JP3075065U - ゴム弓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】弓射の練習用具として弓を受ける手の内の技能
向上に寄与する事。 【構成】細いロープをゴム管の伸びる程内臓させ、ゴム
管の両先端部をロープと固定し、ロープの両先端部を棒
の両端にそれぞれ結び付け固定。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この考案は簡易弓具に関する。

【従来の技術】

弓の機能を発揮させる為には弓を親指と人差し指の間に受けて、中指と薬指は 軽く添え、小指は弓が振れない様に少し押さえる程度で良く、弓を握り締めない 事が手の内の基本的技術であるが、従来のゴム弓図３はゴム２を棒１の一端に固 定Ｄしているので棒１を握り締めないとゴム２を引けば棒１が手から外れて顔面 を打つ恐れが有り極めて危険、図４はゴム２を棒１の両端中央部Ｄに直接固定し ているのでゴム２を引いて離すとゴム２で良く手を打つ、又これ等はゴム２のみ の為に切れ易く不安で有る等、いずれも手の内の技能向上の障害となっていた。

【考案が解決しようとする課題】

この様な従来の欠点を解消する為に棒を握り締める事なく軽く受け止めるのみ で、手から棒が外れる心配もゴムで手を打つ恐れやゴムが切れる不安も無く安心 して引け、初心者には正しい手の内を習得させ悪い癖の付いた手の内の矯正等、 技能の向上に寄与する練習用具とする事。

【考案が解決するための手段】

本考案に係るゴム弓は細いロープ３をゴム管２の中にゴムの伸びる範囲内臓し 、ゴム管２の両端よりロープ３の両端Ｂを出して残し、これを引いても内臓した ロープ３が出ない様にゴム管２の両端を堅く固定Ｃして、ロープ３の両先端Ｂを 棒１の両端Ａにそれぞれ固定。

【作用】

以上の構成により、棒の中央部を親指と人差し指とで出きるＶ字型の部分に安 心して軽く受け止める事が出来るので弓を握り締めて弓の機能を阻害する事も、 技能習得の障害も無く、初心者には易く付いた悪い癖をも矯正する作用を成す。

【実施例】

弓のたわみが元に戻る復元力をゴムに置き替えた本考案は、長さ３ｍ位の細い ロープ３をゴム管２の太さ１０ｍｍ〜１５ｍｍ、長さ７０ｃｍ〜１ｍ位に、これ の伸びる範囲程内臓し、ロープ３の両端Ｂをゴム管２の両端Ｃより長さ２０ｃｍ 〜２５ｃｍ位い出して残し、この両端Ｂを引いても内臓したロープ３が出ない様 にゴム管２の両端を堅く結び固定Ｃ、ゴム管２の両端より出ているロープＢを木 片又はプラスチックで長さ２０ｃｍ位の弓型棒１の両端Ａに弦の役目を成す細い ロープ３を掛け止める位置Ａとして、棒１の両端１ｃｍ位、横巾４分の１位の位 置Ａに溝又は穴を設けてこれにロープ３の両端Ｂをそれぞれ固定Ａする事で弓の 機能を備えた構造となし、棒１の中央部を受け止めるだけでゴム２を引いても手 から外れる心配もなく安心して引け、引いたゴム２を離しても図３及び図４のご とくゴム２を棒１に直接固定Ｄしてなくロープ３を棒１の両端外側にゴム２と離 して固定Ａしているので、ゴムを引いて離してもゴム２で手を打つ恐れもなく練 習出来る、又引く強さや長さの調節もゴム管２やロープ３で行う事が出来る。

【考案の効果】

初心者には易しく正しい手の内を調え角見を働かせる技能を習得する事が可能 で有り、悪い癖の付いた手の内の矯正にも効果が有る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のゴム管に内臓した細いロープの両端を
棒の両端にそれぞれ固定した縦断側面図である。

【図２】図１を引いた時の図である。

【図３】従来の一点固定型側面図である。

【図４】従来の二点固定型側面図である。

【符号の説明】

１．棒。 ２．やや太いゴム管。 ３．細いロープ。 Ａ．棒にロープを固定する部位。 Ｂ．ゴム管より出ているロープ。 Ｃ．ロープとゴム管との固定部。 Ｄ．棒とゴム管との固定部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】細いロープ（３）をゴム管（２）の伸びる
   範囲内臓し、ゴム管（２）の両端よりロープ（３）の両
   端（Ｂ）を出して残し、これを引いても内臓したロープ
   （３）が出ない様にゴム管（２）の両先端部と堅く固定
   （Ｃ）し、これに弓型棒（１）の両端（Ａ）にロープ
   （３）を固定（Ａ）したゴム弓。