JP3075529U - 表示装置付き球技練習用標的 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯が便利且つ着脱も簡単で、狭いスペースで
ゴルフなどの球技の練習を行ってボールの方向や力の加
減の正確さを知ることのできる表示装置付き球技練習用
標的を提供する。 【解決手段】標的は防水性が高い、ビニールや帆布によ
る多層の構造とし、組み立て時はそれぞれの層を順に重
ねるようにする。該多層の構造は、上方表層１５、底層
１６、感知回路１７１を有する二つの相対した中間層１
７、多数の孔１８１を有する絶縁スポンジ体１８からな
る。また該中間層上１７には感知機１９を設置し、標的
の各区域にボールが当たると該感知機１９によって感知
され、電線２１で標的本体１０上部の各区域の色に対応
した電球２２が光り、練習する者がその球の方向や力の
加減を知ることができるようにする。また着脱、携帯に
も便利なよう、標的本体１０の四隅には鳩目２３を設
け、該鳩目に通したひもで、標的本体を囲い網に設置す
ることができるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は表示装置付き球技練習用標的に係り、数個の区域に分けられた標的に 球を当てることで本体内部の感知機がそれを感知し、各区域と同色の電球に信号 が送られてこれが光ることで、練習する者に球の方向や力の加減が正確であった かどうかを知らせる。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフ等の球技は、広い場所でなくては練習ができないため、室内や屋外で練 習できる簡易練習用器具や標的等が多々ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

狭いスペースでもクラブやバット等を振ったり、ボールを蹴る、打つ、投げる などができ、携帯が便利且つ着脱も簡単で、ボールの方向や力の加減の正確さを 知ることのできる表示装置付き球技練習用標的を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

標的は防水性が高く、濡れることによる故障が防げるようビニールや帆布によ る多層の構造とし、組み立て時は極簡単でそれぞれの層を順に重ねるようにする 。 該多層の構造は、先ず外側を覆う上方表層、背面の底層があり、これらの内部 には感知回路を有する二つの相対した中間層、多数の孔を有する絶縁スポンジ体 を設置する。 また該中間層上には感知機を設置し、標的の各区域にボールが当たると該感知 機によって感知され、電線で標的本体上部の各区域の色に対応した電球が光り、 練習する者がその球の方向や力の加減が正確であったかをしることができるよう にする。 その他着脱、携帯にも便利なよう、標的本体四隅には鳩目を設けて該鳩目に通 したひもで、標的本体を網に設置することができるようにする。

【０００５】

【考案実施の形態】

図１から図５が示すように、本考案は標的本体１０、囲い網３０より構成され る。該標的本体１０の材質は多層のビニール布か帆布、或いは防水性を備えた布 で、濡れて感応度が悪くなったり故障しないようにしている。 該標的本体１０は絶縁体１１でそれぞれの区域に隔てられており、本考案では その区域数は三つ、即ち標的中心１２、標的中間１３、標的縁１４としており、 各区域毎に色も分ける。 また該標的本体１０の多層構造とは、外を覆う上方表層１５、底層１６、内部 には感知回路１７１を有する二つの相対した中間層１７、多数の孔１８１を有す る絶縁スポンジ体１８であり、更に該中間層１７上にはゴルフボールが標的の各 区域に当たってそれを感知するものである感知機１９が連結されており、更に該 感知機１９は電線２１によって該標的本体１０上方に設置された電球固定座２０ に連結されていることで、各区域で感知された後、各区域に対応した電球２２に 信号が伝わって光るようになっている。

【０００６】 図１が示すように、本考案を組み立てる際は先ず標的本体１０の絶縁体１１を 円周の長さにそろえ、それぞれの区域を囲む。 次に標的本体１０の多層構造、即ち上方表層１５、底層１６の内部に感知回路 １７１を有する二つの相対した中間層１７、更にその内部には多数の孔１８１を 有する絶縁体スポンジ１８を一層づつ重ね合わせ、各区域に相対した三色の電球 ２２を設置した該電球固定座２０を該標的本体１０の上方に固定し、該電球固定 座２０の電線２１は該標的本体１０の内部から該感知機１９にまで連結する（図 ２参照）。 最後に該標的本体１０内部の該中間層１７上に設置された該感知機１９は該感 知回路１７１と連結して作動する。（回路図は図４参照） また該標的本体１０の四隅は銅製鳩目２３が設けられ、ひも２４で囲い網３０ 上に縛ることができ、ボールの収集を便利にしている。

【０００７】 図６が示すように、本考案をゴルフクラブのスイング練習用として使用する際 は、適当な距離を置いた個所から標的本体１０に狙いを定めてボールの方向と力 加減を調節してからクラブをスイングする。 図３が示すように、該ゴルフボール４０が標的本体１０の何れかの区域に当た った際、該標的本体１０の多層構造は順に上方表層１５が前方の中間層１７を押 し、次に絶縁スポンジ体１８が押され、更には後方の第二中間層１７が押される ことで、前方の中間層１７上の感知回路１７１は該絶縁スポンジ体１８の孔１８ １を通して後方の中間層１７と接触して回路が通り、感知機１９で感知した後信 号が電球２２に伝わって光り、練習する者は角度や力の加減が正確であったかど うかを知ることができる。また、該電球２２はボールが当たって壊れないように 、網などを設けてで保護することもできる。

【０００８】 図７が示すように、本考案はゴルフだけでなく、野球やテニス、サッカー等の (ボールを投げる、打つ、蹴る等の)練習用としても幅広く使用することができる 。 また標的本体１０の区域数は三つとは限らず、もっと多く設置することもでき る他、該電球固定座２０をカウンターに変えることで、ボールが標的の各区域に 当たることで感知機１９が感知し、カウンターで練習する者にボールが標的に当 たった回数を知らせることもできる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案によると、多層構造を防水性を備えたビニールなどにしたことで濡れて 感知機の反応が鈍ることがなく、また標的本体の四隅に設けた鳩目にはひもを通 すだけで網に容易に着脱ができ、各区域と同色の電球により狭い場所でも打った (或いは蹴った、投げた)球の方向や力加減の正確さを知ることができた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体分解指示図である。

【図２】本考案の組み立て立体図である。

【図３】本考案の組み立て後の断面図である。

【図４】本考案の感知装置の回路図である。

【図５】本考案の実施例説明図である。

【図６】本考案をゴルフ用として使用する際の説明図で
ある。

【図７】本考案を野球用として使用する際の説明図であ
る。

【符号の説明】

１０ 標的本体 １１ 絶縁体 １２ 標的中心 １３ 標的中間 １４ 標的縁 １５ 上方表層 １６ 底層 １７ 中間層 １７１ 感知回路 １８ 絶縁スポンジ体 １８１ 孔 １９ 感知機 ２０ 電球固定座 ２１ 電線 ２２ 電球 ２３ 銅製鳩目 ２４ ひも ３０ 囲い網 ４０ ゴルフボール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】標的本体は多層の防水性を備えた略四隅形
   のビニールや帆布で構成されており、四隅にはひもを通
   して網に着脱し易い鳩目が設けられており、外側は絶縁
   体で以って標的中心、標的中間、標的縁などの各区域に
   色も分けられた上方表層、背面は底層、内部は二つの相
   対した感知回路を有する中間層、及び多数の孔を有する
   絶縁スポンジ層、より構成され、 該中間層上の感知回路には球が当たった際これを感知す
   る感知機が連結され、該標的本体上方には電球固定座と
   電球が設けられ、該固定座の電線は該感知機上に連結さ
   れていることで各区域にボールが当たると各区域の色に
   対応した電球が光ることを特徴とする表示装置付き球技
   練習用標的。