JP3074236U

JP3074236U - 吸引式歯清浄具

Info

Publication number: JP3074236U
Application number: JP2000004302U
Authority: JP
Inventors: 勘太中村
Original assignee: 勘太中村
Priority date: 2000-06-21
Filing date: 2000-06-21
Publication date: 2000-12-26
Anticipated expiration: 2006-06-21

Abstract

(57)【要約】【課題】家庭用真空掃除機を利用して歯の間などに挟
まったり詰まったりした異物を簡易に除去できる吸引式
歯清浄具を提供すること。【解決手段】先端部1ａを斜めにカットした柔軟な吸
引管１を、可撓性接続管２を介して、真空掃除機の吸込
み口又は前記吸込み口に取り付けた吸込み管ｐに接続す
るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、家庭用の真空掃除機を利用して、歯に付着した異物を効果的に吸引除去することにより、歯周病などの予防をすることができる吸引式歯清浄具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、歯に付着した異物を吸引除去するものとして、登録第2590097号実用新案（歯科用吸塵器）や、登録第2590480号実用新案(歯科医療用集塵装置)などがあるが、これらは主として、歯科医療用に用いるもので、歯科治療に際して口腔内に発生した汚染空気や異物を吸引除去するのに使用するもので、一般家庭で使用できるものではない。

【０００３】一般に、食事の際に歯の間には食したものの小片が挟まったり付着することが多く、これらは歯磨きや爪楊枝などでは完全に除去できない場合が多々あり、これを放置しておくと、虫歯の原因となったり歯周病を招来するおそれがある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記のような事情に鑑み、家庭用真空掃除機を利用して歯の間などに挟まったり詰まったりした異物を簡易に除去できる吸引式歯清浄具を提供することを、その課題とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決することを目的としてなされた本考案吸引式歯清浄具の構成は、先端部を斜めにカットした柔軟な吸引管を、可撓性接続管を介して、真空掃除機の吸込み口又は前記吸込み口に取り付けた吸込み管に接続するようにしたことを特徴とするものである。

【０００６】即ち、本考案吸引式歯清浄具は、これを家庭用真空掃除機、好ましくは小型の真空掃除機に取り付けて先端部を斜めにカットした柔軟な吸引管を口腔内に挿入し、異物が挟まったり詰まったりした歯の間にあてがい、掃除機を駆動すれば、その吸引力が吸引管に及んで、前記異物を除去できるようにしたものである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

次ぎに、本考案の実施の形態例を図により説明する。図1は本考案の一例の斜視図である。

【０００８】図において、1は先端部1aを斜めにカットした柔軟な吸引管、２は、一端部を家庭用の小型真空掃除機Ｖの吸込み管ｐに接続し、他端部に前記吸引管１を接続した可撓性の接続管で、以上により本考案の吸引式歯清浄具の一例が構成される。なお、吸引管１は柔軟な合成樹脂製とし、先端側を狭窄して先端部1ａが所望の歯や歯の間にあてがい易いように形成し、また、接続管２は可撓性で先端側をテーパ状に形成するとともに、吸引管１を接続した際に気密性を保持できるようにすることが望ましい。図の掃除機Ｖにおいて、11はこの掃除機Ｖのボディー内に配置されたダスト袋、12は吸引ファン、13はモータ、14は排気スリットである。

【０００９】本考案では、接続管２を長く形成して、この管２の後端部を、掃除機Ｖ本体の吸込み口３に直接接続する形態としてもよい。また、各管１，２，Ｐの接続部位には、互の当接面に凸部と凹部を形成して、前記凹凸部の噛み合いにより、互いの接合が外れ難いようにすることもある。図の掃除機Ｖにおいて、11はこの掃除機Ｖのボディー内に配置されたダスト袋、12は吸引ファン、13はモータ、14は排気スリットである。

【００１０】上記のように構成された吸引式歯清浄具は、その使用に際しては、吸引管１を口腔内に入れてその先端部1aを、異物を除去すべき歯の間などにあてがい、掃除機Ｖを駆動すれば、該掃除機Ｖのファン12が回転して生じる吸引力により、吸引管１の先端部にも吸引力が及び、歯や歯の間に挟まったり詰まったりした異物は吸引されて歯から離脱し、掃除機Ｖのダスト袋11内に吸い込まれ、歯は清浄にされるのである。なお、歯の清浄に際して、吸引管１の先端部は1aは斜めにカットされているので、吸引管１を適宜操作することにより、歯の表裏いずれの側も容易に清浄できる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は上述のとおりであって、真空掃除機の吸込み口又は前記吸込み口に取り付けた吸込み管に、先端部を斜めにカットした柔軟な吸引管を、可撓性接続管を介し又は介さないで接続するようにしたから、家庭用真空掃除機を利用することにより、簡単な構成で、効果的に歯や歯の間に挟まったり詰まったりしたい異物を除去できるので、虫歯予防や歯周病などを予防するために家庭で使用する歯の清浄具として好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一例の斜視図である。

【符号の説明】

１吸引管 1a 吸引管の先端部２可撓性の接続管ｐ家庭用掃除機の吸込み管

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】先端部を斜めにカットした柔軟な吸引管
を、可撓性接続管を介して、真空掃除機の吸込み口又は
前記吸込み口に取り付けた吸込み管に接続するようにし
たことを特徴とする吸引式歯清浄具。