JP3072106U - 消火施設用圧力調整弁 - Google Patents

消火施設用圧力調整弁

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JP3072106U
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valve
valve body
holding
holding portion
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敏明 菊地
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Hamai Co Ltd
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Hamai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高圧、大流量に適応し、かつコンパクトな消火
設備用の圧力調整弁を提供する。 【解決手段】 本体2は、消火用の不活性ガスが貯蔵さ
れているガスボンベに接続される。本体2内の弁体収納
部23内には、弁座部材61、保持部材62、弁体4、
スプリング7及び弁体4が収納されている。保持部材6
2の中央部には、弁体4を摺動自在に保持する第1保持
部621が設けられ、蓋体5には筒状の第2保持部54
が形成されている。弁体4は、第1保持部621によっ
て外側から、第2保持部54によって内側から摺動自在
に気密に保持されている。弁体4が往復動することによ
って、本体41の先端と後端に開口する流路42をガス
が流通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、高圧状態で消火用のガスを収容している容器から、消火のために ガスを噴出する際に用いられる圧力調整弁に係り、詳しくは、短時間で大流量の ガス流通が確保できる圧力調整弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、消火設備を有する建築物などにおいては、不活性ガスなどの消火用のガ スを、例えば火災が発生しているような消火対象領域に噴射して、消火を行う消 火設備が設けられている。 このような消火設備では、消火用のガスを大量に貯蔵しておく必要があり、貯 蔵区域に大量の貯蔵用ボンベを配置しなければならない。一方、このような施設 は、常時使用されるものではなく、貯蔵区域は極力狭くしたい要請がある。
【0003】 このため、貯蔵用ボンベに貯蔵されるガスのガス圧を高くして、ボンベの数を 減らす構成が採られている。ボンベ内のガス圧を高くすると、消火作動が開始さ れた時のガスの流出圧も高くなり、ガスを導く配管についても、高いガス圧に耐 え得るものが要求され、コスト高となるため、ガス圧を減圧する圧力調整弁が取 り付けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記消火設備は、火災を鎮火させるために、短時間で大量のガスを供給する必 要があるため、上記高圧力調整弁は、高圧ガスに対応し、かつ大流量のガス流が 確保できる構成であることが要求される。このような要求を満たす従来の圧力調 整弁は大型となり、多数の貯蔵用ボンベが狭い貯蔵領域に収納されている現在の 消火設備においては、設置が難しいという問題があった。 本考案の目的は、高圧、大流量に適応し、かつコンパクトな消火設備用の圧力 調整弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、以下の本考案によって達成される。 (1) 一次圧側から流入する高圧の消火ガスを二次側へ減圧させて排出する 圧力調整弁であって、 ガス流通路中に取り付けられる本体と、 一次側に開口する開口部と、 前記開口部に連通する弁室と、 前記弁室内に設けられた封止部材と、 二次側に開口する排出部と、 排出部と弁室の間において、封止部材に当接した閉状態と、封止部材から離れ た開状態との間で往復動自在に収納され、中心には開状態で弁室と排出部とを連 通させる流路を形成した筒状の弁体と、 前記弁体に外側から接触して保持する第1の保持部と、 前記弁体の流路内に挿入され、前記弁体の内側から接触して弁体を保持する第 2の保持部と、 第1の保持部に埋設されて、弁体を外側から気密に保持するOリングと、 第2の保持部に埋設されて、弁体を内側から気密に保持するOリングと、 前記弁体と本体の間に介挿され、前記弁体を開状態方向へ付勢するスプリング とを備え、 前記第1の保持部の内径より、前記第2の保持部の外径を大きくした消火施設 用圧力調整弁。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適実施形態について、添付図面に基づいて、詳細に説明する 。 図1は、本考案の圧力調整弁である減圧弁1の側面断面図である。減圧弁1は 、本体2と、封止手段3と、弁体4と、蓋体5とを備えている。 本体2は、消火用の不活性ガスが貯蔵されているガスボンベに接続される接続 部21と、接続部21の先端に開口する開口部211と、流通路212と、封止 手段3を収納する収納部22と、収納部22と通路221を介して連通している 弁体収納部23とを備えている。弁体収納部23は、円筒状に形成され、内周面 に雌ネジ231を有し、この雌ネジ231に蓋体5が螺合される。
【0007】 弁体収納部23内には、弁座部材61、保持部材62、弁体4、スプリング7 が収納されている。弁座部材61は、保持部材62と弁体収納部23の底部との 間に挟持された状態で固定され、保持部材62は、蓋体5の先端部によって本体 2に締着固定されている。この保持部材62と弁体収納部23の底部に形成され た凹みによって、弁室24が形成される。弁室24内に支持されている弁座部材 61は、周端部に複数の通気孔611を有し、中心には、リング状の封止部材6 12が弁体4側に露出するように埋設されている。また、保持部材62の中央部 には、孔が形成され、弁体4を摺動自在に保持する第1保持部621が設けられ ている。この第1保持部621には、弁体4を気密に保持するためのシール部材 としてOリング622が埋設されている。
【0008】 一方、蓋体5は、筒状の挿入部51と、蓋部52と、排出路531を有する排 出部53と、蓋部52の中央部において内側に突出した第2保持部54とを備え ている。挿入部51の外周面には、上記弁体収納部23の雌ネジ231に螺合さ れる雄ネジ511が形成されている。また、蓋部52の中央には、外部流路に接 続するための接続部521が形成され、その中央には、排出口522が開口して いる。
【0009】 排出口522は、蓋体5の中央に形成された排出路531の排出側の開口であ る。排出路531は、第2保持部54の中心部を貫通し、後述する弁体4の流路 に連通している。第2保持部54は、弁体収納部23側に筒状に突出して形成さ れている。 第2保持部54の外周面に、後述する弁体4が摺動自在に外嵌する。また、第 2保持部54の外周面には、弁体4を気密に保持するためのシール材としてのO リング541が埋設されている。
【0010】 第1保持部621と第2保持部54によって弁体4が保持されている。弁体4 は、筒状に形成された本体41と、その中央に形成され、本体41の先端と後端 に開口する流路42と、弁座部材61に当接する当接端部43と、第1保持部6 21に嵌入される第1摺接面44と、流路42を拡径させて構成され、第2保持 部54が嵌入される第2摺接面451が内側に形成された接続部45と、排出側 端部においてフランジ状に形成されたスプリング受け部46とを備えている。
【0011】 気密を保持するためのOリングが、第1保持部621と第2保持部54側に設 けられているので、弁体4側にOリングを取り付けるスペースを設ける必要がな く、流路42の横断面径を大きく採ることが可能となり、ガス流量を多くするこ とができる。
【0012】 スプリング7は、スプリング受け部46と保持部材62との間に介挿され、弁 体4を、弁座部材61から離れる方向へ付勢している。 また、本体2の収納部22内には、封止手段3が収められている。封止手段3 は、通路221を封止している封止部材31と、スプリング32と、収納部22 を外側から覆っている蓋部材33と、封止板34とを備えている。
【0013】 封止部材31は、通路221を封止するシール部材311を有し、収納部22 内に摺動自在に収納されている。スプリング32は、封止部材31と蓋部材33 の間に介挿され、常時通路221の方向へ押圧している。蓋部材33は、本体2 に螺合されて取り付けられており、中央に孔331を有している。この孔331 は薄い封止板34によって閉鎖されている。このような封止手段3によって、減 圧弁1は、通常はガスが流通しない状態に維持されている。
【0014】 以上のように構成された本考案の減圧弁の作用について説明する。この減圧弁 1は、封止手段3による封止が解除されることによって、ガスが流通し、減圧作 用が発揮される。 封止手段3による封止解除は、例えば以下のように行われる。蓋部材33の孔 331に、外側から針などを挿入し、封止板34に孔を開ける。これにより、収 納部22内の気圧が減少し、ガス供給側の圧力が高い為、封止部材31は、スプ リング32の付勢力に打ち勝つ圧力で、蓋部材33側へ押し戻される。
【0015】 封止部材31の移動によって、通路221が開放され、弁室24内にガスが流 入する。流入したガスは、弁座部材61の通気孔611を介して弁体4の流路4 2に流入する。ガスの流入によって流路42内の圧力が上昇すると、弁体4にお ける排出口側の受圧面積と、供給側の受圧面積の差によつて、弁体4を移動させ る力に変化が生じ、スプリング7の付勢力に抗して弁体4を弁座部材61側へ移 動させる圧力が働く。この圧力によって、図2に示されているように、弁体4が 移動して、弁座部材61に当接すると閉状態となり、流路42へのガスの供給は 遮断される。ガスの供給が遮断されると、流路42内の圧力は低下し、弁体4を 弁座部材61へ押し付ける圧力は減少し、スプリング7の付勢力によって、弁体 4は元の位置に復帰し、開状態となる。開状態となることによって、再度流路4 2の圧力が上がると、上記動作を繰り返すこととなる。このような、弁体4の往 復動が繰り返されることによって、供給側のガス圧よりも排出側のガス圧が低く なる。
【0016】 このような減圧の作用は、図3に示されているように、弁体4における第1摺 接面44の外径dと、第2摺接面451の内径dの差(つまり、供給側の受 圧面と、排出側の受圧面との受圧面積の差[=π(d −d )])と、ス プリングの弾性係数によって、減圧されるガスの圧力値が決定される。 以上のような動作の際、第1保持部621のOリング622と、第2保持部5 4のOリング541によって、移動する弁体4の気密が確保される。
【0017】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、弁体の気密を維持するOリングを本体側の保 持部に設けたので、弁体に形成される流路の横断面積を大きく採ることができ、 流量の大きな減圧弁を構成することができる。 また、第2保持部が弁体の内側から保持する構成とした為、全体の大きさを小 さくまとめることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の減圧弁の開状態を示す側面全体断面図
である。
【図2】本考案の減圧弁の閉状態を示す側面全体断面図
である。
【図3】本考案の減圧弁を構成する弁体の断面側面図で
ある。
【符号の説明】
1 減圧弁 2 本体 21 接続部 211 開口部 212 流通路 22 収納部 221 通路 23 弁体収納部 231 雌ネジ 24 弁室 3 封止手段 31 封止部材 32 スプリング 33 蓋部材 331 孔 34 封止板 4 弁体 41 本体 42 流路 43 当接端部 44 第1摺接面 45 接続部 451 第2摺接面 46 スプリング受け部 5 蓋体 51 挿入部 511 雄ネジ 52 蓋部 521 接続部 53 排出部 531 排出路 54 第2保持部 541 Oリング 61 弁座部材 611 通気孔 612 封止部材 62 保持部材 621 第1保持部 622 Oリング 7 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次圧側から流入する高圧の消火ガスを
    二次側へ減圧させて排出する圧力調整弁であって、 ガス流通路中に取り付けられる本体と、 一次側に開口する開口部と、 前記開口部に連通する弁室と、 前記弁室内に設けられた封止部材と、 二次側に開口する排出部と、 排出部と弁室の間において、封止部材に当接した閉状態
    と、封止部材から離れた開状態との間で往復動自在に収
    納され、中心には開状態で弁室と排出部とを連通させる
    流路を形成した筒状の弁体と、 前記弁体に外側から接触して保持する第1の保持部と、 前記弁体の流路内に挿入され、前記弁体の内側から接触
    して弁体を保持する第2の保持部と、 第1の保持部に埋設されて、弁体を外側から気密に保持
    するOリングと、 第2の保持部に埋設されて、弁体を内側から気密に保持
    するOリングと、 前記弁体と本体の間に介挿され、前記弁体を開状態方向
    へ付勢するスプリングとを備え、 前記第1の保持部の内径より、前記第2の保持部の外径
    を大きくした消火施設用圧力調整弁。
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