JP3072878B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3072878B2
JP3072878B2 JP06059690A JP5969094A JP3072878B2 JP 3072878 B2 JP3072878 B2 JP 3072878B2 JP 06059690 A JP06059690 A JP 06059690A JP 5969094 A JP5969094 A JP 5969094A JP 3072878 B2 JP3072878 B2 JP 3072878B2
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作り込まれた被テスト
回路をテストする際、各ノードの論理状態の設定をより
容易に行えるようにする等、テスト作業能率を向上する
ことができる半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路においては、スケーリン
グ則に沿って、近年特にその大規模集積化が進んでい
る。例えば、トランジスタ数ではチップ当り100万個
にも上り、システム・オン・チップが図られてきてい
る。又、このような大規模集積化に伴って、その半導体
集積回路パッケージにおいては、400ピン前後もの、
非常に多くの入出力ピンが備えられている。
【0003】このように搭載されるトランジスタや論理
ゲートの数が増大し、その入出力数が増大するに連れ、
又、作り込まれる回路の動作が高速化するに伴って、作
り込まれる回路の機能テストに関して様々な問題が生じ
てしまっている。例えば、このようなテストに多大な工
数がかかってしまうという問題や、テストコストが上昇
してしまう等の問題が増大してしまっている。
【0004】このため、半導体集積回路に組み込む回路
のテストに関して、様々な技術が開示されている。例え
ば、テストコストを低減するため、テスト対象となる半
導体集積回路へ入力する、いわゆるテストベクタの短
縮、又同測等によって、テスト時間の短縮を図るように
している。特に、積極的なテストコストの低減を図るた
めには、ゲート当りのテストコストを十分下げる必要が
あり、このための様々な検討が進められている。
【0005】例えば、特開平1−179338では、複
数のプローブ線と複数のセンス線とによって、被テスト
回路中に存在する多数の電子スイッチをマトリックス状
に前記プローブ線にて制御し、前記電子スイッチ及び前
記センス線を経て、その被テスト回路中のノードの論理
状態をモニタするという技術が開示されている。該特開
平1−179338によれば、テスト対象となる半導体
集積回路のその出力ピンからその内部回路をモニタする
ことに比べ、例えば問題となる障害やその障害箇所を能
率良く検出することができる。
【0006】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前記特
開平1−179338であっても、近年の半導体集積回
路の大規模化にあっては、テスト作業能率をより向上す
ることが望まれるものである。例えば、半導体集積回路
に作り込まれる回路の規模がトランジスタ数で50万〜
100万個と大規模化すると、例えばテストに際して必
要とされるテストベクタ数が増大してしまう。これは、
該特開平1−179338を適用しても同様である。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、半導体集積回路へ作り込まれた被テ
スト回路をテストする際、テストをするにあたってなさ
れる被テスト回路中の各ノードの論理状態の設定をより
容易に行えるようにし、更には、テスト対象となる半導
体集積回路中の被テスト回路にあって、所望のノードの
論理状態を読み出したり、あるいはその論理状態を強制
設定する操作につい て、そのタイミング等、より多様な
操作形態を提供できるようにする等、テスト作業能率を
向上することができる半導体集積回路を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を達成するための手段】本発明は、被テスト回路
中のノードからテストモニタされる論理状態、あるい
は、該ノードに対して強制設定する論理状態を一時保持
するテストデータ記憶回路と、その一方の接点が前記テ
ストデータ記憶回路に接続され、その他方の接点が複数
のセンス線のうちの1本に接続され、その切替選択入力
が複数のプローブ線のうちの1本に接続され、該切替選
択入力へと入力される信号に従って、前記一方の接点と
前記他方の接点との間をオンオフするテストデータ入出
力スイッチと、前記テストデータ記憶回路と前記ノード
との間にあって、該ノードから該テストデータ記憶回路
へテストモニタされる論理状態を伝達するモニタ信号回
と、該テストデータ記憶回路から該ノードへ強制設定
する論理状態を伝達するセット信号回路との、少なくと
もこれら2つの信号回路を切り替えるテスト切替回路と
を備え、前記テスト切替回路を操作しながら、又、前記
テストデータ入出力スイッチをオンとすることで、前記
ノードの論理状態のテストモニタあるいは強制設定を、
対応する前記センス線を経て行うことにより、前記課題
を達成したものである(請求項1に対応)。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】又、前記半導体集積回路において、前記テ
スト切替回路が、1つの入力を、2つの出力のいずれか
一方へ切替えるデマルチプレクサと、2つの入力のいず
れか一方を1つの出力へ切替えるマルチプレクサとを有
し、前記デマルチプレクサの入力が、前記ノードへと信
号を出力する前記被テスト回路中の出力回路のその出力
に接続され、前記マルチプレクサの出力が、該出力回路
のその出力から分離された前記ノードに接続され、前記
デマルチプレクサの一方の出力と前記マルチプレクサの
一方の入力とが接続され、前記デマルチプレクサの他方
の出力と前記マルチプレクサの他方の入力とが接続さ
れ、このようにデマルチプレクサとマルチプレクサとで
接続された2つの接続点のいずれか一方が、前記テスト
データ記憶回路に接続されていることにより、前記課題
を達成すると共に、被テスト回路中の所望のノードの論
理状態のモニタや強制設定の操作を多様化することを、
より簡便な回路にて実現できるようにしたものである
(請求項に対応)。
【0015】
【作用】本発明は、前記特開平1−179338等、従
来の前記交叉チェックテスト方法における半導体集積回
路の機能テストの能率向上を図ることを検討しなされた
ものである。前述したように、前記交叉チェックテスト
方法においては、被テスト回路中の多くのノードの論理
状態をモニタすることができ、この点でテスト作業能率
を向上することができる。
【0016】しかしながら、このような交叉チェックテ
スト方法においては、テストをするにあたってなされる
被テスト回路中の各ノードの論理状態の設定について、
特に配慮されていなかった。そこで、本発明にあって
は、このような被テスト回路中の各ノードの論理状態の
設定を、前記交叉チェックテスト方法において用いられ
る、複数の前記プローブ線やセンス線を利用しながら、
このような被テスト回路中の各ノードの論理状態の設定
が可能な構成を見出しなされたものである。
【0017】このため、本発明にあっては、まず、従来
の前記交叉チェックテスト方法が有していたような、複
数の前記プローブ線、及び、複数の前記センス線を備
え、テストデータ記憶回路と称するものと、テストデー
タ入出力スイッチと称するものを備えた。
【0018】前記テストデータ記憶回路は、被テスト回
路中のノードからテストモニタされる論理状態、あるい
は該ノードに対して強制設定する論理状態を、一時保持
するものである。該テストデータ記憶回路は、具体的に
は、少なくとも1ビットの論理状態を記憶できるもので
あり、例えばフリップフロップやラッチ回路等である。
【0019】一方、前記テストデータ入出力スイッチ
は、その切替選択入力への信号に従って、一方の接点と
他方の接点との間をオンオフするものである。該テスト
データ入出力スイッチは、特に、その一方の接点が前記
テストデータ記憶回路に接続され、その他方の接点が複
数の前記センス線のうちの1本に接続され、その切替選
択入力が複数の前記プローブ線のうちの1本に接続され
ているものである。従って、該テストデータ入出力スイ
ッチは、対応する前記プローブ線から伝達される信号に
従って、前記テストデータ記憶回路と、対応する前記セ
ンス線との間をオンオフするものとなる。
【0020】更に、本発明にあっては、このような少な
くとも1つの前記テストデータ記憶回路、及び、このよ
うな少なくとも1つの前記テストデータ入出力スイッチ
を1単位とし、1つのテストセルとして備えるようにし
ている。又、1つの該テストセルを、前記交叉チェック
テスト方法に用いられる複数の前記プローブ線及び複数
の前記センス線の交叉点に対応し、又、被テスト回路中
でテストに際して論理状態の設定を行いたいノードに対
応し備えるものである。
【0021】従って、前記テストセルは、複数の前記プ
ローブ線と複数の前記センス線との交叉点の数だけ備え
ることができ、最大、該交叉点の数だけのノードの、そ
の論理状態の設定が可能である。
【0022】このような構成にあって、本発明において
は、複数の前記プローブ線へ入力する信号によって、選
択的に所望の前記テストセルの前記テストデータ入出力
スイッチをオンとすることができる。論理状態を設定し
たいノードに対応するそのテストセルの前記テストデー
タ入出力スイッチをオンとすることで、そのテストセル
に対応する複数の前記プローブ線のうちの1本から、そ
のテストセルの前記テストデータ記憶回路へと、強制設
定しようとする論理状態の設定が可能である。又、この
ように該テストデータ記憶回路へと論理状態を設定すれ
ば、これによって、テストをするにあたって論理状態の
強制設定を行いたい所望のノードの論理状態を、所望の
論理状態に設定することが可能である。
【0023】このように、本発明によれば、半導体集積
回路に作り込まれた被テスト回路をテストする際、被テ
スト回路中の各ノードの論理状態の設定をより容易に行
えるようにすることができる。従って、あるノードの論
理状態を設定するための、従来行われていたような、多
数のテストベクタの入力等の作業は不要となり、このよ
うなテストベクタの作成に要する時間やコスト、又作成
されたテストベクタを実際に半導体集積回路へ順次入力
するための時間やコストを削減することができ、テスト
作業能率の向上やコスト低減等の効果を得ることが可能
であると共に、不良箇所の特定等の不良解析を容易にす
ることができる。更には、本発明では、前述したような
テストデータ記憶回路と該テストデータ記憶回路に係る
ノードとの間にあって、該ノードから該テストデータ記
憶回路へテストモニタされる論理状態を伝達するモニタ
信号回路と、該テストデータ記憶回路から該ノードへ強
制設定する論理状態を伝達するセット信号回路との、少
なくともこれら2つの信号回路を切り替えるテスト切替
回路を備える。そうして、前記テスト切替回路を操作し
ながら、又、前記テストデータ入出力スイッチをオンと
することで、前記ノードの論理状態のテストモニタある
いは強制設定を、対応する前記センス線を経て行う。
れにより、本発明では、テスト対象となる半導体集積回
路中の被テスト回路にあって、所望のノードの論理状態
を読み出したり、あるいはその論理状態を強制設定する
操作について、そのタイミング等、より多様な操作形態
を提供することができる。
【0024】なお、本発明にあっては、前述のしたとお
り、テストをするにあたってなされる被テスト回路中の
各ノードの論理状態の、特にその強制設定の容易化が図
られるものである。従って、このような論理状態の強制
設定と共に、従来の前記交叉チェックテスト方法にあっ
てなされていたような被テスト回路中の各ノードの論理
状態の、そのモニタをも行えば、そのテスト作業能率を
より向上することができるものである。
【0025】この際、本発明を適用してなされる各ノー
ドの論理状態の強制設定に用いられる、複数の前記プロ
ーブ線や複数の前記センス線を、各ノードの論理状態の
モニタに用いられる複数の前記プローブ線や複数の前記
センス線と共用するようにしてもよい。又、この際、一
般的には、このような各ノードの論理状態の設定とこの
ような各ノードの論理状態のモニタとで、本発明の前記
テストデータ入出力スイッチを共用することも可能であ
る。即ち、該テストデータ入出力スイッチを、前記特開
平1−179338で言及される、前記プローブ線の信
号でオンオフされる電子スイッチとしても、共用して用
いるようにしてもよい。
【0026】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0027】図1は、本発明が適用された実施例の半導
体集積回路の構成を示すブロック図である。
【0028】この図1にあっては、特に、その実施例の
半導体集積回路に作り込まれる被テスト回路をテストす
る回路が示されている。特に、被テスト回路については
図示が省略されている。なお、本実施例において、図1
4に示す後述するテストセルの第5例、あるいは、図1
5に示す後述するテストセルの第6例を用いた場合に、
本発明がすべて適用される。これら以外のテストセルを
用いた場合は、本発明は部分的に適用される。
【0029】この図1においては、特に、その半導体集
積回路のパッケージに設けられた入力ピンIX1〜IX
8、IY1〜IY8、TW及びTSTが示されている。
又、双方向のものとして、入出力ピンTDIが示されて
いる。該半導体集積回路にあっては、そのパッケージに
は、これ以外の多数の入力ピンや出力ピン、又入出力ピ
ンが設けられているものであり、被テスト回路との接続
等に用いられるものである。なお、符号IX1〜IX
8、IY1〜IY8、TDI、TW及びTSTについて
は、それぞれ、前述の如くピン名称となっていると共
に、対応するピンにて入力あるいは出力又は入出力され
る信号名ともなっている。
【0030】又、この図1においては、Xセレクタ10
とYセレクタ12と、データセレクタ30と、テストモ
ード検出回路50と、Xアドレスデコーダ60と、Yア
ドレスデコーダ62と、選択入出力回路80と、テスト
マトリックス100とが示されている。
【0031】まず、前記Xセレクタ10及びYセレクタ
12の構成については、図3を用い詳しく後述する。
又、これらXセレクタ10及びYセレクタ12は、いず
れも、前記入力ピンIX1〜IX8及びIY1〜IY8
を効率良く用いるために備えられたものである。半導体
集積回路のパッケージに設けられる入力ピンの数には限
界があるものである。これら入力ピンIX1〜IX8及
びIY1〜IY8は、被テスト回路の機能テスト等に用
いられるものであるが、このようにテストだけの目的で
入力ピンを設けることは好ましいものではない。このた
め、本実施例においては、これらXセレクタ10及びY
セレクタ12を設けることで、これら入力ピンIX1〜
IX8及びIY1〜IY8を、テスト時には被テスト回
路となる、基本的に当該半導体集積回路へ作り込もうと
する内部回路の入力ピンにも用いるようにしているもの
である。
【0032】次に、前記データセレクタ30について
は、その構成は図4を用いて詳しく後述する。該データ
セレクタ30についても、入出力ピンの効果的な利用と
いう目的で設けられているものである。即ち、該データ
セレクタ30は、入出力ピンTDIを、テスト時にはそ
のテスト回路に用い、通常時には当該半導体集積回路の
内部回路で利用するようにしている。
【0033】前記テストモード検出回路50は本実施例
の半導体集積回路にあって、通常の動作を行うか、本発
明が適用されたテストを行うテストモードとするかの入
力を検出するものである。一般のユーザの利用時にあっ
ては、容易にこのようなテストモードとされないことが
望ましい。このため、本実施例にあって前記入力ピンT
STへと入力されるテストモード信号TSTは、通常の
電源電圧、即ち電源電圧VDD以上の電圧のH状態が入
力されるとテストモードとなるものである。又、このよ
うな入力ピンTSTは、このようなテストモード信号T
STの入力に専用に設けられたものである。又、テスト
モードが検出されると、該テストモード検出回路50
は、テストモード信号TSにて、テスト回路の各回路へ
とテスト中となっていることを示すテストモードを伝達
する。
【0034】前記Xアドレスデコーダ60及びYアドレ
スデコーダ62は、いずれも、8本の入力信号をデコー
ドした、255本の信号を出力するものである(8本の
入力信号が全てH状態は用いない)。即ち、前記Xアド
レスデコーダ60は、前記Xセレクタ10から入力され
る合計8本の入力信号IX1a 〜IX8a をデコード
し、デコード結果として合計255本のプローブ信号P
1〜P255を出力するものである。又、前記Yアドレ
スデコーダ62は、合計8本の入力信号IY1a〜IY
8a を前記Yセレクタ12から入力し、このデコード結
果を合計255本のYアドレスデコード信号Sa 1〜S
a 255として出力するものである。なお、これらXア
ドレスデコーダ60及びYアドレスデコーダ62につい
ては、図5を用いより詳しく後述する。
【0035】前記選択入出力回路80は、前記テストマ
トリックス100の合計255本のセンス信号S1〜S
255に対して、前記Yアドレスデコーダ62が出力す
る前記Yアドレスデコード信号Sa 1〜Sa 255に従
って、そのいずれか1つへ前記データセレクタ30が出
力する1本のデータ入出力信号TDa を接続するもので
ある。本実施例においては、従来の前記交叉チェックテ
スト方法と異なり、前記センス信号S1〜S255又前
記データ入出力信号TDa は双方向となっている。従っ
て、該選択入出力回路80はこの点が配慮されているも
のである。即ち、当該半導体集積回路外部から入力され
る書込/読出制御信号TWに従って動作するものであ
る。
【0036】前記テストマトリックス100は、従来の
前記交叉チェックテスト方法の場合と同様に、複数のプ
ローブ線P1〜P255及び複数のセンス線S1〜S2
55により構成される。又、本実施例にあっては、前記
センス線S1〜S255は、双方向の信号を伝達するも
のである。なお、該テストマトリックス100の構成に
ついては、図6を用いて詳しく後述する。
【0037】図2は、本実施例で用いられる前記テスト
モード検出回路の回路図である。
【0038】この図2において、前記テストモード検出
回路50は、PチャネルMOSトランジスタ52及び5
3と、NチャネルMOSトランジスタ54と、インバー
タゲート55とにより構成されている。
【0039】まず、前記PチャネルMOSトランジスタ
52のソース及びドレイン、前記PチャネルMOSトラ
ンジスタ53のソース及びドレイン、前記NチャネルM
OSトランジスタ54のドレイン及びソースは、この順
に、前記入力ピンTSTとグランドGNDとの間で直列
接続されている。又、前記PチャネルMOSトランジス
タ52のゲートはそのドレインに接続されている。又、
前記PチャネルMOSトランジスタ53のゲート及び前
記NチャネルMOSトランジスタ54のゲートは、いず
れも、電源VDDへと接続されている。又、これらPチ
ャネルMOSトランジスタ53のドレインとNチャネル
MOSトランジスタ54のドレインとの接続点は、前記
インバータゲート55の入力へと接続されている。該イ
ンバータゲート55の出力からは、前記テストモード信
号TSが出力されるものである。
【0040】このような回路構成の前記テストモード検
出回路50にあって、通常の動作、即ち本発明が適用さ
れたテストを行わないモードに対応し、前記入力ピンT
STは開放(オープン)の状態、あるいは電源電圧VD
Dより低い電圧の状態とされる。このような状態の場
合、前記インバータゲート55の入力はL状態とされ
る。このため、該インバータゲート55が出力する前記
テストモード信号TSはH状態となる。
【0041】一方、本発明が適用されたテストを行うべ
く、当該半導体集積回路外部から前記入力ピンTSTを
前記電源電圧VDD以上とする。これにより、前記イン
バータゲート55の入力はH状態となる。従って、この
場合には、前記インバータゲート55が出力する前記テ
ストモード信号TSはL状態となる。
【0042】なお、以下の説明においては、前記テスト
モード信号TSにて前記前記テストモードが伝達される
ことは、該テストモード信号がL状態となることであ
る。一方、該テストモード信号TSにて前記通常モード
が伝達されることは、該テストモード信号がH状態とな
ることである。
【0043】図3は、本実施例で用いられる前記Xセレ
クタ及びYセレクタの構成を示すブロック図である。
【0044】この図3では、前記Xセレクタ10あるい
は前記Yセレクタ12の構成が示されるものである。ま
ず、前記Xセレクタ10については、前記入力信号IX
1〜IX8は、それぞれ、合計8個のセレクタ14に
て、入力信号IX1a 又はIX1b 、あるいは、入力信
号IX2a 又はIX2b 等と、択一選択しながら接続す
る。又、前記Yセレクタ12については、前記入力信号
IY1〜IY8を、合計8個の前記セレクタ14にてそ
れぞれ、入力信号IY1a 又はIY1b 、あるいは、入
力信号IY2a 又はIY2b 等と、択一選択し接続する
ものである。
【0045】前記入力信号IX1a 〜IX8a 及び前記
入力信号IY1a 〜IY8a については、本発明が適用
されたテスト回路にて用いられる。一方、前記入力信号
IX1b 〜IX8b 及び前記入力信号IY1b 〜IY8
b については、当該半導体集積回路に作り込まれる内部
回路に利用されるものである。このように、前記Xセレ
クタ10についても、又前記Yセレクタ12について
も、それぞれ、8個の入力ピンを、テスト回路にも内部
回路にも利用し、その利用効率を向上させている。
【0046】図4は、本実施例で用いられる前記セレク
タの回路図である。
【0047】この図4では、前記Xセレクタ10や前記
Yセレクタ12で用いられる、前記セレクタ14の回路
が示されている。なお、以下の説明においては、前記X
セレクタ10又は前記Yセレクタ12にあって、該i 番
目に用いられるものを前提として説明する。従って、こ
の第i 番目に関しての入力信号は、入力信号IXi 、I
Xia、IXibとなる。あるいは、入力信号IYi 、IY
ia、IYibとなる。
【0048】この図4に示される如く、前記セレクタ1
4は、インバータゲート17〜20と、PチャネルMO
Sトランジスタ22及び23と、NチャネルMOSトラ
ンジスタ26及び27とにより構成されている。
【0049】特に、前記PチャネルMOSトランジスタ
22及び前記NチャネルMOSトランジスタ26によっ
て1つのトランスファゲートが構成され、前記Pチャネ
ルMOSトランジスタ23及び前記NチャネルMOSト
ランジスタ27によって1つのトランスファゲートが構
成されている。これらトランスファゲートは、前記テス
トモード信号TSによって、いずれもオンオフ制御され
る。
【0050】従って、まず前記テストモード信号TSに
て前記通常モードが伝達される場合、前記入力信号IX
i は前記入力信号IXibへと伝達される(Xセレクタ1
0の場合)。あるいは、前記入力信号IYi は前記入力
信号IYibへ伝達される(前記Yセレクタ12の場
合)。
【0051】一方、前記テストモード信号TSにて前記
テストモードの選択が伝達される場合には、前記入力信
号IXi は前記入力信号IXiaへ伝達される(前記Xセ
レクタの場合)。あるいは、前記入力信号IYi は前記
入力信号IYiaへ伝達される(前記Yセレクタ12の場
合)。
【0052】図5は、本実施例で用いられる前記Xアド
レスデコーダあるいは前記Yアドレスデコーダの回路図
である。
【0053】この図5では、合計8本の前記入力信号I
X1a 〜IX8a をデコードし、デコード結果を前記プ
ローブ信号P1〜P255として出力する前記Xアドレ
スデコーダ60が示されている。あるいは、前記入力信
号IY1a 〜IY8a をデコードし、該デコード結果を
Yアドレスデコード信号Sa 1〜Sa 255として出力
する前記Yアドレスデコーダ62の回路が示されてい
る。
【0054】このような前記Xアドレスデコーダ60あ
るいは前記Yアドレスデコーダ62は、合計8個のNO
R論理ゲート64と、合計8個のバッファゲート65
と、合計8個のインバータゲート66と、合計255個
のNAND論理ゲート67とにより構成されている。
【0055】このような構成の前記Xアドレスデコーダ
60あるいは前記Yアドレスデコーダ62にあって、前
記テストモード信号TSにて前記通常モードが伝達され
る場合、合計8個の前記NOR論理ゲート64の出力は
いずれもL状態となり、合計8個の前記バッファゲート
65の出力もいずれもL状態となる。この場合には、前
記AND論理ゲート67が出力する前記プローブ信号P
1〜P255はいずれもL状態となる。
【0056】一方、前記テストモード信号TSにて前記
テストモードが伝達される場合、前記入力信号IX1a
〜IX8a 、あるいは前記入力信号IY1a 〜IY8a
に従った信号は、必要に応じ前記インバータゲート66
でその信号が反転され、合計255個の前記AND論理
ゲート67それぞれに入力される。これに伴って、これ
ら入力信号IX1a 〜IX8a 、あるいは、前記入力信
号IY1a 〜IY8aのデコード結果が、前記プローブ
信号P1〜P255、あるいは、前記Yアドレスデコー
ド信号Sa 1〜Sa 255として出力される。
【0057】図6は、本実施例の主として前記テストマ
トリックスを示すものである。
【0058】この図6においては、主として、合計25
5本の前記プローブ線P1〜Pi (i =255)と、合
計255本の前記センス線S1〜Sj (j =255)に
て構成される前記テストマトリックマス100が示され
ている。該テストマトリックス100にあっては、前記
プローブ線P1〜P255と、前記センス線S1〜S2
55との、合計65025個の交叉点を有する。即ち、
交叉点T11〜T1j、T21〜T2j 、T31〜T3j
、Ti 1〜Tijである。
【0059】これら交叉点には、本発明が適用された前
記テストデータ記憶回路に相当する手段と前記テストデ
ータ入出力スイッチに相当する手段を備える、図9〜図
14を用いてそれぞれ説明される、テストセルが設けら
れているものである。又、前記プローブ線P1〜P25
5を択一的にH状態とし、このようなテストセルを選択
的に前記センス線S1〜S255へと接続し、これによ
って、被テスト回路中の所望のノードから論理状態をモ
ニタしたり、あるいは、該ノードに対して論理状態を強
制設定するというものである。
【0060】図7は、本実施例に用いられる前記データ
セレクタ30の回路図である。
【0061】この図7では、前記データ入出力信号TD
Iを、選択的に前記データ入出力信号TDa あるいは前
記入出力信号TDb へと接続し、信号を伝達する前記デ
ータセレクタ30が示されている。該データセレクタ3
0は、インバータゲート34〜38と、PチャネルMO
Sトランジスタ42及び43と、NチャネルMOSトラ
ンジスタ45及び46とにより構成されている。
【0062】前記PチャネルMOSトランジスタ42及
び前記NチャネルMOSトランジスタ45は、1つのト
ランスファゲートを構成する。又、前記PチャネルMO
Sトランジスタ43及び前記NチャネルMOSトランジ
スタ46は、1つのトランスファゲートを構成する。
【0063】前記テストモード信号TSにて、これらト
ランスファゲートのいずれか一方をオンとすることで、
前記データ入出力信号TDIを選択的に、前記データ入
出力信号TDa あるいは前記入出力信号TDb へと接続
するものである。又、このような接続にあって、信号の
入出力方向は双方向となっている。
【0064】又、前記データ入出力信号TDa について
は、本発明が適用されたテストに際して用いられるもの
である。一方、前記入出力信号TDb については、テス
ト対象となる内部回路に用いられるものである。即ち、
前記テストモード信号TSにて前記テストモードが伝達
される場合、前記データ入出力信号TDIは前記入出力
信号TDa へと接続される。一方、前記テストモード信
号TSにて前記通常モードが伝達される場合、前記デー
タ入出力信号TDIは前記データ入出力信号TDb へと
接続されるものである。
【0065】図8は、本実施例に用いられる前記選択入
出力回路の回路図である。
【0066】この図8では、前記Yアドレスデコーダ6
2から入力される前記Yアドレスデコード信号Sa 1〜
Sa 255に従って、前記データ入出力信号TDa を、
択一的に前記センス信号S1〜S255へと接続する前
記選択入出力回路80が示されている。又、該選択入出
力回路80は、このような選択的な接続の際、その信号
の入出力方向をも配慮し、前記書込/読出制御信号TW
にて制御されるものである。
【0067】このような選択入出力回路80は、合計2
55個のセンスアンプ82と、対として用いられる合計
510個(合計255対)のNチャネルMOSトランジ
スタ84と、合計2個のPチャネルMOSトランジスタ
85と、合計2個のNチャネルMOSトランジスタ86
と、バッファゲート87a と、インバータゲート87b
と、合計2個のインバータゲート88と、NOR論理ゲ
ート89とにより構成されている。
【0068】このような構成の前記選択入出力回路80
にあって、まず、前記PチャネルMOSトランジスタ8
5と前記NチャネルMOSトランジスタ86とは対とし
て用いられ、合計2個のトランスファゲートを構成す
る。一方のトランスファゲートは、テスト時の所望ノー
ドに対して強制設定する論理状態を入力するため、前記
データ入出力信号TDa 側から前記センス信号S1〜S
255側への入力経路に用いられる。他方のトランスフ
ァゲートは、所望のノードの論理状態をモニタする際、
前記センスアンプ82を経て、前記センス信号S1〜S
255側から前記データ入出力信号TDa 側へモニタす
る信号を出力する経路に用いられる。
【0069】又、このような信号の入力あるいは出力の
制御は、半導体集積回路外部から入力される前記書込/
読出制御信号TW、あるいは半導体集積回路内部で生成
される書込/読出制御信号TW′に従って行われる。
又、このような制御は、前記インバータゲート87b 、
88及び前記バッファゲート87a 又前記NOR論理ゲ
ート89を用いながら、2つの前記トランスファゲート
を択一的にオンとすることになって行われる。
【0070】更に、前記選択入出力回路80にあって
は、前記センス線S1〜S255に対して、1つずつ、
前記センスアンプ82が設けられている。又、各センス
線S1〜S255と、一方の前記トランスファゲートと
の間と、又、各センス線S1〜S255に対して設けら
れた前記センスアンプ82と他方の前記トランスファゲ
ートとの間に、それぞれ、前記NチャネルMOSトラン
ジスタ84が設けられている。
【0071】これらセンス線S1〜S255それぞれに
対して1対設けられた前記NチャネルMOSトランジス
タ84のゲートへは、いずれも、対応する前記Yアドレ
スデコード信号Sa 1〜Sa 255が入力されるもので
ある。これによって、対応する前記Yアドレスデコード
信号Sa 1〜Sa 255が選択されると、そのセンス線
S1〜S255は、2つの前記トランスファゲートへ選
択的に接続されるものである。
【0072】以下、いずれも本実施例に用いることがで
きる、前記テストセルの第1例〜第6例を順に説明す
る。
【0073】なお、これらのテストセルは、いずれも、
本発明が主として適用されている部分である。又、以下
の説明にあっては、プローブ線Pは、前記プローブ線P
1〜P255のいずれか1つを示すものである。又、セ
ンス線Sは、前記センス線S1〜S255のいずれか1
つを示すものである。又、説明されるテストセルは、こ
れらプローブ線P及びセンス線Sの交叉点に対応して設
けられたものである。
【0074】まず、図9は、前記テストセルの第1例の
回路図である。
【0075】該テストセルは、テストデータ記憶回路2
と、テストデータ入出力スイッチ3とにより構成され
る。
【0076】該テストセルは、被テスト回路中のノード
A(図中破線で示される)の論理状態をモニタするため
に用いられる。あるいは、該ノードAに対して論理状態
を強制設定するために用いられる。即ち、被テスト回路
中で論理状態を出力している出力回路4が出力する論理
状態に変えて、該ノードAへと強制的に所定の論理状態
を設定するために用いられるものである。
【0077】まず、前述のような前記ノードAの論理状
態のモニタは、従来からの前記交叉チェックテスト方法
と同様に、前記プローブ線Pへ入力される信号にて前記
テストデータ入出力スイッチ3をオンとし、前記ノード
Aの論理状態を前記センス線Sを得て読み出すというも
のである。
【0078】一方、前述のような前記ノードAへの論理
状態の強制設定は、前記プローブ線Pに入力される信号
にて前記テストデータ入出力スイッチ3をオンとする。
これによって、前記センス線Sを得て、前記テストデー
タ記憶回路2へと、強制設定しようとする論理状態を書
き込むことができる。又、このような該テストデータ記
憶回路2へと書き込まれ、一時保持された論理状態は、
前記テストデータ入出力スイッチ3が例えオフとなって
も、前記ノードAへと出力される。これによって、該ノ
ードAの論理状態が強制設定される。
【0079】このように、前記テストセルの第1例にあ
っても、前記半導体集積回路へ作り込まれた被テスト回
路をテストする際、被テスト回路中の前記ノードAの論
理状態の設定をより容易に行うことができる。例えば、
従来の如く、多数のテストベクタを入力し、前記出力回
路4の出力が所望の論理状態となるようにするというよ
うな、手間のかかる作業は不要となるものである。又、
本テストセルによれば、従来の交叉チェックテスト方法
と同様に、前記ノードAの論理状態をモニタすることも
可能である。
【0080】図10は、前記テストセルの第2例の回路
図である。
【0081】この図10に示される前記テストセルは、
前記テストデータ記憶回路2と同様に用いられるラッチ
回路2a と、NチャネルMOSトランジスタ3a と、P
チャネルMOSトランジスタ3b と、インバータゲート
3c とにより構成されている。特に、前記NチャネルM
OSトランジスタ3a と前記PチャネルMOSトランジ
スタ3b とによって、トランスファゲートが構成され
る。又、該トランスファゲートと前記インバータゲート
3c とによって、前記テストデータ入出力スイッチ3に
相当するものが構成されている。
【0082】図11は、前記テストセルの第2例に用い
られる前記ラッチ回路の回路図である。
【0083】この図11に示される如く、前記ラッチ回
路2a は、一般的なフリップフロップ回路である。該ラ
ッチ回路は、PチャネルMOSトランジスタ94a 及び
94b と、NチャネルMOSトランジスタ95a 及び9
5b にて構成されている。
【0084】前記PチャネルMOSトランジスタ94a
と前記NチャネルMOSトランジスタ95a で構成され
るインバータゲートの入力及び出力と、前記前記Pチャ
ネルMOSトランジスタ94b と前記NチャネルMOS
トランジスタ95b とで構成されるインバータゲートの
入力と出力とは、交互に互いに接続されている。これに
よって、フリップフロップが構成されているものであ
る。又、前記PチャネルMOSトランジスタ94a 及び
前記NチャネルMOSトランジスタ95a で構成される
インバータゲートの入力が、前記ノードAや前記トラン
スファゲート等に接続されるものである。
【0085】以上、前記図10及び前記図11を用いて
説明した本テストセルの第2例についても、その動作は
前記第1例のものと同様であり、同様の効果を得ること
ができる。即ち、所望のノードの論理状態をモニタした
り、あるいは所望のノードの論理状態を強制設定するこ
とができる。
【0086】図12は、前記テストセルの第3例の回路
図である。
【0087】この図12に示される如く、前記テストセ
ルの第3例は、前記テストデータ記憶回路2と、前記テ
ストデータ入出力スイッチ3とを備える。更に、該第3
例にあっては、テストデータ設定線PBの信号にてオン
オフが制御されるテスト状態設定スイッチ5を有する。
【0088】該テスト状態設定スイッチ5は、その一方
の接点が、前記ノードAへと信号を出力する被テスト回
路中の前記出力回路4のその出力に接続されている。
又、該テスト状態設定スイッチ5は、その他方の接点
が、前記テストデータ記憶回路2のその出力に接続され
ている。従って、該テスト状態設定スイッチ5は、前記
テストデータ設定線PBの信号によって、前記出力回路
4の出力と、前記テストデータ記憶回路2及び前記ノー
ドAとの間をオンオフするものである。
【0089】このような本テストセルの第3例にあって
は、前記ノードAの論理状態をモニタする際には、前記
プローブ線Pによる信号にて前記テストデータ入出力ス
イッチ3をオンとすると共に、前記テストデータ設定線
PBの信号にて前記テスト状態設定スイッチ5をオンと
する。これによって、前記ノードAへ接続する前記出力
回路4による論理状態を、前記センス線Sを経て、半導
体集積回路外部からモニタすることができる。
【0090】又、前記ノードAに対して前記センス線S
を経て所望の論理状態を強制設定する際には、まず、前
記テストデータ設定線PBの信号にて前記テスト状態設
定スイッチ5をオフとする。この後、前記プローブ線P
の信号にて前記テストデータ入出力スイッチ3をオンと
しながら、前記センス線Sを経て、当該半導体集積回路
外部から強制設定しようとする所望の論理状態を前記テ
ストデータ記憶回路2へと書き込む。該テストデータ記
憶回路2へと書き込まれ、一時保持された論理状態によ
って、前記ノードAの論理状態が強制設定されるもので
ある。
【0091】なお、本テストセルの第3例において、前
記通常モードにあっては、前記プローブ線Pの信号にて
前記テストデータ入出力スイッチ3をオフとし、前記テ
ストデータ設定線PBの信号にて前記テスト状態設定ス
イッチ5をオンとする。これによって、前記出力回路4
と前記ノードAとの接続がなされ、通常の内部回路構成
となる。
【0092】このような本テストセルの第3例において
も、前記テストセルの第1例と同様の作用効果を得るこ
とができる。特に、本テストセルの第3例にあっては、
前記テストデータ記憶回路2に一時保持された論理状態
にて、前記ノードAの論理状態を強制設定する際、前記
テスト状態設定スイッチ5を前述のようにオフとするこ
とで、前記テストデータ記憶回路2の出力する論理状態
と前記出力回路4が出力する論理状態とが競合してしま
うことを低減することができる。従って、このような論
理状態の強制設定の際、より確実にその論理状態を設定
することが可能である。
【0093】図13は、前記テストセルの第4例の回路
図である。
【0094】この図13に示される如く、本テストセル
の第4例にあっては、前記テストセルの第3例の変形例
となっている。
【0095】即ち、前記テストデータ記憶回路2がラッ
チ回路2a とされている。又、前記テストデータ入出力
スイッチ3が、NチャネルMOSトランジスタ3a と、
PチャネルMOSトランジスタ3b と、インバータゲー
ト3c とにより構成されている。又、前記テスト状態設
定スイッチ5が、NチャネルMOSトランジスタ5a
と、PチャネルMOSトランジスタ5b と、インバータ
ゲート5c とにより構成されている。前記NチャネルM
OSトランジスタ5a と、前記PチャネルMOSトラン
ジスタ5b とによって、トランスファゲートが構成され
ているものである。
【0096】なお、前記ラッチ回路2a は、前記図11
で示されるものである。このような本テストセルの第4
例にあっても、前記テストセルの第3例と同様の作用効
果を得ることができるものである。
【0097】なお、前記テストセルの第3例及び第4例
において、前記テストデータ設定線PBの、複数の前記
プローブ線P(プローブ線P1〜P255のうちの2本
以上)を1本として、共通のものとしてもよい。これに
よって、半導体集積回路上のパターンを簡便化すること
ができる。
【0098】あるいは、前記テストデータ設定線PB
を、複数の前記プローブ線P1〜P255に対応してそ
れぞれ独立して設けるようにしてもよい。この場合、各
テストセル毎に、前記テスト状態設定スイッチ5のオン
オフを制御することができ、より多様な形態でのテスト
が可能である。
【0099】なお、複数の前記プローブ線P1〜P25
5に対応してこのように前記テストデータ設定線PBを
複数備えるようにした場合、対応する前記プローブ線P
と前記テストデータ接点線PBとについて、相互に逆位
相の信号を伝達するようにしてもよい。あるいは、この
ように逆位相とする場合、前記プローブ線Pの信号に
て、前記インバータゲート5c の出力に代えてもよく、
この場合、該インバータゲート5c 及び前記テストデー
タ設定線PBの削減を図ることが可能である。
【0100】なお、前記テストセルの第3例について
は、前記プローブ線Pの信号を前記テストデータ設定線
PBの信号に代用する場合、インバータゲートが1つ必
要とされる。従って、該テストセルの第3例にあって
は、前記テストデータ設定線PBを削減して1つインバ
ータゲートを追加するか、あるいは該テストデータ設定
線PBを設けながら前記インバータゲートの追加をしな
いか選択する必要がある。これは、配線領域の余剰状況
や、セルの余剰状況を配慮しながら決定すればよい。
【0101】図14は、前記テストセルの第5例の回路
図である。
【0102】この図14に示される如く、本テストセル
の第5例にあっては、前記図9に示した前記テストセル
の第1例と同様に、前記テストデータ記憶回路2と、前
記テストデータ入出力スイッチ3とを備える。更に、本
テストセルの第5例にあっては、切替スイッチSW1及
びSW2で構成されるテスト切替回路を備えている。こ
れら切替スイッチSW1及びSW2の切替えは次のよう
に行う。
【0103】(1)通常モード(前記ノードAの論理状
態のモニタ無し)。前記切替スイッチSW1について
は、接点c と接点b とをオンとする。前記切替スイッチ
SW2については、接点c と接点b とをオンにする。
【0104】(2)通常動作を行いながら、前記ノード
Aの論理状態のモニタを行う。前記切替スイッチSW1
について、接点c と接点b とをオンにする。前記切替ス
イッチSW2について、接点c と接点a をオンとする。
【0105】(3)前記出力回路4の出力論理状態をモ
ニタし、前記ノードAをハイインピーダンスにする。前
記切替スイッチSW1については、接点c と接点a とを
オンにする。前記切替スイッチSW2については、接点
c と接点a とをオンにする。
【0106】(4)前記出力回路4の出力をオープンに
し、前記ノードAの論理状態を半導体集積回路外部から
強制設定する。前記切替スイッチSW1については、接
点c と接点a とをオンにする。前記切替スイッチSW2
については、接点c と接点b とをオンにする。
【0107】このように本テストセルの第5例によれ
ば、前記テスト切替回路を備えることで、より多様な形
態のテストを行うことができる。例えば、前記ノードA
をハイインピーダンスにし、該ノードAと前記出力回路
4との接続を遮断しながらテストすることもできる。あ
るいは、前述のように、前記出力回路4の出力をオープ
ンにしながら、前記ノードAの論理状態を強制設定する
ことができる。
【0108】図15は、前記テストセルの第6例の回路
図である。
【0109】本テストセルの第6例については、前記テ
ストセルの第5例と類似したものであり、デマルチプレ
クサSW3及びマルチプレクサSW4とによる前記テス
ト切替回路を備えるものである。前記デマルチプレクサ
SW3は、第2プローブ線PTAにより、その切替方向
が制御される。前記マルチプレクサSW4は、第3プロ
ーブ線PTBの信号により、その切替方向が制御され
る。又、このようなテスト切替回路の操作は、次の通り
である。
【0110】(1)通常モード(前記ノードAのモニタ
はしない)。前記デマルチプレクサSW3については、
入力c と出力b とを接続する。前記マルチプレクサSW
4については、入力b と出力c とを接続する。
【0111】(2)通常動作をさせながら、前記ノード
Aのモニタを行う。前記デマルチプレクサSW3につい
ては、入力c と出力a とを接続する。前記マルチプレク
サSW4については、入力a と出力c とを接続する。
【0112】(3)前記出力回路4の出力の論理状態を
モニタしながら、前記ノードAはハイインピーダンスに
する。前記デマルチプレクサSW3については、入力c
と出力a を接続する。前記マルチプレクサSW4につい
ては、入力b と出力c とを接続する。
【0113】(4)前記出力回路4の出力をオープンに
し、前記ノードAの論理状態を半導体集積回路外部から
強制設定する。前記デマルチプレクサSW3について
は、入力c と出力b とを接続する。前記マルチプレクサ
SW4については、入力a と出力c とを接続する。
【0114】このような本テストセルの第6例について
も、前記デマルチプレクサSW3と前記マルチプレクサ
SW4とによる前記テスト切替回路を備えることで、前
記テストセルの第5例と同様、多様な形態でテストを行
うことが可能である。従って、種々の状況に即したテス
トが可能であり、様々なテスト条件の設定、様々な形態
での回路のモニタが可能であり、テスト作業能率を向上
することが可能である。
【0115】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
半導体集積回路へ作り込まれた被テスト回路をテストす
る際、被テスト回路中の各ノードの論理状態の設定をよ
り容易に行えるようにすることができる。又、被テスト
回路の出力端子にラッチ回路を付けることによって、外
部より任意の信号を該出力端子(次段の入力端子)に入
力することができる。更には、テスト対象となる半導体
集積回路中の被テスト回路にあって、所望のノードの論
理状態を読み出したり、あるいはその論理状態を強制設
定する操作について、そのタイミング等、より多様な操
作形態を提供することができる。従って、このようなこ
と等により、そのテスト作業能率及び不良解析を向上す
ることができる等の優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施例の半導体集積回路の
構成を示すブロック図
【図2】前記実施例に用いられるテストモード検出回路
の回路図
【図3】前記実施例に用いられるXセレクタあるいはY
セレクタの構成を示すブロック図
【図4】前記実施例の前記Xセレクタあるいは前記Yセ
レクタに用いられるセレクタの回路図
【図5】前記実施例に用いられるXアドレスデコーダあ
るいはYアドレスデコーダの回路図
【図6】前記実施例に用いられるテストマトリックスの
回路図
【図7】前記実施例に用いられるデータセレクタの回路
【図8】前記実施例に用いられる選択入出力回路の回路
【図9】前記実施例に用いられるテストセルの第1例の
回路図
【図10】前記実施例に用いられるテストセルの第2例
の回路図
【図11】前記テストセルの第2例に用いられるラッチ
回路の回路図
【図12】前記実施例に用いられるテストセルの第3例
の回路図
【図13】前記実施例に用いられるテストセルの第4例
の回路図
【図14】前記実施例に用いられるテストセルの第5例
の回路図
【図15】前記実施例に用いられるテストセルの第6例
の回路図
【符号の説明】
2…テストデータ記憶回路 2a …ラッチ回路(前記テストデータ記憶回路として用
いられるもの) 3…テストデータ入出力スイッチ 4…出力回路 5…テスト状態設定スイッチ 10…Xセレクタ 12…Yセレクタ 14…セレクタ 30…データセレクタ 50…テストモード検出回路 60…Xアドレスデコーダ 62…Yアドレスデコーダ 80…選択入出力回路 82…センスアンプ 100…テストマトリックス IX1〜IX8、IY1〜IY8…入力ピン(又は入力
信号) TST…入力ピン(又はテストモード入力信号) TS…テストモード信号 TDI…入出力ピン(又はデータ入出力信号) TDa …データ入出力信号 TDb …入出力信号 TW…書込/読出制御信号 IX1a 〜IX8a 、IX1b 〜IX8b 、IY1a 〜
IY8a 、IY1b 〜IY8b …入力信号 P1〜P255、Pi …プローブ信号(又はプローブ
線) PB…テストデータ設定線 PTA…第2プローブ信号(又は第2プローブ線) PTB…第3プローブ信号(又は第3プローブ線) Sa 1〜Sa 255…Yアドレスデコーダ信号 S1〜S255、Si …センス信号(又はセンス線)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被テスト回路中のノードからテストモニタ
    される論理状態、あるいは、該ノードに対して強制設定
    する論理状態を一時保持するテストデータ記憶回路と、 その一方の接点が前記テストデータ記憶回路に接続さ
    れ、その他方の接点が複数のセンス線のうちの1本に接
    続され、その切替選択入力が複数のプローブ線のうちの
    1本に接続され、該切替選択入力へと入力される信号に
    従って、前記一方の接点と前記他方の接点との間をオン
    オフするテストデータ入出力スイッチと 前記テストデータ記憶回路と前記ノードとの間にあっ
    て、該ノードから該テストデータ記憶回路へテストモニ
    タされる論理状態を伝達するモニタ信号回路と、該テス
    トデータ記憶回路から該ノードへ強制設定する論理状態
    を伝達するセット信号回路との、少なくともこれら2つ
    の信号回路を切り替えるテスト切替回路とを備え、 前記テスト切替回路を操作しながら、又、前記テストデ
    ータ入出力スイッチをオンとすることで、前記ノードの
    論理状態のテストモニタあるいは強制設定を、対応する
    前記センス線を経て行う ことを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】請求項において、前記テスト切替回路
    が、 1つの入力を、2つの出力のいずれか一方へ切替えるデ
    マルチプレクサと、 2つの入力のいずれか一方を1つの出力へ切替えるマル
    チプレクサとを有し、 前記デマルチプレクサの入力が、前記ノードへと信号を
    出力する前記被テスト回路中の出力回路のその出力に接
    続され、前記マルチプレクサの出力が、該出力回路のそ
    の出力から分離された前記ノードに接続され、 前記デマルチプレクサの一方の出力と前記マルチプレク
    サの一方の入力とが接続され、前記デマルチプレクサの
    他方の出力と前記マルチプレクサの他方の入力とが接続
    され、 このようにデマルチプレクサとマルチプレクサとで接続
    された2つの接続点のいずれか一方が、前記テストデー
    タ記憶回路に接続されていることを特徴とする半導体集
    積回路。
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