JP3075158B2 - 半導体パッケージ基板の製造方法 - Google Patents

半導体パッケージ基板の製造方法

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JP3075158B2
JP3075158B2 JP27605295A JP27605295A JP3075158B2 JP 3075158 B2 JP3075158 B2 JP 3075158B2 JP 27605295 A JP27605295 A JP 27605295A JP 27605295 A JP27605295 A JP 27605295A JP 3075158 B2 JP3075158 B2 JP 3075158B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体パッケージ基
板の製造方法に関し、より詳しくは、ボンディングフィ
ンガーの部分が階段状の多段構造を有するものであっ
て、PGA(Pin Grid Array)、BGA(Ball Grid Ar
ray )、PLCC(PlasticLeadless Chip Carrier)、
QFP(Quad Flat Package )などのような半導体パッ
ケージ基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体パッケージ基板として、PGA基
板を例にして、従来技術について以下に説明する。
【0003】従来のPGAとしては、以下のようにして
製造される樹脂製のものが、一般的によく使用されてい
る。すなわち、図21に示すように、ガラス基材エポキシ
樹脂積層板などの基材2に、あらかじめ内層回路パター
ン1とこの内層回路パターン1に連続するボンディング
フィンガー5とから成る回路パターンを形成して準備す
る。そして、この基材2を他の基材20と共に接着シート
21であるプリプレグを介してピンラミネート方式により
積層し、熱圧プレスによって成形一体化して、図22に示
すような基板を得ている。このとき、それぞれの基材
2、基材20および接着シート21には、下側の基材2に形
成されているボンディングフィンガー5の部分を露出さ
せるために、上側ほど大きい略方形の窓が設けられてい
るので、一体化されたPGA基板には、段部3が階段状
に形成され、この段部3の平面部にボンディングフィン
ガー5が露出した多段構造となっている。
【0004】そして、この一体化された基板にスルーホ
ールめっき、ニッケルめっき、金メッキを施すととも
に、端子ピン24を圧入して立設し、図23に示すPGA基
板として完成させている。
【0005】さらに、このPGA基板に半導体チップを
実装し、金線ワイヤーボンデンィングを行い、ボンディ
ングフィンガー5と半導体チップとを金線ワイヤー30に
よって接続して図24の(a)状態としたのち、樹脂封止
などを行って、半導体パッケージとしてのPGAを完成
させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、多層となる個々の基材2間で成形後
に、位置ズレが発生していることがある。これは、成形
時の材料の寸法変化(のび、ちぢみ、反り等)が大きい
場合や、ピンに各基材2を挿入した時の基準穴とピンと
のはめ合い公差が大きい場合に生じるものであって、上
下のボンディングフィンガー5の合い精度で通常±100
〜200 μm程度のばらつきが生じてしまうのである。
【0007】このような多段構造のPGAの場合、上述
のように上下のボンディングフィンガー5の合い精度が
悪いと、図24の(b)にこのボンディングフィンガー5
の部分を拡大して示すように、所定の位置に上段のボン
ディングフィンガー5が存在しないため、金線ワイヤー
30がボンディングフィンガー5に接続されなくなるとい
う問題がある。
【0008】以上のような問題点については、ボンディ
ングフィンガー5が階段状の多段構造を有するものにあ
っては避けることができないものであって、セラミック
製のPGAであっても同様であり、さらに、BGA、
PLCC、QFP等の半導体パッケージにあっても、上
下のボンディングフィンガーの位置ズレのために、金線
ワイヤーがボンディングフィンガーに接続されなくなる
可能性がある。
【0009】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、ボンディング
フィンガーとなる回路パターンが精密で多段構造を有す
るPGA、BGA、PLCCまたはQFP等の半導体パ
ッケージ基板において、各段のボンディングフィンガー
の合い精度の良い半導体パッケージ基板の製造方法の提
供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】請求項1記載の発明の半導体パッケージ基
板の製造方法は、下記(1)〜(3)の工程を順に行う
ことを特徴として構成している。 (1)中心部に半導体チップの台座部4を形成した基材
20と、この台座部4の周囲に配される内層回路パターン
1を形成した複数の基材2とをそれぞれ形成する工程。
【0012】(2)上記それぞれの基材2、20を、台座
部4を形成した基材20を最下層として積層一体化させる
とともに、内層回路パターン1の内側の接続部を露出さ
せる段部3をそれぞれの基材2について形成して、中心
部が最も低くなるような階段状に形成する工程。
【0013】(3)上記段部4の平面部に内層回路パタ
ーン1に接続するボンディングフィンガー5を形成する
ともに、スルーホールめっきを行う工程。
【0014】このような半導体パッケージ基板の製造方
法によれば、ボンディングフィンガー5の部分の回路形
成が積層一体化後であるので、積層一体化による基材2
の位置ズレがあっても、この位置ズレを考慮して正確な
位置にボンディングフィンガー5を回路形成することが
できる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、位置ズレのある内層回路パターン1とボン
ディングフィンガー5とを、斜め回路パターン6を回路
形成して接続することを特徴として構成している。
【0016】このような半導体パッケージ基板の製造方
法によれば、斜め回路パターン6によって正確な位置に
回路形成されたボンディングフィンガー5が位置ズレの
ある内層回路パターン1と接続されている。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、位置ズレのある内層回路パターン1とボン
ディングフィンガー5とを、ボンディングフィンガー5
の線幅を内層回路パターン1と異ならせて回路形成して
接続することを特徴として構成している。
【0018】このような半導体パッケージ基板の製造方
法によれば、正確な位置に回路形成されたボンディング
フィンガー5の線幅が広いかまたは狭いので、位置ズレ
のある内層回路パターン1と確実に接続されている。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の発明において、同時に上下の基材2
のボンディングフィンガー5を回路形成することを特徴
として構成している。
【0020】このような半導体パッケージ基板の製造方
法によれば、上下のそれぞれの基材2すべてに位置ズレ
補正を行って、正確な位置にボンディングフィンガー5
を形成することができる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の発明において、スルーホールめっき
とボンディングフィンガー5とをパターンメッキ工法に
よって同時に形成することを特徴として構成している。
【0022】このような半導体パッケージ基板の製造方
法によれば、回路形成工程が短縮されている。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の一つの実施の形態を以下
に説明する。
【0024】この実施の形態の半導体パッケージ基板
は、多層成形などの積層一体化工程を経て形成され、ボ
ンディングフィンガー5のパターンが精密で多段構造と
なるような半導体パッケージ基板である。そして、この
ような半導体パッケージ基板において、積層一体化のあ
とに、ボンディングフィンガー5が回路形成されること
を特徴としているものである。
【0025】以下にさらに詳しく述べると、まず、実装
される半導体チップが配設されるべき中心部を空けて、
この中心部の周囲に配される内層回路パターン1を基材
2に形成する。基材2としては、エポキシ樹脂もしくは
ポリイミド樹脂などによる積層板、樹脂フイルム、樹脂
シートまたはセラミックスシートなど、種々の絶縁材料
を用いることができる。また、最上段の基材20には、ス
ルーホール25のためのランドパターンを形成し、最下段
の基材20には、半導体チップの台座部4を形成してい
る。
【0026】次に、以上の内層回路パターン1が形成さ
れた基材2とその他の基材20またはエポキシ樹脂、ポリ
イミド樹脂などのプリプレグに代表されるような接着シ
ート21等を組み合わせて積層し、熱圧成形などの手法に
よって積層一体化させる。そして、このようにして多層
化された基板に対して、内層回路パターン1の内側の接
続部1aを露出させる段部3をそれぞれの基材2について
形成して、半導体チップの台座部4となる中心部が最も
低くなるような階段状に形成する。この場合、あらかじ
め、それぞれの基材2、最上段に配される基材20または
接着シート21の中心部をくり抜いて窓を明け、この窓を
下段にいくほど小さく形成して、最下段となる部分が最
も小さくなるようにすることが好ましい。しかし、機械
的に加工するなどの手法によることも可能である。ま
た、基材2は少なくとも複数使用される。
【0027】そして、上記段部3の平面部に内層回路パ
ターン1に接続するボンディングフィンガー5を回路形
成するともに、スルーホールめっき、ボンディング用金
めっきなどの工程を行って、半導体パッケージ基板を完
成することができる。ボンディングフィンガー5の回路
形成は、パターンめっき法、サブトラクティブ法などの
よく知られた方法によって行うことができる。
【0028】
【実施例】本発明の具体的な実施例を以下に詳述する。
実施例1を図1ないし図6に基づいて以下に説明する。
図1はこの実施例の半導体パッケージ基板を構成する各
材料の組み合わせを示す斜視図である。この図に示すよ
うに、この半導体パッケージ基板は、回路形成された4
枚のガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板を基材2また
は基材20とし、これらの基材2、基材20の間に接着シー
ト21であるエポキシ樹脂含浸ガラスクロス(プリプレ
グ)を介して積層し、一体化させて形成されるものであ
る。
【0029】略方形の基材2には、外側のスルーホール
用ランド1bから内側方向へ向かう配線が、外周部に内層
回路パターン1として回路形成されている。また、同形
状の基材20は配線を有せずに、スルーホール用ランド1b
または半導体チップの積載される台座部4ろなるベタの
回路パターン1cを中心部に有するものである。これらの
基材2、基材20および接着シート21には、四隅に基準孔
22が明けられ、最下層の基材20を除いて中央部に略方形
の窓が明けられている。これらの各材料の中心部に明け
られた略方形の窓は、内層回路パターン1の内側の接続
部1aを露出させて、この接続部1aの内側に接続されるボ
ンディングフィンガー5を回路形成するためのものであ
る。図に示すように、この窓は各材料を組み合わせて積
層一体化されたときに、半導体チップの台座部4となる
中心部が最も低い階段状となるように、最上段の窓が一
番大きく、順に小さくなるように形成されている。すな
わち、内層回路パターン1の内側の接続部1aを露出させ
る段部3をそれぞれの基材2について形成して、半導体
チップの台座部4となる中心部が最も低くなるような階
段状に形成しているのである。
【0030】それぞれの基材2または基材20に形成され
る回路パターンの銅箔厚みは18μmであり、これらの基
材2および基材20の厚みは1mmである。基材2にはボ
ンディングフィンガー5の回路形成を行わず、この部分
をベタ回路1dとしている。そして、上の基材2または基
材20の窓から露出する部分には、内層回路パターン1の
内側の接続部1aとこのベタ回路1dとが露出するように形
成している。
【0031】また、段部3の立ち面3a全面にはラップア
ラウンド回路部7を形成し、裏面との電気的接続を行っ
ている。
【0032】図2に示す(A)の図は、上記の各材料を
多層成形して、積層一体化した状態の基板を示す斜視図
である。上記の各材料がピンをそれそれの基準穴に挿入
して位置を合わせて順に積層され、多層成形されること
によって、この(A)の状態の基板が得られている。こ
の場合、真空プレスにより170℃で1時間の熱圧成形を
行って接着させている。この図に示す(B)の図は、こ
のような多層成形による基材2の位置ズレDを模式的に
示した平面図である。想像線で示したボンディングフィ
ンガー5が、位置ズレDのない場合の正規の位置を示し
ている。この位置ズレDの大きさは、ベタ回路のコーナ
ー部に形成されている位置合わせ用マーク23をCCDカ
メラで読み取ることによって知ることができる。このよ
うにして検知したボンディングフィンガー5を形成すべ
き正規の位置と、内層回路パターン1の接続部1aとの位
置の相対的位置関係に基づいて、ボンディングフィンガ
ー5の位置ズレDの補正を行うことができる。
【0033】以上のようにして積層一体化された基板の
各基材2、20の電気的接続および端子ピン24を挿入する
ために、ドリル加工によりφ0.3 mmのスルーホール用
孔明け加工を行い、デスミア処理後、このスルーホール
用の孔内壁に化学銅めっき、電気銅めっきにより銅の成
膜を行ってスルーホール25を完成させている。
【0034】図3はボンディングフィンガー5を回路形
成するために、レジスト26を塗布した状態を示してい
る。この図に示すように、基材2の露出した銅の部分に
錫、錫−鉛合金等の金属レジストまたは有機物の電着レ
ジスト等をレジスト26として施すことができる。このよ
うなレジスト26によれば、立体形状にもレジスト形成が
容易である。錫または錫−鉛合金は無電解めっきまたは
電気めっきにて1〜2μm程度の厚みに形成するとよ
い。また、電着レジストは5μm程度の厚みに形成する
とよい。有機物の電着レジストが感光性レジストの場
合、全面を感光させている。
【0035】図4は上記レジスト6を施した基板にレー
ザ照射を行っている状態を示している。Nd−YAGレ
ーザを用いて、不要な部分のレジスト6を除去している
のである。この場合のボンディングフィンガー5の部分
にレジスト6を残す作業は、前述したワイヤーボンディ
ング5を形成すべき正規の位置と内層回路パターン1の
接続部1aとの位置の相対的位置関係に基づいて行う。す
なわち、ボンディングフィンガー5と内層回路パターン
1とを、図5の(B)に示す斜め回路パターン6によっ
て、偏位した位置関係に接続するようにレーザの照射を
行っている。
【0036】上記レーザ照射ののち、露出した部分の銅
を化学的エッチングにより除去している。この場合、金
属レジストではアルカリエッチング、有機物のレジスト
では、塩化第2銅もしくは塩化第2鉄のエッチングを行
っている。
【0037】図5は上記エッチングののち、レジスト6
を剥離した状態を示し、(A)は斜視図、(B)は段部
3の拡大斜視図、(C)は段部3の拡大平面図を示して
いる。この図の基板は、段部3の立ち面3aのラップアラ
ウンド回路部7とボンディングフィンガー5との距離が
一定になるように、平面部にもラップアラウンド回路部
7を延設して形成している。
【0038】図6はこの実施例の半導体パッケージ基板
の完成状態を示している。この基板は上記図5の状態の
ものに、さらに銅回路部全面にニッケルめっき、金メッ
キを施し、端子ピン24をスルーホール25に圧入立設した
PGA基板として完成させている。
【0039】以上のように、この基板では、内層回路パ
ターン1とボンディングフィンガー5との位置ズレDの
補正を行い、ボンディングフィンガー5を斜め回路パタ
ーン6によって接続して偏位させた位置に形成してい
る。したがって、ボンディングフィンガー5の位置精度
が非常に良く、上下のボンディングフィンガー5の合い
精度±1μmを達成することができた。
【0040】なお、上記の実施例はPGA基板一個を製
造する場合について示しているが、通常は生産効率の点
から、多数個取りできるように面付けした基板を作成
後、分割して生産性を向上させることもできる。
【0041】実施例2を図7ないし図10に基づいて以下
に説明する。図7はこの実施例の半導体パッケージ基板
を構成する各材料の組み合わせを示す斜視図である。こ
の図に示すように、この半導体パッケージ基板は、実施
例1のものの基材2のうち下側の基材2のみが異なるも
のである。つまり、この下側の基材2には、積層一体化
の前にあらかじめ内層回路パターン1とボンディングフ
ィンガー5とを偏位させずに接続した回路パターンを形
成したものを用いている。
【0042】図8に示す(A)の図は、上記の各材料を
実施例1と同様にして多層成形し、積層一体化した状態
の基板を示す斜視図である。また、(B)の図は、下側
の基材2に対する上側の基材2の位置ズレDを模式的に
示した平面図であり、想像線で示したボンディングフィ
ンガー5が位置ズレDのない場合の正規の位置を示して
いる。
【0043】この場合の位置ズレDの補正は、下側の基
材2にあらかじめ形成されているボンディングフィンガ
ー5の位置をCCDカメラにて読み取り、上側の基材2
の内層回路パターン1との相対的位置関係を調べること
によって行われる。
【0044】なお、スルーホール25は実施例1と同様に
して形成している。図9はボンディングフィンガー5を
回路形成するために、レジスト26を塗布した状態を示し
ている。
【0045】この場合のレジスト26は、上記図9の状態
の基板の露出した銅の部分に有機物のポジ型の感光性レ
ジストを電着、ディップコート、スプレーコート、静電
コートまたはカーテンコートなどの手段で施している。
レジスト26は5μm程度の厚みに形成している。
【0046】図10は上記レジスト26を施した基板にレー
ザ照射を行っている状態を示している。この場合、アル
ゴンレーザをガルバノミラーを用いて走査し、回路パタ
ーンとなる部分以外の部分のレジスト26に照射し、露光
としている。また、この場合、ボンディングフィンガー
5の線幅は、実施例1における図5の(C)に対応する
図である図11に示すように、内層回路パターン1の内側
における接続部1aの線幅よりも大とすることで、これら
の接続を確実なものにしている。また、図8に示したよ
うな位置ズレDの補正を行うことによって、この接続を
さらにより確実なものとしている。
【0047】上記レーザ照射ののち、現像を行い、レー
ザを照射した部分(回路パターンとならない部分)のレ
ジスト26を除去し、露出した部分の銅を塩化第2銅また
は塩化第2鉄による化学的エッチングにより除去してい
る。
【0048】こののち、実施例1と同様の作業を行い、
図5〜図6に示したようなPGA基板を完成させてい
る。
【0049】以上のように、このPGA基板では、内層
回路パターン1よりボンディングフィンガー5の線幅を
広く形成するとともに、内層回路パターン1とボンディ
ングフィンガー5との位置ズレDの補正を行っているの
で、ボンディングフィンガー5の位置精度が非常に良
く、上下のボンディングフィンガー5の合い精度±0.
5μmを達成することができた。
【0050】実施例3を図12ないし図20に基づいて以下
に説明する。図12はこの実施例の半導体パッケージ基板
を構成する各材料の組み合わせを示す斜視図であり、図
13ないし図20は各工程の基板の状態を示した図であっ
て、図13ないし図16または図20は斜視図であり、図17ま
たは図18の(A)は斜視図、(B)は断面図であり、図
19の(A)は斜視図、(B)は要部を拡大した斜視図、
(C)は同要部の平面図、(D)は(A)におけるA−
O断面図である。
【0051】図12に示すように、この半導体パッケージ
基板は、実施例1のものとは、上下の基材2が異なり、
ボンディングフィンガー5が形成される部分に銅箔を有
しない状態に回路形成されたものを用いている。
【0052】図13は、上記の各材料を実施例1と同様に
して多層成形して、積層一体化した状態の基板を示す斜
視図である。この場合、位置合わせ用マーク23は段部3
水平面の外周コーナーに形成されており、同様にCCD
カメラで読み取られ位置ズレDの補正が行われる。
【0053】こののち、図14に示すように、この基板全
面に厚さ0.5 μmの無電解銅めっき27を施している。
【0054】さらに、図15に示すように、レジスト26と
してこの基板全面に有機物のネガ型の電着レジストを施
している。この電着レジストは15μmの厚みに形成し
ている。
【0055】さらに、図16に示すように、アルゴンレー
ザをガルバノミラーを用いて走査して、回路パターンと
なる部分のレジスト26に照射し、露光としている。この
場合、実施例2と異なり、内層回路パターン1の線幅
を、ボンディングフィンガー5の線幅よりも小さくなる
ようにすること、および位置ズレDの補正を行うことに
よって、このボンディングフィンガー5と内層回路パタ
ーン1との接続をより確実なものとしている。
【0056】また、この実施例では、段部3の立ち面3a
に60度程度の勾配をつけることで、この立ち面3aの部分
のレーザ照射を行いやすくしている。
【0057】さらに、図17に示すようにアルゴンレーザ
照射後、現像を行い、レーザを照射されていない部分の
レジスト26を除去している。そして、図18に示すよう
に、露出した部分の無電解銅めっき27に電気めっきを行
って、電解銅めっき28を厚く形成している。さらに、残
っているレジスト26を剥離後、過硫酸アンモニウムによ
りソフトエッチングを行い、図19に示す状態の基板を得
ている。
【0058】この図19の基板は、(B)または(C)に
示すように、実施例1または実施例2で述べた段部3の
立ち面3aのラップアラウンド回路部7を形成せず、図に
示すような線状回路部8としている。このような線状回
路部8とすることで、ラップアラウンド回路部7と比べ
て、のちに施される金メッキの量を少なくすることがで
きるとともに、ボンディングフィンガー5との絶縁距離
を大きく取ることができている。また、(D)に示すよ
うにソフトエッチングによって、レジスト26が剥離され
た無電解銅めっき27のみの部分は、この無電解銅めっき
27が剥離されて基板表面が露出した状態になっている。
【0059】このあと、実施例1と同様の作業を行い、
図20に示すようなPGA基板を完成させている。
【0060】この基板では、ボンディングフィンガー5
より内層回路パターン1の線幅を広く形成するととも
に、内層回路パターン1とボンディングフィンガー5と
の位置ズレDの補正を行っているので、ボンディングフ
ィンガー5の位置精度が非常に良く、上下のボンディン
グフィンガー5の合い精度±0.6μmを達成すること
ができた。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、積層一体化に
よる基材の位置ズレがあっても、この位置ズレを考慮し
て正確な位置にボンディングフィンガーを回路形成する
ことができ、上下の正確な位置に形成されたボンディン
グフィンガーにボンディングミスなくワイヤーボンディ
ングを行うことができる。
【0062】請求項2記載の発明では、正確な位置に回
路形成されたボンディングフィンガーを斜め回路パター
ンによって位置ズレのある内層回路パターンに接続する
ことができる。
【0063】請求項3記載の発明では、正確な位置に回
路形成されたボンディングフィンガーを、このボンディ
ングフィンガーの線幅を回路パターンに対して広くかま
たは狭く形成して、位置ズレのある内層回路パターンに
確実に接続させることができる。
【0064】請求項4記載の発明では、上下のそれぞれ
の基材すべてに位置ズレ補正を行って、正確な位置にボ
ンディングフィンガーを形成することができる。
【0065】請求項5記載の発明では、スルーホールめ
っきとボンディングフィンガーとが同時に形成され、回
路形成工程が短縮されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の半導体パッケージ基板を構
成する各材料の組み合わせを示す斜視図である。
【図2】同上実施例における積層一体化後の基板を示
し、(A)は全体の斜視図であり、(B)は、この基板
について基材の位置ズレを模式的に示した平面図であ
る。
【図3】同上の基板にレジストを塗布した状態を示す斜
視図である。
【図4】同上の基板にレーザ照射を行っている状態を示
す斜視図である。
【図5】同上の基板をエッチング後にレジストを剥離し
た状態を示し、(A)は斜視図、(B)は段部の拡大斜
視図、(C)は段部の拡大平面図を示している。
【図6】同上基板の半導体パッケージ基板としての完成
状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例2の半導体パッケージ基板を構
成する各材料の組み合わせを示す斜視図である。
【図8】同上実施例における積層一体化後の基板を示
し、(A)は全体の斜視図であり、(B)は、この基板
について基材の位置ズレを模式的に示した平面図であ
る。
【図9】同上の基板にレジストを塗布した状態を示す斜
視図である。
【図10】同上の基板にレーザ照射を行っている状態を
示す斜視図である。
【図11】同上の基板をエッチング後にレジストを剥離
した状態における段部の拡大平面図である。
【図12】本発明の実施例3の半導体パッケージ基板を
構成する各材料の組み合わせを示す斜視図である。
【図13】同上実施例における積層一体化後の基板を示
す斜視図である。
【図14】同上の基板の無電解めっき後の状態を示す斜
視図である。
【図15】同上の基板にレジストを塗布した状態を示す
斜視図である。
【図16】同上の基板にレーザ照射を行っている状態を
示す斜視図である。
【図17】同上の基板を現像した状態を示し、(A)は
斜視図であり、(B)は(A)におけるA−O断面図で
ある。
【図18】同上の基板に電解めっきを行った状態を示
し、(A)は斜視図であり、(B)は(A)におけるA
−O断面図である。
【図19】同上の基板にソフトエッチングを行った状態
を示し、(A)は斜視図であり、(B)は段部の拡大斜
視図、(C)は段部の拡大平面図、(D)は(A)にお
けるA−O断面図である。
【図20】同上基板の半導体パッケージ基板としての完
成状態を示す斜視図である。
【図21】従来例の半導体パッケージ基板を構成する各
材料の組み合わせを示す斜視図である。
【図22】同上従来例における積層一体化後の基板を示
す斜視図である。
【図23】同上従来例における完成状態のPGA基板を
示す斜視図である。
【図24】同上従来例における半導体パッケージ基板に
ワイヤーボンディングを行った状態を示し、(a)は全
体を示す斜視図、(b)はボンディングフィンガーの部
分の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 内層回路パターン 2 基材 3 段部 4 台座部 5 ボンディングフィンガー 6 斜め回路パターン 7 ラップアラウンド回路部 8 線状回路部 20 基材 21 接着シート 22 基準孔 23 位置合わせ用マーク 24 端子ピン 25 スルーホール 26 レジスト 27 無電解銅めっき 28 電解銅めっき 30 金線ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−39445(JP,A) 特開 平6−302716(JP,A) 特開 平4−97548(JP,A) 特開 平4−56152(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(1)〜(3)の工程を順に行うこと
    を特徴とする半導体パッケージ基板の製造方法。 (1)中心部に半導体チップの台座部を形成した基材
    と、この台座部の周囲に配される内層回路パターンを形
    成した複数の基材とをそれぞれ形成する工程。 (2)上記それぞれの基材を、台座部を形成した基材を
    最下層として積層一体化させるとともに、内層回路パタ
    ーンの内側の接続部を露出させる段部をそれぞれの基材
    について形成して、中心部が最も低くなるような階段状
    に形成する工程。 (3)上記段部の平面部に内層回路パターンに接続する
    ボンディングフィンガーを形成するともに、スルーホー
    ルめっきを行う工程。
  2. 【請求項2】位置ズレのある内層回路パターンとボンデ
    ィングフィンガーとを、斜め回路パターンを回路形成し
    て接続することを特徴とする請求項1記載の半導体パッ
    ケージ基板の製造方法。
  3. 【請求項3】位置ズレのある内層回路パターンとボンデ
    ィングフィンガーとを、ボンディングフィンガーの線幅
    を内層回路パターンと異ならせて回路形成して接続する
    ことを特徴とする請求項6記載の半導体パッケージ基板
    の製造方法。
  4. 【請求項4】同時に上下の基材のボンディングフィンガ
    ーを回路形成することを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の半導体パッケージ基板の製造方法。
  5. 【請求項5】スルーホールめっきとボンディングフィン
    ガーとをパターンメッキ工法によって同時に回路形成す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の半導体パッケージ基板の製造方法。
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