JP3074938U - 荷重試験装置 - Google Patents

荷重試験装置

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幸弘 永田
孝 中村
良則 田端
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KIKUKAWA IRON WORKS, INC.
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KIKUKAWA IRON WORKS, INC.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重負荷方式も簡単で、効率が良く且つコス
ト的にも比較的安価な荷重試験装置を提供する。 【解決手段】 骨格を構成するフレーム1と、該フレー
ム1の両側に設置される板材搬送機構2と、前記フレー
ム1の前後にそれぞれ設置される第一荷重測定装置3
と、第二荷重測定装置4と、を備えた重試験装置とす
る。この場合、第一荷重測定装置3又は第二荷重測定装
置4は、板材に接触するローラ22と、該ローラから荷
重を受けるロードセル23と、変位量を設定する変位量
固定手段であるジャッキ25と、で構成するが、前記ロ
ーラ22とロードセル23は変位量設定時LMガイド2
6によりスライドするようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、荷重試験装置、特に、板材(ベニヤ板等の幅広板材を含む)に荷 重をかけてその曲げ強度を測定する荷重試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベニヤ板等の板材は、薄く切った板材の木目方向を直角方向に重ね、層状にし た板材であるが、原料として用いる木材によってその曲げ強度が異なる。従って 、建材として使用される板材の強度にはバラツキがある。構造用として使用され る板材には一定値以上の強度が要求される。そこで、板材の曲げ強度試験機にお いて、板材を一定量(Δd)曲げ(変位させ)て、この一定の変位量に対してど れだけの荷重(反力)が生じるかを実測して、板材のヤング係数(Kgf/cm 2 )を算出し、板材のランク付けがなされる。 このヤング係数を測定する荷重試験装置では、実測する板材の断面寸法に種々 のものがあり、板材の変位量や荷重時の幅も、ある程度変更する必要がある。
【0003】 従来から使用されている荷重試験装置の例の概要を図10及び図11に示す。 図10に示す試験装置では、搬送テーブル(図示省略)の上下に配置した搬送ロ ール31,32,・・・の間に板材Wを通し、これら搬送ロール31,32,・ ・の間に配置したロードセル等の荷重測定装置33で上方向にかかる荷重値を測 定すると共に、もう一つの荷重測定装置34で下方向にかかる荷重値を測定し、 その平均値をとる方式のものがある。或いは、図11に示す試験装置では、搬送 テーブル(図示省略)の上下に配置した搬送ロール41,42,・・・の間に板 材Wを通し、これら搬送ロール41,42,・・の間に配置したロードセル等の 荷重測定装置43で上方向にかかる荷重値(初期荷重値)を測定すると共に、も う一つの荷重測定装置44で同じく上方向にかかる荷重値(最終荷重値)を測定 し、その差をとるという方式のものが知られている。
【0004】 板材に対する荷重試験では、上記するように、荷重による変位量(Δd)を設 定し、そのとき生じる荷重反力を測定して、その板材のヤング係数を算出する。 この場合、ヤング係数Eは、
【数1】 である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来使用されている荷重試験装置は、多数の搬送ローラを使用したり、駆動機 構の構造がが複雑となり、測定機器が高価である、という問題があった。また、 連続的に多数の板材の強度を測定しランク付けするには時間がかかる、という問 題があった。この考案は、このような問題に対処するためになされたものであり 、荷重負荷方式も簡単で、効率が良く且つコスト的にも比較的安価な荷重試験装 置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案は、上記する課題を解決するために、請求項1に記載の荷重試 験装置は、骨格を構成するフレームと、該フレームの搬送方向両側に設置される 板材搬送機構と、前記フレームの前後にそれぞれ設置される第一荷重測定装置と 、第二荷重測定装置と、を備えて成ることを特徴としている。
【0007】 また、請求項2に記載の荷重試験装置の第一荷重測定装置又は第二荷重測定装 置は、板材に接触するローラと、該ローラから荷重を受けるロードセルと、変位 量を設定する変位量固定手段と、より成ることを特徴としている。
【0008】 また、請求項3に記載の荷重試験装置の第一荷重測定装置又は第二荷重測定装 置の変位量固定手段は、ジャッキであることを特徴としている。
【0009】 更に、また、請求項5に記載の荷重試験装置の板材搬送機構は、ベルト搬送機 構であることを特徴としている。
【0010】 更に、また、請求項6に記載の荷重試験装置の板材搬送機構は、テノーナであ ることを特徴としている。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の具体的一実施の形態について図面を参照しながら説明する。 図1は、この考案の荷重試験装置の正面図であり、図2は、この考案の荷重試 験装置の平面図であり、図3は、図1のP矢視側面である。この荷重試験装置は 、台座フレーム1aと二つの門型フレーム1b,1cとこれら二つの門型フレー ム1b,1cを両側で連結している横梁1d,1dとで骨格を構成するフレーム 1と、該フレーム1の両側に設置される板材搬送機構2,2と、前記フレーム1 の前後に設けられた前記二つの門型フレーム1b,1cにそれぞれ設置される第 一荷重測定装置3と、第二荷重測定装置4と、で構成されている。
【0012】 前記搬送機構2,2は、実施例では、チェーンによる搬送機構が用いられる。 該搬送機構2,2は、台座フレーム1aの上の送材方向両側に設置されたブラケ ット5,5の前後の端部に設置されたスプロケット6a,6b、6c,6dに巻 装されたチェーン7,7と、一方の端部に前記スプロケット6b,6dに取り付 けたシャフト9と、該シャフト9を駆動する駆動装置8と、で構成される。前記 駆動装置8は、シャフトに装着したスプロケット10と、前記台座フレーム1a の中央部上に設置したモータ13と、該モータ13に装着したスプロケット11 と、これらのスプロケット10,11に巻装したチェーン12と、で構成されて いる。尚、この駆動装置8は、他の駆動装置、例えばギヤ或いはベルトを用いた 駆動装置やテノーナに代えても良い。
【0013】 前記搬送機構2,2は、その幅X(つまり荷重測定時の板材の支点間距離)を 変更することができる。即ち、この搬送機構2,2は、ブラケット5,5に適当 な間隔をおいて逆ねじを刻設した二本のシャフト14,15を架設すると共に、 これらのシャフト14,15の片側にはスプロケット16,17を設けてチェー ン18が巻装してある。そして一方のシャフト16には、該シャフト16を回す ためのハンドル19が取り付けてある。こうして、ハンドル19を回すと、搬送 機構2,2の幅Xを変更することができる。
【0014】 また、前記各門型フレーム1b,1cには、ブラケット1e,1fが取り付け られ、これらのブラケット1f,1gの先端部には、送材されて来る板材Wの端 部を検出するための検出センサ20,21が装着されている。これらの板材検出 センサ20,21は、後述するように、第一荷重測定装置3と第二荷重測定装置 4で板材Wから生じる反力を測定する際、測定装置を作動させるためのセンサで ある。
【0015】 図4は、前記門型フレーム1b,1cに設置した第一荷重測定装置3の側面図 であり、図5は、正面図である。該第一荷重測定装置3は、板材に直接接触する ローラ22と、該ローラ22から直接荷重(反力)を受けるロードセル23と、 該ロードセル23と連結具24を介して連結されるジャッキ25と、LMガイド 26と、で構成されている。この場合、前記ロードセル23はブラケット27に 固定され、前記ジャッキ25は、ブラケット28に固定されているが、前記ブラ ケット27は、LMガイド26のガイド26aに固定され、ブラケット28は、 LMガイド26のレール26bを固定したブラケット29に固定される。こうし て、前記ローラ22やロードセル23等は、ジャッキ25による板材の変位量設 定時スライドさせるようにしてある。また、前記ジャッキ25は変位量固定手段 であるから、他の変位量固定手段、例えば雄ねじと雌ねじを組み合わせたものや 油圧等を用いて固定するものであっても良い。尚、第二荷重測定装置4も構成は 同一であるから説明は省略するが、この第二荷重測定装置4も他の変位量固定手 段を用いても良い。
【0016】 上記するように、前記ジャッキ25は、板材Wの表面とローラ22との間の変 位量Δdを所定の値に設定するためのものである。そして、板材Wが搬送機構2 ,2により送材される際、この設定した変位量Δdにより生じる反力は、前記ロ ードセル23によって測定される。この場合、送材方向手前にある第一荷重測定 装置3と、後方にある第二荷重測定装置4とでは、変位量を変えて測定する。即 ち、図6に示すように、第一荷重測定装置3での変位量は、Δd1 とし、第二荷 重測定装置4の変位量は、Δd2 として、それぞれ第一荷重測定装置3で生じる 反力F1 と、第二荷重測定装置4で生じる反力F2 とを測定する。
【0017】 図7〜図9は、この考案の荷重測定装置により同じ板材Wを用いて,搬送速度 を変え、前記第一荷重測定装置3と第二荷重測定装置4で測定した反力の測定結 果を示す図である。この場合、測定値使用範囲は、中央部分の安定した範囲とす る。なお、細い線は、図6において、第一荷重測定装置3での変位量を5mmと して測定した反力F1 であり、太い線は、第二荷重測定装置4での変位量を10 mmとして測定した反力F2 である。また、ポイント数は、一枚の板材を測定し た回数を示す。この場合、1秒間に20回測定しているので送り速度が早くなる と、測定回数は少なくなる。例えば、図7において、送り速度は30m/min であるから、板の長さが1.84mであれば、荷重測定装置(3、4)を通過す るのに3.68秒かかり、約74回測定することになる。そこで、誤差を考慮し て、20〜60回測定した範囲の数値を用いる。これらの試験結果からも判るよ うに、搬送速度を変更しても測定結果はほぼ同一の測定値となっており、測定結 果が正確であることが判る。
【0018】
【考案の効果】
以上、詳述したように、この考案の荷重測定装置によれば、多数の板材を効率 よく荷重試験を行い、正確に仕分けしてランク付けすることができる。また、こ の考案の荷重測定装置は、比較的安価であり且つ種々の板材の強度を正確に測定 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の荷重試験装置の正面図である。
【図2】この考案の荷重試験装置の平面図である。
【図3】図1のP矢視側面図である。
【図4】この考案の荷重試験装置を構成する荷重測定装
置の側面図である。
【図5】この考案の荷重試験装置を構成する荷重測定装
置の正面図である。
【図6】この考案の荷重試験装置の各荷重測定装置で設
定する変位量を示す図である。
【図7】この考案の荷重試験装置で送材速度を「30m
/分」としたときの各荷重測定装置で測定した測定値を
示す図である。
【図8】この考案の荷重試験装置で送材速度を「60m
/分」としたときの各荷重測定装置で測定した測定値を
示す図である。
【図9】この考案の荷重試験装置で送材速度を「80m
/分」としたときの各荷重測定装置で測定した測定値を
示す図である。
【図10】従来の荷重試験装置の概要を示す図である。
【図11】従来の荷重試験装置の概要を示す図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 板材搬送機構 3 第一荷重測定装置 4 第二荷重測定装置 5 ブラケット 7 チェーン 8 駆動装置 9 シャフト 13 モータ 14,15 シャフト 16,17 スプロケット 18 チェーン 19 ハンドル 20 板材端部検出センサ 22 ローラ 23 ロードセル 25 ジャッキ 26 LMガイド

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨格を構成するフレームと、該フレーム
    の搬送方向両側に設置される板材搬送機構と、前記フレ
    ームの前後にそれぞれ設置される第一荷重測定装置と、
    第二荷重測定装置と、を備えて成る荷重試験装置。
  2. 【請求項2】 第一荷重測定装置又は第二荷重測定装置
    は、板材に接触するローラと、該ローラから荷重を受け
    るロードセルと、変位量を設定する変位量固定手段と、
    より成ることを特徴とする請求項1に記載の荷重試験装
    置。
  3. 【請求項3】 第一荷重測定装置又は第二荷重測定装置
    の変位量固定手段は、ジャッキであることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の荷重試験装置。
  4. 【請求項4】 板材搬送機構は、ベルト搬送機構である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に
    記載の荷重試験装置。
  5. 【請求項5】 板材搬送機構は、テノーナであることを
    特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求
    項4に記載の荷重試験装置。
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