JP3075279U - 変色交通誘導棒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通信号機の「青」、「赤」の色彩表示及び
発光表示をさせ誘導の視認性向上を図り、被誘導者の無
用な混乱を避け、これによる事故誘発の恐れを未然に防
止する方策を得る。 【解決手段】 昼間は、支持グリップ７ａと外筒３に接
続された回転グリップ５ａを持ち回転させることによ
り、内筒の赤色塗色部４ａ又は、内筒の青色塗色部４ｂ
の色彩を切り換え露出し、夜間は、メインスイッチ６を
入れることにより色彩露出と発光素子（ＬＥＤ）青１又
は発光素子（ＬＥＤ）赤２を切替えスイッチにより同調
させ視認性向上を図りつつ経費削減、労力軽減、的確な
指示誘導を行うこととする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、車両や歩行者等に交通誘導する変色交通誘導棒に関する。

【０００２】

【従来の技術】

今までの誘導棒は、単に赤色のみの発光体や赤色塗色であった。また変色発光 するものは、昼間でも電池電源を必要とした。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のような誘導棒では、常に電池の消耗があり経費がかかる。 常に電池を必要とすることから電池の重量を無視できず無駄な労力を必要とした 。 本考案は、昼間においては、二色の塗色を切り換えることにより発光体を必要 としないので電池を必要としない。したがって、昼間は、電池を抜いておくこと ができ軽量化を図り、 夜間は、塗色と発光体との相乗効果で視認性を向上させたものを提供すること を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を解決するため、請求項１に記載の変色交通誘導棒は、電源を内蔵し たグリップに固定された赤色と青色のＬＥＤを並行交互に接続配置した内板と、 これを包んで柄部に固定された赤色と青色に塗分けた内筒と、塗色と透明な外筒 と、外筒を回転することによる切り換えスイッチを備えることを特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

内筒の色分けと対応する位置にＬＥＤを接続配置するため視認性が向上する。 昼間は、電池不要につき経費削減と労力軽減ができる。

【０００６】

【実施例】

図１から図４において、本考案の実施例を示す。図１は全体構成を示し、支持 グリップ部７ａと内筒４は、図４内筒と支持グリップの接続部１７で一体化され ている。さらに回転グリップ５ａと外筒３は、外筒と回転グリップの接続部１６ で一体化されている。外筒及び回転グリップと内筒及び支持グリップは、パッキ ンで防水化されたネジ込み式で内筒の赤・青塗色が外筒の透明部分と合致するよ うに自由回転を生じさせる。又外筒の回転を制御させるため回転制御部２０を設 ける。

【０００７】 支持グリツプには電源である電池（単２電池）２５が２ヶ直列に収容される。 電池はパッキンにより防水化されたネジ込み式電池着脱用キャップ８と電池電源 マイナス接点（スプリング）１８で固定され導線（マイナス）１９をとおしてＬ ＥＤ青・赤切替えスイッチ接点に接続されている。反対側は電池２５のプラス側 が設けら導線（プラス）９が電子部品１５等を介してＬＥＤに接続されている。

【０００８】 さらに基盤１３が支持グリップに固定されておりこれにメインスイッチカバー ２６に被覆され防水化されたメインスイッチ６と電子部品１５が設けられている 。 電子部品１５は、抵抗・周期点滅を生ずる部品である。

【０００９】 回転グリップ５ａと支持グリツプ７ａは、それぞれ回転グリップ滑り止め５ｂ と支持グリップ７ｂで被覆されている。

【００１０】 図２は、本実施例の電子部品１５と発光素子（ＬＥＤ）青１と発光素子（ＬＥ Ｄ）赤２とメインスイッチ６と電池（電源）２５とＬＥＤ赤・青切替えスイッチ 接点等２２と２３と２４の構成を示す。

【００１１】 昼間は、電池２５をグリップ電池収容部７ａから抜いておき、外筒をグリップ を握っている手以外の手で、ストッパー制限まで回転させ、赤色、青色の任意な 色彩を露出させる。さらに夜間においては、電池を挿入し、メインスイッチ６と 回転に合わせた切り換えスイッチ２２と２３と２４とをＬＥＤ発光体と内筒の赤 ・青塗色と併用できるよう調整された位置に設ける。

【００１２】 図３は、発光素子（ＬＥＤ）青１は導線（ＬＥＤ青）１１と結線され、さらに 発光素子（ＬＥＤ）赤２は導線（ＬＥＤ赤）１０と結線されている。これら発光 素子（ＬＥＤ）青１と発光素子（ＬＥＤ）赤２は交互にＬＥＤ・導線支持板上に 配置する。

【００１３】 上記実施例で示した発光素子（ＬＥＤ）青１と発光素子（ＬＥＤ）赤２と電池 ２５と外筒の塗色分けは一例を示したもので数や外筒の塗色の色は内筒の塗色を 遮蔽できる塗色であれば、これらに限定されない。

【００１４】 なお、外筒３の内径と内筒４の外形は、視野角の偏差を無くすため限り無く等 しくする。また、内筒４の赤・青塗色の軸方向に対する角度は、外筒３の黄色又 は銀色等の遮蔽塗色の角度と等しくする。 グリップ、外筒及び長さ等の寸法は、扱いやすい寸法とし、特に限定はしない 。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の変色交通誘導棒によれば、二色の色を回転とい う運動だけで変色でき、経費削減、労力軽減及び視認性の向上が、相反する事な く可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の変色交通誘導棒の一実施例の構成を
示す外観観測図面である。図１（ａ）は、外筒３を回転
することによって、内筒の赤色４ａが出現し、図１
（ｂ）は、外筒３を回転することによって、内筒の青色
４ｂが出現する。さらに夜間は電池を挿入し、メインス
イッチを入れることによって、ＬＥＤ・導線支持板１２
に設置された青・赤色のＬＥＤが、外筒の回転に連動
し、それぞれの塗色に合致するようＬＥＤが発光又は点
滅する図である。

【図２】 ＬＥＤ、メインスイッチ、切替えスイッチ及
び電源の構成を示す線図である。

【図３】図１の外筒３、内筒４及びＬＥＤの結線構成を
示す断面図である。

【図４】図１の外筒３及び内筒４の接続部及びグリップ
７ａの断面図である。

【符号の説明】

１ 発光素子（ＬＥＤ）青 ２ 発光素子（ＬＥＤ）赤 ３ 外筒（黄又は銀色等と透明の塗色分け） ４ 内筒（赤及び青色の塗色分け） ４ａ 内筒の赤色塗色部 ４ｂ 内筒の青色塗色部 ５ａ 回転部グリップ ５ｂ 回転部グリップ滑り止め ６ メインスイッチ ７ａ 支持グリップ兼電池電源収容部 ７ｂ 支持グリップ滑り止め ８ 電池脱着用キャップ（生活防水） ９ 導線（プラス） １０ 導線（ＬＥＤ赤） １１ 導線（ＬＥＤ青） １２ ＬＥＤ・導線支持板 １３ 基板 １４ 電池電源プラス接点 １５ 電子部品 １６ 外筒と回転グリップの接続部 １７ 内筒と回転グリップの接続部 １８ 電池電源マイナス接点（スプリング） １９ 導線（マイナス） ２０ 回転制御部 ２１ 支持グリップと回転グリップ部のパッキン（生
活防水） ２２ ＬＥＤ赤スイッチ接点 ２３ ＬＥＤ青スイッチ接点 ２４ ＬＥＤ青・青切替えスイッチ接点 ２５ 電池（電源） ２６ メインスイッチカバー（生活防水）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 塗色及び透明な部分に区分けされた外筒
   と、これを回転することにより、赤色青色に塗り分けら
   れた内筒の色が露出する昼間表示と、メインスイッチを
   入れることにより、外筒の回転に連動する切換スライド
   スイッチにより、内筒塗色に対応した赤色ＬＥＤ又は青
   色ＬＥＤが発光する夜間表示をする変色交通誘導棒。