JP3074121U - 腕 章 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間使用のさい、遙か遠くからでも明確に文
字や図形を浮上り状態に認識可能ならしめる腕章の提
供。 【解決手段】 巾寸法３ｃｍ〜１４ｃｍ、長さ寸法３８
ｃｍ〜４４ｃｍの帯体上面に対し、巾寸法１ｃｍ〜１０
ｃｍ、長さ寸法５ｃｍ〜３０ｃｍのエレクトロルミネセ
ンスパネル体を貼着させ、該エレクトロルミネセンスパ
ネル体上面を適宜文字や図形の印書されたフィルムで被
覆し、且つエレクトロルミネセンスパネル体は直流電源
体及びそのオン・オフスイッチと接続してエレクトロル
ミネセンスパネル体の発光と共にその表面上に文字や図
形が夜間浮上り状に標識されるものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は夜間使用のさい、光により遠くからでも明確に文字や図形などを浮上 がる状態で認識可能ならしめた腕章に関する。

【０００２】

【従来の技術】

蛍光塗料、畜光塗料などにより文字や図柄が光ったり、その他反射物質などを 使用して作成した腕章は公知であって、多用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の従来品は大部分が他所からの光を受けて発光したり、反射したりするこ とにより標識の使用に供されるのであり、畜光塗料を使用したものでも経時的に 輝度が劣化する問題がある。また、畜光塗料は色が限定されているので、変化に 乏しい。 本考案は上記問題点を解決せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、巾寸法３ｃｍ〜１４ｃｍ、長さ寸法３８ｃｍ〜４４ｃｍの帯体上面 に対し、巾寸法１ｃｍ〜１０ｃｍ、長さ寸法５ｃｍ〜３０ｃｍのエレクトロルミ ネセンスパネル体を貼着させ、該エレクトロルミネセンスパネル体上面を適宜文 字や図形の印書されたフィルムで被覆し、且つエレクトロルミネセンスパネル体 は直流電源体及びそのオン・オフスイッチと接続してエレクトリルミネセンスパ ネル体の発光と共にその表面上に文字や図形が夜間浮き上がり状に標識されるも のとなしたことを特徴とする。

【０００５】 このさい、帯体の両端には夫々れ雄、雌の面ファスナーを取付け、適当長さの 腕状係合が行われるようになしたり、帯体の片方側端に直流電源体の収納袋を設 けて直流電源体をコンパクトに収納したり、或いは必要一定長さの接続線を取付 けて衣服の胸ポケット内へ収納可能となるようになさしめる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１は平面図、図２は裏面図、図３は図１のＸ−Ｘ線断面図である。 各図に於いて１は織布或いは合成樹脂製の帯体であって、巾寸法ｗを３ｃｍ〜 １４ｃｍ、長さ寸法Ｌを３８ｃｍ〜４４ｃｍとなした帯体である。２は該帯体１ の表面側中央箇所に取付けしめてなるエレクトロルミネセンスパネル体であり、 その大きさは巾寸法ｗ’１ｃｍ〜１０ｃｍ、長さ寸法Ｌ’５ｃｍ〜３０ｃｍの大 きさである。

【０００７】 図４は上記エレクトロルミネセンスパネル体の構成を示す断面説明図であって 、２ａは導電性不透明の裏板、２ｂはプラスチック又はセラミック上に付着させ た蛍光物質、２ｃは導電性の透明被膜、２ｄは保護用の透明板、３ｅ及び３ｅ’ はリード線、３ｆはバッテリ、３ｇはオン・オフスイッチである。

【０００８】 ４は上記帯体１の表面上に取付けたエレクトロミネセンスパネル２を含む帯体 全面を被覆するよう取付けしめてなるフィルムシートであって、該シート４の上 記エレクトロミネセンスパネル２の相当箇所には適宜必要な標識用文字５（図示 例では「安全パトロール」の文字）の印刷されたものが当接するものとなしてあ る。而して、該シート４は上記帯体１に対し周辺を縫着或いはウエルドシールし たり或いは接着剤による接着で一体化させたものとなしてある。

【０００９】 ６は上記帯体１の裏面側に於ける片端部付近に形成した収納袋であって、上記 エレクトロミネセンスパネル２のバッテリ３ｆを収納しておくようにする。ここ にバッテリ３ｆは単３形或いは単４形などの２本を対にしてケースに入れて使用 するのであり、該収納袋６へ収納して使用する外に、接続線を適当長さ寸法の長 いものとなし、シャツや上衣の胸ポケットへ収納させるものとなしても良い。

【００１０】 ７及び８は帯体１の表裏側端縁部に設けてなる雌雄の面ファスナーであって、 腕に巻いたさいに両者の適当巾の重なり合いで係合止着が行われるようになって いる。なお、９は帯体１の中央上方箇所に取付けた係止用安全ピンであって、腕 章をシャツや上衣の腕に取付けたさい、その取付け位置がズリ落ちないように固 定しておくためのものである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上の通り構成するものであって、使用にさいしては腕に取付けたさ いに適宜バッテリ３ｆのスイッチ３ｇをオン操作するのであり、これによりエレ クトロルミネセンスパネル２が発光し、該表面上に位置する図形や文字５などを 浮上がらせるものとなる。 発光色としてはホワイト、ブルー、グリーン、イエローなどであり、夜間では ５０ｍ以上離れた所からでも明確に認識できるものとなり、交通整理や夜間作業 者などの安全管理腕章として優れた作用効果を奏するものとなる。

【提出日】平成１２年６月２１日（２０００．６．２１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、巾寸法３ｃｍ〜１４ｃｍ、長さ寸法３８ｃｍ〜４４ｃｍの帯体上面 に対し、巾寸法１ｃｍ〜１０ｃｍ、長さ寸法５ｃｍ〜３０ｃｍのエレクトロルミ ネセンスパネル体を貼着させ、該エレクトロルミネセンスパネル体上面を適宜文 字や図形の印書されたフィルムで被覆し、且つエレクトロルミネセンスパネル体 は直流電源体及びそのオン・オフスイッチと接続してエレクトロルミネセンス体 の発光と共にその表面上に文字や図形が夜間浮き上がり状に標識されるものとな したことを特徴とする。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００８

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００８】 ４は上記帯体１の表面上に取付けたエレクトロルミネセンスパネル２を含む帯 体全面を被覆するよう取付けしめてなるフィルムシートであって、該シート４の 上記エレクトロルミネセンスパネル２の相当箇所には適宜必要な標識用文字５（ 図示例では「安全パトロール」の文字）の印刷されたものが当接するものとなし てある。而して、該シート４は上記帯体１に対し周辺を縫着或いはウエルドシー ルしたり或いは接着剤による接着で一体化させたものとなしてある。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００９

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００９】 ６は上記帯体１の裏面側に於ける片端部付近に形成した収納袋であって、上記 エレクトロルミネセンスパネル２のバッテリ３ｆを収納しておくようにする。こ こにバッテリ３ｆは単３形或いは単４形などの２本を対にしてケースに入れて使 用するのであり、該収納袋６へ収納して使用する外に、接続線を適当長さ寸法の 長いものとなし、シャツや上衣の胸ポケットへ収納させるものとなしても良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案品の平面図である。

【図２】同裏面図である。

【図３】図１のＸ−Ｘ線断面図である。

【図４】エレクトロルミネセンスパネルの構成図であ
る。

【符号の説明】

１ 帯体 ２ エレクトロルミネセンスパネル ４ フィルムシート ５ 文字 ６ 収納袋 ７ 面ファスナー

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 巾寸法３ｃｍ〜１４ｃｍ、長さ寸法３８
   ｃｍ〜４４ｃｍの帯体上面に対し、巾寸法１ｃｍ〜１０
   ｃｍ、長さ寸法５ｃｍ〜３０ｃｍのエレクトロルミネセ
   ンスパネル体を貼着させ、該エレクトロルミネセンスパ
   ネル体上面を適宜文字や図形の印書されたフィルムで被
   覆し、且つエレクトロルミネセンスパネル体は直流電源
   体及びそのオン・オフスイッチと接続してエレクトロル
   ミネセンスパネル体の発光と共にその表面上に文字や図
   形が夜間浮上り状に標識されるものとなしたことを特徴
   とする腕章。
2. 【請求項２】 帯体の両端に夫々れ雄、雌の面ファスナ
   ーを取付け、適当長さの腕状係合が行われることを特徴
   とした請求項１記載の腕章。
3. 【請求項３】 帯体の少なくとも１箇所に安全ピンを取
   付け、これを介して衣服に止着されるものとなしたこと
   を特徴とする請求項１又は２記載の腕章。
4. 【請求項４】 帯体の片方側端に直流電源体の収納袋を
   設けてあることを特徴とする請求項１，２又は３記載の
   腕章。
5. 【請求項５】 直流電源体とエレクトロルミネセンスパ
   ネルとの接続線を必要一定長さのものとなし、直流電源
   体は衣服の胸ポケットに収納可能となしてあることを特
   徴とする請求項１，２又は３記載の腕章。