JP3072629B2 - 円筒状容器の運搬反転装置 - Google Patents

円筒状容器の運搬反転装置

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JP3072629B2
JP3072629B2 JP7182276A JP18227695A JP3072629B2 JP 3072629 B2 JP3072629 B2 JP 3072629B2 JP 7182276 A JP7182276 A JP 7182276A JP 18227695 A JP18227695 A JP 18227695A JP 3072629 B2 JP3072629 B2 JP 3072629B2
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和男 松坂
勇 春山
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鐘紡株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原材料の容器として用
いられる首部を有する円筒状の容器(以下、「ドラム」
という)を所定の場所に運搬した後に反転し、内容物を
取り出したり、反転状態の容器を取り外すための運搬反
転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドラム運搬反転装置は、図5,図
6に示すように、運搬機構部Aと、該運搬機構部Aに対
して上下動可能なドラムの反転機構部Bとからなる。
【0003】そして、前記運搬機構部Aは、左右一対の
支持杆1と、該各支持杆1間を橋絡するように取付けら
れたハンドル2及び前記ドラムの反転機構部Bの上昇、
下降、反転の各動作をリモコンスイッチで指令する制御
箱3と、該制御箱3の底壁に取付けられた左右一対の床
面固定可能なキャスタ4と、前記各支持杆1の下端に前
方に向けて取付けられ、先端に車輪6を有する脚杆5と
から構成されている。
【0004】また、前記反転機構部Bは、ドラムの上下
胴操作部Cと、反転操作部Dと、胴部把握部Eとからな
る。そして、前記ドラムの上下動操作部Cは、前記制御
箱3からの指令により前記一対の支持杆1を案内に上
昇、下降をする平面視[状の支持腕7からなる(例え
ば、支持杆1側の可逆回動螺子杆に螺合する逆螺子を刻
設)。また前記ドラムの反転操作部Dは、前記支持腕7
の一方に設けられて前記制御箱3からの指令により作動
する正逆回動駆動手段8(例えば、ラックピニオン機
構)を内装した駆動箱9と、支持腕7の他方に設けられ
た軸受箱10と、前記駆動手段8の駆動軸11及び前記
軸受箱10に軸受された軸12にそれぞれ下端部が固着
された左右一対の回動板13とから構成されている。さ
らに、前記ドラムの胴部把握部Eは、前記一対の回動板
13の後側を橋絡するように取付けられた弧状の把持板
14と、各回動板13の前側に上下二段に取付けられた
布製バンド15とから構成されている。
【0005】前記構成のドラム運搬反転装置の作用につ
いて説明する。運搬機構部Aを所定の場所に搬送してそ
の一対の脚杆5の間にドラム16を位置させる。上下動
操作部Cによりドラム16の軸方向のほぼ中央部まで胴
部把握部Eの把持板14を上昇した後、運搬機構部Aを
前進させて前記把持板14の内面にドラム16の背面を
密着させ、上下二段の布製バンド15によりドラム16
を締付けて把持板14との間で挟圧把握する。
【0006】次に、上下動操作部Cにより胴部把握部E
で把握したドラム16を床面より上昇して所定の場所に
搬送した後、反転操作部Dによりドラム16を反転(ド
ラムの上方首部を前方に回動反転)させて内容物を取り
出すものである。
【0007】ところで、前記従来のドラム運搬反転装置
においては、胴部把握部Eの把持板14と協動する締付
け体が布製バンド15であるため、締付け作業が面倒で
ある(数回しごいて締付ける)と共に延びが発生し、ド
ラム16の搬送及び反転操作時の把握に安定性を欠くと
いう不都合な点がみられた。
【0008】そこで、布製バンド15に代えて、図7に
示すように、前記の各回動板13の前側にそれぞれロ字
形にして弧状の把持体17a,17bの後端を枢着し、
各前端にドラム16の外径に対応する締付け力可変のバ
ックル18(鋸歯を有する受具18aと鋸歯の一つに引
掛けて締付けるセンターオーバ形の引掛け操作杆18b
とからなる)を取付けたものが提案された。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記のバックル18の
採用により、布製バンド15の不都合な点は解消された
が、まだ次のような不都合な点のあることが分った。す
なわち、前記バックル18による締付けはドラム16の
前側で行なわれるため、ドラム16を反転させたときに
はバックル18はドラム16の後側に位置し、弧状の把
持板14が前側に現われる。したがって、ドラム16の
反転後に、反転状態のドラムを胴部把握部Eから取り外
して使用することが要求される場合には、簡単に対処す
ることができないということである。
【0010】本発明は、かかる事情からなされたもので
あり、ドラムの把握が搬送及び反転操作時において安定
性が高く、しかも反転状態のドラムの取り外し作業が容
易なドラム搬送反転装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために、円筒状容器の運搬機構部と、容器の上下
動操作部、反転操作部、胴部把握部を備えた容器の反転
機構部とからなる容器の運搬反転装置において、前記容
器の反転操作部は、前記容器の上下動操作部に設けられ
た回動駆動手段により可逆反転回動を行ない、上端部に
溝形ガイドを形成した左右一対の回動板を備え、前記容
器の胴部把握部は、前記一対の回動板の前側及び後側に
一端がそれぞれ枢着された一対あて2組の弧状の把持体
を備え、該各把持体の他端に締付力可変のバックルを備
えているものである。
【0012】そして、前記左右一対の各回動板の上端部
に形成の溝形ガイドは、円筒状容器の中心より若干後方
に偏位した位置に形成され、前記各把持体に設けたバッ
クルの上方に、バックルによる締付けすぎを防止するス
トッパ手段を備え、前記円筒状容器の運搬機構部は、手
動又は自動走行に構成されているものである。
【0013】
【作用】ドラムの胴部把握部の一対あて2組の把持体
は、胴部の前側と後側の双方でバックルにより開閉され
るので、反転操作部でドラムを反転させた場合でもバッ
クルが前面に現われ、反転状態のドラムの取り外しが容
易である。また、ドラムは胴部把握部と一対の回動板の
溝形ガイドによってドラムの胴部と首部との2点が保持
され、ドラムの搬送、反転時の安定性がよい。
【0014】
【実施例】本発明のドラム運搬反転装置は、前記従来例
に比してドラムの反転操作部Dの回動板及びドラムの胴
部把握部Eが相違するので、この両者の実施例について
説明し、その他は従来例のものと同一符号を付し説明を
省略する。
【0015】図1、図2に示すように、、反転操作部D
の左右一対の回動板13の上端部には、図4に示すよう
に、ドラム16の首部開口に形成の鍔部16aの下面と
前記開口に嵌合した蓋19の上面(又は供給ホッパの鍔
部上面)とに嵌入する溝形ガイド13aが形成されてい
る。そして、その形成に当っては、図3に示すように、
ドラム16を把握した状態でその中心より若干後方に偏
位した位置に形成されており、前記鍔部16と蓋19へ
の差込み作業を容易にしている。よって、ドラム16は
胴部把握部Eと溝形ガイド13aとの2点で保持され、
安定性が向上する。
【0016】図1、図3に示すように、ドラムの胴部把
握部Eは、前記左右の各回動板13の前側と後側にそれ
ぞれロ字形にして弧状の把持体17a,17bの一端を
枢着し、その各他端に前記締付け力可変のバックル18
(18aと18b)が取付けられ、反転、正転何れの状
態でもバックル18が前面に現われ、反転状態のドラム
16の取り外し作業を容易にしている。
【0017】また、図2に示すように、前記の前側、後
側の各把持体17aに取付けた鋸歯受具18aの上方に
は、先端部にストッパ突起20を有する弧状のガイド棒
20が回動可能に設けられ、該ガイド棒20が挿脱可能
な受具21が対向する把持体17bの上方に設けられて
おり、ドラム16の把握時にガイド棒20の先端を受具
21に挿入し、バックル18にて締付ける際の締めすぎ
をストッパ突起20aが受具21に当接することにより
防止している。
【0018】なお、前記実施例のドラムの運搬機構部A
は手動で押していくものを示したが、車輪6をモータ駆
動として制御箱3からの指令により電動走行するように
してもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、胴部把握部にお
ける一対あて2組の把持体が胴部の前側と後側でそれぞ
れバックルにより開閉されるので、反転状態の容器の取
り外しが極めて容易であると共に、容器が回動操作部の
回動板の溝形ガイドと胴部把握部との上下2箇所で保持
されるので、容器の搬送、反転時における把握の安定性
が向上する。請求項2に係る発明は、容器の首部、蓋部
への溝形ガイドの挿入作業が容易に行ない得る。
【0020】請求項3に係る発明は、胴部把握部による
容器の締めすぎを防止し、破損等の事故を防止する。請
求項4に係る発明は、省力化の要請に対応することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器の運搬反転装置の実施例の側
面図である。
【図2】同実施例の正面図である。
【図3】本発明の胴部把握部の実施例の図1のX−X線
断面平面図である。
【図4】本発明の反転操作部の回動板に形成の溝形ガイ
ドと容器首部との関連を示す説明図である。
【図5】従来の容器の運搬反転装置の側面図である。
【図6】同じくその正面図である。
【図7】他の従来の容器の運搬反転装置における胴部把
握部の平面図である。
【符号の説明】
A 運搬機構部 B 反転機構部 C 上下動操作部 D 反転操作部 E 胴部把握部 1 支持杆 3 制御箱 8 正逆回動駆動手段 9 駆動箱 13 回動板 16 容器 17a,17b 把持体 18 バックル 18a 鋸歯受具 18b 引掛け操作杆 19 蓋 20 ガイド棒 21 受具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−117133(JP,A) 特開 平3−143808(JP,A) 特開 平6−166436(JP,A) 実開 平7−996(JP,U) 実開 平6−33817(JP,U) 実開 平7−19249(JP,U) 特公 昭56−3224(JP,B2) 実公 昭63−4080(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 65/00 - 65/28 B66F 9/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状容器の運搬機構部と、容器の上下
    動操作部、反転操作部、胴部把握部を備えた容器の反転
    機構部とからなる容器の運搬反転装置において、 前記容器の反転操作部は、前記容器の上下動操作部に設
    けられた回動駆動手段により可逆反転回動を行ない、上
    端部に溝形ガイドを形成した左右一対の回動板を備え、 前記容器の胴部把握部は、前記一対の回動板の前側及び
    後側に一端がそれぞれ枢着された一対あて2組の弧状の
    把持体を備え、該各把持体の他端に締付力可変のバック
    ルを備え、 たことを特徴とする円筒状容器の運搬反転装置。
  2. 【請求項2】 前記左右一対の各回動板の上端部に形成
    の溝形ガイドは、円筒状容器の中心より若干後方に偏位
    した位置に形成されている請求項1に記載の円筒状容器
    の運搬反転装置。
  3. 【請求項3】 前記各把持体に設けたバックルの上方
    に、バックルによる締付けすぎを防止するストッパ手段
    を備えた請求項1又は2に記載の円筒状容器の運搬反転
    装置。
  4. 【請求項4】 前記円筒状容器の運搬機構部は、手動又
    は自動走行に構成される請求項1乃至3の何れか1項に
    記載の円筒状容器の運搬反転装置。
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