に供するオイルガス式燃料ボンベの構造におい て、 スチール製のボンベ本体を具え、該ボンベ本体が外筒と内筒で組成された、該 内筒が外筒内部の上方の封閉型管状溝に収容され、該内筒の上端部に進入のみ可 能で放出不能である単向弁が設けられて直接バルブと連接され、該内筒の側壁の 上下にそれぞれ一つの噴気口と一つの噴油口が設けられ、該噴気口が該噴油口よ り直径が大きく、単向弁が内筒より保存空間に向けて単向進入する経路を提供し 、一つの直通管と一つのサスペンションパイプが内筒の上方の適宜位置より内筒 内に挿入され、該直通管が保存空間内に直通し、該直通管が高圧空気により圧迫 した燃料油を送出する管路を提供し、高圧ガスと燃料油が注入されて該バルブが 閉じられたことを特徴とする、オイルガス式燃料ボンベの構造としている。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1に示されるように、本考案は、スチール製のボンベ本体10を具え、該ボ ンベ本体10が外筒101と内筒102を包括し、該内筒102は外筒101内 の上方に設けられた封閉型管状溝に収容され、該内筒102の上端部は直接バル ブ109と連接され並びに一つの単向弁107と単向貫通している。一つの直通 管104が内筒102上方の適宜位置より内筒102底部に挿入されて保存空間 103の底部に進入し、それは燃料油20の噴出管路を提供する。サスペンショ ンパイプ105は高圧ガス或いはそれとオイルガスとを併せて噴出するのに供さ れる。すでに高圧ガス30と燃料油20を注入したボンベ本体10のバルブ10 9を開けると、ボンベ内の圧力がボンベ外部の圧力より大きいため、保存空間1 03下部に存在する燃料油が上部の高圧ガス30と共に気化され噴出する。
【0006】 さらに詳しい構造については以下のとおりである。該内筒102の管壁の上下 に噴気口106と噴油口108が設けられ、該直通管104が保存空間103の 底部より上向きに内筒102内に貫通し、保存空間103底部の燃料油を上向き にバルブ109部分で噴出するのに用いられ、該サスペンションパイプ105は 保存空間103の上半部より内筒102内に懸設され、該サスペンションパイプ 105の下方管口は噴油口108に接近し、高圧ガス或いは気化されたオイルガ スを上向きにバルブ109部分において噴出させるのに使用される。
【0007】 図2に示されるように、先に燃料油20が注入され(黒色矢印で表示)、さら に高圧ガス30が注入される(白抜き矢印で表示)。燃料油と高圧ガスは、バル ブ109と単向弁107を経由して、内筒102内に進入し、さらに噴油口10 8、噴気口106を経由して保存空間103に進入する。保存空間103内にお いては、先に一定量の燃料油20が注入され、その後に高圧ガス30が補填され 、該高圧ガス30が気体と液体の分離により浮上して保存空間103の上半部に 至り、燃料油20に対する圧力を形成する。該高圧ガス30は並びに噴気口10 6を経由し、内筒102内部で等圧状態を形成する。
【0008】 図3に示されるように、一旦バルブ109が開放されると、内筒102内部に もともとあった高圧空気状態が釈放され、これにより保存空間103上方に保存 されていた高圧ガス30が噴気口106より内筒102内に進入し、噴気口10 6の孔口で噴出する気体を形成し、燃料油20も保存空間103上方の高圧ガス の下向きに圧力を受け、内筒102がバルブ109の開放により圧力が下降する とき、該燃料油が圧力を受けて直通管104の上端へと押されて噴出し、ゆえに 、一旦バルブ109が開放されると、内筒102内で不断に高圧の気化燃料が形 成され、開放されたバルブ109より燃料パイプ200を通り、連接されたレン ジ台へと送られ、燃焼に必要な燃料とされる。
【0009】 本考案の燃料油とガスの注入保存比は、実際の計算により燃料油を完全に気化 できる適量の高圧ガス量により定められる。
【0010】
【考案の効果】
本考案の燃料油の気化により形成された燃料は、不完全燃焼或いは未燃焼によ る人体に対する厳重な害毒を形成せず、有効に燃料使用の安全を確保できる。且 つ任意の燃焼ガスのレンジ台に使用可能で、一般に使用されているガス燃料を使 用する各用具に燃料を交換したことによる影響を与えない。
【0011】 本考案は燃料の使用の安全性を高めることを目的に完成され、その構造は周知 のガスボンベよりいくらか複雑であるが、しかしそれにより得られる安全効果は 若干に増加するコストに勝る値打ちがあり、実用価値を有する考案であるといえ る。
【0012】 総合すると、本考案は新規性、進歩性、実用性及び産業上の利用価値を有する 考案であるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の燃料油注入の断面図である。
【図2】本考案の高圧ガス注入の断面図である。
【図3】本考案のオイルガス放出の断面図である。
【符号の説明】
10 ボンベ本体 101 外筒 102 内筒 109 バルブ 107 単向弁 103 保存空間 104 直通管 105 サスペンションパイプ 20 燃料油 30 高圧ガス 106 噴気口 108 噴油口 200 燃料パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料油と高圧ガスを保存し、釈放時に気
    化して可燃のオイルガスとして燃焼器具に送り燃焼に供
    するオイルガス式燃料ボンベの構造において、 スチール製のボンベ本体を具え、該ボンベ本体が外筒と
    内筒で組成された、該内筒が外筒内部の上方の封閉型管
    状溝に収容され、該内筒の上端部に進入のみ可能で放出
    不能である単向弁が設けられて直接バルブと連接され、
    該内筒の側壁の上下にそれぞれ一つの噴気口と一つの噴
    油口が設けられ、該噴気口が該噴油口より直径が大き
    く、単向弁が内筒より保存空間に向けて単向進入する経
    路を提供し、一つの直通管と一つのサスペンションパイ
    プが内筒の上方の適宜位置より内筒内に挿入され、該直
    通管が保存空間内に直通し、該直通管が高圧空気により
    圧迫した燃料油を送出する管路を提供し、高圧ガスと燃
    料油が注入されて該バルブが閉じられたことを特徴とす
    る、オイルガス式燃料ボンベの構造。
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