JP3074187U - タ グ - Google Patents

タ グ

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JP3074187U
JP3074187U JP2000004274U JP2000004274U JP3074187U JP 3074187 U JP3074187 U JP 3074187U JP 2000004274 U JP2000004274 U JP 2000004274U JP 2000004274 U JP2000004274 U JP 2000004274U JP 3074187 U JP3074187 U JP 3074187U
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昆 銘 鄭
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瑞遠股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カード部材が脱落し難く、且つ容易に汚れや破
損しない、堅固で耐久性高く使用が便利なタグを提供す
る。 【解決手段】少なくとも一方側縁(20)に開口(2
1)を設け、該開口(21)から内部向きに延伸するポ
ケット(22)を形成し、且つ該ポケット(22)と対
応する所定部位に係止手段(23)を装設したホルダー
(2)と、書込部(31)が設けられ、上記ホルダー
(2)の係止手段(23)と互いに係合する係止手段
(32)が形成され、該係止手段(32)を回動中心と
して該ホルダー(2)のポケット(22)内に出入りす
るカード部材(3)と、上記ホルダーの係止手段と上記
カード部材の係止手段とに配設されて、該カード部材を
備えたホルダーを物体(5)に連結できる吊下手段
(4)と、を含む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はタグに関し、特に丈夫で確実に係止できて、汚れや破損し難く、使用 が便利なタグに関する。
【0002】
【従来の技術】
飛行機などで旅行する際、機内に持ち込める手荷物には中身やサイズ、数量の 制限があって、制限を越すと託送したり、チッキに預ける場合がよくある。例え ば、大型スーツケースなどがそうである。それ故、託送や預けた過程で紛失や間 違うのを防ぎ、且つ託送や預けた後の受取る際に見分け易いようにするため、託 送やチッキに預けるスーツケースなどに適切な識別、例えばタグを付けてその中 に所持人や託送人の氏名、連絡電話番号或いは住所などを書いて、託送や預けた ケース等が素早く所有者の手元に返されるようにするのであり、このことは旅行 者に取って特に重要である。
【0003】 図10は、第1の従来例のタグを示し、タグ10の一方側辺近くに通孔100 を設けて、該通孔100に通した吊紐11を物体(図示せず、スーツケースなど 手荷物)に縛って吊下げ、該物体をタグ10の標示から確認するようにしている 。しかし乍ら、このようなタグは、単にタグ10を主体として、該タグ10は識 別と同時に濡れや汚れを防ぐ保全機能をも備えなければならい上、通常は単に厚 めの防水紙材で造られ、且つ該吊紐11は一般に弾性を備えた伸縮可能なゴム紐 を使っているので、使用上、下記のような欠点がある。
【0004】 また、タグ10は単に厚めの紙材に防水剤を塗布して形成され、それ自体は 防水性を備えていないので、使用過程で雨に濡れると、タグ10が水分を吸収し て軟らかくなり、徐々にふやけて破れる。
【0005】 そして、タグ10はその通孔100に吊紐11を通して、物体に縛り付けて吊 り下げられるので、タグ10がいつも物体につながれるか否かは通孔100が吊 紐11の引張りに耐えるか否かにかかっているのであるが、タグ10の材質がさ ほど堅固でない一方、該吊紐11は良好な弾性及び伸縮性を備えて繰返し、長時 間の引張りに耐え得るので、通孔100周縁が容易く吊紐11の滑り摩擦から裂 けて破損し、通孔100の裂け目がタグ10の側縁まで及ぶと、吊紐11が通孔 100から抜け出す可能性があって、タグ10を再び物体に繋ぐすることができ ない。
【0006】 タグ10は、荷物託送者或いは所持者の氏名、電話または住所などの資料を書 留めるに用いられるのであるが、タグ10に一層の防水剤が塗布されるので、書 く際に油性のペンを使わないと、タグ10に記載をはっきりと保つことができず 、したがって、慣用のボールペンや万年筆で記入するのが容易でなく、タグ10 に識別及び保全の機能を同時に備えさせるのが難しい。
【0007】 従来の第2の例のタグは、図11に示す如く、少なくとも一面が透明なホルダ ー12と紙札13とを備えて、該ホルダー12の一方端縁開口120沿いに内向 きに延伸するポケット121を設け、且つ該ホルダー12の他方端縁122近く に通孔123を穿設して、該通孔123に吊紐14を通し、該ポケット121に 紙札13を挿し込むようになっている。即ち、ホルダー12と紙札13とが組ん でタグを形成し、該ホルダー12が保全機能を付与して、該紙札13は資料を識 別するに使われ、したがって、該紙札13は必ずしも防水紙材でなくてもよく、 保全機能の有無に拘らずに書くに便利な任意の紙材を選択して使用することがで きる。また、ホルダー12は高い展伸性及び弾性変形が良好なプラスチック材で 造られるので、吊紐14を通す通孔123周縁は吊紐14の滑り摩擦で容易く裂 けて破損するようなことが生じない。しかし、この第2の従来例のタグには尚も 下記のような欠点がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
紙札13はホルダー12のポケット121内に格納されて、水など液体 に直接濡らされ難いが、ホルダー12の開口120がシールされていないため、 雨水やその他液体が該開口120からポケット121内に浸入し易く、紙札13 が水分を吸収してふやけ破損し易い。 また、ホルダー12の開口120がシールされていないことから、紙札13を ポケット121に挿し込んでも、紙札13は単にポケット121内に装入された ままで、ポケット121と密接係止しておらず、したがって、紙札13は何かの 拍子で該ポケット121から脱出して紛失する可能性がある。 そして、この種タグはホルダー12に紙札13を差込んで組立てられるので、 上記第1の従来例が単に一枚のタグ10で形成されるのと比べて堅固で長持ちす るに違いないが、ホルダー12は到底プラスチック材によって成型された柔軟性 の薄いケースでしかなく、使用中に弾性限度を越えるほどに捻られ或いは引張ら れると変形、破断してしまい、該ホルダー12内に格納された紙札13も同時に 捻れや引張りから連帯的に変形、破断する。
【0009】 上記従来のタグにおける問題点に鑑み、本考案は、カード部材が脱落し難く、 且つ容易に汚れや破損しない、堅固で耐久性高く使用が便利なタグを提供するこ とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のタグは、その少なくとも一方側辺に開口を 設けて、該開口から内部向きに延伸するポケットを形成し、且つ該ポケットと対 応する所定部位に第1の係止手段が装設されたホルダーと、 書込部が設けられて、上記ホルダーの係止手段と互いに連結する第2の係止手 段が形成され、該第2の係止手段を回動中心として該ホルダーのポケット内に出 入りできるカード部材と、 上記ホルダーの第1の係止手段と上記カード部材の第2の係止手段とに配設さ れて、該カード部材を備えたホルダーを物体に連結できる吊下手段と、 を具備するように構成される。
【0011】 そして、上記ホルダーの上記カード部材に設けた書込部と対応する一方側面を 透明に形成したり、上記ホルダーを柔軟質弾性材で形成したり、上記ポケットの 開口を上記ホルダーの互いに隣接する両側辺或いは三つの側辺沿いに内向きに開 設したり、上記ホルダーの係止手段が枢止孔で、それと対応して上記カード部材 の係止手段も枢止孔で、上記吊下手段が該両枢止孔に貫挿して連結するようにし たり、上記ホルダーの係止手段に上記ポケットの両側壁を連接する枢軸を設けて 、それと対応して上記カード部材の係止手段が枢止孔で、該枢軸が該枢止孔に枢 挿するようにしたり、上記ホルダーの係止手段が更にその枢軸に通孔を貫設して 、該通孔を上記ポケットの両側壁へ貫通させるようにしたり、上記ホルダーの係 止手段が更に該ポケット範の囲外に少なくとも一通孔を貫設して、該通孔に上記 吊下手段が貫挿するようにしたり、上記ポケット内に少なくとも一係止部を凸設 して、上記カード部材にそれと対応して少なくとも一係止孔を凹設し、該カード 部材を該ポケット内に格納した際に、該係止部が該係止孔に係止して、該カード 部材を牢固に該ホルダー内に定位させるようにしたり、上記吊下手段が紐或いは 継合せ部材であったり、上記継合せ部材の両端が互いに係合して閉合リングを形 成するようにしたり、すると一層好ましい。
【0012】 上記のように形成された本考案は、カード部材が係止手段によりホルダ ーの係止手段と連結して、吊下手段が該両係止手段に跨って配設されるので、カ ード部材をポケット内に格納すると柔軟質弾性材によって造られた該ホルダー内 壁面に密接してポケットから離脱し難くなり、万一該ホルダーが液体に濡れても 、液体がポケット内に滲入してカード部材の書込部を濡らすようなことがなく、 したがって、カード部材を確実に保持できて、容易く汚れや破損しない上、使用 寿命が向上して使用が便利である。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例だ けに限定されるものではない。
【0014】 図1に示す如く、本考案は、透明部分を備えたホルダー2、カード部材3、及 び吊下手段4を含み、この比較的好ましい第1の実施の形態において、該ホルダ ー2は、その一方側辺20沿いに開口21を設けて、該開口21から内部向きに 延伸するポケット22を形成し、且つ該ホルダー2の該ポケット22と対応する 所定部位に第1の係止手段23が装設されている。ここでは、該係止手段23は 、該ポケット22の開口21側に臨んだ両側壁24,25にそれぞれ開設された 枢止孔240,250によって形成され、該ホルダー2は可撓性の柔軟質弾性材 で形成されている。
【0015】 前記カード部材3は、その側面30に書込部31が設けられ、上記ホルダー2 の係止手段23と互いに連結する第2の係止手段32が形成されている。ここで 言う係止手段32は該カード部材3に開設された枢止孔33のことである。
【0016】 前記吊下手段4は、該ホルダー2の係止手段23と該カード部材3の係止手段 32とに装着されて、カード部材3を備えたホルダー2を物体(図示せず、手荷 物などの物品)に取付けることができる。本実施の形態において、該吊下手段4 は一般に良く見かける紐40で、該紐40をホルダー2の枢止孔240,250 及びカード部材3の枢止孔33へと通し、更に紐40の両端400,401を結 び合せると、ホルダー2とカード部材3を一緒に連結することができる。
【0017】 組立てる時は、図2に示すように、先ずカード部材3をその係止手段32を設 けた一端がホルダー2の係止手段23と対応するようポケット22内に挿入して 、該カード部材3の枢止孔33をポケット22の両側壁24,25の枢止孔24 0,250と対応させ、且つ紐40の一端400を順に枢止孔240,33,2 50へと貫挿して、該ホルダー2、カード部材3及び紐40を一体に組合せ、更 に紐40の一端400を物体5(例えば手荷物の取っ手)に通して、該紐40の 両端400,401を互いに結ぶ。この結果、該カード部材3を備えたホルダー 2を物体5に連結することができ、該カード部材3は該ホルダー2から離脱し難 くなり、該書込部31は物体5についての標示を与えることができる。
【0018】 次に、カード部材3をその係止手段32によりホルダー2の係止手段23と連 結すると、該カード部材3は該係止手段32を回動中心として該ホルダー2のポ ケット22内に出入することができ、この際、該ホルダー2が可撓性の柔軟質弾 性材によって形成されていることから、該カード部材3を該ポケット22内に挿 入する際に、該ホルダー2が適当にやや変形して該カード部材3を収め込むこと ができ、且つ該カード部材3が定位置に挿入されれば、該カード部材3が該ホル ダー2の材料弾性により該ホルダー2と密接に貼着して、ホルダー2外の液体或 いはその他汚れが、ホルダー2の開口21からカード部材3とポケット22の両 側壁24,25との間隙より浸入し難くなり、該カード部材3の書込部31を汚 すようなことがなく、該書込部31の識別はホルダー2の透明性から外部よりは っきり見極めることができる。
【0019】 尚、カード部材3は書込部31を設けて書込み識別に供さなければならないの で、該カード部材3は堅固な材質(例えばプラスチックシートなど)により形成 されて、更に紙材を該カード部材3の側面30に貼り付けて書込部31を形成し 、或いはカード部材3を適当な紙材で造り上げて直接その側面に識別を書込んで 書込部31とするようにしてもよいが、カード部材3が堅固耐用で書込部31が 汚れや破損し難い目的を達成するため、本実施の形態は、カード部材3をプラス チックシートで形成して、その側面30に紙シートを貼付けて書込部31とする 形態を取っている。
【0020】 図3は本考案における比較的好ましい第2の実施の形態の立体分解図で、主と して図1のホルダー2の係止手段23とカード部材3の係止手段32に変化を加 えて実施したもので、同様にホルダー2、カード部材3及び紐40を含む。本実 施の形態のホルダー2の係止手段23は、枢軸230と通孔231とを備えて、 該枢軸230はポケット22内に設けられて該ポケット22の両側壁24,25 面に連結し、該通孔231は枢軸230に対応して貫設され、該ポケット22の 両側壁24,25面を貫通する。一方、カード部材3の係止手段32はここでは 枢止孔34であり、該枢止孔34の孔径340は枢軸230の横断面直径に相当 して、該枢止孔34の切り口341はその孔径340よりもやや小さ目に設けら れている。
【0021】 組立てる時は、図4に示す如く、カード部材3の枢止孔34をホルダー2の枢 軸230に対応させて、やや力を施して枢止孔34を該枢軸230周りに係着さ せる。該枢止孔34はカード部材3側辺沿いに適当な幅を残して円孔形状に成型 され、且つ枢止孔34の孔径340が枢軸230外径に等しく、該枢止孔34の 切り口341幅が該孔径340よりもやや小さいことから、カード部材3をその 枢止孔34により該ホルダー2の枢軸230周りに外嵌させると、該枢止孔34 が緊密に該枢軸230周りを把持して、該カード部材3が該ホルダー2から離脱 し難くなる。
【0022】 図4が示すのは、ホルダー2上の係止手段23に関するその他の実施変化であ り、該係止手段23は図3に示すように同様に枢軸230が設けられているが、 該枢軸230には通孔231を開設せずに、代わりホルダー2のポケット22外 側辺適所に通孔232を穿設して紐40を通しており、したがって、カード部材 3はその係止手段32が設けた枢止孔34によりホルダー2の係止手段23の枢 軸230と連接できて、該紐40はホルダー2の係止手段23の通孔232より 通して物体5に連結することができる。他方、該ホルダー2は開口21部位のポ ケット22沿い両側壁24,25にそれぞれ互いに対応して内向きに凹む凹陥部 241,251が設けられて、該カード部材3をポケット22内に嵌挿収容させ た際に、該凹陥部241,251から部分カード部材3を露呈させ、これにより 該カード部材3の露呈した部分を抓んで該カード部材3を抜き取るのが便利とな る。即ち、該カード部材3をポケット22内に挿し込んだ際に、ホルダー2材料 の弾性により該カード部材3は該ホルダー2に緊密に挟着されて、カード部材3 とポケット22との間に目ぼしい間隙がなく、また、書込部31を直接カード部 材3にではなく、紙材をカード部材3に貼着して形成した時は、書込部31に使 用する紙材を任意の形状に設計して、該カード部材3の露呈部位から露呈させな いようにすることができるので、該カード部材3部分が露呈しても、液体がポケ ット22内に浸入して書込部31を濡らすようなことは生じない。
【0023】 図5並びに6は、ホルダー2の開口21に変化を与えた実施の形態を示し、該 両図はホルダー2の係止手段23が枢軸230と通孔231を採用している。図 5のホルダー2は、隣接する側辺20,26にそれぞれ開口21,27が設けら れて、開口21と開口27が互いに相通してホルダー内向きにポケット22を形 成している。したがって、ホルダー2の係止手段23を側辺20と26沿いに適 当な位置を選択して取付けることができ、且つカード部材3を該ポケット22に 出入させる際に、該ポケット22が両開口21,27を備えていることから、方 向の選択性をより増やすことができる。一方、図6のホルダー2は、側辺20, 26,28にそれぞれ互いに連通する開口21,27,29を設けているので、 その係止手段23を側辺20,26,28沿いに適当な位置を選択して取付ける ことができ、且つカード部材3をポケット22内に進出させる際に、該ポケット 22が三つの開口21,27,29を備えていることから、便利に回動して何れ の方向からも進出させることができる。尚、該両図が示すホルダー2が隣接する 両側辺或いは三側辺に開口してポケット22を凹設された変形実施の形態は、図 1に示す係止手段23が両枢止孔240,250を備えた実施の形態にも適用さ れる。
【0024】 また、図6に示すように、ホルダー2の係止手段23は同時に枢軸230、通 孔231と通孔232を含んでいるので、該ホルダー2の通孔231,232に それぞれ吊下手段4を設けることができる。
【0025】 図7及び図8に示すのは、吊下手段4を変形して、該吊下手段4が便利に係合 、或いは解き外しできるようにしたもので、そのうち、図7の吊下手段4は条状 の継合せ部材41であって、係止手段23の通孔231,232に配設され、そ の一端に楕円形のバックル410を設けて、該バックル410に凸字形の開孔4 11を貫設し、且つ他端に凸字形状のブロック412を取付けて、使用時に、該 継合せ部材41の任意の一端をホルダー2の通孔231,232へ通すと同時に 物体(例えば手荷物お取っ手など)へも通し、更に該ブロック412を該バック ル410の開孔411に通して適当な角度に回転(ここでは、該ブロック412 を90度回転させるを最も佳とす)させると、該ブロック412を該開孔411 内に位置付けて該バックル410に係止させることができ、該継合せ部材41を 閉合リングに形成してホルダー2と物体を連結することができる。
【0026】 図8の吊下手段4は、帯状の継合せ部材42であって、形状の制限から図6に 示す係止手段23の通孔232に通すことができても、通孔231に通すことは できず、その一端にベルト・バックル420を設けて、該ベルト・バックル42 0に開孔421と開孔422を開設し、且つ該ベルト・バックル420に近接し た部位に凸起423を形成して、該継合せ部材42他端にも開孔424を穿設す る。使用する時は、該継合せ部材42の開孔424を備えた一端をホルダー2の 通孔232へ通して更に物体へも通し、次にその開孔424を備えた一端を開孔 421へ通して、折返しに該開孔422にも通して該開孔424を該凸起423 に嵌め込むと、該継合せ部材42両端がベルト・バックル420で重畳して凸起 423が開孔424と係合し、したがって、該継合せ部材42を閉合リングにし て該ホルダー2を物体に連結することができる。
【0027】 図9は、図6のホルダー2(隣接する三側辺の開口沿いにポケット22を開設 )に図7及び図8の継合せ部材41,42を配設して、更にポケットに変化を与 えた実施の形態を示し、そのホルダー2はその側辺20,26,28沿いに互い に連通する開口21,27,29を設けて、内向きにポケット22を開設し、該 ポケット22の両側壁24,25面の側辺20沿い部位にそれぞれ凹陥部241 ,251を凹設して、該ホルダー2の係止手段23が枢軸230及び通孔231 ,232を含み、且つ該ポケット22内に係止部220を凸設する。そのカード 部材3は側面30に書込部31を設けて、枢止孔34がホルダー2の枢軸230 周りに外嵌し、該カード部材3は更に係止孔35を設けられて該ポケット22の 係止部220に対応係止でき、そして、該継合せ部材41は通孔231に、及び 該継合せ部材42は通孔232にそれぞれ貫挿して配設される。
【0028】 図9に示すように、カード部材3が枢止孔34によりホルダー2の枢軸230 に密着連結して、ホルダーが側辺20,26,28沿いに開口21,27,29 が設けられ、且つ枢軸230が側辺26寄りに取付けられているので、カード部 材3を側辺26から側辺20或いは側辺28へとポケット22内へ押し入れて、 該カード部材3がポケット22内の係止部220と対応する位置に至ると、該カ ード部材3の係止孔35が該係止部220に対応係止し、該カード部材3を確実 に該ポケット22内に定位させることができる。尚、通孔232から継合せ部材 42を取外して、継合せ部材41を該通孔232へ通して物体に連結することも でき、または継合せ部材41,42を使わずに、紐40或いはその他吊掛け得る 吊下手段4を通孔231,232に通して物体に縛り付けることもできる。
【0029】 これから分るように、本考案はホルダー2、カード部材3及び吊下手段4によ り組立てられて、以下の優点を備えている。 (1)連結が緊密である。 カード部材3が係止手段32によりホルダー2の係止手段と連結して、吊掛手 段4が該係止手段32,23に跨って配設されるので、カード部材3をポケット 22内に挿込むと該ホルダー2に密着してポケット22から離脱し難く、且つ吊 下手段4がホルダー2及びカード部材3を一緒に連結して一体に組立てられるの で、本考案の連結は緊密である。 (2)被覆が確実で、防水性に優れている。 ホルダー2が柔軟質弾性材でよって造られたので、カード部材3をポケット2 2内に挿し込んでホルダー2により被覆すると、該カード部材3がホルダー2の 材料弾性に規制されて該ホルダー2と密接に貼着し、したがってホルダー2が液 体に濡れても、その液体がポケット22内に滲入してカード部材3の書込部31 を濡らすのが難しく、書込部31の標示をかなり保護して明晰に保持することが できる。 (3)使用が便利である ホルダー2が隣接する両側辺開口或いは三つの側辺開口沿いにポケット22を 延伸凹設できるので、カード部材3を任意の隣接側辺向きより枢転してホルダー 2内に出し入れすることができ、また、ポケット22の両側壁24,25に側辺 沿いの互いに対応する切込み凹陥部241,251を設けて、カード部材3をポ ケット22内に格納した際に、該カード部材3の部分をホルダー2より露呈させ て取出し易いようにすることもでき、更に、ホルダー2の係止手段23に形状異 なる通孔231,232を備えさせて、必要に応じて適当な吊下手段4を選んで 対応する通孔231,232へ通し、且つ吊下手段4も容易に接合及び解ける継 合せ手段41,42を選んで使用することもできるので、使用上の便利性が向上 する。 (4)耐用で見映えが良。 ホルダー2、カード部材3及び吊下手段4の組合せ設計により、上記のよ うに連結が緊密な上で、カード部材の被覆も確実で防水性に優れていることから 、使用上、耐用効果がある。そして、ホルダー2は少なくともカード部材3の書 込部31と対応する一方側面だけを透明にすればよく、該ホルダー2を柔軟質弾 性材で造り、該書込部31もカード部材3に直接ではなく、紙材をカード部材3 1に貼付けた形態で形成できるので、書込部31がその標示が明晰であることを 要求される他は、ホルダー2或いはカード部材3の何れも装飾を変化させ得て、 全体の見映えを向上させることができる。
【0030】
【考案の効果】
上記のように本考案の「タグ」は、そのホルダー、カード部材及び吊下手段と の組合せから、連結が緊密な上、カード部材の被覆が確実で防水性に優れ、しか も耐用美観である効果を達成できるので、従来のタグにおける標示用のタグ或い は紙札が容易く脱落して遺失する欠点や、タグが容易に湿って破損し、不堅実で 使用が不便な欠点などを本考案によって完全に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における比較的好ましい第1の実施の形
態の立体分解図。
【図2】図1の組立完了及び使用状態を概略表示する立
体図。
【図3】本考案における比較的好ましい第2の実施の形
態の立体分解図。
【図4】図3の組立完了及び使用態様を概略表示する立
体図であり、ホルダーにおける係止手段の他の実施の形
態を示す。
【図5】本考案におけるホルダーの互いに隣接する両側
辺開口沿いに内向きにポケットを設けた実施の形態を示
す図。
【図6】本考案におけるホルダーの互いに隣接する三つ
の側辺開口沿いに内向きにポケットを設けた実施の形態
を示す図。
【図7】本考案における吊下手段として使用される継合
せ部材の立体図。
【図8】本考案における吊下手段として使用されるもう
一種の継合せ部材の立体図。
【図9】図6のホルダーに図7及び図8の継合せ部材を
組合せた立体図
【図10】従来例における第一種のタグの立体図
【図11】従来例における第二種のタグの立体分解図
【符号の説明】
2 :ホルダー 20,26,28:ホルダーの側辺 21,27,29:開口 220 :係止部 23 :係止手段 230 :枢軸 231,232 :通孔 24,25 :側壁 240,250 :枢止孔 241,251 :凹陥部 3 :カード部材 30 :カード部材の側面 31 :書込部 32 :係止手段 33,34 :枢止孔 340 :孔径 341 :切り口 35 :係止孔 4 :吊下手段 40 :紐 400 :紐の一端 401 :紐の他端 41 :継合せ部材 410 :バックル 411 :開孔 412 :ブロック 42 :継合せ部材 420 :ベルト・バックル 421,422 :開孔 423 :凸起 424 :開孔 5 :物体(例えばトランクの取っ手) 22 :ポケット

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方側辺に開口を設けて、該
    開口から内部向きに延伸するポケットを形成し、且つ該
    ポケットと対応する所定部位に第1の係止手段が装設さ
    れたホルダーと、 書込部が設けられ、上記ホルダーの第1の係止手段と互
    いに係合する第2の係止手段が形成され、該第2の係止
    手段を回動中心として該ホルダーのポケット内に出入り
    できるカード部材と、 上記ホルダーの第1の係止手段と上記カード部材の第2
    の係止手段とに配設されて、該カード部材を備えたホル
    ダーを物体に係止する吊下手段と、を具備するタグ。
  2. 【請求項2】 上記ホルダーの上記カード部材に設けた
    書込部と対応する一方側面を透明に形成してなる請求項
    1に記載のタグ。
  3. 【請求項3】 上記ホルダーを柔軟質弾性材で形成して
    なる請求項1に記載のタグ。
  4. 【請求項4】 上記ポケットの開口を上記ホルダーの互
    いに隣接する両側辺沿いに内向きに開設してなる請求項
    1に記載のタグ。
  5. 【請求項5】 上記ポケットの開口を上記ホルダーの互
    いに隣接する三つの側辺沿いに内向きに開設してなる請
    求項1に記載のタグ。
  6. 【請求項6】 上記ホルダーの係止手段が枢止孔で、そ
    れと対応して上記カード部材の係止手段も枢止孔であ
    り、上記吊下手段が該両枢止孔に貫挿して連結するよう
    にしてなる請求項1乃至5の何れか1に記載のタグ。
  7. 【請求項7】 上記ホルダーの係止手段に上記ポケット
    の両側壁を綴じる枢軸を設けて、それと対応して上記カ
    ード部材の係止手段が枢止孔であり、該枢軸が該枢止孔
    に枢挿するようにしてなる請求項1乃至5の何れか1に
    記載のタグ。
  8. 【請求項8】 上記ホルダーの係止手段が更にその枢軸
    に通孔を貫設して、該通孔を上記ポケットの両側壁へ貫
    通させるようにしてなる請求項7に記載のタグ。
  9. 【請求項9】 上記ホルダーの係止手段が更に該ポケッ
    トの範囲外に少なくとも一通孔を貫設して、該通孔に上
    記吊下手段が貫挿するようにしてなる請求項7又は8に
    記載のタグ。
  10. 【請求項10】 上記ポケット内に少なくとも一係止部
    を凸設して、上記カード部材にそれと対応して少なくと
    も一係止孔を凹設し、該カード部材を該ポケット内に格
    納した際に、該係止部が該係止孔に係止して、該カード
    部材を牢固に該ホルダー内に定位させるようにしてなる
    請求項1乃至5の何れか1に記載のタグ。
  11. 【請求項11】 上記吊下手段が紐である請求項1乃至
    5の何れか1に記載のタグ。
  12. 【請求項12】 上記吊下手段が継合せ部材である請求
    項1乃至5の何れか1に記載のタグ。
  13. 【請求項13】 上記継合せ部材の両端が互いに係合し
    て閉合リングを形成するようにしてなる請求項12に記
    載のタグ。
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