JP3073321U - 着脱可能な収納部を有するバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は書類、本、パンフレット、原稿等の紙
様物を収納する収納部を備えたバッグであり、さらに該
収納部をバッグから取り外し単独に持ち運ぶことのでき
る着脱可能な収納部を有するバッグである。 【解決手段】前後板及び該前後板間に位置する１枚以上
の仕切板によって複数区画に区画され、かつ該各区画の
下側に底部を、左右側に折り込み状側板を設けた収納部
を、上側及び左右側が開口可能なバッグの収納区画内に
収納可能であり、かつ前記収納部の前後板表面と、前記
収納区画の前後面内面とに各対抗面に一対以上の止め部
を設け、前記収納部と前記収納区画とを着脱自在に一体
化したことを特徴とする着脱可能な収納部を有するバッ
グ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】本考案は書類、本、パンフレット、原稿等の紙様物を 収納する収納部を備えたバッグであり、さらに該収納部をバッグから取り外し単 独に持ち運ぶことのできる着脱可能な収納部を有するバッグに関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】本考案が対象とするような紙様物を収納する収納部を備えたバッ グは従来からあった。これらバッグとしては、収納部全体に仕切板を設けた、紙 様物専用のバッグがある。また、バッグ内の主収納部の内面に１以上の仕切板を 設け、これにより収納部内を主収納部と、紙様物を収納する収納部を区分けして 設けていたバッグもある。さらに、主収納部と副収納部を別に設け、その主副何 れかの収納部内に１以上の仕切板を設け、これにより収納部内を主収納部と、紙 様物を収納する収納部を区分けして設けていたバッグもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】紙様物専用のバッグでは当然他の物は収納する ことができず汎用性がなかった。他の物を収納するためには他のバッグを用意す る必要があった。収納部内に紙様物様収納部を設けたバッグや主副収納部の何れ かに紙様物収納部を設けたバッグは、他の収納部と紙様物収納部が一体になって いるため、紙様物のみの持ち運びでよいような場合にも、一々バッグ自体を持ち 運ばなければならなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は、前後板及び該前後板間に位置する１枚 以上の仕切板によって複数区画に区画され、かつ該各区画の下側に底部を、左右 側に折り込み状側板を設けた収納部を、上側及び左右側が開口可能なバッグの収 納区画内に収納可能であり、かつ前記収納部の前後板表面と、前記収納区画の前 後面内面とに各対抗面に一対以上の止め部を設け、前記収納部と前記収納区画と を着脱自在に一体化した着脱可能な収納部を有するバッグとする。

【０００５】本考案は、前記バッグが着脱自在な収納部を収納する収納区画の他 に収納区画を有する着脱可能な収納部を有するバッグとする。

【０００６】

【考案の実施の形態】本考案による好ましい実施形態を図面に従い詳細に説明す る。図１は本考案バッグの斜視図であり、本体１に取っ手２が設けられている。 本考案バッグの材質は皮革、合成皮革、布、合成樹脂、金属等通常バッグに使用 可能な材質を採用することができ、また、使用部分によって材質を変えることも できる。特に、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の燃 焼によりダイオキシンの発生しない合成樹脂材質を使用することにより、当該バ ッグが破損等して廃棄する場合に、可燃物として処分することができるため、環 境を十分に配慮したものとすることができる。さらに、バッグに使用するスライ ドファスナーの材質をナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル 等の燃焼によりダイオキシンの発生しない合成樹脂材質とすることで、バッグ全 体が燃焼可能となるため、より環境への配慮を高めることができる。本体１は中 央の第一収納区画３と該第一収納区画３の後方に位置する第二収納区画４と前方 に位置する第三収納区画５とから成る。

【０００７】第一収納区画３は左右側の縦中央部近傍から上側にかけて、スライ ドファスナ６が設けられており、該スライドファスナ６によって開口可能となっ ている。

【０００８】第一収納区画は前記取っ手２，２は前記第１収納区画３の上部に一 体的に設けられている。また、前記第一収納区画３の左側の外面下部には携帯電 話等を収納する副収納部７が設けられている。

【０００９】前記第二収納区画は、前記第一収納区画３の後方に位置し、該第一 収納区画３と、下側中央部で一体的に連接し、下側両側、左右側、上側にかけて スライドファスナ７が設けられており、該スライドファスナ７によって開口可能 となっている。

【００１０】前記第三収納区画５を、該第三収納区画を開口した状態を示す説明 図である図２に従い説明する。第三収納区画５は、第一収納区画３の前方に位置 し、かつ左右側、及び下側に設けたスライドファスナ２２を介して取り外し自在 に設けられている。第三収納区画５自体は、前側面２０と後側面２１とが、下側 中央部で一体的に連接し、下側両側、左右側、上側にかけてスライドファスナ２ ３が設けられており、該スライドファスナ２３によって開口可能となっている。 そして、第三収納区画５の内部には紙様物収納部３０が着脱自在に収納されてい る。

【００１１】前記収納部３０は、合成樹脂シート製であり、前後板３１、３２と の間に仕切版３３が一枚以上設けられており、各板間によって複数の区画が形成 されている。また各区画の下側には底部が、左右側には折り込み状の側板３４が それぞれ設けられている。前記各区画の底部は前後板、仕切板を重ね合わせるこ とで設けることもできるし、必要に応じて下側に折り込み状の底板を設け、各区 画の奥行きを広げることもできる。前記書類収納部３０の前後板３１、３２の表 面上部に面ファスナ、ボタン等の止め部３５が設けられている。一方、該止め部 ３５と対をなす、止め部３６が前記第三収納区画５の前後面２０、２１の内面に 設けられている。そして、前記書類用収納部３０を前記第三収納区画５の内部に 収納し、前記止め部３５と３６とを結合させることで、両部材を取り外し可能な 状態で一体にする。

【００１２】

【考案の効果】紙様物を収納する収納部を、前後板及び該前後板間に位置する１ 枚以上の仕切板によって複数区画に区画され、かつ該各区画の左右側に折り込み 状側板を設けた収納部を、上側及び左右側が開口可能なバッグの収納区画内に収 納可能であり、かつ前記収納部の前後板表面と、前記収納区画の前後面内面とに 各対抗面に一対以上の止め部を設け、前記収納部と前記収納区画とを着脱自在に 一体化した着脱可能な収納部を有するバッグとしたため、紙様物を専用の収納部 に整然と収納することができる。また、前記収納部は収納区画を開くことによっ て、止め部を介して収納部を自動的に開くことができ、容易にこれら紙様物の収 納、取り出しを行うことができる。また、収納部がバッグから分離できるため、 紙様物のみ持ち運ぶ場合には、わざわざバッグ全体を持ち運ぶことなく容易に紙 様物用収納部だけ持ち運ぶことができる。

【００１３】前記バッグが着脱自在な収納部を収納する収納区画の他に収納区画 を有する着脱可能な収納部を有するバッグとしたため、紙様物以外の物を紙様物 収納部以外の収納区画に収納し、紙様物と一緒に持ち運ぶことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態を示す斜視図である。

【図２】考案の実施形態を示す説明図である。

【符号の説明】

５………第三収納区画 ３０………書類収納部 ３１、３２………前後板 ３３………仕切版 ３４………側板 ３５、３６………止め部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】前後板及び該前後板間に位置する１枚以上
   の仕切板によって複数区画に区画され、かつ該各区画の
   下側に底部を、左右側に折り込み状側板を設けた収納部
   を、上側及び左右側が開口可能なバッグの収納区画内に
   収納可能であり、かつ前記収納部の前後板表面と、前記
   収納区画の前後面内面とに各対抗面に一対以上の止め部
   を設け、前記収納部と前記収納区画とを着脱自在に一体
   化したことを特徴とする着脱可能な収納部を有するバッ
   グ。
2. 【請求項２】前記バッグが着脱自在な収納部を収納する
   収納区画の他に収納区画を有することを特徴とする請求
   項１記載の着脱可能な収納部を有するバッグ。