JP3072748B2 - 多点温度測定装置 - Google Patents
多点温度測定装置Info
- Publication number
- JP3072748B2 JP3072748B2 JP03305164A JP30516491A JP3072748B2 JP 3072748 B2 JP3072748 B2 JP 3072748B2 JP 03305164 A JP03305164 A JP 03305164A JP 30516491 A JP30516491 A JP 30516491A JP 3072748 B2 JP3072748 B2 JP 3072748B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- measurement
- scanner
- scanner switches
- switches
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- Expired - Lifetime
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ハンドラー等に使用
され、測温抵抗体センサ（ＲＴＤセンサ）を用いた多点
温度測定装置に関し、特に測定チャンネルの電圧測定ラ
インの断線を検出できるようにしたものである。
され、測温抵抗体センサ（ＲＴＤセンサ）を用いた多点
温度測定装置に関し、特に測定チャンネルの電圧測定ラ
インの断線を検出できるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の多点温度測定装置を図２
を参照して説明する。定電流源１の両端は、各測定チャ
ンネルｉ（ｉ＝１〜ｎ，ｎは２以上の整数）のスキャナ
スイッチＡｉ及びＢｉをそれぞれ介して、Ｐｔ（白金）
センサなどの測温抵抗体センサＲｉの両端にそれぞれ接
続される。測温抵抗体センサＲｉは、温度に応じて抵抗
体の抵抗値が変化するので、同センサに定電流を流し
て、その抵抗値に応じて発生する端子電圧を測定して、
温度を計測することができる。
を参照して説明する。定電流源１の両端は、各測定チャ
ンネルｉ（ｉ＝１〜ｎ，ｎは２以上の整数）のスキャナ
スイッチＡｉ及びＢｉをそれぞれ介して、Ｐｔ（白金）
センサなどの測温抵抗体センサＲｉの両端にそれぞれ接
続される。測温抵抗体センサＲｉは、温度に応じて抵抗
体の抵抗値が変化するので、同センサに定電流を流し
て、その抵抗値に応じて発生する端子電圧を測定して、
温度を計測することができる。
【０００３】一方、測温抵抗体センサＲｉの両端は測定
チャンネルｉのスキャナスイッチＣｉ及びＤｉをそれぞ
れ介して各測定チャンネルに共通な差動増幅器３の二つ
の入力端子にそれぞれ接続される。差動増幅器３の出力
にＡ／Ｄ変換器４が接続される。スキャナスイッチＡｉ
〜Ｄｉはスキャナ２を構成するスイッチである。測定し
たいチャンネルｉのスキャナスイッチＡｉ乃至Ｄｉが所
定時間Ｔだけオンに制御され、その時のＡ／Ｄ変換器４
のディジタル出力より、測温抵抗体センサＲｉの自身の
温度に対応した大きさの電圧値を得ることができる。
チャンネルｉのスキャナスイッチＣｉ及びＤｉをそれぞ
れ介して各測定チャンネルに共通な差動増幅器３の二つ
の入力端子にそれぞれ接続される。差動増幅器３の出力
にＡ／Ｄ変換器４が接続される。スキャナスイッチＡｉ
〜Ｄｉはスキャナ２を構成するスイッチである。測定し
たいチャンネルｉのスキャナスイッチＡｉ乃至Ｄｉが所
定時間Ｔだけオンに制御され、その時のＡ／Ｄ変換器４
のディジタル出力より、測温抵抗体センサＲｉの自身の
温度に対応した大きさの電圧値を得ることができる。
【０００４】スキャナスイッチＡｉ〜Ｄｉを図２Ｂに示
すタイミングで番号順に所定時間Ｔだけ番号順にオンさ
せれば、測温抵抗体センサＲｉ〜Ｒｎの端子電圧が順番
に出力される。なお、差動増幅器３の入力側のＣｏは浮
遊容量又は浮遊容量とノイズ除去用容量との合成容量で
ある。
すタイミングで番号順に所定時間Ｔだけ番号順にオンさ
せれば、測温抵抗体センサＲｉ〜Ｒｎの端子電圧が順番
に出力される。なお、差動増幅器３の入力側のＣｏは浮
遊容量又は浮遊容量とノイズ除去用容量との合成容量で
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置で、もしチ
ャンネルｎの電圧測定用ラインのＰ点が断線していたと
すると、スキャナスイッチＡｎ〜Ｄｎがオンのとき、測
温抵抗体センサＲｎの端子電圧は差動増幅器３に入力さ
れない。しかし、容量成分Ｃｏには前回測定したチャン
ネル（ｎ−１）のスキャナスイッチがオンされたときの
測温抵抗体センサＲn-1 の端子電圧とほぼ等しい電圧が
保持されているので、この電圧がＡ／Ｄ変換器４より出
力される。
ャンネルｎの電圧測定用ラインのＰ点が断線していたと
すると、スキャナスイッチＡｎ〜Ｄｎがオンのとき、測
温抵抗体センサＲｎの端子電圧は差動増幅器３に入力さ
れない。しかし、容量成分Ｃｏには前回測定したチャン
ネル（ｎ−１）のスキャナスイッチがオンされたときの
測温抵抗体センサＲn-1 の端子電圧とほぼ等しい電圧が
保持されているので、この電圧がＡ／Ｄ変換器４より出
力される。
【０００６】このように従来の装置では、各チャンネル
の電圧測定用ラインが断線していても、一見正常な測定
値が得られ、出力データからはその断線を検出できない
欠点がある。この発明の目的は、前記従来の欠点を解決
して、出力測定データより各測定チャンネルの電圧測定
ラインの断線を検出できるようにすることである。
の電圧測定用ラインが断線していても、一見正常な測定
値が得られ、出力データからはその断線を検出できない
欠点がある。この発明の目的は、前記従来の欠点を解決
して、出力測定データより各測定チャンネルの電圧測定
ラインの断線を検出できるようにすることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明では、測定チャ
ンネルｉ＝１〜ｎとは別にダミーチャンネルｄを設け
て、前記定電流源の両端をそのダミーチャンネルｄのス
キャナスイッチＡｄ及びＢｄをそれぞれ介して第１抵抗
器の両端に接続し、差動増幅器３の二つの入力端子をダ
ミーチャンネルｄのスキャナスイッチＣｄ及びＤｄをそ
れぞれ介して第２抵抗器の両端に接続する。各測定チャ
ンネルｉのスキャナスイッチＡｉ〜Ｄｉをオンにする際
には、その直前に前記ダミーチャンネルｄのスキャナス
イッチＡｄ〜Ｄｄを所定時間だけオンにしてから行う。
ンネルｉ＝１〜ｎとは別にダミーチャンネルｄを設け
て、前記定電流源の両端をそのダミーチャンネルｄのス
キャナスイッチＡｄ及びＢｄをそれぞれ介して第１抵抗
器の両端に接続し、差動増幅器３の二つの入力端子をダ
ミーチャンネルｄのスキャナスイッチＣｄ及びＤｄをそ
れぞれ介して第２抵抗器の両端に接続する。各測定チャ
ンネルｉのスキャナスイッチＡｉ〜Ｄｉをオンにする際
には、その直前に前記ダミーチャンネルｄのスキャナス
イッチＡｄ〜Ｄｄを所定時間だけオンにしてから行う。
【０００８】
【実施例】この発明の実施例を図１を参照して説明す
る。図１には図２と対応する部分に同じ符号を付し、重
複説明を省略する。この発明ではスキャナ２の空チャン
ネルを利用して、ダミーチャンネルｄを設ける。定電流
源１の両端はダミーチャンネルｄのスキャナスイッチＡ
ｄ及びＢｄをそれぞれ介して抵抗器Ｒａの両端に接続さ
れる。また差動増幅器３の二つの入力端子が、ダミーチ
ャンネルｄのスキャナスイッチＣｄ及びＤｄをそれぞれ
介して抵抗器Ｒｂの両端に接続される。
る。図１には図２と対応する部分に同じ符号を付し、重
複説明を省略する。この発明ではスキャナ２の空チャン
ネルを利用して、ダミーチャンネルｄを設ける。定電流
源１の両端はダミーチャンネルｄのスキャナスイッチＡ
ｄ及びＢｄをそれぞれ介して抵抗器Ｒａの両端に接続さ
れる。また差動増幅器３の二つの入力端子が、ダミーチ
ャンネルｄのスキャナスイッチＣｄ及びＤｄをそれぞれ
介して抵抗器Ｒｂの両端に接続される。
【０００９】各測定チャンネルｉのスキャナスイッチＡ
ｉ〜Ｄｉをオンにする際には、その直前にダミーチャン
ネルｄのスキャナスイッチＡｄ〜Ｄｄを所定時間Δだけ
オンにしてから行われる。各測定チャンネルを番号順に
スキャンする場合には、図１Ｂに示すようなタイミング
で行われる。これによって、たとえある測定チャンネル
ｊの電圧測定ラインが断線していたとしても、その測定
チャンネルの測定に先だって、容量成分Ｃｏの電荷は抵
抗器Ｒｂを通じて放電され、Ｃｏの端子電圧はゼロＶと
されているので、測定チャンネルｊの測定電圧はゼロＶ
となる。測温抵抗体センサＲｊの端子電圧は、定電流が
供給されており、ゼロＶになることは無いので、出力デ
ータがゼロとなることから、測定チャンネルｊの電圧測
定用ラインの断線が検出される。
ｉ〜Ｄｉをオンにする際には、その直前にダミーチャン
ネルｄのスキャナスイッチＡｄ〜Ｄｄを所定時間Δだけ
オンにしてから行われる。各測定チャンネルを番号順に
スキャンする場合には、図１Ｂに示すようなタイミング
で行われる。これによって、たとえある測定チャンネル
ｊの電圧測定ラインが断線していたとしても、その測定
チャンネルの測定に先だって、容量成分Ｃｏの電荷は抵
抗器Ｒｂを通じて放電され、Ｃｏの端子電圧はゼロＶと
されているので、測定チャンネルｊの測定電圧はゼロＶ
となる。測温抵抗体センサＲｊの端子電圧は、定電流が
供給されており、ゼロＶになることは無いので、出力デ
ータがゼロとなることから、測定チャンネルｊの電圧測
定用ラインの断線が検出される。
【００１０】もし容量成分Ｃｏの値が小さければ、抵抗
器Ｒｂの代りにその間をショート（Ｒｂの抵抗値をゼロ
にしたことと等価である。）しても、スキャナスイッチ
Ａｄ〜Ｄｄに与える影響はほとんど無いので、差し支え
ない。
器Ｒｂの代りにその間をショート（Ｒｂの抵抗値をゼロ
にしたことと等価である。）しても、スキャナスイッチ
Ａｄ〜Ｄｄに与える影響はほとんど無いので、差し支え
ない。
【００１１】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ダ
ミーチャンネルｄが設けられ、各測定チャンネルの測定
に先だって、ダミーチャンネルｄがオンとされ、差動増
幅器３の入力端の容量成分Ｃｏの電荷が抵抗器Ｒｂを通
して放電される。これにより、ある測定チャンネルの電
圧測定ラインが断線すると、そのチャンネルの出力デー
タがゼロとなることから、その断線を検出できる。
ミーチャンネルｄが設けられ、各測定チャンネルの測定
に先だって、ダミーチャンネルｄがオンとされ、差動増
幅器３の入力端の容量成分Ｃｏの電荷が抵抗器Ｒｂを通
して放電される。これにより、ある測定チャンネルの電
圧測定ラインが断線すると、そのチャンネルの出力デー
タがゼロとなることから、その断線を検出できる。
【図１】Ａはこの発明の実施例を示すブロック図、Ｂは
Ａのスキャンタイミングを示す図。
Ａのスキャンタイミングを示す図。
【図２】Ａは従来の多点温度測定装置のブロック図、Ｂ
はＡのスキャンタイミングを示す図。
はＡのスキャンタイミングを示す図。
Claims (1)
- 【請求項１】 定電流源の両端を各測定チャンネルｉ
（ｉ＝１〜ｎ，ｎは２以上の整数）のスキャナスイッチ
Ａｉ及びＢｉをそれぞれ介して、測温抵抗体センサＲｉ
の両端にそれぞれ接続し、 その測温抵抗体センサＲｉの両端を測定チャンネルｉの
スキャナスイッチＣｉ及びＤｉをそれぞれ介して各測定
チャンネルに共通な差動増幅器の二つの入力端子にそれ
ぞれ接続し、 その差動増幅器の出力端子にＡ／Ｄ変換器を接続し、 前記各測定チャンネルのスキャナスイッチＡｉ乃至Ｄｉ
を所定時間だけオンにして、前記Ａ／Ｄ変換器の出力よ
り各測定チャンネルの測温抵抗体センサの温度に対応し
た大きさの電圧値を得るようにした多点温度測定装置に
おいて、 前記測定チャンネルとは別にダミーチャンネルｄを設け
て、前記定電流源の両端をそのダミーチャンネルｄのス
キャナスイッチＡｄ及びＢｄをそれぞれ介して第１抵抗
器の両端に接続し、 前記差動増幅器の二つの入力端子を前記ダミーチャンネ
ルｄのスキャナスイッチＣｄ及びＤｄをそれぞれ介して
第２抵抗器の両端に接続し、 前記各測定チャンネルｉのスキャナスイッチＡｉ〜Ｄｉ
をオンにする際には、その直前に前記ダミーチャンネル
ｄのスキャナスイッチＡｄ〜Ｄｄを所定時間だけオンに
してから行うことを特徴とする、 多点温度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03305164A JP3072748B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 多点温度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03305164A JP3072748B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 多点温度測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05142062A JPH05142062A (ja) | 1993-06-08 |
| JP3072748B2 true JP3072748B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=17941838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03305164A Expired - Lifetime JP3072748B2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 多点温度測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3072748B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102093333B1 (ko) * | 2018-05-29 | 2020-03-25 | 신영필 | 축사용 환풍기 방향조절장치 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP03305164A patent/JP3072748B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102093333B1 (ko) * | 2018-05-29 | 2020-03-25 | 신영필 | 축사용 환풍기 방향조절장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05142062A (ja) | 1993-06-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000425 |