JP3072678U - エアガン用弾丸 - Google Patents

エアガン用弾丸

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白煙、衝撃音、火花が発生せず、臨場感や迫
力感に劣ると共に、薄暮や夜間では目標からのずれを目
や耳で確認することが困難であり、命中率や飛距離を増
大させるのが面倒で、かつ安全性の確保や環境の維持を
図ることが難かしかった。 【解決手段】 所定の弾性率を有するプラスチック製の
ボール11に所定深さの穴12を1個形成し、この穴1
2内に、所定の摩擦力及び衝撃力が作用すると爆発する
火薬13を充填させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はエアガン用弾丸に関し、より詳細にはサバイバルゲームやショッティ ングゲーム等に用いられるエアガン用弾丸に関する。また爆竹にも流用が可能で ある。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来のこの種エアガン用弾丸を概略的に示した断面図である。エアガン 用弾丸90は所定強度及び所定密度を有するプラスチック材料を用い、直径Dが 約6mmの球形状に形成されている。この弾丸90としては、0.2g、0.2 5g、0.3gの重量のものが一般的によく用いられている。
【0003】 図9は弾丸を発射させるエアガンの主要部を模式的に示した断面図であり、図 中92はシリンダを示している。シリンダ92は略有底円筒形状に形成され、シ リンダ92の一端部にはノズル92aが形成されている。シリンダ92内にはピ ストン93が左右方向摺動可能に配設され、ピストン93はコイルスプリング( 図示せず)を介して常時矢印A方向に付勢されるようになっている。一方、シリ ンダ92中心軸上におけるノズル92a近傍には、直径が約6mmの略パイプ形 状をした所定長さのインナーバレル94が接続されている。これらシリンダ92 、ピストン93、インナーバレル94等を含んでエアコッキングガン91が構成 されている。
【0004】 このように構成されたエアコッキングガン91を用いる場合、まずゴーグル等 の保護具を着用した後、複数個の弾丸90が装填されたマガジン(図示せず)を ガン91に装着する。次に手動によりスライド(図示せず)等を引っ張ることに より、ピストン93を矢印B方向に移動させて所定位置に係止させると同時に、 インナーバレル94内のノズル92a近傍に1個の弾丸90をセットさせる。次 にインナーバレル先端部94aを目標に向けつつ引き金(共に図示せず)を引く と、ピストン93の係止が解除されてこれが矢印A方向へ急激に移動する。する とシリンダ92内の空気95が圧縮されてノズルより噴出し、この圧縮空気が弾 丸背面90a全体を押し、弾丸90がインナーバレル先端部94aより目標に向 かって発射される。
【0005】 図示しないがエアガンにはその外、エアコッキングガン91における手動操作 をモータ駆動に替えた電動ガンや、圧縮空気の代わりに液体ガスの気化圧力を利 用したガスガン等があり、いずれも弾丸90が用いられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記したエアガン用弾丸90においては、地面に当たった際における砂煙の発 生やものに当たった際における衝撃音及び火花の発生が少ないか、もしくは皆無 であり、臨場感や迫力感に劣ると共に、薄暮や夜間では目標よりどれぐらいそれ ているかを目や耳で確認することが難しい。又命中率を上げたり、あるいは飛距 離を伸ばすには弾丸90の真球度や均一性を高める必要があり、加工が極めて面 倒である。又ゲーム後には弾丸90が球形状の状態で地上に散乱し、環境を悪化 させると共に、人が弾丸90を踏み付けると弾丸90が転がって人間が倒れ易く 、けがをするおそれがあるという課題があった。
【0007】 本考案は上記課題に鑑みなされたものであり、白煙、衝撃音、火花が発生して 臨場感や迫力感を高めると共に、薄暮や夜間でも目標からのずれを目や耳で確認 することができ、命中率や飛距離を簡単に増大させ、安全性の確保や環境の維持 を図ることができるエアガン用弾丸を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】
所定弾性率のプラスチック製ボールに形成された穴又は貫通孔内に、所定の爆 発速度を有し、摩擦感度は比較的鋭い一方、衝撃感度が比較的鈍い火薬を充填し たエアガン用弾丸においては、例えばエアコッキングガン91に装填して引き金 を引いた際、前記弾丸の比較的広い背面に圧縮空気が作用するので、前記プラス チック製ボールは変形し難く、火薬に摩擦力が作用し難い。この結果、前記弾丸 をインナーバレル94内で暴発することなく確実に発射させ得ることとなる。一 方、前記エアガン用弾丸が人体よりもずっと硬い物体に衝突した際にのみ、応力 が集中して前記弾丸の当接部が局部的に変形する。この結果、この歪みが前記弾 丸内を伝播して火薬を摩擦・爆発させ得ることとなる。他方、人体や衣服は衝撃 の吸収性を有しており、前記弾丸の当接部に応力が集中し難いので、火薬に摩擦 力が作用して爆発するのを阻止し得ることとなる。
【0009】 又、前記エアガン用弾丸においては、穴又は貫通孔の直径d/深さHの割合を 約1未満に設定した場合、直径d方向への爆発力が比較的に大きくなるので、前 記ボールを確実に破裂・粉砕させ得ることとなり、この結果、発射済の不発弾丸 を踏んだ際における滑り・転倒事故の発生を防止し得ることとなる。一方、穴又 は貫通孔の直径d/深さHの割合を約1以上に設定した場合、開口部方向に爆発 力が逃げ易いので、前記ボールが破裂することなく前記火薬を燃焼・爆発させ得 ることとなり、この結果、前記ボールの破片飛散による事故の発生を防止し得る こととなる。本考案者は上記知見に基づき、本考案を完成するに至った。
【0010】 上記目的を達成するために本考案に係るエアガン用弾丸(1)は、所定の弾性 率を有するプラスチック製のボールに所定深さの穴又は貫通孔が少なくとも1個 形成され、前記穴又は貫通孔内に、所定の摩擦力及び衝撃力が作用すると爆発す る火薬が充填されていることを特徴としている。
【0011】 上記したエアガン用弾丸(1)によれば、所定の弾性率を有するプラスチック 製のボールに所定深さの穴又は貫通孔が少なくとも1個形成され、前記穴又は貫 通孔内に、所定の摩擦力及び衝撃力が作用すると爆発する火薬が充填されている ので、人体や衣服に衝突した際には爆発を阻止することができる一方、人体等よ りはずっと硬いものに衝突した際には爆発させることができる。又前記火薬に発 色剤、発煙剤を調合することにより、サバイバルゲームに使用した際、衝撃音、 火花、砂煙に類似した爆発音、着色閃光、白煙を発生させることができ、臨場感 や迫力感を高めると共に、薄暮や夜間でも目標からのずれを目や耳で確認するこ とができる。又前記穴又は貫通孔の直径、深さを調整することにより、前記火薬 の量(爆発力)と爆発方向とを制御することができ、したがって前記ボールを破 裂させるか、あるいは前記ボールを破裂させずに前記火薬のみを燃焼・爆発させ ることができる。この結果、前記ボールの破片の飛散事故又は前記ボールによる 転倒事故の発生を防止することができる。又複数個の前記穴又は貫通孔を前記ボ ールの中心対称の位置に配置することにより、前記弾丸の重心を前記ボールの中 心位置に設定することができ、比較的に前記弾丸の命中率を高めると共に飛距離 を伸ばすことができる。又前記穴又は貫通孔の開口部において前記火薬が露出し ているので、発射後の該火薬が雨水に濡れて次第に劣化してゆき、不発弾の安全 性を確保することができる。
【0012】 又本考案に係るエアガン用弾丸(2)は、上記エアガン用弾丸(1)において 、前記穴又は貫通孔の開放端が蓋又は樹脂膜で覆われていることを特徴としてい る。
【0013】 上記したエアガン用弾丸(2)によれば、前記穴又は貫通孔の開放端が蓋又は 樹脂膜で覆われているので、前記弾丸の使用前における前記火薬の吸湿に基づく 品質劣化を阻止することができる。又前記蓋又は樹脂膜により人体が前記火薬に 接触・当接するのを阻止することができ、取扱時や人体及び衣服等に命中した時 の安全性を確保することができる。又不発弾に対するいたずら(火薬部分を棒で 触れる等)を阻止して、暴発事故を防止することができる。又前記蓋の表面、又 は前記樹脂膜を前記ボールと同様の球面形状に形成することにより、前記ボール の全表面を滑らかな球面形状に設定することができ、前記弾丸の命中率及び飛距 離を維持することができる。又前記蓋の表面、又は樹脂膜を凹形状に形成するこ とにより、発射した際にディンプル作用が働いて前記弾丸の直進性を一層高める ことができ、この結果、前記弾丸の命中率を高めると共に飛距離を伸ばすことが できる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係るエアガン用弾丸の実施の形態を図面に基づいて説明する。 なお、従来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。 図1は実施の形態(1)に係るエアガン用弾丸を示した概略図であり、(a) は斜視図、(b)は断面図を示している。弾丸本体であるボール11は所定の弾 性率を有するプラスチック材料を用い、直径Dが約6mmの球形状に形成されて いる。ボール11の所定箇所には直径d、深さH1 の穴12が1個形成され、d /H1 の比率は1未満に設定されており、又穴12におけるボール11表面には 開口部12aが形成されている。穴12内には所定の爆発速度を有し、衝撃感度 は比較的鈍い一方、摩擦感度が比較的鋭い火薬13が充填されている。この火薬 13には所定の発色剤及び発煙剤や所定密度を有するセラミック粉末等の重量調 整剤がそれぞれ所定量ずつ均一に配合されている。これらボール11、火薬13 等を含んでエアガン用弾丸(以下、単に弾丸と記す)10が構成されている。ボ ール11の材質、穴12の大きさ、火薬13中における重量調整剤の配合量等に より、弾丸10の1個当たり重量は0.2g、0.25g、0.3g、・・・に 自由に設定されるようになっている。
【0015】 このように構成された弾丸10を用い、例えば図9に示したエアコッキングガ ン91より発射させる場合、まずゴーグル等の保護具を着用した後、複数個の弾 丸10が装填されたマガジン(図示せず)をガン91に装着する。次に手動によ りスライド(図示せず)等を引っ張ることにより、ピストン93を矢印B方向に 移動させて所定位置に係止させると同時に、インナーバレル94内のノズル92 a近傍に1個の弾丸10をセットさせる。次にインナーバレル先端部94aを目 標に向けつつ引き金(共に図示せず)を引くと、ピストン93の係止が解除され てこれが矢印A方向へ急激に移動する。するとシリンダ92内の空気95が圧縮 されてノズルより噴出し、この圧縮空気が弾丸10の背面全体を押し、弾丸10 がインナーバレル先端部94aより目標に向かって発射される。エアーガンとし てはエアーコッキングガン91の外、電動ガン、ガスガンも同様に使用される。
【0016】 上記説明から明らかなように、実施の形態(1)に係る弾丸10では、所定の 弾性率を有するプラスチック製のボール11に深さH1 の穴12が1個形成され 、穴12内に、所定の摩擦力及び衝撃力が作用すると爆発する火薬13が充填さ れているので、人体や衣服等に衝突した際には爆発を阻止することができる一方 、人体等よりはずっと硬いものに衝突した際には爆発させることができる。又火 薬13に発色剤、発煙剤を調合することにより、サバイバルゲームに使用した際 、衝撃音、火花、砂煙に類似した爆発音、着色閃光、白煙を発生させることがで き、臨場感や迫力感を高めると共に、薄暮や夜間でも目標からのずれを目や耳で 確認することができる。又穴12の直径d、深さH1 を調整することにより、火 薬12の量(爆発力)と爆発方向とを制御することができ、d/H1 が1未満で あるため、ボール11を破裂させることができる。この結果、ボール11による 転倒事故の発生を防止することができる。又開口部12aにおいて火薬13が露 出しているので、発射後の火薬13が雨水に濡れて次第に劣化してゆき、不発弾 丸10の安全性を確保することができる。
【0017】 図2は実施の形態(2)に係る弾丸を概略的に示した断面図であり、図中21 は図1に示したものと略同様のプラスチック製のボールを示している。ボール2 1の所定箇所には直径dの貫通孔22が1個形成され、d/Dの比率は1未満と なっており、又貫通孔22のボール21表面には開口部22aが形成されている 。貫通孔22内には図1に示したものと略同様の火薬23が充填されている。そ の他の構成は図1に示したものと略同様であるので、ここではその構成の詳細な 説明は省略することとする。これらボール21、火薬23等を含んで弾丸20が 構成されている。
【0018】 上記説明から明らかなように、実施の形態(2)に係る弾丸20では、所定の 弾性率を有するプラスチック製のボール21に貫通孔22が1個形成され、貫通 孔22内に、所定の摩擦力及び衝撃力が作用すると爆発する火薬23が充填され ているので、上記実施の形態(1)に係るものと略同様の効果を得ることができ る。又貫通孔22の直径dを調整することにより、火薬の量と爆発方向とを制御 することができ、d/Dが1未満であるため、ボール21を破裂させることがで きる。
【0019】 図3は実施の形態(3)に係る弾丸を概略的に示した断面図であり、図中31 は図1に示したものと略同様のプラスチック製のボールを示している。ボール3 1の所定箇所には直径d、深さH2 の穴32が1個形成され、d/H2 の比率は 1以上に設定されており、又穴32のボール31表面には開口部32aが形成さ れている。穴32内には図1に示したものと略同様の火薬33が充填されている 。その他の構成は図1に示したものと略同様であるので、ここではその構成の詳 細な説明は省略することとする。これらボール31、火薬33等を含んで弾丸3 0が構成されている。
【0020】 上記説明から明らかなように、実施の形態(3)に係る弾丸30では、所定の 弾性率を有するプラスチック製のボール31に深さH2 の穴32が1個形成され 、穴32内に、所定の摩擦力及び衝撃力が作用すると爆発する火薬33が充填さ れているので、上記実施の形態(1)に係るものと略同様の効果を得ることがで きる。又穴32の直径d、深さH2 を調整することにより、火薬33の量と爆発 方向とを制御することができ、d/H2 が1以上であるため、ボール31を破裂 させずに火薬33のみを燃焼・爆発させることができる。この結果、ボール31 破片の飛散事故の発生を防止することができる。
【0021】 図4は実施の形態(4)に係る弾丸を概略的に示した断面図であり、図中41 は図1に示したものと略同様のプラスチック製のボールを示している。ボール4 1には直径dの貫通孔42がX軸、Y軸及び紙面に垂直なZ軸上に1個ずつ形成 され、d/Dの比率は1未満となっており、又各貫通孔42のボール41表面に は開口部42aがそれぞれ形成されている。貫通孔42内には図1に示したもの と略同様の火薬43が充填されており、開口部42a近傍における火薬43の露 出部には、略球面形状をした凹部43aが形成されている。その他の構成は図2 に示したものと略同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は省略するこ ととする。これらボール41、火薬43、凹部43a等を含んで弾丸40が構成 されている。
【0022】 上記説明から明らかなように、実施の形態(4)に係る弾丸40では、所定の 所定の弾性率を有するプラスチック製のボール41に貫通孔42が3個形成され 、貫通孔42内に、所定の摩擦力及び衝撃力が作用すると爆発する火薬43が充 填されているので、実施の形態(2)のものよりも爆発力を大きくすることがで きる。又3個の貫通孔42がボール41の中心対称の位置に配置されているので 、弾丸40の重心をボール41の中心位置に設定することができ、比較的に弾丸 40の命中率を高めると共に飛距離を伸ばすことができる。
【0023】 又、弾丸40には凹部43aが6個形成されているので、図8に示したものと 同様、発射した際にディンプル作用が働いて弾丸40の直進性を一層高めること ができ、この結果、弾丸40の命中率を高めると共に飛距離を伸ばすことができ る。
【0024】 なお、実施の形態(4)に係る弾丸40では、貫通孔42が3個の場合につい て説明したが、別の実施の形態では、貫通孔が2個、あるいは4個以上であって もよい。
【0025】 又、実施の形態(4)に係る弾丸40では、凹部43aが形成されている場合 について説明したが、別の実施の形態では、凹部43aは形成されていなくとも よい。
【0026】 図5は実施の形態(5)に係る弾丸を概略的に示した断面図であり、図中51 は図1に示したものと略同様のプラスチック製のボールを示している。ボール5 1には直径d、深さH2 の穴52がX軸、Y軸及び紙面に垂直なZ軸上に各2個 ずつ合計6個形成され、d/H2 の比率は1以上に設定されており、又各穴52 のボール51表面には開口部52aがそれぞれ形成されている。各穴52内には 図3に示したものと略同様の火薬53が充填されている。その他の構成は図1に 示したものと略同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は省略すること とする。これらボール51、火薬53等を含んで弾丸50が構成されている。
【0027】 上記説明から明らかなように、実施の形態(5)に係る弾丸50では、所定の 弾性率を有するプラスチック製のボール51に深さH2 の穴52が6個形成され 、穴52内に、所定の摩擦力及び衝撃力が作用すると爆発する火薬53が充填さ れているので、図3に示した実施の形態(3)のものよりも爆発力を大きくする ことができる。又6個の穴52をボール51の中心対称の位置に配置することに より、弾丸50の重心をボール51の中心位置に設定することができ、比較的に 弾丸50の命中率を高めると共に飛距離を伸ばすことができる。
【0028】 なお、実施の形態(5)に係る弾丸50では、穴52が6個の場合について説 明したが、別の実施の形態では、穴が2〜5個、あるいは7個以上であってもよ い。
【0029】 又、実施の形態(5)に係る弾丸50では、開口部52a近傍における火薬5 3の露出面が平坦である場合について説明したが、別の実施の形態では、この火 薬53の露出面に凹部が形成されていてもよい。
【0030】 図6は実施の形態(6)に係る弾丸の主要部を概略的に示した部分断面図であ り、図中61は図1に示したものと略同様のプラスチック製のボールを示してい る。ボール61には直径dの貫通孔62がX軸やY、Z軸(共に図示せず)に形 成されており、d/Dの比率は1未満となっている。貫通孔62のボール61表 面には開口部62aが形成されており、開口部62aを除く貫通孔62内には図 1に示したものと略同様の火薬63が充填される一方、開口部62a内には所定 の剛性を有する樹脂膜64が火薬表面63aを覆うようにして形成されている。 その他の構成は図2に示したものと略同様であるので、ここではその構成の詳細 な説明は省略することとする。これらボール61、火薬63、樹脂膜64等を含 んで弾丸60が構成されている。
【0031】 上記説明から明らかなように、実施の形態(6)に係る弾丸60では、貫通孔 62の開口部62aが樹脂膜64で覆われているので、弾丸60の使用前におけ る火薬63の吸湿に基づく品質劣化を阻止することができる。又樹脂膜64によ り人体が火薬63に接触・当接するのを阻止することができ、取扱時や人体及び 衣服等に命中した時の安全性を確保することができる。又不発の弾丸60に対す るいたずら(火薬部分を棒で触れる等)を阻止して暴発事故を防止することがで きる。
【0032】 なお、実施の形態(6)に係る弾丸60では、樹脂膜64が平面形状である場 合について説明したが、別の実施の形態では、ボール61と同様の球面形状であ ってもよく、このものではボール61の全表面を滑らかな球面形状に設定するこ とができ、この弾丸の命中率及び飛距離を維持することができる。又、別の実施 の形態では、樹脂膜64を凹形状であってもよく、このものでは、発射した際に ディンプル作用が働いて弾丸の直進性を一層高めることができ、この結果、弾丸 の命中率を高めると共に飛距離を伸ばすことができる。
【0033】 図7は実施の形態(7)に係る弾丸の主要部を概略的に示した部分断面図であ り、図中71は図1に示したものと略同様のプラスチック製のボールを示してい る。ボール71には直径dの貫通孔72がX軸やY、Z軸(共に図示せず)に形 成されており、d/Dの比率は1未満となっている。貫通孔72のボール71表 面にはテーパ形状をした開口部72aが形成されており、開口部72aを除く貫 通孔72内には図1に示したものと略同様の火薬637充填されている。一方、 開口部72a内には所定の剛性を有する蓋74が火薬表面73aを覆うようにし て挿入・接着されている。蓋74の表面74bはボール71と同様の球面形状に 設定され、蓋74の表面74b部分には所定の球面形状をした凹部74aが形成 されている。その他の構成は図6に示したものと略同様であるので、ここではそ の構成の詳細な説明は省略することとする。これらボール71、火薬73、蓋7 4、凹部74a等を含んで弾丸70が構成されている。
【0034】 上記説明から明らかなように、実施の形態(7)に係る弾丸70では、貫通孔 72の開口部72aが蓋74で覆われているので、弾丸70の使用前における火 薬73の吸湿に基づく品質劣化を阻止することができる。又蓋74により人体が 火薬73に接触・当接するのを阻止することができ、取扱時や人体及び衣服等に 命中した時の安全性を確保することができる。又不発の弾丸70に対するいたず ら(火薬部分を棒で触れる等)を阻止して暴発事故を防止することができる。又 蓋74の表面に凹部74aを形成することにより、発射した際にディンプル作用 が働いて弾丸70の直進性を一層高めることができ、この結果、弾丸70の命中 率を高めると共に飛距離を伸ばすことができる。
【0035】 なお、実施の形態(7)に係る弾丸70では、蓋74に凹部74aが形成され ている場合について説明したが、別の実施の形態では、蓋に凹部74aが形成さ れていなくともよい。
【0036】 なお、実施の形態(6)、(7)に係る弾丸60、70では、いずれも貫通孔 62、72が形成されている場合について説明したが、別の実施の形態では所定 深さの穴が形成されていてもよい。
【0037】 又、実施の形態(6)、(7)に係る弾丸60、70では、いずれも貫通孔6 2、72が複数個形成されている場合について説明したが、貫通孔や穴は1個で あってもよい。
【0038】 又、上記した実施の形態(1)〜(7)では、いずれもプラスチック製のボー ル11〜71が均一な弾性率を有するものである場合について説明したが、別の 実施の形態では、ボールが比較的剛性率の高い表層部と、比較的弾性率の高い内 層部とにより構成されていてもよい。この場合、条件設定を容易にすることがで きる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエアガン用弾丸の実施の形態
(1)を示した概略図であり、(a)は斜視図、(b)
は断面図を示している。
【図2】実施の形態(2)に係るエアガン用弾丸を概略
的に示した断面図である。
【図3】実施の形態(3)に係るエアガン用弾丸を概略
的に示した断面図である。
【図4】実施の形態(4)に係るエアガン用弾丸を概略
的に示した断面図である。
【図5】実施の形態(5)に係るエアガン用弾丸を概略
的に示した断面図である。
【図6】実施の形態(6)に係るエアガン用弾丸の主要
部を概略的に示した部分断面図である。
【図7】実施の形態(7)に係るエアガン用弾丸の主要
部を概略的に示した部分断面図である。
【図8】従来のこの種エアガン用弾丸を概略的に示した
断面図である。
【図9】弾丸を発射させるエアガンの主要部を模式的に
示した断面図である。
【符号の説明】
10 エアガン用弾丸 11 ボール 12 穴 13 火薬

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の弾性率を有するプラスチック製の
    ボールに所定深さの穴又は貫通孔が少なくとも1個形成
    され、前記穴又は貫通孔内に、所定の摩擦力及び衝撃力
    が作用すると爆発する火薬が充填されていることを特徴
    とするエアガン用弾丸。
  2. 【請求項2】 前記穴又は貫通孔の開放端が蓋又は樹脂
    膜で覆われていることを特徴とする請求項1記載のエア
    ガン用弾丸。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0375180U (ja) * 1989-11-21 1991-07-29

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