JP3072247U - 記憶メディア用粘着ラベル - Google Patents

記憶メディア用粘着ラベル

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JP3072247U JP2000001999U JP2000001999U JP3072247U JP 3072247 U JP3072247 U JP 3072247U JP 2000001999 U JP2000001999 U JP 2000001999U JP 2000001999 U JP2000001999 U JP 2000001999U JP 3072247 U JP3072247 U JP 3072247U
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敬 石徹白
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株式会社メルコ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉のラベルでありながら、表面に凹凸を構
成させることにより、視覚による識別が不十分な状態で
あっても手の感覚により所望の記憶メディアと他の記憶
メディアとを識別可能にする記憶メディア用粘着ラベル
の提供を目的とする。 【解決手段】所望の外形および面積を有する基材層2
と、該基材層と略同形状および略同面積の粘着層3とが
積層されてなる貼着ラベル1において、十分な深度を有
する適宜形状の凹部4を基材層の表面に形成した。上記
基材層2の表面に、略同形状および略同面積有する透明
の保護層5を積層した粘着ラベル1においては、、十分
な深度を有する適宜形状の凹部4を保護層側の表面に形
成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は、記憶メディアに記憶させているデータの内容を外部から認識できる ように、その記憶メディアに貼着して使用される粘着ラベルに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来の粘着ラベルは、薄肉シート状に構成された基材層の裏面に粘着層が積層 され、表面には記入欄または空白欄を有する印刷が施されており、この記入欄ま たは空白欄に必要な事項を記入したうえで、記憶メディアに貼着できるものであ った。このラベル表面に印刷される記入欄または空白欄は、記憶メディアに記録 させたデータの種類や名称などが十分に記載できる程度の余白で構成されており 、利用者が自ら識別し得る事項を自由に記入して使用していた。
【0003】 しかし、このような粘着ラベルを使用する場合、記憶メディアの内容を使用者 が自ら記入することとなるが、暗がりの中では記入した文字を読み取ることが困 難となり、また、粘着ラベルへの記入を怠った場合は、明らかに記憶メディアの 内容を外部から確認することができなくなっていた。このような場合、記憶メデ ィアをパーソナルコンピュータ等(以下、PCという)に装着し、その記憶内容を ディスプレイ上に表示するなどの方法により、その内容を確認しなければならな かった。そのため、所望の記憶メディアを選択するまでの間、順次上記操作を行 わなければならなず、非常に煩瑣であるという問題点があった。このような問題 点を解消すべく、近時においては、種々の工夫がなされており、例えば、多種の 色彩や模様などを印刷した粘着ラベルがあった。そして、記憶メディアの記憶内 容の種類を大きく分類し、これらの分類ごとに上記色彩等を予め決めておけば、 少なくとも記憶内容がどのような事項であるかを外見で判別できるようにしたの である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような色彩または模様等で特定する方法では、次のよう な課題が存在する。即ち、一般的なPCは、机上にディスプレイおよびキーボード のみを載置し、マザーボードやドライブ装置などを内蔵したタワー型本体を机の 下に設置することが多く、このような場合、机の影などにより上記識別のための 色彩や模様の判別が困難な状況があった。特に、薄暗い室内や照明が十分でない 状況では、色彩等の識別が一層難しくなり、意図しない記憶メディアをドライブ 装置に挿入することもあった。同種の問題として、モバイルコンピューティング (以下、モバイルという)による使用の際には、記憶メディアをバッグの中や衣 服のポケットの中などに入れて持ち歩くことがあり、所望の記憶メディアを手探 りでは識別できなかった。
【0005】 また、最近では、点字によるプリントアウトを可能にしたプリンタや音声入力 可能なソフトウェアの出現に伴い、視覚障害を有するPC利用者も増加しつつある 。そこで、このような視覚障害を有する利用者が記憶メディアを使用する場合、 従来の視覚による識別を目的としたラベルでは、視覚障害者にとって容易に使用 できるものではなかった。そのため、各記憶メディアの内容物を点字で表記し、 これをラベルとして記憶メディアの表面に貼着する方法により対応できる場合も あり得るが、最近の記憶メディアは、Smart Media(株式会社東芝の 登録商標・以下同じ)やコンパクトフラッシュ(米国サンディスクコーポレーシ ョンの登録商標・以下同じ)に代表されるように、非常に薄肉であり、これらの 記憶メディアを装着するための挿入口も非常にタイトになっている。そのため、 記憶メディアの表面に点字で表記したラベルを貼着したとすれば、その記憶メデ ィアは、実際に各ドライブ装置に装着できないという不具合を内在させるもので あった(図3(b)参照)。
【0006】 本考案は、上記諸点にかんがみ、薄肉のラベルでありながら、表面に凹凸を構 成させることにより、視覚による識別が不十分な状態であっても手の感覚により 所望の記憶メディアと他の記憶メディアとを識別可能にする記憶メディア用粘着 ラベルの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、所望の外形および面積を有する基材層と、該基材層と略 同形状および略同面積の粘着層とが積層されてなる貼着ラベルにおいて、十分な 深度を有する適宜形状の凹部を基材層の表面に形成したことを特徴とする記憶メ ディア用粘着ラベルを要旨とするものである。
【0008】 また、第二の考案としては、所望の外形および面積を有する基材層と、該基材 層と略同形状および略同面積を有する粘着層と、上記基材層と略同形状および略 同面積有する透明の保護層とが基材層を中央にして積層されてなる粘着ラベルに おいて、十分な深度を有する適宜形状の凹部を保護層側の表面に形成したことを 特徴とする記憶メディア用粘着ラベルを要旨とする。
【0009】 上記の両考案において、上記の凹部を、エンボス加工により形成することがで き、この場合、レベル表面の印刷工程に連続して凹部を形成することが可能とな る。また、上記の凹部を、貫通する穴により形成することができ、この場合、凹 部の存在を明確にすることができるようになるとともに、加工が極めて容易とな る。
【0010】 そして、前記穴は、非常に微細な多数の貫通孔によって輪郭が構成され、該貫 通孔を連続することにより離脱したときに形成できるようにすることにより、貫 通孔によるミシン目と同様の効果を得ることができ、しかも、穴を形成させるか 否かを利用者が選択できることになる。また、貫通孔により構成される輪郭は一 種類に限定されず、多種の穴形状を選択できるようにした場合、利用者は、その 選択できる範囲内において、自由に凹部の形状をラベルに形成させることができ るのである。このような穴の連続によって、例えば、文字や点字を表記できるも のであれば、視覚障害を有するものが容易に利用できる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案にかかる 第一の実施形態を示している。1は粘着ラベルあり、2は基材層、3は粘着層で ある。粘着ラベル1は、基材層2と粘着層3との積層によって構成されており、 粘着層3は、基材層2の裏面に設けられている。基材層2は、専ら紙により構成 される場合が多いが、プラスチックフィルムにより構成する場合もある。粘着層 3としては、予め粘着材と剥離材とが積層されて一体的に構成された粘着シート を使用することができるほか、基材層2の裏面に直接粘着材を塗布する場合もあ る。
【0012】 基材層2の表面には、エンボス加工によって複数の凹部4が形成されている。 この凹部4は、例えば、図1(a)に示すように、円形状に構成することが考 えられる。そして、これらの凹部4は、いずれも図1(b)に示すように、十分 な深度を有して構成されている。このように、深い凹部4を形成することによっ て、その存在が明確なものとなり、外観上明らかに凹部4の形状およびその個数 を認識することができる。また、指先を凹部4に接触させたとき、その指先の感 覚によっても形状等を明らかに認識することができる。従って、上記のような凹 部4の形状を変化させ、または個数を異ならせた数種の粘着ラベル1を使用する ことによって、目視によることのみならず感触によっても、それぞれの粘着ラベ ルを区別することができ、これを貼着した記憶メディアを識別できることとなる 。
【0013】 上記のように、基材層2の表面にエンボス加工するほか、図1(c)に示すよ うな保護層5を積層し、この保護層5をエンボス加工することにより粘着ラベル 1の表面に凹部4を構成することもできる。この場合、保護層5をプラスチック フィルムまたは高分子化合物によるフィルムなどで構成することによって、エン ボス加工の際に、保護層5を高温状態で加工すれば、凹部4を容易に構成させる ことができることとなる。また、指先で感触を確認する際にも、紙製の基材層2 に直接接触するよりも、保護層5に接触する場合のほうが、基材層2の表面に印 刷した文字等が保護されるため、長期間の使用に耐え得ることとなる。
【0014】 このような構成の粘着ラベル1は、図2に示すような工程によって製造するこ とができる。図2において、基材層2および保護層5等は、いずれも図中左から 右へ搬送されるものであるが、搬送のためのローラは図示していない。この図に 示すように、印刷工程を経た基材層2は、積層ローラ21,22によって保護層 5を積層し、記入欄または空白欄が印刷された基材層2の表面を保護する。保護 層5が積層された基材層2は、さらに搬送されてエンボス加工される。このとき 、保護層5の側の表面にエンボスローラ41が適宜圧力を付加されつつ当接し、 エンボスローラ41の通過に伴い、凹部が形成されることとなる。エンボスロー ラ41の下方には、補助ローラが設けられており、エンボスローラ41の圧力が 保護層5の表面に作用させるようになっている。上記のエンボスローラ41は、 所定温度まで加熱され、保護層5のエンボス加工を容易にするとともに、補助ロ ーラ42は硬質ゴム製であり、基材層2の変形または損傷を防止できるものであ る。保護層5として使用するフィルムは、プラスチックフィルムまたは二軸延伸 した高分子化合物フィルムであり、その材質によってエンボス加工に最適な温度 は異なるが、エンボスローラ41の加熱温度は、250℃まで調整可能である。 また、加圧できる圧力は数百kgから数千kgまでの押圧が可能になっている。 上記のようにして保護層5にエンボス加工を終了した後、基材層2の裏面には、 粘着材31が塗布されるとともに、剥離材32が粘着材31の表面に貼着されて 粘着ラベル1を構成するのである。ここで、粘着材31の塗布および剥離材32 の貼着に代えて、粘着材と剥離材とが一体化した粘着シールを基材層2の裏面に 貼着する方法でもよい。
【0015】 上記のように構成してなる粘着ラベル1は、Smart Mediaやコンパ クトフラッシュなどの記憶メディアに貼着されて使用される。そこで、図3(a )に示すように、記憶メディア6は、それを使用するためのドライブに装着する 際、その挿入口7から挿入することになるが、このような記憶メディア6の装着 時に遊び等が生じないために、挿入口7と記憶メディア5の間には、僅かな間隙 のみが設けられている。薄肉の粘着ラベル1を貼着した状態が、記憶メディア6 を挿入口7に挿入するときのほぼ限界の幅となるのである。
【0016】 つまり、粘着ラベル1に突起物7がある場合は、図3(b)に示すように、こ の突起物8が挿入口7に衝突して挿入が不可能となるのである。仮に、強引に挿 入できたとしても、突起物8が挿入路の内壁に当接して記憶メディア6の装着や 取り外しに支障を来すおそれもある。このような、不具合を解決した本実施形態 では、従来どおりの粘着ラベル1による使用が可能となるほか、手触りによって も判別が可能となるのである。
【0017】 次に、第二の実施形態について説明する。本実施形態では、エンボス加工によ る凹部4の形成に代えて、基材層2または保護層5を貫通する穴を設けるもので ある。即ち、図4(a)に示すように、基材層102の表面には、この基材層1 02を貫通する穴104によって凹部が構成されている。この貫通穴104は、 基材層102を貫通しているのみならず粘着層103をも貫通して設けられてい る。なお、本考案の趣旨からすれば、基材層102のみを貫通すれば十分である が、その状態では、凹部104の内部に粘着層103が存在することになり、粘 着層103の粘着力により不要な物を貼着してしまう可能性がある。
【0018】 本実施形態は、上記のような構成であるから、基材層102の表面において形 成される凹部104を一層深く形成させることができ、既述の第一の実施形態に 比較して、外観上においても、また指先の感覚によっても凹部形状の判別を容易 とするものである。
【0019】 本実施形態の製造工程について説明すると、この実施形態は、図2において示 した第一の実施形態におけるエンボスローラによる加工に代えて、穴あけ加工を 行うこととなる。この穴あけ加工においては、粘着層103をも同時に貫通する 穴104を設けるため、粘着材の塗布後に穿設する必要がある。そこで、粘着材 を塗布した後、さらに剥離材を貼着した後において、この剥離材をも含めて穴あ け加工を行うこととなる。これは、剥離材が設けられてないとすれば、穴あけ加 工の際、塗布した粘着材が穿設機器の部品に粘着することとなるので、これを回 避することを目的としており、他に適当な手段があれば、剥離材を貼着する前に 穴あけ加工をすることに問題はない。なお、粘着層103および剥離材に代えて 粘着シートを採用する場合、粘着シートは剥離部材と一体であることが一般的で あることから、この場合も剥離材とともに穴あけ加工をすることになる。
【0020】 本実施形態は、上記のような工程により製造されることとなるから、エンボス 加工のようにローラの過熱や押圧のための圧力など、種々の条件を設定する必要 がないので加工が比較的容易となる。また、基材層102の表面における凹部の 深度は十分となり、第一の実施形態に比較して、より凹部を明確にできるという 利点を有する。その一方、凹部によって構成される模様等に関しては、エンボス 加工による場合のほうが第二の実施形態よりも自由度が大きく、エンボスローラ 表面の型によって種々の形状の凹部を容易に設けることができるのである。
【0021】 第三の実施形態としては、図4(b)に示すようなものがあり、この実施形態 では、基材層202の表面に保護層205が積層された粘着ラベル201に既述 の第二の実施形態と同様に貫通穴204を穿設するものである。本実施形態にお ける保護層205として高分子化合物フィルムを使用する場合、二軸延伸フィル ムを使用しなければならない。即ち、保護層として使用する高分子化合物フィル ムを使用した場合、粘着ラベル201の使用時には指先を摺接させることとなる が、このような摺接によって、凹部の端縁付近が延伸されることが考え得る。こ の部分的な延伸により、基材層202との間で間隙を発生させることとなり、基 材層202と保護層205との積層状態が安定的に維持されない。つまり、保護 層205が容易に剥離されるのである。そのため、予め二軸延伸フィルムを使用 することによって、上記のような保護層205の剥離を防ぐことができるのであ る。
【0022】 以上のように各実施形態において構成される粘着ラベル1,101,201は 、凹部4,104,204の形状を種々に変更することは可能であり、これらの 形状としては、例えば、図5(a)に示すように構成させたものがある。このよう な構成は、図1(a)において示した複数の円形凹部4に代えて、三角形状や四 角形状の凹部304,404を設けたものであって、円形の凹部4とは明らかに 区別できることとなるのである。このときの各凹部4,304,404は、エン ボス加工により構成したものであっても、また、貫通穴を構成することによって 設けたものであってもよく、さらに、他の形状の凹部を形成することも可能であ ることは言うまでもない。
【0023】 また、これらの異なる形状の凹部4,304,404を利用した他の使用態様 がある。即ち、図5(b)に示すように、上記各凹部4,304,404の輪郭部 分をいずれも微細な貫通孔によって形成することによって、上記各凹部4,30 4,404の周囲は、いわゆるミシン目によって離脱可能に設けることができる のである。この場合、粘着ラベル501にいずれの形状の凹部を設けるかは、利 用者の自由に委ねられており、利用者が独自に決定した規則に応じて粘着ラベル 501に形成される凹部形状を選択できるのである。
【0024】 このような粘着ラベル501の使用により、記憶メディアの使用者は、粘着ラ ベル501の表面に記憶した情報の内容を細かく記載する必要がなくなり、記憶 情報がソフトウェアであるのか、文書であるのか、または画像であるのか等を容 易に識別することができ、粘着ラベル501の表面にはメモ書き程度の記載で必 要かつ十分となるのである。
【0025】 さらに、図5(c)に示すように、比較的小径の円形凹部604が予定される 部分の輪郭を微細な貫通孔によって構成することにより、必要な部分の円形凹部 604のみを穿孔することが可能となる。この場合、微細な貫通孔により穿孔可 能な円形凹部604の予定部分を二列三行に整列させ、これを一集合体として複 数の集合体を設けることにより、これらの集合体のうち、適宜箇所のみを穿孔し て円形凹部604を構成させることができ、これにより、点字と同様の配列パタ ーンに形成された円形凹部604を設けることができる。つまり、通常の点字は 突起部分を指先で確認できるように構成されるのであるが、本実施形態において は、円形凹部604の位置を確認することによって、点字と同様の識別性が保持 されるのである。
【0026】 上記のような、微細な貫通孔により構成される凹部は、大きい凹部4,304 ,404は指先で、小径の円形凹部604はペン先などを利用して、比較的容易 に離脱させることができる。
【0027】 以上のように、本考案の実施形態を説明したが、本考案の趣旨を逸脱しない範 囲において種々の態様があり得ることは言うまでもない。即ち、上記に示した実 施形態の説明において、粘着ラベルの外形を全て四角形として図示したが、これ らの外形は、使用すべき記憶メディアの形状等に応じて適宜変更し得るものであ る。
【0028】
【考案の効果】
本考案は、上記のような構成であるから、本考案にかかる粘着ラベルを使用し た場合、記憶メディアの表面に貼着した粘着ラベルに凹部が存在し、この凹部の 形状を指先の感触で認識することによって、記憶メディアに記憶されているデー タの内容またはその種類を容易に識別できることとなる。従って、暗所において も所望の記憶メディアを選択することができ、モバイルを使用する場合であって も、バッグやポケットの中に入れた複数の記憶メディアの中から所望のものを選 択することができるのである。また、指先の感覚に頼らなくても、十分な深度を 有する凹部の存在により一瞥して確認でき、粘着ラベルの模様または色彩などと 併せて使用することにより、上記の識別を簡易にし、また、記憶メディアのデー タを詳細に分類することも可能である。
【0029】 上記のような効果を有する凹部について、エンボス加工により構成する場合、 エンボスローラの種類に応じて異なる形状の凹部を容易に構成させることができ る。また、エンボス加工は、連続するシート状の基材層が搬送される途中におい て実施できるので、連続的な加工が可能である。
【0030】 一方、貫通する穴を構成することによって、粘着ラベルの表面に凹部を形成す る場合は、各穴による凹部の深度は十分となり、粘着ラベルの表面に設けられる 凹部の実効性を向上させるものである。また、このような穴を利用者が選択でき るように構成することによって、利用者の使いやすい凹部を提供できることとな る。この場合、穴の輪郭を微細な貫通孔で構成することにより、これらの貫通孔 がミシン目と同様の効果を発揮し、利用者が容易に好みの穴を設けることができ るようになる。しかも、このような穴が、点字と同様の配列で準備されていると すれば、視覚障害を有する利用者も容易に利用できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、第一の実施形態の平面図であり、
(b)および(c)はIB−IB断面図である。
【図2】加工手順を示す説明図である。
【図3】使用状態を示す説明図である。
【図4】第二の実施形態を示す説明図である。
【図5】他の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 粘着ラベル 2 基材層 3 粘着層 4 凹部 5 保護層

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の外形および面積を有する基材層
    と、該基材層と略同形状および略同面積の粘着層とが積
    層されてなる貼着ラベルにおいて、十分な深度を有する
    適宜形状の凹部を基材層の表面に形成したことを特徴と
    する記憶メディア用粘着ラベル。
  2. 【請求項2】 所望の外形および面積を有する基材層
    と、該基材層と略同形状および略同面積を有する粘着層
    と、上記基材層と略同形状および略同面積有する透明の
    保護層とが基材層を中央にして積層されてなる粘着ラベ
    ルにおいて、十分な深度を有する適宜形状の凹部を保護
    層側の表面に形成したことを特徴とする記憶メディア用
    粘着ラベル。
  3. 【請求項3】 前記凹部が、エンボス加工により形成さ
    れた凹部である請求項1または2に記載の記憶メディア
    用粘着ラベル。
  4. 【請求項4】 前記凹部は、貫通する穴により形成され
    た凹部である請求項1または2に記載の記憶メディア用
    貼着ラベル。
  5. 【請求項5】 前記穴は、非常に微細な多数の貫通孔に
    よって輪郭が構成され、該貫通孔を連続することにより
    離脱したときに形成される穴である請求項4記載の記憶
    メディア粘着ラベル。
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