JP3072603B2 - ドット印字装置 - Google Patents

ドット印字装置

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JP3072603B2
JP3072603B2 JP13536891A JP13536891A JP3072603B2 JP 3072603 B2 JP3072603 B2 JP 3072603B2 JP 13536891 A JP13536891 A JP 13536891A JP 13536891 A JP13536891 A JP 13536891A JP 3072603 B2 JP3072603 B2 JP 3072603B2
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ink
manifold
control mechanism
flow control
orifice
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一二三 木村
隆雄 池浦
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば被印字材として
の鋼材の表面に形成するバーコードやカルラコード等の
印字用として、若しくは文字、図形等を印字する場合に
使用するドット印字装置に関するもので、特にインクの
粘度が異なる場合に対応することができる印字装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】吐出ノズルの先端からインクが吐出して
ドットを形成し、ドットを連続させてラインや文字を印
字する様にした印字装置は、例えば特開平1−1288
34号公報に記載されている。前記した特許公開公報に
記載の従来の印字装置は、マニホールドの上面に複数の
電磁弁機構を設けるとともに、マニホールドの内部に電
磁弁機構毎にインクの充填部、弁座及び独立流路を設
け、マニホールドの下面には独立流路ごとに吐出ノズル
を設けて電磁弁機構に設けた弁棒により弁座を開閉し、
吐出ノズルから吐出するインクを制御してドットを形成
するようにした構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した構成の従来の
印字装置では、インクの吐出状態を弁座で制限している
ので、インクの粘度によりドットの状態が変化し、鮮明
なラインや文字等を印字できない場合がある。又、従来
の印字装置では、粘度が高いインクを使用するとインク
通路の途中で詰まるので、インクが吐出できない場合が
ある。したがって、使用するインクがどのような粘度で
あっても、鮮明なドットによりラインや文字等を印字す
ることができ、しかも取扱が簡単な印字装置の開発が要
請されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
欠点、又は要請に基づいて開発されたもので、具体的に
は電磁弁機構を設けたマニホールドの内部に、インク通
路に連通する流量制御機構を設け、前記した流量制御機
構を、インク流路を介してマニホールドの下面に設けた
吐出ノズルに連絡し、前記した流量制御機構はインクの
粘度によりオリフィスの寸法の異なるものと交換可能に
してなるドット印字装置に関するものである。
【0005】
【実施例】以下に本発明のドット印字装置の実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0006】本発明の印字装置1は、複数の電磁弁機構
2と、上面に前記した電磁弁機構2を設けたマニホール
ド3と、前記したマニホールド3の下面に設けた複数の
インクの吐出ノズル4と、マニホールド3の内部に設け
たインクの流量制御機構5とからなる。
【0007】前記した電磁弁機構2は、概略すると上端
が閉塞した筒状のハウジング21の内部に電磁コイル2
2を収納し、前記した電磁コイル22の内部に固定鉄芯
23と可動鉄芯24とを設け、前記したハウジング21
の開放下端部に嵌着した台座25に可動鉄芯24から一
体的に延在する制御弁棒26を挿通させて、制御弁棒2
6の先端部をバネ27の付勢により台座25から外部に
弾性的に突出させた構成である。
【0008】前記したマニホールド3は、バルブボディ
ー31、シート32及びパターンプレート33を一体的
に重合して構成したもので、バルブボディー31の上面
には各電磁弁機構2毎に上面が開放する収納空部34を
形成するとともに、バルブボディー31の内部には横方
向にインクの主通路35を横方向に設ける。また、前記
したバルブボディー31の内部には収納空部34から連
続して下方に延在するインクの充填部36を形成し、前
記した充填部36の下方に前記した主通路35を連通さ
せるとともに、インク充填部36の下端に弁座37を交
換可能に設ける。
【0009】前記したマニホールド3のシート32、パ
ターンプレート33には、前記したインクの充填部36
に連通するインク流路38を縦方向に設ける。
【0010】そして、前記したマニホールド3のパター
ンプレート33の下面には、ノズルブロック41を介し
て吐出ノズル4を取り付け、吐出ノズル4の上端を前記
したインク流路38に連通する。したがって、バルブボ
ディー31の収納空部34から連続するインク充填部3
6に弁座37が連通し、また弁座37からインク流路3
8が連続して吐出ノズル4が連通している。
【0011】そして、本発明によれば前記したマニホー
ルド3のインク充填部36には、インクの流量制御機構
5を設ける。前記した流量制御機構5は、上下端が開放
して側面に通孔51を開設した筒状の制御ブロック52
と、前記した制御ブロック52の内部に装脱可能に装着
する流量調整材53とを有し、前記した流量調整材53
の壁部には横方向に向く小孔状のオリフィス54を設け
る。前記した制御ブロック52や流量調整材53は比較
的硬質、又はある程度の弾性を有する合成樹脂で成形す
るもので、制御ブロック52の外周面には通孔51を形
成した高さ位置に断面半円状の環状溝55を形成し、前
記した環状溝55を前記したインクの主通路35に連続
させる。
【0012】前記した流量調整材53にはオリフィス5
4を有するが、このオリフィス54は制御ブロック52
の通孔51と同一の位置にあり、オリフィス54と通孔
51とは常に連通する。そして、図1、図2に示す本発
明の実施例によれば、オリフィス54は流量調整材53
の径方向に一致するように2本形成してある。しかし、
図3に示す本発明の他の実施例によれば、オリフィス5
4は流量調整材53の半径方向に位置するように1本だ
け形成してあり、通孔51もオリフィス54に連通する
ように1個だけ形成した構成である。
【0013】前記した電磁弁機構2をマニホールド3に
取付けるには、例えば台座25の外周面に雄螺子部を形
成するとともに収納空部34の内周面に雌螺子部を形成
し、電磁弁機構2の台座25を収納空部34に嵌め付け
て電磁弁機構2を回転し、前記した雄螺子部と雌螺子部
とを螺合して密に嵌着することによりマニホールド3の
上面に電磁弁機構2を直立状に保持するのである。した
がって、電磁弁機構2は、回転することによりマニホー
ルド3に対して簡単に着脱することができる。
【0014】そして、流量制御機構5をマニホールド3
のインク充填部36の内部に装着するには、台座25の
下端に形成した筒状部の内面に雌螺子部を形成するとと
もに制御ブロック52の外周面上方に雄螺子部を形成
し、制御ブロック52を台座25に下から嵌め付けて回
転することにより前記した雌螺子部と雄螺子部とを螺合
して結合し、この制御ブロック52を有する電磁弁機構
2をマニホールド3に取り付けることにより流量制御機
構5をインク充填部36の内部に位置するようにしても
よい。このような構成であれば、電磁弁機構2をマニホ
ールド3に着脱するのと同時に流量制御機構5をインク
充填部36に着脱することができる。しかし、マニホー
ルド3のインク充填部36の内部上方に雌螺子部を形成
するとともに、制御ブロック52の外周上方に雄螺子部
を形成し、制御ブロック52をインク充填部36に収納
して回転し、前記した雌螺子部と雄螺子部とを螺合して
着脱することもできる。
【0015】前記したようにして、マニホールド3に電
磁弁機構2を保持した状態では、制御弁棒26の下端が
流量制御機構5の流量調整材53の内部に挿入し、制御
弁棒26の外側面でオリフィス54を閉塞するととも
に、先端部が弁座37を弾性的に閉塞している。したが
って、主通路35や環状溝55にインク、インク等を高
圧状態で充満させても、インク流路38や吐出ノズル4
にまでインクの圧力が作用しない。
【0016】本発明の印字装置1は前記したような構成
で、この印字装置1を使用してラインや文字を印字する
には、マニホールド3の主通路35にインクを高圧で充
填状態にし、また弁座37、インク流路38及び吐出ノ
ズル4には圧力が作用しない状態でインクを充満してお
くのである。この状態で電磁弁機構2の電磁コイル22
に瞬間的に電流を流すと、電磁コイル22の内部に一時
的に磁界が発生するので可動鉄芯24が瞬間的に上下動
し、同時に制御弁棒26が上下動するのでオリフィス5
4及び弁座37が一瞬だけ開放する。オリフィス54と
弁座37が瞬間的に開放すると、主通路35や環状溝5
5の高圧なインクが通孔51からオリフィス54を通過
して弁座37からインク流路38に流入し、吐出ノズル
4にまで加圧作用して吐出ノズル4の先端からドットと
してインクが吐出するのである。
【0017】したがって、電磁弁機構2が瞬間的に作動
する毎に吐出ノズル4からインクが吐出してドットにな
るので、印字装置1を機械的に、又は電子的に制御しな
がら移動すると、吐出ノズル4からのインクのドットが
連続したり接触状となって被印字材の表面にラインや文
字等を印字することができる。そして、マニホールド3
には複数の電磁弁機構2を設けてあり、しかも個々の電
磁弁機構2に吐出ノズル4を設けてあるので、各吐出ノ
ズル4の配置状態、マニホールド3の移動状態等を電子
的に制御すると、複数の吐出ノズルからドットが形成す
るので極めて高能力で安定した複雑なラインや文字等を
印字することができる。
【0018】吐出ノズル4から吐出するインクのドット
の状態は、電磁弁機構2の電磁コイル22に流す電流の
通電時間及び通電間隔に基づく制御弁棒26の上下動の
時間と弁座37の開放時間、及び主通路35やインク充
填部36に充填しているインクの粘度や圧力等が要因と
なって決定する。特に、インクの粘度が低い場合、多量
のインクが弁座37からインク流路38に流出してドッ
トが不鮮明になることがあり、又インクの粘度が高いと
インクが一定量だけ吐出ノズル4から吐出しなかったり
途中で詰まることがある。しかし、本発明によれば使用
するインクの粘度に対応してインク充填部36に装着す
る流量制御機構5のオリフィス54や弁座37を適宜に
選択して設けることができる。
【0019】しかも、一旦インク充填部36に流量制御
機構5を装着した後であっても、粘度が相違するインク
を新たに使用する場合には、電磁弁機構2をマニホール
ド3から外すとともに流量制御機構5や、必要であれば
弁座37をインク充填部36から外し、新たに使用する
インクの粘度に適合するオリフィス54を設けた流量制
御機構5、弁座37をインク充填部36に装着して電磁
弁機構2をマニホールド3に取り付ければよい。例え
ば、図1、図2に示す様にオリフィス54を流量調整材
53に対し直径方向に2本形成した場合、オリフィス5
4の総面積が大きくなるので比較的粘度の高いインクを
使用する場合に好適である。又、図3で示す様にオリフ
ィス54を流量調整材53に対し半径方向に1本だけ形
成した場合、オリフィス54の面積が小さくなるので、
粘度の低いインクを使用する場合に好適である。しか
も、使用するインクにより径が異なるオリフィス54を
形成した流量制御機構5を使用することもできる。
【0020】以上本発明を図面の実施例に基づいて説明
したが、本発明は前記した実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り
どのようにでも実施することができる。
【0021】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、マニホー
ルドに電磁弁機構を設け、電磁弁機構を設けたマニホー
ルドの内部に、インク通路に連通する流量制御機構を設
け、前記した流量制御機構を、インク流路を介してマニ
ホールドの下面に設けた吐出ノズルに連絡し、前記した
流量制御機構はインクの粘度によりオリフィスの寸法の
異なるものと交換可能にしたことを特徴とするものであ
る。したがって、使用するインクの粘度に対して流量制
御機構を適宜に選択することにより、常に最適な状態で
ドットを形成することができ、ドットにより形成された
ラインや文字等が極めて鮮明なものとなる。又、電磁弁
機構や流量制御機構はマニホールドに対して着脱可能で
あるから組立て時に極めて簡単なばかりでなく、保守点
検も容易となり、例えば金属の材質や成分、管理番号、
ロット番号等を表示する鋼材の表面に形成するバーコー
ド、カルラコード等の印字用として、又は文字の記載用
として実用的価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字装置の第1の実施例を示す一部の
分解斜視図である。
【図2】本発明の印字装置の第1実施例を示す一部の縦
断面図である。
【図3】本発明の印字装置の第2実施例を示す一部の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 印字装置 2 電磁弁機構 3 マニホールド 4 吐出ノズル 5 流量制御機構 21 ハウジング 22 電磁コイル 24 可動鉄芯 25 台座 26 制御弁棒 31 バルブボディー 32 シート 33 パターンプレート 34 収納空部 35 主通路 36 インク充填部 37 弁座 38 インク流路 39 インク溜り部 51 通孔 52 制御ブロック 53 流量調整材 54 オリフィス 55 環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/015 B41J 2/175

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁機構を設けたマニホールドの内部
    に、マニホールドの内部に横方向に設けたインクの通路
    に連通する流量制御機構を設け、前記した流量制御機構
    を、インク流路を介してマニホールドの下面に設けた吐
    出ノズルに連絡し、前記した流量制御機構はインクの粘
    度によりオリフィスの寸法の異なるものと交換可能にし
    てなるドット印字装置。
  2. 【請求項2】 流量制御機構は、上下端が開放して側面
    に通孔を開設した筒状制御ブロックと、前記した制御ブ
    ロックの内部に装着する流量調整材とを有し、前記した
    流量調整材には制御ブロックの通孔に連通するオリフィ
    スを形成してなる請求項1に記載のドット印字装置。
JP13536891A 1991-05-13 1991-05-13 ドット印字装置 Expired - Lifetime JP3072603B2 (ja)

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JPH04336254A JPH04336254A (ja) 1992-11-24
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