JP3074939U - 荷物の結束具及び結束ロープ - Google Patents

荷物の結束具及び結束ロープ

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JP3074939U JP2000005066U JP2000005066U JP3074939U JP 3074939 U JP3074939 U JP 3074939U JP 2000005066 U JP2000005066 U JP 2000005066U JP 2000005066 U JP2000005066 U JP 2000005066U JP 3074939 U JP3074939 U JP 3074939U
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貞行 林
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有限会社ハヤシ商店
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は荷物の結束具1、31と結束ロープ
10に関するもので、簡単に荷物を結束し解放する事を
可能とした結束具1、31及び何回も繰り返し使用でき
る結束ロープ10を提供することにある。 【解決手段】 長方形の平板を2カ所折り曲げ、前部4
に前部穴5を中部3には取付穴7を後部2には後部長穴
9又は後部斜穴32をそれぞれあけ、前部穴5には切り
欠き6を設け、後部長穴9又は後部斜穴32には開口8
とガイド面21、22又は33、34とを設けた結束具
1、31と、ロープ11であって片方の端部を円環12
にし他の端部に結束具1、31を取り付けた結束ロープ
10とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】
従来複数の荷物を結束する場合は、ロープを使用し縛って結束するかあるいは ポリエチレンのテープを使用し金具をかしめて結束する方法を採用していた。 しかし、ロープを使用し縛る方法は手間がかかり作業者の負担が過大であった 。また、ポリエチレンのテープを使用し金具をかしめて結束する方法は、結束を 解放するときに切り捨てるので資源の無駄使いとなると共にゴミ処理の負担も大 きいという問題があった。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した従来技術の欠点をなくすためなされたもので、その目的はロ ープを使用し縛る方法の欠点をなくし、簡単に結束しまた簡単に解放する事を可 能とした結束具を提供することにある。 また、ポリエチレンのテープを使用し金具をかしめて結束する方法の欠点をな くし、何回も繰り返し使用できる結束ロープを提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
長方形の平板を2カ所折り曲げ、前部に前部穴、中部に取付穴、後部に後部長 穴又は後部斜穴をそれぞれあける。さらに、前部穴には切り欠きを設け、後部長 穴には開口と側面に対し傾斜したガイド面21、22を、後部斜穴には開口とガ イド面33、34を設ける。そして、中部の取付穴は前部穴と後部長穴又は後部 斜穴の中心を結んだ直線と中心位置をずらした位置にあけた結束具とする。 また、ロープであって片方の端部を円環にし他の端部に前記結束具を取り付け た結束ロープとする。
【0004】
【考案の実施の形態】
以下本考案を図1に示す第1実施例に基づいて説明する。本実施例にかかる結 束具1は長方形の板の2カ所を折り曲げてできた部材であって、幅Aは25mm 、全長Bは120mm、板厚Dは5mm、折り曲げ段差Cは10mmとした。 折り曲げてできた各部をそれぞれ前部4、中部3、後部2とし、前部4に前部 穴5を、中部3には取付穴7を、後部2には後部長穴9をそれぞれあける。この とき前部穴5の中心と後部長穴9の長手方向の中心線がほぼ1直線上に位置する ようにする。 本実施例では前部穴5の直径は8mmとし、後部長穴9の直径は8mmで長さ 寸法は10mmの長穴とした。前部穴5の中心と後部長穴9の長手方向の中心線 は必ずしも1直線上におく必要はないが、1直線上におくと幅Aは小さくできる から有利である。 前部穴5には切り欠き6を設け、後部長穴9には開口8と側面1aに対する傾 斜角Fを45度としたガイド面21と、側面1aに対する傾斜角Hを45度とし たガイド面22とを設けた、それぞれロープの中間部を通し前部穴5や後部長穴 9にロープの中間部を案内するためである。 さらに、中部3に直径8mmの取付穴7を前部穴5及び後部長穴9の中心線と E寸法として7mmの位置をずらしてあけてある。ロープ同士の重なり合いを防 止するためである。 また、本実施例では6mmの太さのロープ11を使用し、一方の端部を円環1 2とし他方の端部を結束具1の取付穴7に通し結び目14を作りロープから結束 具1が抜けないようにした結束ロープ10としてある。
【0005】 本考案の第1実施例は上記のように構成されており、以下その作用について 説明する。荷物を結束するときは、ロープ11で荷物を一巻きし結束具1を結束 ロープ10の円環12を通し、折り返して円環12から遠ざかる方向に引っ張る 。 次いで切り欠き6より前面1d側のロープが結束具1の下面1c側で中部3側 のロープが上面1b側になるようにして、ロープ11の中間部を切り欠き6を通 して前部穴5に案内する。 その後、荷物面19に対し前部4を少し浮かすようにして、結束具1をロープ 11の円環12から遠ざかる方向であるG方向に引っ張る。このときはロープ1 1の屈曲15、16はゆるみぎみとなるため、滑り抵抗は小さくロープ11を引 き締めることは容易である。 ロープ11の張り具合が適当になったときに、結束具1の前部4を荷物面19 に近づけ、後部2を荷物面19から離れるように回転させ、ガイド面22より中 部3側のロープが上面1b側にあって、ガイド面21より後面1e側のロープが 結束具1の下面1c側にあるようにして、ロープ11の中間部をガイド面21、 22に沿って滑らせるようにして後部長穴9の中に案内する。このときガイド面 21、22が側面1aに対し傾斜しているため、ロープ11が緊張していても容 易にロープ11の中間部を後部長穴9に案内することができる。 以上のようにして結束すると、ロープ11は結束具1の前部穴5で屈曲15、 16を持ち、さらに後部長穴9でも屈曲17、18を持つことになり、かつロー プ11に引っ張りの力がかかっているので、それぞれにおける滑り抵抗が大きく なりロープはゆるむことはない。 一方、弛める場合は結束具1の後部2を荷物面19から浮かす方向に回転させ ロープ11の中間部を後部長穴9から外せば容易に解放することができる。
【0006】 続いて図2に示す第2実施例の荷物の結束具31について説明する。本実施例 では実施例1の後部長穴9の代わりに上面1bに対し傾斜角Mを45度とした直 径8mmの後部斜穴32とし、さらに、ガイド面21の代わりに上面1bに対し 傾斜角Nを45度としたガイド面33、ガイド面22の代わりに上面1bに対し 傾斜角Pを45度としたガイド面34とした。 このようにすると、後部斜穴32の傾斜とガイド面33とガイド面34の傾斜 が、ロープの屈曲17と屈曲18との間のロープ11の傾斜と同じ方向に一致す るため、ロープ11が緊張した状況におけるロープ11の中間部を後部斜穴32 に案内する作業が実施例1よりさらに楽になり、解放時の作業も実施例1より楽 である。 なを傾斜角M、N、Pは45度でなくとも30〜60度の範囲で適宜選定する ことが望ましく、各傾斜角M、N、Pは同じ角度である必要はない。
【0007】 上記実施例ではロープ11の太さは6mmのものを使用したが、この太さに限 定するものではなくいくらでもかまわない。また、材質も特に限定しない。さら に、円環12にはロープ自身を円環にする場合とリング状、フック状、S字状な どの部品を取り付け、ロープを引っかける機能をもたせた場合の両方を含むもの とする。 締結具1、31のサイズはロープ11の太さなどに合わせ、幅Aは20〜40 mm、全長Bは80〜160mm、板厚Dは3〜10mm、折り曲げ段差Cは8 〜16mmの範囲で適宜選択することが好ましい。材質としては鉄やアルミニュ ームなどの金属材でもポリプロピレンやナイロンなどのプラスチックでもかまわ ない。 上記第1実施例では前部穴5と取付穴7の直径を8mmとし、後部長穴9の直 径を8mmとし長さ寸法を10mmとしたが、これは6mmの太さのロープを使 用したからで、それぞれの場合に合わせ実際に使用するロープの太さより少し大 きめの直径を持つ穴とし、使用するロープの太さより少し大きめの直径とロープ の太さの約1.5倍の長さ寸法を持つ長穴とすることが好ましい。ここにおいて 、長穴には同様の寸法を持つ楕円も含まれるものとする。楕円にしても同様の効 果は得られるからである。 上記実施例ではガイド面21の傾斜角Fとガイド面23の傾斜角Hとを45度 としたが、特にこの角度にこだわるものではなく、傾斜角Fと傾斜角Hは15〜 60度の範囲で適宜選択することが好ましい。 さらに上記実施例では中部3に取付穴7を前部穴5と後部長穴10の中心線と E寸法として7mmの位置をずらしてあけてあるが、これらの寸法も実際に使用 するロープのサイズに合わせる。具体的にはE寸法を実際に使用するロープの直 径より少し大きめにすることが好ましい。 また、前部穴5と後部長穴9とを1直線上に配置しない場合は、前部穴5と後 部長穴9の中部3側の半円の中心を結んだ線と取付穴7の中心の位置ずれを使用 するロープの直径より少し大きくする。ロープ同士の重なり合いを防止するため である。
【0008】
【考案の効果】
本考案は上記のように、長方形の平板を2カ所折り曲げ、前部に前部穴を中部 に取付穴を後部に後部長穴又は後部斜穴をそれぞれあけ、前部穴には切り欠きを 設け、後部長穴又は後部斜穴には開口とガイド面とを設けた荷物の結束具を提供 することにより、簡単に荷物を結束しかつ簡単に解放することを可能とした、と いう効果がある。 また、1方の端部を円環にし他の端部に結束具を取り付けたことを特徴とする 結束ロープを提供することにより、何回も繰り返し使用できる結束ロープを提供 することを可能にしたという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る結束具の全体斜視図である。
【図2】第2実施例に係る結束具の全体斜視図である。
【図3】図2のJ−J断面図である。
【図4】図2のK−K断面図である。
【図5】図2のL−L断面図である。
【図6】結束ロープの使用状態を示す斜視図である。
【図7】結束状態における結束ロープの結束具付近の一
部の側面図である。
【図8】結束具の前部穴にロープの中間部を通しG方向
に引っ張る状況を示す、結束具付近の一部の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ・・・ 結束具 1a・・・ 側面 1b・・・ 上面 1c・・・ 下面 1d・・・ 前面 1e・・・ 後面 2 ・・・ 後部 3 ・・・ 中部 4 ・・・ 前部 5 ・・・ 前部穴 6 ・・・ 切り欠き 7 ・・・ 取付穴 8 ・・・ 開口 9 ・・・ 後部長穴 10 ・・・ 結束ロープ 11 ・・・ ロープ 12 ・・・ 円環 14 ・・・ 結び目 15 ・・・ 屈曲 16 ・・・ 屈曲 17 ・・・ 屈曲 18 ・・・ 屈曲 19 ・・・ 荷物面 21 ・・・ ガイド面 22 ・・・ ガイド面 31 ・・・ 結束具 32 ・・・ 後部斜穴 33 ・・・ ガイド面 34 ・・・ ガイド面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の平板を2カ所折り曲げ、各部分
    を前部、中部、後部とそれぞれ名付け、該前部に前部穴
    を、該中部に取付穴を、該後部に後部長穴をあけてなる
    荷物の結束具において、 該前部穴には切り欠きを設け、該後部長穴には開口と側
    面に対し傾斜するガイド面21とガイド面22とを設
    け、さらに、該前部穴と該後部長穴の中心を結んだ線と
    中心位置をずらした位置に該取付穴をあけたことを特徴
    とする荷物の結束具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した荷物の結束具であっ
    て、後部長穴の代わりに上面に対し斜めにあけた後部斜
    穴とし、さらに、ガイド面21とガイド面22の代わり
    に、上面に対し後部斜穴と同じ方向にそれぞれ傾斜した
    ガイド面33とガイド面34としたことを特徴とする荷
    物の結束具。
  3. 【請求項3】 荷物を結束するロープであって、片方の
    端部を円環にし他の端部に請求項1又は請求項2に記載
    した荷物の結束具のうちいずれか一方を取り付けたこと
    を特徴とする結束ロープ。
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