JP3072297U - ソリッドステイトディスクモジュール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＩＤＥインターフェースに対して互換性を備
え、かつ携帯に適したソリッドステイトディスクモジュ
ールを提供する。 【解決手段】 ＩＤＥインターフェース、電源、フラッ
シュメモリコントローラ、フラッシュメモリアレーを含
み、前記ＩＤＥインターフェースは連接器のよりコンピ
ューターCPUに嵌挿する。前記電源は前記フラッシュメ
モリコントローラ、及び前記フラッシュメモリアレーに
連結し、作業電圧を提供する。前記フラッシュメモリコ
ントローラはデータの保存と読み取り、及び保存位置の
制御に用いる。前記フラッシュメモリアレーは複数のフ
ラッシュメモリにより組成し、前記フラッシュメモリコ
ントローラに連結し、データの保存を行う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のソリッドステイトディスクモジュールに係り、特に一種のソリ ッドステイトプロセスを使用するフラッシュメモリが形成するメモリモジュール を標準のＩＤＥインターフェースに嵌挿可能なソリッドステイトディスクモジュ ールに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般のコンピューターに使用するメモリの内、ＤＲＡＭが形成するメモリモジ ュールの特徴は、内部保存データが電源オフに伴い消失する点である。このため 、このメモリモジュールは、データの一時保存にのみ使用されている。コンピュ ーターの電源オフ後もデータの保存が可能な正確性を必要とする場合には、普通 ハードディスクドライブを用い、このハードディスクドライブを以て保存設備と している。このハードディスクドライブは、現在ではコンピューターの標準配備 の一つとなっている。

【０００３】 データ保存設備としてのハードディスクドライブの作動方式は、複数の磁気ヘ ッドを用い、表面にデータが保存されている高速回転磁気ディスクセットを読み 取るものである。このため、震動を許容することは難しく、また、携帯が困難で あると言う欠点も存する。

【０００４】 この外、ハードディスクドライブの設計は、規格化されたモジュールの設計で はないため、設計抽出の困難度を増加させている。

【０００５】 一方、現在のハードディスクドライブの発展は、高保存容量に向かって発展し ており、低記憶容量の機種の生産量は日増しに減少している。しかしながら、遠 慮なく言わせてもらえば、ある特定機能の保存に関しては、そのように高い記憶 容量は必要ない。よって、容量が過度になる虞れさえある。

【０００６】 このような状況下、フラッシュメモリにより形成するメモリモジュールは生ま れた。このメモリモジュールは、電源オフ後もデータを保存可能な特性を備えて いる。

【０００７】 現在のフラッシュメモリモジュールは、一般にＩＳＡインターフェース標準を 支援するだけであり、ＩＤＥインターフェースを使用するハードディスクドライ ブに対しては、互換性がない。よって、ディスクドライブに取って代わることは 難しく、かつフラッシュメモリモジュールの普及は制限を受けざるを得ないとい うのが現状である。もし、フラッシュメモリモジュールを利用しＩＤＥインター フェースを支援しようとするなら、特殊な用途のオーダーに属することになって しまう。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の欠点を解決するため、本考案はソリッドステイトディスクモジュー ルの提供を課題とする。

【０００９】 それは、従来のフラッシュメモリの作動は必ずＩＳＡインターフェースを標準 としなければならない、と言う制限を解消することである。

【００１０】 さらにそのモジュールは、ハードディスクドライブに比較し抗衰性、節電効果 を備え、コンパクトで、さらに、電力供給切断後も保存データを保有することが でき、携帯に適したデータ保存装置である。

【００１１】 かつそれは、一般のパーソナルコンピューターCPUのディスクドライブが連接 するIDEインターフェースに対して、広く互換性を備える。

【００１２】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案によるソリッドステイトディスクモジュール は、主にＩＤＥインターフェース、電源、フラッシュメモリコントローラ、フラ ッシュメモリアレーを含み、該ＩＤＥインターフェースは連接手段で、コンピュ ーターCPUに嵌挿する。前記電源は前記フラッシュメモリコントローラ、及び前 記フラッシュメモリアレーに連結し、作業電圧を提供する。前記フラッシュメモ リコントローラはデータの保存と読み取り、及び保存位置の制御に用いる。前記 フラッシュメモリアレーは複数のフラッシュメモリにより組成し、前記フラッシ ュメモリコントローラに連結し、データの保存を行う。

【００１３】

【考案の実施の形態】

図に示すように、本考案の一実施の形態に係るソリッドステイとディスクモジ ュールは、主にＩＤＥインターフェース１、電源２、フラッシュメモリコントロ ーラ３、フラッシュメモリアレー４により組成されている。前記ＩＤＥインター フェース１は接点を具えた連接器であり、その接点数は自由に設定することがで き、コンピューターＣＰＵに嵌挿するディスクドライブのインターフェースへの 連接に供する。現在の状況では、一般コンピューター工業標準の４０個接点、或 いは４４個接点のＩＤＥインターフェース連接器を採用することができる。４４ 個接点の連接器を採用する場合には、前記電源２はその内の４個の接点を利用す る。即ち、新たに別に設置する必要はない。前記ＩＤＥインターフェース１の実 施時には、ソリッドステイトディスクモジュールのケースBの片側に設置する。

【００１４】 前記電源２は、前記フラッシュメモリコントローラ３、及び前記フラッシュメ モリアレー４が必要とする作業電圧を提供する。前記のように、前記ＩＤＥイン ターフェース１が４４個の接点を具える時、前記電源２はその内の４個の接点を 利用するが、接点が４０個である場合には、図２、３、４に示すように、別に設 置しなければならない。

【００１５】 前記フラッシュメモリコントローラ３は、シングルチッのコントローラである ことが望ましく、データの読み取りと保存、及び保存位置の制御を行う。よって 、その接続線は、前記ＩＤＥインターフェース１に連接する。実際の使用時には 、例えばＭＸ9691のシングルチップコントローラが使用可能であるが、但し、こ れに限定されるものではない。このことは公知の技術に属するため、ここでは詳 述しない。

【００１６】 前記フラッシュメモリアレー４は、多くのフラッシュメモリにより組成され、 データの保存に用いる。このフラッシュメモリアレーは、例えば１０個のフラッ シュメモリを５組（Bank0からBank４）に分けたものなどであり、しかしこれに 限定するものではない。前記フラッシュメモリアレー４は、前記フラッシュメモ リコントローラ３に連結し、メモリモジュールを構成するが、該項は公知の技術 に属するため、ここでは詳述しない。

【００１７】 図２、３、４に示すように、ハードディスクの実施時には、前記フラッシュメ モリコントローラ３と前記フラッシュメモリアレー４をプリント回路基板A上に 設置し、かつその外周をケースBにより覆う。この時、前記ＩＤＥインターフェ ース１は嵌挿の便のため、前記ケースB外に露出する。

【００１８】 図２に示す示すように、前記ＩＤＥインターフェース１と前ケースBは同方向 で、直立方式とし、前記ＩＤＥインターフェース１はコンピューターCPUのディ スクドライブに嵌挿し、インターフェース上に連結する。このようにして、水平 空間の占拠を最小とすることができる。前記ＩＤＥインターフェース１が接点４ ０個である場合には、前記ケースBより電源２を引き出し、現有の電源接点への 占用を避けることができる。よって、入力電源２１を経て電力を入力し、同時に 出力電源２２を延伸し、外接電力供給の接点とする。前記ＩＤＥインターフェー ス１が４４個の接点を有する場合には、その内の４個の接点を利用し、新たに外 接電源２を別に設置する必要はない。

【００１９】 次に、図３に示すように、ディスクドライブが連結するインターフェースがコ ンピューターCPUの左側に設置される時、前記ＩＤＥインターフェース１は前記 ケースB及び回路基板Aに対して垂直下向きに設置する。こうして、嵌挿時、垂直 高度を占拠せず、他の部品に影響しないようにできる。前記電源２は、前記ＩＤ Ｅインターフェース１の接点個数に応じて、外接か否かを選択する。同時に、前 記ＩＤＥインターフェース１の占用を防止するために、その端面上において、端 子状の延伸インターフェース１１を延伸し、外接部分との嵌挿に用いる。前記Ｉ ＤＥインターフェース１と該延伸インターフェース１１間は、接続孔、或いは端 子とすることができ、状況に応じて選択する。

【００２０】 図４は、図３に示すものとは方向が異なる実施の形態である。図に示すように 、ディスクドライブが連結するインターフェースは、コンピューターCPUの右側 に設置される。この場合、嵌挿後は右側に向かい外に延伸し、高度を占拠しない 他、CPU内部の空間配置にも影響しない。

【００２１】

【考案の効果】

以上説明したように本考案にれば、従来のフラッシュメモリの作動は必ずＩＳ Ａインターフェースを標準としなければならない、と言う制限を解決することが できる他、ハードディスクドライブに比較し抗衰性、節電効果を有し、しかもコ ンパクトにでき、さらに、電力供給切断後も保存データを保有することができる という効果がある。即ち、本考案は携帯に適したデータ保存装置であると言え、 かつ一般のパーソナルコンピューターCPUのディスクドライブが連接するインタ ーフェースに対して、広く互換性を有している。

【図面の簡単な説明】

【図1】本考案の一実施の形態の構造を示す説明図であ
る。

【図2】本考案の実施の形態の垂直嵌挿の例を示す斜視
図である。

【図3】本考案の実施の形態の水平左嵌挿の例を示す斜
視図である。

【図４】本考案の実施の形態の水平右嵌挿の例を示す斜
視図である。

【符号の説明】

１：ＩＤＥインターフェース １１：延伸インターフェース ２：電源 ２１：入力電源 ２２：出力電源 ３：フラッシュメモリコントローラ ４：フラッシュメモリアレー Ａ：回路基板 Ｂ：ケース

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主にＩＤＥインターフェース、電源、フラ
   ッシュメモリコントローラ、フラッシュメモリアレーを
   含み、 前記ＩＤＥインターフェースは連接手段によりコンピュ
   ーターCPUに嵌挿し、 前記電源は前記フラッシュメモリコントローラ、及び前
   記フラッシュメモリアレーに接続して作業電圧を供給
   し、 前記フラッシュメモリコントローラはデータの保存と読
   み取り、及び保存位置の制御を行い、 前記フラッシュメモリアレーは複数のフラッシュメモリ
   により組成して、前記フラッシュメモリコントローラに
   接続してデータの保存を行うことを特徴とするソリッド
   ステイトディスクモジュール。
2. 【請求項２】前記電源は、ＩＤＥインターフェースと共
   同して連接手段を形成することを特徴とする請求項１に
   記載のソリッドステイトディスクモジュール。
3. 【請求項３】前記フラッシュメモリコントローラ、及び
   フラッシュメモリアレーは、回路基板上に設置すること
   を特徴とする請求項１に記載のソリッドステイトディス
   クモジュール。
4. 【請求項４】前記フラッシュメモリコントローラ、及び
   フラッシュメモリアレーは、ケースによって覆い、片側
   にＩＤＥインターフェースを連結することを特徴とする
   請求項１に記載のソリッドステイトディスクモジュー
   ル。
5. 【請求項５】前記電源は、出力電源を延伸することを特
   徴とする請求項１記載のソリッドステイトディスクモジ
   ュール。
6. 【請求項６】前記ＩＤＥインターフェースは、ケースと
   同方向で、垂直方向に嵌挿することを特徴とする請求項
   ４記載のソリッドステイトディスクモジュール。
7. 【請求項７】前記ＩＤＥインターフェースは、ケースと
   垂直方向に設置し、嵌挿後のケースは水平方向を呈する
   ことを特徴とする請求項４記載のソリッドステイトディ
   スクモジュール。
8. 【請求項８】前記ＩＤＥインターフェースは、上面にお
   いて延伸インターフェースを一体に設置することを特徴
   とする請求項４記載のソリッドステイトディスクモジュ
   ール。