JP3072459U - 水位計測具 - Google Patents

水位計測具

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内の液体残量を容易に計測し、その残量
を他人に客観的に伝達できる器具を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本体部とその本体部に固着する隠蔽部材
とからなり、その隠蔽部材は液体を吸収できる素材とす
る。前記隠蔽部材は液体を吸収すると乾燥時に比べて透
明性が増大するため、この水位計測具を液体の入った容
器に挿入すると、液体に触れた部分のみが本体部を透視
可能にする。この透視可能となった部分を見れば液体の
残量が把握できる。 【効果】 この水位計測具を利用すれば、容器内の液体
残量を容易に計測し、正確に他人に伝達することができ
る。特に、この計測具は自動車に装備されているタンク
内の液体残量を計測し、ドライバーにその残量を正確に
伝達するのに最も適した計測具である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は容器内に入っている液体の残量を計測する水位計測具に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
自動車のウインドウォッシャー液などは定期的に点検し、残量が少なくなった 場合はこれを補充する必要がある。残量の点検はドライバーが自ら行う場合もあ るが、図7のようにガソリンスタンドのスタッフ51が給油の際に点検するのが 一般的である。 この点検を行う場合、ガソリンスタンドのスタッフ51はまずボンネット52 を開け、ウインドウォッシャー液の入ったタンク53内の残量を目で確認し、ド ライバーに「残量が少なくなっています。補充しますか」などと質問している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、「残量が少ない」と報告されても、ドライバーはウインドウォッシャ ー液がどの程度残っているのか正確に把握できない。残量を正確に把握するには 、ドライバーが自動車から降りて、自動車前方まで回り、自分の目で確かめるし かないが、これもまた面倒である。 この問題を解決するため、ドライバーに液体残量を伝達できる道具が幾つか考 え出されたが、何れも液体残量を明確に伝達できるものではなかったり、製造コ ストが高くなるなどの問題があった。 そこで、ウインドウォッシャー液等の残量を正確に伝達でき、製造コストも低 く抑えることができる計測具が求められるところである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)本考案は、容器内に入っている液体の水位を計測するものであって、本 体部とその本体部に固着する隠蔽部材とからなり、その隠蔽部材は液体を吸収で きる素材であり、液体を吸収すると乾燥時に比べて透明性が増大するものである 。 (2)前記本体部は前記隠蔽部材と外観が異なるものである。 (3)前記本体部は前記隠蔽部材と外観が異なる識別部材を備えるものである 。 (4)前記本体部の素材を可撓性のある素材としたものである。 (5)前記容器は自動車に設けられている容器である。 (6)前記本体部又は前記隠蔽部材に水位を計測するための目盛を設けたもの であり、また、前記識別部材に水位を計測するための目盛を設けたものである
【0005】
【考案の第一実施形態】
本考案の第一実施形態を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る水位計測 具の正面図であり、図2は図1に示す水位計測具のA−A断面図である。 図1及び図2に示す通り、この水位計測具1は本体部2と隠蔽部材3と識別部 材としての識別紙4とからなる。 本体部2は可撓性のあるプラスチック樹脂を素材とし、そのサイズは長さ30 cm、横幅3cm、厚さ0.5mm程度である。なお、「可撓性のある素材」と は外部から力を加えると曲げたわめることができ、その力を緩めるともとの形に 戻る性質がある素材をいう。 識別紙4は、長方形に切取られたピンク色の紙であり、本体部2の表面に貼付 けられているものである。なお、この識別紙4の色はピンク色に限らない。
【0006】 隠蔽部材3は液体を吸収できる特殊な塗料(既知の塗料)であり、識別紙4を 覆うようにして本体部2の表面に縦長に塗られている。なお、この隠蔽部材3の 色は白色とする。 この隠蔽部材3は液体を吸収し、数分後には乾燥するという特性を有し、乾燥 している場合と液体を吸収した場合とでは次のような変化を起す。即ち、隠蔽部 材3が乾燥している時は、隠蔽部材3が識別紙4を隠蔽するため、水位計測具1 を正面から見ても、識別紙4を透視することはできない。一方、この水位計測具 1を液体に浸けて、隠蔽部材3が液体を吸収すると、隠蔽部材3は透明性を増し 、識別紙4を透視できるようになる。このように隠蔽部材3が液体を吸収すると 透明性を増すという原理は、薄い布や紙を水に濡らすと、その布や紙が透明性を 増し、布や紙の裏にあるものが透視できる原理と同様である。即ち、例えば、薄 手の白いシャツを着てる人の素肌は通常は透けて見えないが、そのシャツが水に 濡れるとそのシャツが透明性を増し、その人の素肌が透けて見える原理と同様で ある。
【0007】 次に、この水位計測具1の使用方法の一例を図3に基づいて説明する。 図3の符号11は自動車に備えられているウインドウォッシャー液のタンクで あり、符号1aはタンク11に入れる前の水位計測具であり、符号1bはタンク 11に入れた後の水位計測具である。 まず、ガソリンスタンドのスタッフはタンク11の蓋を開け、水位計測具1の 上端7付近を持つ。なお、このときの隠蔽部材3は乾燥しているので、外から識 別紙4を見ることはできない。その後、スタッフは水位計測具1をタンク11の 中に挿入する(タンク底面12に水位計測具1の下端6が接するまで挿入する) 。
【0008】 次に、スタッフは水位計測具1を抜取り、水位計測具1についている余計な水 滴を布で拭き、ドライバーに水位計測具1を見せる。このとき水位計測具1の隠 蔽部材3のうち、ウインドウォッシャー液に浸された部分はウインドウォッシャ ー液を吸収し、透明性を増している(図3の符号14)。即ち、図3の境界線1 5を境にウインドウォッシャー液の深さ(残量)の部分だけは識別紙4(ピンク 色の紙)が透けて見え、ウインドウォッシャー液に浸されていない部分の識別紙 4は透けて見えないようになっている。このようにして水位計測具1を見せられ たドライバーは、この境界線15により、容易且つ正確にウインドウォッシャー 液の残量を把握することができる。 なお、隠蔽部材3は液体を吸収しても数分後には乾燥するので、この水位計測 具1は繰返し使用できるものである。
【0009】
【考案の第二実施形態】
本考案の第二実施形態を図4、図5、図6に基づいて説明する。 本実施形態の構成等は、ほぼ第一実施形態と同様であるが、本実施形態の場合 は本体部2と隠蔽部材3のみからること、即ち、本体部2が識別紙4を備えてい ない点で異なる。このように本体部2が識別紙4を備えていなくても、隠蔽部材 3が液体を吸収して透明性を増したときには、本体部2の表面(図6における符 号15以下の部分、即ち符号14の部分)が透けて見えるため、液体の水位を計 測でき、容器内の液体残量を他人に伝達することができるのである。 なお、本体部2の表面に何らかの色(例えば、ピンク色)の塗料を塗ってもよ い。このようにすれば識別紙4を設けた場合と同様の効果が得られる。即ち、隠 蔽部材3が液体を吸収し、透明性を増したときに、符号14の部分だけは本体部 2の表面(ピンク色)が鮮明に見え、その色の違いにより液体の水位をより一層 明確に把握できるのである。
【0010】 本考案を実施するにはこの実施形態には限らない。例えば、次のような形態で あってもよい。 (1)本実施形態では自動車のウインドウォッシャー液の残量を測定する場合を 例にしたが、これに限るものではない。例えば、自動車に備えられているウイン ドウォッシャータンク以外のタンクにも利用できるし、自動車に備えられている ものに限らず、他のタンク(容器)にも利用できるものである。 (2)各部材の素材・サイズは本実施形態のものに限るものではない。例えば、 本体部2を可撓性のある素材としたが、必ずしも可撓性のある素材にする必要は ない。ただし、隠蔽部材3は液体を吸収できる素材でなければならない。 (3)第一実施形態では識別部材として識別紙4を用いたが、識別部材はこれに 限るものではない。例えば、識別部材の素材は紙でなくてもよいし、色もピンク 色でなくてもよい。即ち、識別部材4は隠蔽部材3と異なる外観を有している物 であれば他の物でもよい。なお、「異なる外観」とは、色が異なる場合、模様が 異なる場合、外形が異なる場合、質感が異なる場合等全てを含む広い概念である 。 また、第二実施形態において、本体部2の表面にピンク色の塗料を塗るとした が、これはピンク色の塗料に限るものではない。例えば、ピンク以外の色でもよ いし、色に限らず模様などを描いてもよい。即ち、本体部2と隠蔽部材3とが異 なる外観であればよい。 (4)本実施形態では、隠蔽部材3の色を白色としたが、白色に限るものではな い。即ち、隠蔽部材3は白又は白に近い色が好ましいが、他の色であっても構わ ない。 (5)本体部2の表面に目盛を表示してもよい。このようにすれば、より正確に 液体の残量を測定できる。また、この目盛は隠蔽部材3や識別紙4に付けてもよ い。 (6)本考案の名称や特許請求の範囲には「水位計測具」又は「水位」とあるが 、この「水位」とは「水」の残量計測に限定するものではない。即ち、如何なる 液体の残量も計測できる計測具と解釈すべきものである。 (7)本考案では隠蔽部材3を本体部1に「固着」する一例として隠蔽部材3と しての塗料を本体部2に塗布することとしているが、この「固着」とは、塗料を 塗布する場合に限らず、塗料以外の部材や素材等を本体部2に溶着したり、貼付 けたりする場合等を含む広い概念である。
【0011】
【考案の効果】
本考案には次のような効果がある。 (1)この水位計測具を利用すれば、容器内の液体残量を正確に他人に伝達す ることができる。特に、この水位計測具は、自動車に装備されているタンク内の 液体残量を計測し、その残量をドライバーに伝達するのに最も適した道具である 。 (2)この水位計測具に識別紙等の識別部材を設ければ、色や模様等の違いに より、一層容易に液体の水位(残量)を伝達することができる。なお、これは本 体部に色や模様等をつけた場合でも同様の効果が得られる。 (3)隠蔽部材は濡れても数分で乾くので、この水位計測具は何度でも使用す ることができる。 (4)隠蔽部材3や本体部2の素材を可撓性のある素材とすれば、特殊な容器 でもその中の水位が計測できる。例えば、容器内が「くの字型」に曲っている場 合でも、この水位計測具を挿入でき、水位を計測できる。 (5)本体部又は隠蔽部材に目盛を付ければ、液体の残量を客観的な数値によ り正確に計測できる。 (6)この水位計測具の素材となるプラスチック樹脂や塗料(液体を吸収でき る塗料)は非常に安価な素材であるため、製造コストを低く抑えることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水位計測具の一実施形態を表した
図(正面図)である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本考案に係る水位計測具の使用方法を表したで
ある。
【図4】本考案に係る水位計測具の他の実施形態を表し
た図(正面図)である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】本考案に係る水位計測具の使用方法を表したで
ある。
【図7】従来技術を表した図である。
【符号の説明】
1 水位計測具 2 本体部 3 隠蔽部材 4 識別紙

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に入っている液体の水位を計測す
    るものであって、本体部とその本体部に固着する隠蔽部
    材とからなり、その隠蔽部材は液体を吸収できる素材で
    あり、液体を吸収すると乾燥時に比べて透明性が増大す
    ることを特徴とする水位計測具。
  2. 【請求項2】 前記本体部は前記隠蔽部材と外観が異な
    ることを特徴とする請求項1記載の水位計測具。
  3. 【請求項3】 前記本体部は前記隠蔽部材と外観が異な
    る識別部材を備えること特徴とする請求項1乃至2記載
    の水位計測具。
  4. 【請求項4】 前記本体部の素材を可撓性のある素材と
    したことを特徴とする請求項1乃至3記載の水位計測
    具。
  5. 【請求項5】 前記容器は自動車に設けられている容器
    であることを特徴とする請求項1乃至4記載の水位計測
    具。
  6. 【請求項6】 前記本体部又は前記隠蔽部材に水位を計
    測するための目盛を設けたことを特徴とする請求項1乃
    至5記載の水位計測具。
  7. 【請求項7】 前記識別部材に水位を計測するための目
    盛を設けたことを特徴とする請求項1乃至6記載の水位
    計測具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101237070B1 (ko) * 2011-03-29 2013-02-25 현대제철 주식회사 가스이송관로용 안수 측정장치

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