JP3073691U - すのこ - Google Patents

すのこ

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淳 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性と安定性を兼備した利用範囲の広いす
のこを得る。 【解決手段】 板材や棒材よりなる基材1を伸縮性のあ
る弾性材よりなる索状材3の挿通によりスペーサ2を挟
んで並列形態に連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、板材や棒材等の基材を並べて床形態に構成するすのこに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
すのこは、浴室の床に敷くすのこが良く知られているが、一般的には板材や角 材等の基材をすかせて並べて張った構成のものを指し、用途によりざら板とかウ ッドデッキとも称され、広く床や縁や台として用いられている。これまでのすの この多くは、桟材に基材をすかせて敷き並べて作られており、剛直なものである 。従って、曲面は構成できず、こうした点を考慮した、ゴムシート等の可撓材に 基材を固定して全体に可撓性を持たせたすのこも考案されている。この種のすの こは可撓材により全体が撓むことができるので、設置面が平面でなくても馴染み がよく、設置面に対する適応性が高く使い易い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の可撓性のあるすのこは、可撓材に基材が固定されているた め、基材の安定性が乏しく基材自体がぐらつき、使用感があまり良くないといっ た問題点がある。
【0004】 本考案は、係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その課 題は、可撓性と安定性を兼備した利用範囲の広いすのこを提供することであり、 用途、使用場所に応じて利用者が手軽に組立て得るすのこを提供することである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の考案は、板材や棒材よりなる基材を伸縮 性のある弾性材よりなる索状材の挿通により圧接状でかつ並列形態に連結した手 段を採用する。
【0006】 上記手段の採用により、基材の連結方向に自由に曲げることができ、設置状態 では基材で荷重を担うため基材はぐらついたりしなくなる。
【0007】 前記課題を達成するために請求項2の考案は、板材や棒材よりなる基材を相互 間に隙間を保持して可撓性のある索状材の挿通により並列形態に連結する手段を 採用する。
【0008】 上記手段の採用により、基材の連結方向に隙間の広さに応じて曲げることがで き、設置状態では基材で荷重を担うため基材がぐらついたりしなくなる。
【0009】 前記課題を達成するために請求項3の考案は、連結用の挿通孔を有する複数本 の板材や棒材よりなる基材と、この基材の相互の間に隙間を保持するスペーサと 、複数本の基材を前記スペーサにより基材相互間に隙間を保持して挿通孔を通じ て並列形態に連結する可撓性のある索状材とを組立て可能なセット構成にした手 段を採用する。
【0010】 上記手段の採用により、基材の連結方向に隙間の広さに応じて曲げることがで き、設置状態では基材で荷重を担う安定性のあるすのこを、用途や使用場所に応 じて使用者が組立てることができるようになる。
【0011】 前記課題を達成するために請求項4の考案は、請求項2又は請求項3に係る前 記手段における索状材を、伸縮性のある弾性材で構成した手段を採用する。
【0012】 上記手段の採用により、請求項2又は請求項3に係る前記機能とともに基材の 連結方向に自由に曲げることができるようになる。
【0013】 前記課題を達成するために請求項5の考案は、請求項2又は請求項3に係る前 記手段における索状材を、塑性変形の可能な金属材で構成する手段を採用する。
【0014】 上記手段の採用により、請求項2又は請求項3に係る前記機能とともに曲げ形 状の保持機能が得られる。
【0015】 前記課題を達成するために請求項6の考案は、請求項4に係る前記手段におけ るスペーサに、索状材の滑りを規制し基材との連結を可能にする差込構造を設け た手段を採用する。
【0016】 上記手段の採用により、請求項4に係る前記機能とともに、スペーサを介して 索状材と基材とを連結でき全体の形状の安定性が増す。
【0017】
【考案の実施の形態】
図1〜図9によって示す本実施の形態は、主として浴室の洗い場やわたり廊下 に敷いて当該箇所の床面を構成するすのこに関するものである。本すのこは、図 1及び図5に示すように複数本の基材1と、基材1の相互の間に適当な隙間を保 持するスペーサ2と、基材1をスペーサ2により基材相互間に隙間を保持して並 列形態に横連結する可撓性のある索状材3とにより構成されている。
【0018】 複数本の基材1はいずれも同形同寸法で、木材や樹脂材よりなり板状や角棒状 あるいは丸棒状に構成されている。図1,図5は木材の板状のものを示す。各基 材1には、図2に示すように、その厚みの略中間に間隔をおいて二個以上の挿通 孔4が平行に設けられている。図2,図3,図4に示すように、スペーサ2は、 基材1の挿通孔4より大径の間隔保持部5に挿通孔4に差込むための小径の差込 部6からなり、筒形又は筒体の中心線方向にスリット7を設けた開放リング形に 塩化ビニル等の樹脂材やステンレス等の金属材により形成されている。スペーサ 2の差込部6は挿通孔4への差込みを容易にするために先細のテーパ状に形成さ れ、基材1が木材の場合には、その外周に基材1との結合をしっかりしたものと するために食込突起8が図3に示すように形成される。スペーサ2の内面には挿 通する索状材3の滑りを規制する滑止め構造としての突条9が中心線方向又は径 方向に数条形成されている(図3参照)。索状材3は伸縮性のあるゴム等の弾性 材で紐状に構成されている。
【0019】 すのこの組立は、各基材1の各挿通孔4の片側から差込部6を差し込んでスペ ーサ2を装着し、スペーサ2の方向を同じ方向にする。次いで、各基材1の挿通 孔4及びスペーサ2に索状材3を通して並列形態に横連結することによりすのこ が形成される。すりこの形成において、スペーサ2の差込みは、スリット7によ り半径方向への変形が可能でテーパが付けられているので容易である。なお、索 状材3の端末はストッパー等のカシメ付けにより抜止め処置が施され、自由状態 の長さより長くやや延び状態に保持され、常時縮む方向に弾力が働いている。こ の弾力はスペーサ2の突条9によりスペーサ2を介して各基材1に作用しており 、並列に連結された基材1は寄せ合うような付勢力を受けている。
【0020】 このすのこには弾性材の索状材3によって基材1の連結方向に自由に曲がる可 撓性が具備されている。従って、設置面が平面でなくてもがたつきなく馴染みよ く設置することができ、すのこやざら板あるいはウッドデッキ等としての機能を 果たし得る。設置状態では基材1の設置面との当り面で荷重を担うため基材1が ぐらついたりせず、安定性があり使用感は良好である。また、全体が可撓である ので、ロール状にすることや、柵状にして段差形態や円形形態など種々の形態を とることが可能であり、基材1の意匠を工夫することにより、例えば図6(A) (B)に示すように植木鉢15の外周に巻き付けて鉢飾りとして使用することや 、祭事の衝立や仕切等に使用するなどその活用範囲は広範なものとなる。
【0021】 また、基本構成が簡単であり、組立も容易であるため図5に示すように基材1 とスペーサ2と索状材3とをセット構成にし、用途や使用場所に応じて使用者が 基材1の本数を選択して必要な平面積のすのこを構成することができるようにす ることも可能である。
【0022】 基材1と索状材3との連結は、例えば図7に示すようなスペーサ2の差込部6 と同様な構成を持つ連結部材10を用いて行うことができる。この連結部材10 を用いた場合はスぺーサ2を省略することができる。なお、連結部材10におい て索状材3の端部は図7(C)のように接続される。基材1相互の隙間を保持す るスペーサ2は、図8に示すようなクリップ型や単純な円筒体であってもよい。
【0023】 また、索状材3については、少なくとも可撓性があればよく、塑性変形の可能 な金属材よりなる線材の他、ロープや紐を採用することもできる。索状材3を弾 性材とした場合は弾性復帰力による形状の安定性が高くて使い易い。塑性変形の 可能な金属材による索状材3を採用すれば、各基材1を設置面やあてがう面に応 じて馴染みよく添わすことができ、形状復帰性がないので設置作業も容易になる 。
【0024】 基材1の挿通孔4については、図9に示すような基材1の片面に設けた孔径よ り幅の小さいスリット11で外部に通じる丸孔や角孔とすることもできる。これ により、スリット11から挿通孔4に弾性材の索状材3を装着することもでき、 組立性の向上を図ることができる。また、図9のように厚み方向からスリット1 1に挿入でき、挿通孔4において90度回して取付けるようなスペーサ部12を 一体成形した帯状ゴム質の索状材3を適用することもでき、部品点数の低減も可 能である。
【0025】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、可撓性と安定性を兼備した利用範囲の広いすのこが 得られる。
【0026】 請求項2の考案によれば、可撓性と安定性を兼備した利用範囲の広いすのこが 得られる。
【0027】 請求項3の考案によれば、用途、使用場所に応じて利用者が手軽に組立て得る 、可撓性と安定性を兼備した利用範囲の広いすのこが得られる。
【0028】 請求項4の考案によれば、請求項2又は請求項3に係る前記効果とともに全体 の形状の安定性が増す。
【0029】 請求項5の考案によれば、請求項2又は請求項3に係る前記効果とともに設置 面等への馴染みがよく使い易くなる。
【0030】 請求項6の考案によれば、請求項4に係る前記効果とともに基材と索状材との 連結がしっかりした安定性の高いすのこが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のすのこを示す斜視図である。
【図2】実施の形態のすのこの基材間の構成を示す拡大
断面図である。
【図3】実施の形態のすのこのスペーサを示す拡大平面
図である。
【図4】図3のスぺーサのIV−IV線における断面図であ
る。
【図5】実施の形態のすのこの構成部材を示す構成図で
ある。
【図6】実施の形態のすのこの一使用形態を示し、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図7】実施の形態のすのこの他の構成例に使用する連
結部材を示し、(A)は平面図、(B)は図7(A)の
VII−VII線における断面図、(C)は索状材端部の接続
状態の断面図である。
【図8】実施の形態の他のスペーサの構成を示す斜視図
である。
【図9】実施の形態のすのこの他の構成を示す部分分解
斜視図である。
【符号の説明】
1:基材 2:スペーサ 3:索状材 4:挿通孔 6:差込部 8:食込突起 9:突条

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材や棒材よりなる基材を伸縮性のある
    弾性材よりなる索状材の挿通により圧接状でかつ並列形
    態に連結したことを特徴とするすのこ。
  2. 【請求項2】 板材や棒材よりなる基材を相互間に隙間
    を保持して可撓性のある索状材の挿通により並列形態に
    連結したことを特徴とするすのこ。
  3. 【請求項3】 連結用の挿通孔を有する複数本の板材や
    棒材よりなる基材と、この基材の相互の間に隙間を保持
    するスペーサと、前記複数本の基材を前記スペーサによ
    り基材相互間に隙間を保持して前記挿通孔を通じて並列
    形態に連結する可撓性のある索状材とを組立て可能なセ
    ット構成にしたことを特徴とするすのこ。
  4. 【請求項4】 索状材を伸縮性のある弾性材で構成した
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のすの
    こ。
  5. 【請求項5】 索状材を塑性変形の可能な金属材で構成
    したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のす
    のこ。
  6. 【請求項6】 スペーサに索状材の滑りを規制し基材と
    の連結を可能にする差込構造を設けたことを特徴とする
    請求項4に記載のすのこ。
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