JP3074206U - 踏み返し吸収底を有するソックス - Google Patents
踏み返し吸収底を有するソックスInfo
- Publication number
- JP3074206U JP3074206U JP2000000713U JP2000000713U JP3074206U JP 3074206 U JP3074206 U JP 3074206U JP 2000000713 U JP2000000713 U JP 2000000713U JP 2000000713 U JP2000000713 U JP 2000000713U JP 3074206 U JP3074206 U JP 3074206U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stretchable
- elastic
- outsole
- absorption
- sewn
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 歩行時の足の返りによるソックス底部の変化
を局部的に吸収し、爪先の圧迫感や、ズレ落ちを無くす
る。 【解決手段】 伸縮性を有する素材で足の裏の表面と略
同形、サイズに形成した伸縮性本底1と、伸縮性本底1
の踏み返し部より後半部の表面と同形、サイズに非伸縮
性の素材で形成した非伸縮性内底2を踏み返し部より後
半位置に重ね合わせて縫合し、踏み返し吸収底3を形成
する。踏み返し吸収底3に甲被4を被甲する。また、吸
収底3を、非伸縮性内底2を内側にして2枚重ね合わせ
て縫合し、非伸縮性内底2の重接内にインソール8を挿
入する。
を局部的に吸収し、爪先の圧迫感や、ズレ落ちを無くす
る。 【解決手段】 伸縮性を有する素材で足の裏の表面と略
同形、サイズに形成した伸縮性本底1と、伸縮性本底1
の踏み返し部より後半部の表面と同形、サイズに非伸縮
性の素材で形成した非伸縮性内底2を踏み返し部より後
半位置に重ね合わせて縫合し、踏み返し吸収底3を形成
する。踏み返し吸収底3に甲被4を被甲する。また、吸
収底3を、非伸縮性内底2を内側にして2枚重ね合わせ
て縫合し、非伸縮性内底2の重接内にインソール8を挿
入する。
Description
【0001】
本考案はソックスに関する考案であり、さらに詳しくは、踏み返し吸収底を有 するソックスに関するものである。
【0002】
従来、室内外で履用するソックス類としては、靴下、足袋、足部補装用のイン ソールを装着したソックス等が知られている。
【0003】
歩く時に足の返りに合わせて足底は踏み返し部(中足指節関節)から爪先にか けて弯曲するが、この場合靴等ではこの動作がスムーズに返るように表底の先端 部を適当にそり上げてトウ・スプリングを形成し対応しているが、布生地を用い た室内用のソックス等ではこのように成形することが不可能なために靴下では足 首部が下方にずれたり、爪先部が窮屈に感じることが多く、また足袋では圧迫感 が避けられない問題点を有している。これを更に図7及び図8に基づいて詳細に 述べると、図7及び図8の(イ)図に示す踏み返し部Fから爪先までの長さTは 、足底全体が接地している(イ)図より、順次踵側が上がる(ロ)図、(ハ)図 と進むに従って弯曲し伸長する。この伸長変化は25cmの足底を例にとれば、 約1.5〜2.0cm伸びることが判明した。即ち、この伸長寸法分、爪先側が 爪等で固定されると逆に踵部分が前方に引き寄せられることになり、靴下のずれ 、グズつき、足袋の圧迫の要因となる問題点を有している。本考案はこれらの問 題点に鑑み、足の返り動作に伴なう伸長変化を伸長部位のみで吸収し、爪先や踵 部に負担がかからず、快適な歩行が期待できる室内用のソックスを提供すること を目的として考案されたものである。
【0004】
伸縮性に優れ足の裏の表面と略同形、サイズに形成した伸縮性本底と、伸縮性 本底の踏み返し部より後半部の表面と同形、サイズに非伸縮性の素材で形成した 非伸縮性内底を踏み返し部より後半部位置に重ね合わせて縫合して踏み返し吸収 底を形成し、踏み返し吸収底に甲被を被甲する。また、前記踏み返し吸収底の二 組を非伸縮性内底同士を内側にして重ね合わせる。また、重ね合わせた内側にイ ンソールを挿入する。
【0005】
本考案を図面に基づいて説明すると、図1及び図2において伸縮性本底1は、 例えば伸縮性の優れたスパンデックス系の織物、またはニットを用いて、平面視 、足の裏面の周囲外形と略同形に形成する。 非伸縮性内底2は、伸縮の無い薄地の織物を用いて踏み返し部から踵までの後 半部の平面視、足裏面の周囲外形と略同形に形成し、前記伸縮性本底1に重ね合 わせて縫合し、伸縮性本底1と非伸縮性内底2とで踏み返し吸収底3を形成する 。
【0006】 図3及び図4において被甲部を形成する甲被4は、例えば伸縮の優れた体積弾 性組織によるスパンデックス系のしなやかで腰があるニットの素材を用いて略V 字形に形成し、二股に分かれた腰部の後尾先端5、5は図4に示す如く左右より 重ね合わせてまとめ縫い6を行ない、重ね合わせ部の上から非伸縮性の生地を用 いた略台形状の短辺側を折曲げて表裏二層に形成した飾り布7を挿入して縫着し 、甲被3の後部のまとめ縫いをする。
【0007】
また、さらに本考案の他の実施例としては、図5に示す如く、伸縮性本底1と 非伸縮性内底2を重接縫合したものを上下から重ね合わせて一体に成形してもよ く、更に図6に示す如く、重ね合わせた内部に例えば足部補装用のインソール8 を挿入してもよい。
【0008】 本考案の踏み返し部Fから爪先までの長さTの最適寸法は下記の通りである。 伸縮性本底1の全長L Tの寸法 T/伸縮性本底1の寸法 (爪先から踵の末端まで、cm) cm % 21.4 6.6 30.8 25 7.5 30 24.5 7.5 30.6 17.8 5.5 30.9 24.2 7.3 30.2 22.5 6.6 29.3 21.8 6.4 29.4 23.2 7 30.2 12.4 3.2 25.8 23.3 7.4 31.8 24 7.4 30.8 22 6.6 30 24.4 7.5 30.7 22.6 7.2 31.9 14 4.6 32.9 23.4 7.2 30.8 22 7 31.8 23.4 7.4 31.6 22.7 7.3 32.2 23 7.4 32.2 23.2 7.5 32.3 24.2 7.4 30.6 25 7.8 31.2 21.2 6.8 32.1 23.7 7.2 30.4 31.8 6.8 31.2 25.5 7.3 28.6 24.5 7.4 30.2 22 6.6 30 22.2 6.5 29.3 23.3 7.4 31.8 17.2 5.5 32 23.5 7 29.8 24.2 7.5 31 23.3 7.2 30.9 16 4.9 30.6 22 7 31.8 26.6 8 30 22 6.8 30.9 23.2 7.6 33 上記表に示す全長に対するTの寸法の割合の平均値は30.785%≒31% であることが判明し、良好な結果を得た。
【0009】 本考案品をインソールホルダーとして使用する場合は、前記伸縮性本底1と非 伸縮性内底2を特に薄地のものを用いて踏み返し吸収底3を形成し、踏み返し吸 収底3を上下から重ねた状態(図6に示す状態)の二片間にインソール8が入る ように巾方向に縫目の無い部分で挿入口を形成すると、インソールを装着した状 態で室内歩行が可能となる。
【0010】
以上説明した如く、本考案は、歩行時の踏み返し動作により伸縮を必要とする 部位のみで伸縮による変位を吸収し、爪先部分や踵側にまでその影響が及ばない ので、圧迫感や、足首部分のズレ、形崩れがなくなり、アッパーも足によくなじ み快適な歩行が期待できる。
【図1】室内用のソックスの甲被部分を点線で表わした
斜視図である。
斜視図である。
【図2】室内用のソックスの縦断面図である。
【図3】甲被の平面図である。
【図4】甲被の後端部のまとめ縫いを示す斜視図であ
る。
る。
【図5】他の実施例を示す縦断面図である。
【図6】インソールを挿入する場合の一実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図7】踏み返し動作の基点を説明する図である。
【図8】踏み返し動作による変化を示す図である。
1 伸縮性本底 2 非伸縮性内底 3 踏み返し吸収底 4 甲被 5 後尾先端 6 まとめ縫い 7 飾り布 8 インソール
Claims (3)
- 【請求項1】 伸縮性を有する素材で足の裏の表面と略
同形サイズに形成した伸縮性本底1と、伸縮性本底1の
踏み返し部より後半部の表面と同形サイズに非伸縮性の
素材で形成した非伸縮性内底2を踏み返し部より後半部
位置に重ね合わせて縫合した踏み返し吸収底3を形成
し、踏み返し吸収底3に甲被4を被甲せしめてなる踏み
返し吸収底を有するソックス。 - 【請求項2】 前記伸縮性本底1がスパンデックス系の
織物、またはニットで形成していることを特徴とする請
求項1記載の踏み返し吸収底を有するソックス。 - 【請求項3】 前記重ね合わせて縫合した伸縮性本底1
と非伸縮性内底2とで形成する踏み返し吸収底3の二組
を、非伸縮性内底2同士を内側にして重ね合わせた二層
を縫合し、二層の重接内にインソール8を介在せしめ、
踏み返し吸収底3に甲被4を被甲してなる踏み返し吸収
底を有するソックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000713U JP3074206U (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 踏み返し吸収底を有するソックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000713U JP3074206U (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 踏み返し吸収底を有するソックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3074206U true JP3074206U (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=43207389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000000713U Expired - Lifetime JP3074206U (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 踏み返し吸収底を有するソックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074206U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014205935A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | ブロンドール株式会社 | フットカバー及びフットカバーの製造方法 |
JP2015212439A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 株式会社マルエーニット | 靴下 |
-
2000
- 2000-02-15 JP JP2000000713U patent/JP3074206U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014205935A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | ブロンドール株式会社 | フットカバー及びフットカバーの製造方法 |
JP2015212439A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 株式会社マルエーニット | 靴下 |
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