JP3073251U - 冷却貯蔵タンク - Google Patents

冷却貯蔵タンク

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水漏れを防止し、補修が容易で、かつ効率の
低下を防止する冷却貯蔵タンクを提供する。 【解決手段】 タンク体1と、定位枠2と、複数の環状
冷却管3と、冷却主管4とで構成される。タンク体1は
複数の鋳造板11を組合わせて、中空状に形成し、その
内外表面とも連続されている凹凸状を形成して圧力抵抗
性を大幅に高める。タンク体1の内部にその他の主要部
が組み付けられる。環状冷却管3は定位器21の上に設
置され熱交換の効能を有し、薄い管であり特にポリエチ
レンで形成されているので、熱伝導効率が高い。この環
状冷却管3の回路は一体に成形されて、連接点がなく水
漏れを防止している。冷却主管4はタンク体1の内側上
方部に設置され、タンク体1内部の環状管3回路と連結
されている。環状管3回路は集中して冷却主管4に連結
され、タンク体1の中の冷却水面Hの下には一つも連結
点がなく、補修のときは便利かつ迅速にできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食料品の冷蔵、工業製造、あるいはエアコンなどに使用される冷却 貯蔵タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷却貯蔵タンクは図1に示すように、中空状のタンク10の中に薄メタ ル管20で構成されている熱交換回路でメタル管20の回路に主管30を連接し 、この熱交換回路に冷却剤を入れ、循環により熱交換を行っている。これにより 、タンク体10の中に入れられている冷却水の温度を低下させ、結氷させている 。この貯蔵された冷たいエネルギーを冷却、冷凍あるいはエアコンに適用し、電 力の高使用時における電力使用を避け、低使用時に電力を使用するようにしてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来の氷貯蔵タンクは次のような欠点がある。 (1) 水圧を受ける設計がないので、長期使用後タンク体は酸化腐蝕し、水 圧に耐えられない。そのため、結氷したときに発生する膨張で亀裂や水漏れなど を引き起こす。 (2) 熱交換回路は薄メタル管で構成され、その熱伝導効率は高いが、圧力 に対する抵抗力が大変弱い。そのため、高水圧のときあるいは結氷で膨張したと きは亀裂を発生し易く水漏れを引き起こす。また、冷却剤も漏れ出るおそれがあ る。しかし、メタル管回路の接合個所はタンク体の内部にあるので、その補修は 困難で時間がかかる。
【0004】 (3) タンク体の外部にあるメタル管はタンク体の内部の冷却剤および回路 の冷却により結氷し、メタル管を破損させるのみならず、電力の浪費ともなり、 効率を低下させる。 (4) タンク体の熱交換回路と主管との連接は、はめ合わせ式なので密接度 が低く水漏れを発生し易い。
【0005】 そこで、本考案の目的は、水漏れを防止し、補修が容易で、かつ効率の低下を 防止する冷却貯蔵タンクを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の冷却貯蔵タンクによると、中空のタンクを設け、このタンクの中に定 位枠を設置する。定位枠の縦棒には多数のはまり溝を設けておき、熱交換回路を 形成する環状冷却管を定位枠の溝の中に定位させている。そして、冷却主管をタ ンクの内側の上部に設置し環状冷却管と連接する。そのため、水漏れを防止する ことができる。また、冷却主管をタンクの内部の上部に設置することにより補修 を容易に実行することができる。
【0007】 また、環状冷却管を例えばポリエチレンにより薄く作ることにより、熱伝導効 率を高めることができる。またタンクの壁の内部を例えば熱絶縁効果の良好なポ リウレタンを使用する。 複数の環状冷却管はタンクの中の定位枠の溝の中に載せているだけなので検査 補修が容易に作業できる。また環状冷却管は例えばポリエチレン材で薄く作られ ているので熱伝導効率が良好である。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案の一実施例による冷却貯蔵タンクは図2に示すように、タンク体1と、 定位枠2と、複数の環状冷却管3と、冷却主管4とで構成されている。
【0009】 タンク体1は複数の鋳造板11が組み合わせられ、中空状に形成され、主要部 分がその中空状の部分に設置されている。タンク体1は、内外表面に連続してい る凹凸状が形成され、圧力抵抗性を大幅に高めている。
【0010】 定位枠2はタンク体1の内部の適当な位置に設置され、複数の定位器21と片 体22とで形成されいる。この定位枠2は、主要部に組付けられ、安定に維持さ れている。 環状冷却管3は定位器21の上に設置され、主に熱交換の作用を有している。 この環状冷却管3は、高分子の材料からなり引き抜き式で製造される薄い管であ り、特にポリエチレンで作るのが最良である。環状冷却管3は、熱伝導効率が高 いため、結氷と融解の効率を大幅に高める。この環状冷却管3の回路は一体に成 形され、連接点がないため、水漏れを防止している。
【0011】 冷却主管4はタンク体1の内側上方部に設置され、タンク体1の内部の環状管 3回路と連結され、高分子の材料であり特にポリエチレンで形成するのが最良で ある。環状管3の回路は冷却主管4に集中して連結され、タンク体1の中の冷却 水面Hの下には一つも連結点がなく、補修のときは便利でありかつ迅速に補修を 実行することができる。
【0012】 次に、図3に示すタンク体1を詳しく説明する。 タンク体1は鋳造板11で組み合わせて中空状にし、鋳造板11は二重の強化 鋼板111で中空状の板体を形成している。この中空状の内部に高密度の熱絶縁 材112(特にポリウレタンが最良である)が充填されている。またタンク体1 の連接個所はシリコンゲル12が充填され鋼板を付設して、補強されている。そ のため、タンク体1の抗圧性はさらに高められる。またタンク体1は鋳造板の増 加減少により異なる寸法のものを作成することができる。 図4は本実施例の定位枠2と環状管3の相互設置状況を示し、定位枠2は複数 の縦の定位器21とその上面と下面にある片体22とを組合わせることにより安 定している。定位器21は複数のはまり溝23が形成され、環状管3がはめ込ま れ環状管3を保持している。溝23は外側がやや大きく環状管3をその中に押し 込むとき、何らの工具を使用する必要もなく容易に溝23の中にはめ込むことが でき、施工が簡単かつ迅速にできる。
【0013】 図5は本実施例の冷却主管4の組合わせを示し、冷却主管4は本体1の両側に 主管42を固接し、主管42はまた環状冷却管3の回路と連結されている。本体 41の上には連結管44をボルトナットのような固定具で固接し、外部回路ある いは圧力メータなどの周辺設備と連結される。本体41と連接管44との固接面 には漏れ止め45を挟んでおき、連接面から水の漏れることを防止する。また冷 却主管4は高分子材質で作り、特にポリエチレンを最良とする。本体41と主管 42の連結方式は熱溶解により一体に組み合わせ、本体41の内側面と主管42 の外側面を加熱して、主管42を圧力をかけて本体41の両側に完全に連結させ る。同様に、主管42と環状冷却管3の回路との連結も熱溶解の方式を使用し、 全部の環状冷却管3の回路を集中して主管42と連結し、補修検査を便利にする 。
【0014】 図6は本実施例の熱溶接の状況を示す。冷却主管4の主管42は環状冷却管3 とは熱溶接方式で相互に連接される。また環状冷却管3の接合端の中に内管31 をはめ込み、それで接合端の強度を補強し、主管42の連接孔421の中にさし 込んで熱溶接で接合する。環状冷却管3および主管42はそれぞれ材質がポリエ チレンであるので、連接後は完全に密接する。
【0015】 本実施例の熱溶接連接技術は厚い壁の管に使用でき、熱溶解の軟化を避けられ るが、熱伝導効率が非常に低下する。それで熱伝導効率を高めるために壁の薄い 管を使用する必要があり、かつその熱溶解軟化を防止するために、環状冷却管3 の接合端の中に内管31をさし込んでから熱溶解接合を施行して、薄い管の熱溶 解軟化を確実に防止して、完全な連接と良好な熱伝導性の優点をもたせる。その 外環状冷却管3の抗圧強度を増加するために、高密度のポリエチレンを使用する のが最良である。
【0016】
【考案の効果】
本考案の冷却貯蔵タンクは次の効果をもつ。 (1) タンク体と定位枠などの関係主要部は皆組み合わせ式になっているの で、貯蔵タンクの寸法を容易に変更できるから、いろいろ異なる空間や場所に適 用できて、エネルギー不足や浪費がなく、消費者の要求を満足できる。
【0017】 (2) 環状冷却管と冷却主管は皆ポリエチレンを材料として作られているの で、永久に破裂しなくかつ漏れることなく、また熱溶解方式で連結して一体にし て堅固かつ密接し、環状冷却管は直接引き抜いて製造した薄い管にして、抗圧性 が強くかつ熱伝導効率が高く、さらに有効に結氷と溶水の効率を高める。 (3) 環状冷却管ははまり溝で定位されているのでその補修点検のときの取 り外し組付が簡単かつ快速にできる。 (4) 全部の連接点が冷却主管に集中しているから、タンク体内の冷却水面 以下には何らの連接個所がなく、補修点検が便利かつ迅速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の冷却貯蔵タンクを示す概略図である。
【図2】本考案の一実施例による冷却貯蔵タンクを示す
概略図である。
【図3】本考案の一実施例による冷却貯蔵タンクを示す
斜視図である。
【図4】本考案の一実施例による冷却貯蔵タンクの定位
枠および環状冷却管を示す正面図である。
【図5】本考案の一実施例による冷却貯蔵タンクの冷却
主管を示す正面図である。
【図6】本考案の一実施例による冷却貯蔵タンクの環状
冷却管および主管の連接状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 タンク体 2 定位枠 3 環状冷却管 4 冷却主管 11 鋳造板 12 シリコンゲル 21 定位器 22 片体 23 はまり溝 41 主体 42 主管 43 固定金具 44 連接管 45 漏れ止め 111 強化鋼板 112 高密度ポリウレタン材

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造板を組み合わせて形成し、組み合わ
    された前記鋳造板の内部に熱絶縁材が充填され、中空部
    を有するタンク体と、 前記中空部に設置され、複数の定位器ならびに前記定位
    器の上下端と連結されている2枚の片体を有し、前記定
    位器は縦方向に一定の間隔で複数のはまり溝を形成する
    ように配置され、前記はまり溝は内部から外部へ向けて
    開口面積が増大するように形成されている定枠と、 高分子材料により壁面が薄く一体に成形され、前記はま
    り溝にはめ込まれている熱交換可能な複数の環状冷却管
    と、 高分子材料により形成され、本体、前記本体の両側に固
    く連結され前記環状冷却管に接続されている2本の主
    管、ならびに前記本体の上方に接続され外部に接続され
    ている連結管を有し、前記タンク体の内部の上方に配置
    されている冷却主管と、 を備えることを特徴とする冷却貯蔵タンク。
  2. 【請求項2】 前記タンク体は、耐圧性を高めるために
    外表面および内表面に凹凸状面が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵タンク。
  3. 【請求項3】 前記熱絶縁材は、高密度のポリウレタン
    で形成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却
    貯蔵タンク。
  4. 【請求項4】 前記タンク体は、前記鋳造板の形状を変
    更することにより異なる大きさに形成されることを特徴
    とする請求項1記載の冷却貯蔵タンク。
  5. 【請求項5】 前記環状冷却管および前記冷却主管は、
    ポリエチレンで形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の冷却貯蔵タンク。
  6. 【請求項6】 前記冷却主管は、前記本体および前記主
    管が熱溶着により接合されていることを特徴とする請求
    項1記載の冷却貯蔵タンク。
  7. 【請求項7】 前記冷却主管は、前記環状冷却管と熱溶
    着により接合されていることを特徴とする請求項1記載
    の冷却貯蔵タンク。
  8. 【請求項8】 前記冷却主管と前記環状冷却管とは、前
    記環状連接管の接合端の内部にさし込まれる内管を熱溶
    着により軟化し、前記冷却主管に形成されている連接孔
    の中にさし込んで密接に接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載の冷却貯蔵タンク。
  9. 【請求項9】 前記内管は、ポリエチレンで形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵タンク。
  10. 【請求項10】 前記冷却主管は、前記連接管の連接面
    に漏れ止めが挟み込まれていることを特徴とする請求項
    1記載の冷却貯蔵タンク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0549522U (ja) * 1991-12-09 1993-06-29 株式会社イノアックコーポレーション 自動車用エアバッグドア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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