JP3075525B2 - オープンカーの風防装置 - Google Patents
オープンカーの風防装置Info
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- JP3075525B2 JP3075525B2 JP10179783A JP17978398A JP3075525B2 JP 3075525 B2 JP3075525 B2 JP 3075525B2 JP 10179783 A JP10179783 A JP 10179783A JP 17978398 A JP17978398 A JP 17978398A JP 3075525 B2 JP3075525 B2 JP 3075525B2
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- holder
- vehicle
- rod
- windshield device
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J7/00—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
- B60J7/22—Wind deflectors for open roofs
- B60J7/223—Wind deflectors for open roofs specially adapted for convertible cars
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻取られた休止位
置と車輛上に引出された保護位置との間で巻取、引出自
在に車輛横方向へ延び車輛に不動に支持された巻取引出
装置に装着された可撓性平構造体を有する、オープンカ
ーの風防装置に関する。
置と車輛上に引出された保護位置との間で巻取、引出自
在に車輛横方向へ延び車輛に不動に支持された巻取引出
装置に装着された可撓性平構造体を有する、オープンカ
ーの風防装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の風防装置は、ドイツ特許第40
37705号から公知である。この場合、キャブリオレ
の前部範囲のために、水平に配置された剛なカバーが設
けてあり、このカバーに続いて、車輛周縁部の高さに且
つ前席の直後に、上方へ引出すことができる可撓性風防
隔壁を含む巻取ロールが設置してある。風防隔壁は、巻
取られた休止位置から機能位置に引出すことができ、上
記機能位置では、車体に固定された直立のロールバーに
固定され、前席の後ろに垂直に展開される。
37705号から公知である。この場合、キャブリオレ
の前部範囲のために、水平に配置された剛なカバーが設
けてあり、このカバーに続いて、車輛周縁部の高さに且
つ前席の直後に、上方へ引出すことができる可撓性風防
隔壁を含む巻取ロールが設置してある。風防隔壁は、巻
取られた休止位置から機能位置に引出すことができ、上
記機能位置では、車体に固定された直立のロールバーに
固定され、前席の後ろに垂直に展開される。
【0003】更に、車輛横方向へ延びる補強手段を含む
可撓性織物フィルムからなる風防装置は、WO94/0
3342から公知である。この風防装置は、完全に取外
しでき、後席ベンチの背凭せ上に張られ、上記背凭せか
ら、まず、ロールバーの下方の範囲まで前方へ水平に案
内される。この場合、特に、上記箇所には、風防装置内
部に横梁が設けてある。上記位置における固定は、固定
ベルトによって行う。織物フィルムは、更に、上方へ斜
めに案内され、前席の後方において剛なロールバーに固
定され、展開される。
可撓性織物フィルムからなる風防装置は、WO94/0
3342から公知である。この風防装置は、完全に取外
しでき、後席ベンチの背凭せ上に張られ、上記背凭せか
ら、まず、ロールバーの下方の範囲まで前方へ水平に案
内される。この場合、特に、上記箇所には、風防装置内
部に横梁が設けてある。上記位置における固定は、固定
ベルトによって行う。織物フィルムは、更に、上方へ斜
めに案内され、前席の後方において剛なロールバーに固
定され、展開される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、休止
位置の風防装置の収容スペースを車輛に特に適切に設
け、風防装置の引出および張付を特に簡単に実施できる
形式の冒頭に述べた種類の風防装置を創成することにあ
る。
位置の風防装置の収容スペースを車輛に特に適切に設
け、風防装置の引出および張付を特に簡単に実施できる
形式の冒頭に述べた種類の風防装置を創成することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明にも
とづき、巻取られた休止位置(基本位置)と車輛周縁部
上に引出された保護位置(機能位置)との間で巻取、引
出自在に、車輛横方向へ延び車輛に不動に支持された巻
取引出装置に装着された可撓性平構造体を有する、オー
プンカーの風防装置において、平構造体の引出方向へ見
て前部の端縁が、巻取られた基本位置と展開された機能
位置との間で巻取引出装置の支持軸線に平行に延びる旋
回軸線のまわりに旋回自在な固定フレームに固定され、
固定フレームの旋回軸線と巻取引出装置との間に車両横
方向へ延びる方向変更ホルダが設けられていることを特
徴とする風防装置によって解決される。本発明の解決法
によって、風防隔壁を形成する可撓性平構造体を固定フ
レームにも巻取装置にも恒久的に結合できる。かくし
て、巻取られた休止位置でも引出された保護位置でも可
撓性平構造体を確実に且つ操作し易いよう支持できる。
可撓性平構造体は、引出操作の各時点に、固定フレーム
と巻取装置との間に固定されるので、平構造体自体の直
接的な手操作は不要であり、従って、一方では、平構造
体の寿命が延長され、他方では、設置操作の自動化が可
能である。更に、本発明に係る解決法の場合、ー先行技
術の場合とは異なりー平構造体を固定するため車体に固
定された剛なロールバーは不要である。本発明に係る解
決法は、ロールバーのない完全に開放されるキャブリオ
レに特に好適であり、この種の車輛についても良好な風
防作用を与える。
とづき、巻取られた休止位置(基本位置)と車輛周縁部
上に引出された保護位置(機能位置)との間で巻取、引
出自在に、車輛横方向へ延び車輛に不動に支持された巻
取引出装置に装着された可撓性平構造体を有する、オー
プンカーの風防装置において、平構造体の引出方向へ見
て前部の端縁が、巻取られた基本位置と展開された機能
位置との間で巻取引出装置の支持軸線に平行に延びる旋
回軸線のまわりに旋回自在な固定フレームに固定され、
固定フレームの旋回軸線と巻取引出装置との間に車両横
方向へ延びる方向変更ホルダが設けられていることを特
徴とする風防装置によって解決される。本発明の解決法
によって、風防隔壁を形成する可撓性平構造体を固定フ
レームにも巻取装置にも恒久的に結合できる。かくし
て、巻取られた休止位置でも引出された保護位置でも可
撓性平構造体を確実に且つ操作し易いよう支持できる。
可撓性平構造体は、引出操作の各時点に、固定フレーム
と巻取装置との間に固定されるので、平構造体自体の直
接的な手操作は不要であり、従って、一方では、平構造
体の寿命が延長され、他方では、設置操作の自動化が可
能である。更に、本発明に係る解決法の場合、ー先行技
術の場合とは異なりー平構造体を固定するため車体に固
定された剛なロールバーは不要である。本発明に係る解
決法は、ロールバーのない完全に開放されるキャブリオ
レに特に好適であり、この種の車輛についても良好な風
防作用を与える。
【0006】巻取引出装置が、ー車輛の通常の走行方向
に関してー車輛室内の後部範囲の背後に設けてあり、平
構造体の少なくとも保護位置には、車輛室内の前席範囲
の直後に、車輛横方向へ延びる方向変更ホルダが設けて
あり、引出された平構造体は、上記方向変更ホルダのま
わりに方向変更されて、後部範囲を被うカバー部分と、
上方へ延びる保護部分とに分割されることを特徴とする
本発明の有利な態様によって、平構造体を保護位置に好
適に配置できる。特に、平構造体は、前席範囲の風防を
達成すると同時に後部範囲を被うことができる。更に、
平構造体は、固定フレームとともに、巻取られた休止位
置において車輛の後部範囲の背後に特に好適に位置決め
でき、従って、後部範囲のシート箇所を自由に利用でき
る。
に関してー車輛室内の後部範囲の背後に設けてあり、平
構造体の少なくとも保護位置には、車輛室内の前席範囲
の直後に、車輛横方向へ延びる方向変更ホルダが設けて
あり、引出された平構造体は、上記方向変更ホルダのま
わりに方向変更されて、後部範囲を被うカバー部分と、
上方へ延びる保護部分とに分割されることを特徴とする
本発明の有利な態様によって、平構造体を保護位置に好
適に配置できる。特に、平構造体は、前席範囲の風防を
達成すると同時に後部範囲を被うことができる。更に、
平構造体は、固定フレームとともに、巻取られた休止位
置において車輛の後部範囲の背後に特に好適に位置決め
でき、従って、後部範囲のシート箇所を自由に利用でき
る。
【0007】方向変更ホルダが、巻取引出装置に隣接す
る後部終点位置と前席範囲の直後にある前部終点位置と
の間を直線的に移動自在なよう支持されている特徴によ
って、平構造体をその保護位置に簡単且つ確実に位置決
めできる。
る後部終点位置と前席範囲の直後にある前部終点位置と
の間を直線的に移動自在なよう支持されている特徴によ
って、平構造体をその保護位置に簡単且つ確実に位置決
めできる。
【0008】方向変更ホルダが、伝達ロッドによって固
定フレームに連結され、かくして、方向変更ホルダの直
線的移動時、固定フレームはその機能位置または基本位
置へ旋回されることを特徴とする本発明の有利な態様に
よって、固定フレームの運動と方向変更ホルダの運動と
が連結され、従って、このように構成された案内機構
は、平構造体とともに、導入された唯一つの力によって
基本位置から機能位置に旋回させることができる。
定フレームに連結され、かくして、方向変更ホルダの直
線的移動時、固定フレームはその機能位置または基本位
置へ旋回されることを特徴とする本発明の有利な態様に
よって、固定フレームの運動と方向変更ホルダの運動と
が連結され、従って、このように構成された案内機構
は、平構造体とともに、導入された唯一つの力によって
基本位置から機能位置に旋回させることができる。
【0009】方向変更ホルダの直線的移動のために、正
確に規定できる力を案内ロッドに導入できる駆動機構を
設ける。
確に規定できる力を案内ロッドに導入できる駆動機構を
設ける。
【0010】駆動機構が、車輛に不動に支持され方向変
更ホルダに樞着され操作要素によって作動される鋏状ロ
ッドを有する態様にもとづき、風防装置を簡単な手段に
よって自動的に作動できる。
更ホルダに樞着され操作要素によって作動される鋏状ロ
ッドを有する態様にもとづき、風防装置を簡単な手段に
よって自動的に作動できる。
【0011】鋏状ロッドが、操作要素によって同期して
作動される両側のロッド部分を有する態様にもとづき、
特に簡単且つ確実に操作できる駆動機構が得られる。
作動される両側のロッド部分を有する態様にもとづき、
特に簡単且つ確実に操作できる駆動機構が得られる。
【0012】上記ロッド部分が、伸張された上死点位置
に、ストッパを備えており、伸張された上死点位置が、
方向変更ホルダの機能位置に対応する態様にもとづき、
風防装置をその機能位置に特に簡単にロックできる。こ
の場合、鋏状ロッドを上死点位置に固定するために巻取
装置のリセット力を利用し、かくして、ロック作用が生
じ、別個のロック装置を考える必要はない。
に、ストッパを備えており、伸張された上死点位置が、
方向変更ホルダの機能位置に対応する態様にもとづき、
風防装置をその機能位置に特に簡単にロックできる。こ
の場合、鋏状ロッドを上死点位置に固定するために巻取
装置のリセット力を利用し、かくして、ロック作用が生
じ、別個のロック装置を考える必要はない。
【0013】両側の上記ロッド部分の間に横方向へ延び
る空気圧式または液圧式伸縮シリンダが、操作要素とし
て設けてある態様にもとづき、一方では、特に操作簡単
な操作手段が得られ、他方では、鋏状ロッドに好適に力
が導入される。更に、風防装置のコンパクトで作用確実
な駆動装置が得られる。
る空気圧式または液圧式伸縮シリンダが、操作要素とし
て設けてある態様にもとづき、一方では、特に操作簡単
な操作手段が得られ、他方では、鋏状ロッドに好適に力
が導入される。更に、風防装置のコンパクトで作用確実
な駆動装置が得られる。
【0014】本発明の他の利点および特徴は、図面を参
照する本発明の好ましい実施例の以下の説明から明らか
であろう。
照する本発明の好ましい実施例の以下の説明から明らか
であろう。
【0015】
【発明の実施の形態】オープンカー(特に、乗用車)の
ための本発明に係る風防装置を図面に示した。この風防
装置は、図示してないオープンカーの前席の直後の範囲
において共通の軸2に旋回軸受を介して旋回自在に結合
された固定フレーム1を有する。固定フレームは、平面
図で見てU字状に構成され、従って、図1,2に示した
折畳まれた基本位置では、オープンカーの後席範囲を被
い、かくして、その使用を可能とする。固定フレームの
横梁1aには、可撓性平構造体として役立つ網シート3
の前部端縁3aが固定してあり、網シート3は、更に、
対向端縁において、巻取引出装置4に固定されている。
布地としても構成できる網シート3は、方向変更ホルダ
5を介して案内される。この方向変更ホルダは、片側
(前側)で、伝達ロッド6として役立つ2つの脚を介し
て固定フレーム1に旋回自在に取付けられ、他の側(後
側)で、2つの方向変更ヨーク7を介して駆動機構8に
固定されている。
ための本発明に係る風防装置を図面に示した。この風防
装置は、図示してないオープンカーの前席の直後の範囲
において共通の軸2に旋回軸受を介して旋回自在に結合
された固定フレーム1を有する。固定フレームは、平面
図で見てU字状に構成され、従って、図1,2に示した
折畳まれた基本位置では、オープンカーの後席範囲を被
い、かくして、その使用を可能とする。固定フレームの
横梁1aには、可撓性平構造体として役立つ網シート3
の前部端縁3aが固定してあり、網シート3は、更に、
対向端縁において、巻取引出装置4に固定されている。
布地としても構成できる網シート3は、方向変更ホルダ
5を介して案内される。この方向変更ホルダは、片側
(前側)で、伝達ロッド6として役立つ2つの脚を介し
て固定フレーム1に旋回自在に取付けられ、他の側(後
側)で、2つの方向変更ヨーク7を介して駆動機構8に
固定されている。
【0016】風防装置の図1,2に示した基本位置で
は、固定フレームの横梁1a,方向変更ホルダ5,駆動
機構8および巻取引出装置4は、オープンカーの後部と
トランクルームとの間の収容スペース内にコンパクトに
設置される。
は、固定フレームの横梁1a,方向変更ホルダ5,駆動
機構8および巻取引出装置4は、オープンカーの後部と
トランクルームとの間の収容スペース内にコンパクトに
設置される。
【0017】駆動機構8は、鋏状ロッド9と、操作要素
として役立つ液圧式昇降シリンダ10とから構成され
る。鋏状ロッド9は、車輛縦軸線に関して対称に2つの
ロッド部分から構成され、これらロッド部分の後部支持
点11において、車輛高さ方向に平行に配位された軸の
まわりに旋回自在に且つ車輛に不動に支持されている。
各ロッド部分は、相互に樞着され鋏状に閉じることがで
きる2つのロッドアームを有し、上記ロッドアームの端
部支持点は、後方に関しては車輛に固定され、前方に関
しては方向変更ホルダに設けてある。その前部支持点1
2において、ロッド部分は、同じく、車輛垂直軸に平行
に配位された軸のまわりに旋回自在にホルダ13に結合
されており、上記ホルダ自体は、車輛横軸線に平行に配
位された軸14のまわりに旋回自在に方向変更ヨーク7
に結合されている。伸縮シリンダ10は、関連のピスト
ンが伸縮シリンダ10から伸長されると、鋏状ロッドが
自動車の走行方向へ上昇されるよう、両側の後部ロッド
部分9aの間に設けてある。
として役立つ液圧式昇降シリンダ10とから構成され
る。鋏状ロッド9は、車輛縦軸線に関して対称に2つの
ロッド部分から構成され、これらロッド部分の後部支持
点11において、車輛高さ方向に平行に配位された軸の
まわりに旋回自在に且つ車輛に不動に支持されている。
各ロッド部分は、相互に樞着され鋏状に閉じることがで
きる2つのロッドアームを有し、上記ロッドアームの端
部支持点は、後方に関しては車輛に固定され、前方に関
しては方向変更ホルダに設けてある。その前部支持点1
2において、ロッド部分は、同じく、車輛垂直軸に平行
に配位された軸のまわりに旋回自在にホルダ13に結合
されており、上記ホルダ自体は、車輛横軸線に平行に配
位された軸14のまわりに旋回自在に方向変更ヨーク7
に結合されている。伸縮シリンダ10は、関連のピスト
ンが伸縮シリンダ10から伸長されると、鋏状ロッドが
自動車の走行方向へ上昇されるよう、両側の後部ロッド
部分9aの間に設けてある。
【0018】この効果は、特に、鋏状ロッドの前部支持
点12が、方向変更ヨーク7およびホルダ13によって
達成される強制案内によって図2の基本位置から車輛縦
軸線の方向へのみ直線的に移動されることによって、得
られる。
点12が、方向変更ヨーク7およびホルダ13によって
達成される強制案内によって図2の基本位置から車輛縦
軸線の方向へのみ直線的に移動されることによって、得
られる。
【0019】風防装置は、液圧式昇降シリンダ10の圧
力負荷によって関連のピストンが初期の休止位置から車
輛横方向へ引出され、次いで、鋏状ロッド9の前部支持
点12が走行方向へ移動されることによって、図1,2
に示した位置から上昇される。この場合、方向変更ホル
ダ5に固定された方向変更ヨーク7が、軸線14のまわ
りにホルダ13に対して回転され、かくして、方向変更
ホルダ5は、方向変更ヨーク7の剛な結合にもとづき、
同じく、軸線14のまわりに旋回され、この旋回運動に
は、もちろん、自動車の方向への装置全体の線形運動が
重畳する。両側の脚6によって、固定フレーム1は、そ
の支持点2の軸線のまわりに車輛周縁部を越えて上方へ
旋回される。
力負荷によって関連のピストンが初期の休止位置から車
輛横方向へ引出され、次いで、鋏状ロッド9の前部支持
点12が走行方向へ移動されることによって、図1,2
に示した位置から上昇される。この場合、方向変更ホル
ダ5に固定された方向変更ヨーク7が、軸線14のまわ
りにホルダ13に対して回転され、かくして、方向変更
ホルダ5は、方向変更ヨーク7の剛な結合にもとづき、
同じく、軸線14のまわりに旋回され、この旋回運動に
は、もちろん、自動車の方向への装置全体の線形運動が
重畳する。両側の脚6によって、固定フレーム1は、そ
の支持点2の軸線のまわりに車輛周縁部を越えて上方へ
旋回される。
【0020】上記旋回運動は、鋏状ロッドがその死点位
置を越えるまで行われ、固定フレーム1は、上昇された
機能位置へ旋回される。風防装置のこの機能位置は、図
3,4に示してある。この場合、網シート3は、その保
護位置に引出されており、後部範囲を覆う網シートのカ
バー部分は、自動車の後部から方向変更ホルダ5までほ
ぼ水平に緊張され、保護部分は、乗員の頭の高さを越え
て上方へ案内され、この場合、網シート3の前部端縁3
aは、同じく、固定フレームの横梁1aに固定される。
置を越えるまで行われ、固定フレーム1は、上昇された
機能位置へ旋回される。風防装置のこの機能位置は、図
3,4に示してある。この場合、網シート3は、その保
護位置に引出されており、後部範囲を覆う網シートのカ
バー部分は、自動車の後部から方向変更ホルダ5までほ
ぼ水平に緊張され、保護部分は、乗員の頭の高さを越え
て上方へ案内され、この場合、網シート3の前部端縁3
aは、同じく、固定フレームの横梁1aに固定される。
【0021】巻取引出装置4から網シート3を引出す
と、引出方向とは逆方向へ作用するリセットばね15
は、負荷され、かくして、風防装置にリセット作用を加
える。しかしながら、鋏状ロッド9がその死点を越える
ので、固定フレーム内に導入されたリセット力は、ロッ
ド部分に設置されたストッパ17によって図4に示した
位置にブロックされる鋏状ロッドの中央ヒンジ16を外
方へ移動する。かくして、風防装置をその機能位置に簡
単にロックでき、従って、伸縮シリンダ10を放圧でき
る。機能位置における風防装置のロックは、他の任意の
止め装置またはストッパ装置によって達成てせきること
は、もちろん自明であり、この場合、リセットばね15
によって鋏状ロッドを上死点位置に位置決めすれば、望
ましくない摩耗が避けられる。
と、引出方向とは逆方向へ作用するリセットばね15
は、負荷され、かくして、風防装置にリセット作用を加
える。しかしながら、鋏状ロッド9がその死点を越える
ので、固定フレーム内に導入されたリセット力は、ロッ
ド部分に設置されたストッパ17によって図4に示した
位置にブロックされる鋏状ロッドの中央ヒンジ16を外
方へ移動する。かくして、風防装置をその機能位置に簡
単にロックでき、従って、伸縮シリンダ10を放圧でき
る。機能位置における風防装置のロックは、他の任意の
止め装置またはストッパ装置によって達成てせきること
は、もちろん自明であり、この場合、リセットばね15
によって鋏状ロッドを上死点位置に位置決めすれば、望
ましくない摩耗が避けられる。
【0022】風防装置のリセット操作は、伸縮シリンダ
へのピストンの引込によって誘起され、この場合、鋏状
ロッドは、上死点位置から離れ、次いで、リセットばね
15および/または伸縮シリンダ10によって導入され
た力によって休止位置へ戻される。
へのピストンの引込によって誘起され、この場合、鋏状
ロッドは、上死点位置から離れ、次いで、リセットばね
15および/または伸縮シリンダ10によって導入され
た力によって休止位置へ戻される。
【0023】この場合、唯一つの操作要素において風防
装置を駆動でき、風防装置が、特に、休止位置におい
て、自動車内のスペースを最適に利用できれば、特に有
利であることが判明している。
装置を駆動でき、風防装置が、特に、休止位置におい
て、自動車内のスペースを最適に利用できれば、特に有
利であることが判明している。
【図1】オープンカーのための、休止位置にある本発明
に係る風防装置の略側面図である。
に係る風防装置の略側面図である。
【図2】図1の風防装置の平面図である。
【図3】機能位置に旋回された状態の図1の風防装置の
側面図である。
側面図である。
【図4】図3の風防装置の平面図である。
1 固定フレーム 2 旋回軸線(共通の軸) 3 網シート(可撓性平構造体) 3a 網シートの前部端縁 4 巻取引出装置 5 方向変更ホルダ 6 伝達ロッド 7 方向変更ヨーク 8 駆動機構 9 鋏状ロッド 10 操作要素(昇降シリンダ) 13 ホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/12 B60J 7/22
Claims (9)
- 【請求項1】 巻取られた休止位置と車輛上に引出され
た保護位置との間で巻取、引出自在に、車輛横方向へ延
び車輛に不動に支持された巻取引出装置に装着された可
撓性平構造体を有する、オープンカーの風防装置におい
て、平構造体(3)の引出方向へ見て前部の端縁(3
a)が、巻取られた基本位置(休止位置)と展開された
機能位置(保護位置)との間で巻取引出装置(4)の支
持軸線に平行に延びる旋回軸線のまわりに旋回自在な固
定フレーム(1)に固定され、固定フレーム(1)の旋
回軸線(2)と巻取引出装置(4)との間に車輌横方向
へ延びる方向変更ホルダ(5)が設けられていることを
特徴とする風防装置。 - 【請求項2】 巻取引出装置(4)が、ー車輛の通常の
走行方向に関してー車輛室内の後部範囲の背後に設けら
れ、方向変更ホルダ(5)が車輛室内の前席範囲の直後
に設けられ、引出された平構造体(3)は、方向変更ホ
ルダ(5)のまわりに方向変更されて、後部範囲を被う
カバー部分と、上方へ延びる保護部分とに分割されるこ
とを特徴とする請求項1の風防装置。 - 【請求項3】 方向変更ホルダ(5)が、巻取引出装置
(4)に隣接する後部終点位置と前席範囲の直後にある
前部終点位置との間を直線的に移動可能に支持されてい
ることを特徴とする請求項1の風防装置。 - 【請求項4】 方向変更ホルダ(5)が、伝達ロッド
(6)によって固定フレーム(1)に連結され、かくし
て、方向変更ホルダの直線的移動時、固定フレームはそ
の機能位置または基本位置へ旋回されることを特徴とす
る請求項3の風防装置。 - 【請求項5】 方向変更ホルダ(5)の直線的移動のた
めに、駆動機構(8)が設けてあることを特徴とする請
求項1〜4のいずれか1項に記載の風防装置。 - 【請求項6】 駆動機構(8)が、旋回自在に且つ車輛
に不動に支持され方向変更ホルダに樞着され操作要素
(10)によって作動される鋏状ロッド(9)を有する
ことを特徴とする請求項5の風防装置。 - 【請求項7】 鋏状ロッド(9)が、操作要素(10)
によって同期して作動される両側のロッド部分を有する
ことを特徴とする請求項6の風防装置。 - 【請求項8】 上記ロッド部分が、伸張された上死点位
置に、ストッパ(17)を備えており、伸張された上死
点位置が、方向変更ホルダの機能位置に対応することを
特徴とする請求項7の風防装置。 - 【請求項9】 双方の上記ロッド部分の間に横方向へ延
びる空気圧式または液圧式伸縮シリンダが、操作要素
(10)として設けてあることを特徴とする請求項6〜
8のいずれか1項に記載の風防装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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