JP3075064U - Mgダイカスト用インゴット予熱装置 - Google Patents

Mgダイカスト用インゴット予熱装置

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JP3075064U JP2000005371U JP2000005371U JP3075064U JP 3075064 U JP3075064 U JP 3075064U JP 2000005371 U JP2000005371 U JP 2000005371U JP 2000005371 U JP2000005371 U JP 2000005371U JP 3075064 U JP3075064 U JP 3075064U
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信之 唐澤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本考案はMgインゴットを予熱する装置で、
Mgダイカスト製品の不良品を防ぐ装置である。 【解決手段】 1は予熱ボックスであり、加熱装置5a
により設定された熱風を配管5bを通ってボックス内に
吹き出させて、Mgインゴット2b,2cを昇温し、配
管5c内を循環させる。放射温度計3a,3bを利用し
て,加熱したMgインゴット2cの温度を測定し、設定
温度になった事を自動的に検出してから溶解炉に送り込
む安全装置付きのMgインゴット予熱装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、Mgインゴットを予め昇温してMgダイカストマシンに供給する装 置である。投入前に熱風で適正な温度まで温められたMgインゴットの温度を放 射温度計を利用して、直接Mgインゴットに接触する事なく測定し、安全を確認 の上、Mgダイカストマシンの溶解炉からの供給依頼信号により、自動的にMg インゴットを投入するMgインゴット予熱装置。
【0002】
【従来の技術】
溶解前のMgインゴットは空気中の水分を除く(爆発の危険防止として)為、 Mgダイカストマシンの溶解炉の近くに置いて自然の熱伝導により常温よりも少 し高い温度にしているだけである。従ってMgインゴットを溶解炉入れた場合、 溶解炉内の液体Mgの温度が下がり、ダイカスト製品に重量不足など不良品の発 生の原因になる。Mgインゴットを手動で溶解炉に投入する為、火傷等の危険性 もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
Mgインゴットを予熱ボックス内で電熱ヒーター又はガスヒーターで温める。 温められたMgインゴットはチェーンコンベアーで順番に送られ、出口で放射温 度計で表面温度を測定され、設定温度(100℃〜400℃)に達しているのを 確認して自動的にMgマシンの溶解炉に投入される。温度を測定する事で爆発等 の危険を回避できる。Mgインゴットの温度を上げる事で溶解炉内の液体Mgの 湯温をあまり下げないで生産が継続できる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、Mgインゴットを予熱ボックス内でヒーターを使って温まった空気 により昇温し、目的の温度になるように設計されている予熱装置である。予熱ボ ックスの温度は、設定された温度(100℃〜400℃)に自動的に調節される ようになってる。温められたMgインゴットは、予熱ボックス出口で温度確認の 為、放射温度計で温度を自動的に測定され、設定温度以上に昇温されている事を 確認の上、自動的にMgダイカストマシンの溶解炉に送られる。温度管理をする 事で溶解炉の温度の調節が容易になり、手動による危険が防げるばかりでなく、 Mgダイカスト製品の不良率を低下させる事ができる。Mgインゴット温度測定 機器は、直接インゴットと接触しない為メンテナンスがほとんど必要ない装置で ある。
【0005】
【考案の実施の形態】
本装置は、Mgインゴットをチェーンコンベアーの上に置くだけで自動的に予 熱ボックス内に送られる。本装置下部に設備された加熱装置からの熱風により自 動的にMgインゴットは温められて順番に出口方向に送られる。出口ではMgダ イカストマシンからの溶解炉液面低下の信号により自動的に放射温度計でMgイ ンゴットの温度が測定され、設定温度(100℃〜400℃)になっているのを 確認する。温度がOKであれば自動的に溶解炉に送られる。万一、温度が設定値 以下であった場合は、警報ブザー(ランプ)で作業者に知らせると共にMgイン ゴットは、溶解炉に送られない安全装置が付いている。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。1は予熱ボックスであり、5a の加熱装置(電熱ヒーター又はガスヒーター)により設定された温度(200℃ から500℃)の熱風を5bの配管を通ってボックス内に吹き出させて2b,2 cのMgインゴットを昇温し、5cの配管で循環させるシステムである。Mgイ ンゴット2aは、入口のコンベアー4に乗せられて順序良く予熱ボックス1内に 送られ、熱風により次第に温度が上昇し、Mgインゴット2cの出口付近では設 定温度(100℃〜400℃)に到達する装置である。放射温度計3a,3bに より実際の温度を自動的に測定し、設定温度以上であればMgダイカストマシン の溶解炉7(8はMg溶解液)に投入される。1の予熱ボックスは熱の損失を防 ぐ為、断熱材6で保温されている。
【0007】 装置としてはMgダイカストマシンから送られたMg液面8低下情報により、 送りコンベアー4が稼働してMgインゴットが2cの位置に送られて放射温度計 3aにより温度が測定される。設定温度以上であれば自動的にMgインゴットを 移動させてMg溶解炉7にMgインゴットを供給する。設定温度以下の場合は、 警報ブザー(ランプ)が作動して作業者に知らせる安全機構になっている。
【考案の効果】
上述の様に、本考案のMgインゴット予熱装置は、Mgの爆発等の危険性の防 止だけでなく、Mgダイカスト製品の不良率を減らせる効果が大である。それは Mgマシンの溶解炉の温度の低下を投入Mgインゴットの温度を高くする事で十 分防ぐ画期的な装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のMgインゴット予熱装置の実施例を示
す正面図である。
【図2】本考案のMgインゴット予熱装置の実施例を示
す平面図である。
【図3】本考案のMgインゴット予熱装置の実施例を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 予熱ボックス 2a・2b・2c Mgインゴット 3a・3b 放射温度計 4 送りコンベアー 5a 加熱装置 5b・5c 配管(熱風用) 6 断熱材 7 Mg溶解炉 8 Mg液面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネシウム(以下Mg)ダイカストマ
    シンの付属した溶解炉に原料のMgインゴットを供給す
    る自動機で、熱風であたためる熱風装置と、自動的に送
    るコンベアー装置と、投入前のMgインゴットの温度を
    測定する温度測定装置を組み合わせた事を特徴とするM
    gダイカスト用インゴット予熱装置。
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