JP3075130U - 被 服 - Google Patents

被 服

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JP3075130U
JP3075130U JP2000005268U JP2000005268U JP3075130U JP 3075130 U JP3075130 U JP 3075130U JP 2000005268 U JP2000005268 U JP 2000005268U JP 2000005268 U JP2000005268 U JP 2000005268U JP 3075130 U JP3075130 U JP 3075130U
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JP
Japan
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fiber
deodorant
fabric
sewn
deodorizing
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JP2000005268U
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正一郎 安藤
喜三郎 及川
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BUSINESS LINK, INC.
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BUSINESS LINK, INC.
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消臭繊維を利用して、これを一部
に組み込む、あるいは組み付けることで消臭機能を保有
できる被服とする。 【解決手段】 一部にセルロ−ス繊維にメタクリ
ル酸を共重合させた消臭繊維の織り込み部、あるいは前
記消臭繊維による布地もしくは不織布の縫着部または止
着部を具備していることとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、洋服、和服をはじめ、下着やワイシャツ類、セ−タ−類、コ−ト類 、ねまき類、そして、くつ下、手袋、ネクタイ、帽子等々を幅広く含んだ意味で の被服に関し、特に消臭機能を有する被服に関する。
【0002】
【考案の背景】
一般的に、上記した被服は着用時における発汗等に起因する体臭が付着したり 、外的要因による煙草臭や外気臭が染み込んでしまうことが多かった。
【0003】 また、近時では消臭を目的とした繊維としてセルロ−ス繊維にメタクリル酸を グラフト共重合させたものが知られている(特開平6−184941号、特許第 3002449号)。しかしながら、これらの公示内容によると、使用対象が明 確でなく、あるいはベッドパット用のミシン糸への利用が示されているのみであ る。
【0004】
【考案の目的】
そこで、本考案は上記した消臭繊維を利用して、これを一部に組み込む、ある いは組み付けることで消臭機能を保有できる被服を提供することを目的としてい る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係る被服は一部にセルロ−ス繊維にメタ クリル酸を共重合させた消臭繊維の織り込み部、あるいは前記消臭繊維による布 地もしくは不織布の縫着部または止着部を具備していることを特徴としている。
【0006】
【作用】
上記した構成としたことによって、体臭をはじめとする種々の臭気が被服に付 着しても、これを消臭し、また、その消臭効果に限界がきた時は日光照射、加熱 ・乾燥、洗濯等によってその機能を回復することができる被服とすることができ るのである。
【0007】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考案 をTシャツに実施した例を示す正面図、図2は同じくブラジャ−を示す斜視図、 図3は同じくパンティを示す斜視図である。
【0008】 図1におけるTシャツ1は全体として通例のコットン地等によって成形されて いるが、脇対応部分にはセルロ−ス繊維にメタクリル酸を共重合させた消臭繊維 を紡糸して得た糸材の織り込み部2・2を備えている。
【0009】 また、前記した織り込み部2・2は消臭繊維で形成した布地あるいは不織布を 当て布のように縫い付けた縫着部とすることも可能で必要とあれば、それら布地 (布片)や不織布をテ−プやボタン、ホック等の手段によって着脱自在に備えさ せることもできる。
【0010】 さらに、図2として示すブラジャ−3の場合も、全体素材は通例と同様のもの となっているが、サイド上縁部分に前記したと同様の消臭繊維による織り込み部 4を備えている。この織り込み部4も前記したと同様に縫着部や着脱自在のもの とすることが可能である。
【0011】 また、図3として示すパンティ5の場合も全体は通例の素材で成形されている が股間の対応部分に前記したと同様の消臭繊維による織り込み部6を備えており 、この織り込み部6も前記したと同様に縫着部や着脱自在のものとすることが可 能である。
【0012】 ここで述べた消臭繊維は特開平6−184941号に開示された消臭機能を有 する繊維を紡糸して糸材とし、それを部分的に織り込んだり、布地、不織布を成 形し、縫着したり、着脱自在の布片とするものである。この消臭繊維はカルボキ シル基を導入するため、過酸化水素と二価鉄塩を含む水溶液中で、セルロ−ス繊 維にメタクリル酸をグラフト共重合させる方法によって得られる。
【0013】 カルボキシル基を導入したことで親水性が向上し、アンモニア、アミン、屎尿 臭等の塩基性悪臭物質の吸着性に優れ、脱臭性繊維として作用する。悪臭(アン モニア、アミン)は蛋白質の分解から生じ、その蛋白質はα−アミノ酸が酸アミ ド結合(ペプチド結合)によって相互に結合した高分子含窒素化学物で、α−ア ミノ酸の化学構造式にはアミノ基とカルボキシル基が共存している。
【0014】 前記α−アミノ酸は生体内で一般に酸化的に脱アミノ化されてαケト酸とアン モニアに分解して悪臭を生じる。また、あるバクテリアはα−アミノ酸を脱炭酸 させてアミンを形成して悪臭を発する。
【0015】 また、前記α−アミノ酸は金属塩と錯塩を形成して、かつ、両性化合物である ため、酸、アルカリのいずれとも結合して塩を作る。前記した消臭繊維はこれら 蛋白質の分解から発生するアンモニア、アミン等の悪臭とよく化学結合、即ち中 和して消臭効果を発揮することとなる。
【0016】 さらに、消臭繊維は化学反応による消臭作用のため限界はあるが、日光照射、 加熱・乾燥、洗濯により機能を回復できる。尚、洗濯にあって消臭機能はイオン 交換樹脂として作用し、アルカリを含む洗剤ではナトリウムを吸着して消臭効果 を減ずるが、かかる場合、最後の水洗の時に大さじ一杯程度の酢を入れるとよく 、中性洗剤では機能低下を生じることはない。
【0017】 本実施の形態ではTシャツ1、ブラジャ−3、パンティ5を例として説明した が、本考案の実施はこれらに限られるものではなく、他の被服一般について実施 可能なものであることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る被服は上述のように構成されている。そのため、発汗、体液、脂 肪分等に起因する体臭をはじめ、外的要因となる悪臭もことごとく吸着分解して 消臭してしまうこととなり、その機能回復も容易になし得るものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案をTシャツに実施した例を示す正面図で
ある。
【図2】ブラジャ−を示す斜視図である。
【図3】パンティを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 Tシャツ 2 織り込み部 3 ブラジャ− 4 織り込み部 5 パンティ 6 織り込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 及川 喜三郎 東京都千代田区神田松永町7番地 ヤマリ ビル 株式会社ビジネスリンク内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部にセルロ−ス繊維にメタクリル酸を
    共重合させた消臭繊維の織り込み部、あるいは前記消臭
    繊維による布地もしくは不織布の縫着部または止着部を
    具備していることを特徴とする被服。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020520421A (ja) * 2017-05-16 2020-07-09 ボディ エージェント リミテッド 衣類

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