JP3074789U - イヤホン付きラジオとペンの組み合わせ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】小さく携帯に便利なイヤホン付きラジオとペン
の組み合わせを提供する。 【解決手段】主に上、下外殻３，７の二部分に分かれ、
下外殻７内部には筆記用の芯１を設置し、上外殻３には
回路板１１を内設し、該回路板１１上にはそれぞれリセ
ットボタン９とチャンネルボタン１０、及びチューナー
９０、イヤホン挿しこみ座１２、プラス極バネ５０１、
スイッチ８等を設けて、ラジオのチャンネルを選択した
りスイッチのON／OFF切り換えを行うようにし、またイ
ヤホン１５においてはそのプラグ１４を該イヤホン挿し
込み座１２に挿し込み、電池５はプラス極をプラス極バ
ネ５０１に、マイナス極を上下外殻３，７を連結させる
リング４に接触させて回路を相通させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はイヤホン付きラジオとペンの組み合わせに係り、ペンの外殻下方より 筆記用の芯、電池、回路、スイッチ、チャンネルボタン、イヤホン等を設け、筆 記の機能に加えてイヤホンで聞くラジオの機能を備えたものである。

【０００２】

【従来の技術】

持ち運びに便利な携帯用小型ラジオ等がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし従来のものではその体積がまだ大きく場所を取ってしまう。また現代社 会では日常携帯する品も非常に多い。そこでより小さく携帯に便利な本考案のイ ヤホン付きラジオとペンの組み合わせを提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

主に上、下外殻の二部分に分かれ、下外殻内部には筆記用の芯を設置し、上外 殻には回路板を内設する。該回路板上にはそれぞれリセットボタンとチャンネル ボタン、及びチューナー、イヤホン挿しこみ座、プラス極バネ、スイッチ等を設 けて、ラジオのチャンネルを選択したりスイッチのON／OFF切り換えを行うよう にする。 またイヤホンにおいてはそのプラグを該イヤホン挿し込み座に挿し込み、電池 はプラス極をプラス極バネに、マイナス極を上下外殻を連結させるリングに接触 させて回路を相通させることで、イヤホンによってラジオが聞けるようにする。

【０００５】

【考案実施の形態】

図１、図２が示すように、主に筆記用の芯１が内設される下外殻３と、該下外 殻３上方には中空の上外殻７があり、該上外殻７の上方はイヤホン挿し込み口１ ３１を有する蓋１３が固設(螺設)され、外上殻体７の周辺表面の適当な部位には それぞれ溝７３と少なくとも一つ以上の孔７４、７５が設けられている。更に該 上下外殻体３、７を相互に接続する為のリング４が、該下外殻体３と上外殻体７ の中間に設置されており、少なくとも一つ以上の電池５が該リング４の上表面に 設置され、回路板１１に電源を提供している。

【０００６】 受信機能を提供する回路板１１は上外殻７の内部に固設され、該回路板１１の 適当な部位にはそれぞれ音の大小をコントロールするスイッチ８、チャンネルを 調節して選択するリセットボタン９、チャンネルボタン１０、及びイヤホン挿し こみ座１２が設けられている。その内スイッチ８は溝７３に対応した形状を呈し ており、リセットボタン９とチャンネルボタン１０はそれぞれ対応した孔７４， ７５より突き出ている。 イヤホン１５においては、プラグ１４をイヤホン挿し込み孔１３１中に挿し込 むことにより、プラグ１４はイヤホン挿しこみ座１２に挿し込まれて両者が相通 する。

【０００７】 リング４においては上下凸縁上にはそれぞれ上螺旋４１、下螺旋４２が設けら れており、該下螺旋４２は下外殻３の上方のネジ孔３１中、上螺旋４１は上外殻 ７の下ネジ孔７２中にそれぞれ螺設される。 また回路板１１の下方にはプラス極バネ５０１があり、該プラス極バネ５０１ は電池５のプラス極と接触し、該電池５のマイナス極はリング４と接触して回路 が相通する。

【０００８】 スイッチ８においては円弧状のチップであり、溝７３の孔内縁に摺動可能なよ うに設置されている。該スイッチ８の外表面には凸部８１が該溝７３より外側へ 突出して設置され、該スイッチ８の円弧形の内面には凸柱８２が設置され、該凸 柱８２は回路板１１の音量の大小を制御する電子パーツ１１１の接触端１１０上 に嵌設されている。よって使用する者は凸部８１を上下に動かすことで、凸柱８ ２で接触端１１０の位置を移動させることができ、音量の大小調節、及び電源の ON／OFFの切り換えの目的を達成している。上外殻７に設けられたクリップ６で 服のポケットなどに挟める。 電池５は水銀電池やアルカリ電池などのものであり、また回路板１１は接着剤 などで上外殻７の内壁面に固定され、回路板１１を上外殻７に堅く固定する。

【０００９】 本考案を使用する際は、図３が示すように、使用する者がスイッチ８の凸部８ １を動かすだけで、凸柱８２が電子パーツ１１１を伴なって移動し、該電子パー ツ１１１中の接触端１１０によって回路が相通する。凸部８１が溝７３の下端に 位置した時、電源はOFFの状態であり、即ち該凸部８１を溝７３の下端より上方 へ移動させると、電源はONの状態になる。該凸部８１を上へ移動させるほど音量 も大きくなり、反対に下へ移動させるほど音量は小さくなる。

【００１０】 図４が示すように、リセットボタン９とチャンネルボタン１０はチューナー９ ０中に設置されており、該リセットボタン９は押されるとラジオのチャンネルが ゼロの状態にもどり、チャンネルボタン１０を押すと再びチューニングを開始し 、所望の番組を選んで聞くことができる。

【００１１】 イヤホン１５を使用する際はプラグ１４をイヤホン挿し込み孔１３１中に挿し こむと、プラグ１４とイヤホン挿しこみ座１２が接触し、使用する者にイヤホン １５によって音を提供する目的を達成している。また使用者は該イヤホン１５で ラジオを聞きながら芯１で筆記をすることができ、筆記の必要がない時でも、上 外殻７に設けられたクリップ６で服のポケットなどに挟むことで携帯用のラジオ となり、同様にラジオ放送が楽しめる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案によると、携帯の際軽いだけでなく、ラジオを携帯する煩雑さを無くし て日常携帯しているペンによってラジオが聞けるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体図である。

【図２】本考案の立体分解図である。

【図３】本考案の局部断面図１である。

【図４】本考案の局部断面図２である。

【符号の説明】

１ 芯 ３ 下外殻 ３１ ネジ孔 ４ リング ５ 電池 ６ クリップ ７ 上外殻 ８ スイッチ ９ リセットボタン １０ チャンネルボタン １１ 回路板 １２ イヤホン挿しこみ座 １３ 蓋 １４ プラグ １５ イヤホン ４１ 上螺旋 ４２ 下螺旋 ７２ 下ネジ孔 ７３ 溝 ７４、７５ 孔 ８１ 凸部 ８２ 凸柱 ９０ チューナー １１０ 触動端 １１１ 電子パーツ １３１ イヤホン挿しこみ孔 ５０１ プラス極バネ

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】下外殻、上外殻、リング、回路板、電池、
   イヤホンより構成されるイヤホン付きラジオとペンの構
   造において、 芯が内設されている下外殻と、 上方にはイヤホン挿しこみ孔を有する蓋が固設或いは螺
   設され、周辺表面の適当な位置には溝と一つ以上の孔が
   ある上外殻と、 上下外殻を相互に連結させるリングと、 上外殻内部に設置され、適当な位置には音量の大小をコ
   ントロールする、溝に対応したスイッチと、 チューニングとチャンネルリセット用であり、それぞれ
   別に孔より突起したリセットボタン及びチャンネルボタ
   ンと、イヤホン挿しこみ座と、 を有する回路板と、 上下外殻を連結するリングの上表面に設置され、該回路
   板に電源を提供する電池と、 プラグを有し、該プラグをイヤホン挿しこみ孔に挿し込
   むと該プラグがイヤホン挿しこみ座と接触して回路と相
   通するイヤホンと、 を具有することを特徴とするイヤホン付きラジオとペン
   の組み合わせ。
2. 【請求項２】前述のリングには上下凸縁があり、該上下
   凸縁にはそれぞれ上下螺旋が設けられ、上螺旋は上外殻
   中の下ネジ孔中に、下螺旋は下外殻上方個所のネジ孔中
   に螺設されることを特徴とする請求項１記載のイヤホン
   付きラジオとペンの組み合わせ。
3. 【請求項３】前述の回路板は、その下方にプラス極バネ
   が設けられ、該プラス極バネは電池のプラス極と接触し
   て電流を相通させ、電池のマイナス極は前述のリングと
   接触して電流が相通することを特徴とする請求項１記載
   のイヤホン付きラジオとペンの組み合わせ。
4. 【請求項４】前述のスイッチは円弧形のチップ状を呈
   し、前述の溝内で摺動できるように設置されおり、外側
   には突起した凸部があり、該円弧形の内部の凸柱は回路
   板の接触端上に嵌設され、該凸部を上下に移動させるこ
   とで音量の大小の調節、電源のON／OFFを行うことを特
   徴とする請求項１記載のイヤホン付きラジオとペンの組
   み合わせ。
5. 【請求項５】前述の上外殻にはクリップを設置して服の
   ポケットなどに固定することを特徴とする請求項１記載
   のイヤホン付きラジオとペンの組み合わせ。