JP3073002U - 自動車用熱線入り電動リアミラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の後部視界をより広範囲に視認できるよう
にすると共に、長方形リアミラー（２）の微調節を運転
席で行えるようにし、且つ該ミラーの鏡面に発生する曇
りや凍結もスイッチ操作のみにて除去できるようにす
る。 【構成】長方形リアミラー（２）を、ミラー回動装置
（３）と支持ステー（４）を介して車体屋根部（５）に
取り付け、且つ該ミラー（２）内部に電熱線（６）を埋
設すると共に、これらのスイッチＯＮ・ＯＦＦ操作を運
転席において行えるよう配設した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

乗用車、ワゴン車、マイクロバス、ＲＶ車等の後部に備えられたリアミラーに 関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、上記車両の後部に備えられたリアミラーは、極めて小型であってその視 認範囲が甚だ狭い。また、その角度の微調節はいちいち降車して手動で行ってい る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の小型リアミラーでは、その視認範囲が非常に狭いので不用意なバック発 進などによって、死角に入った幼児や児童を事故に巻き込む恐れがある。

【０００４】 また、運転者の交代やいたずらなどによって起こるリアミラーの角度調整作業 も、いちいち降車して手動修正しなければならない。 また、厳寒時にはリアミラー表面が曇ったり凍結して用をなさないことも生じ てくる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は、リアミラーを車幅と同程度の長方形とし、これをミラー回動 装置と支持ステーを介して車体屋根部に取り付けてなる。また、前記ミラー内部 には電熱線を埋設し、スイッチＯＮによるその発熱によって鏡面の曇りや凍結を 阻止する。

【０００６】

【考案の実施の形態・実施例】

車両（１）の後部上方に、車幅と同程度の長方形リアミラー（２）を、ミラー 回動装置（３）と支持ステー（４）を介して車体屋根部（５）に取り付けると共 に、該ミラー（２）内部に電熱線（６）を埋設してなる。

【０００７】 また、ミラー回動装置（３）と電熱線（６）に供給する電源は、車両積載のバ ッテリーより配線して行われ、且つそのＯＮ・ＯＦＦスイッチを運転席付近に設 置してなる。

【０００８】 上記構造を有するものであるから、極めてワイドな後部視界が得られ、死角を なくして事故発生を未然に防止できる。また、この長方形リアミラー（２）の角 度微調節もいちいち降車して手動修正する必要がなく、運転席にてスイッチ操作 で行える。更に、厳寒時において頻発するミラー鏡面の曇りや凍結も、運転席の スイッチ操作のみにて除去できる。

【０００９】

【考案の効果】

車幅と同程度の長方形リアミラー（２）によって、広範囲にしてワイドな後部 視界が得られ、バック発進などによる不測の事故を防止できると共に、該ミラー （２）の角度微調節も手動によることなく運転席において調整できる。また、そ の鏡面に発生する曇りや凍結も運転席のスイッチ操作のみにて除去できる。事故 防止と安全運転と省力化に寄与できる有益な考案を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の実施状態を示す側面図。

【図２】 本考案の実施状態を示す背面図。

【図３】 本考案の長方形リアミラーとミラー回動装置
を示す断面図。

【符号の説明】

１ 車両 ２ 長方形リアミラー ３ ミラー回動装置 ４ 支持ステー ５ 車体屋根部 ６ 電熱線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 車両（１）の後部上方に、車幅と同程度
   の長方形リアミラー（２）を、ミラー回動装置（３）と
   支持ステー（４）を介して取り付け、且つ該ミラー
   （２）内部に電熱線（６）を埋設すると共に、これらの
   スイッチＯＮ・ＯＦＦ操作を運転席において行えるよう
   配設してなる。