JP3071767B2 - 自動配置配線方法及び自動配線システム並びにその記録媒体 - Google Patents

自動配置配線方法及び自動配線システム並びにその記録媒体

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JP3071767B2
JP3071767B2 JP10280689A JP28068998A JP3071767B2 JP 3071767 B2 JP3071767 B2 JP 3071767B2 JP 10280689 A JP10280689 A JP 10280689A JP 28068998 A JP28068998 A JP 28068998A JP 3071767 B2 JP3071767 B2 JP 3071767B2
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英行 高井
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIの自動配置
配線システム及び方法に関し、特に矩形の外枠をもつセ
ル間に配線領域を必要とするLSIの自動配置配線シス
テム及び方法並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI設計用の自動配置配線CAD(計
算機支援設計)システムにおいて、従来、配置配線完了
に要する時間を短縮するために、様々な工夫がされてい
る。特に、セル間に配線領域を必要とする配置配線にお
いて、配線領域が多すぎると、使用されない配線領域が
むだになりチップ面積増大につながり、逆に、少ない
と、セル間の配線で互いに独立した配線が同一の領域を
通過することになり、配線ショートを生じたり、独立し
た配線が引けないため未配線が生じることになる。配線
ショートになるか未配線になるかは、配線アルゴリズム
により異なるので、「配線ショート」と呼ぶことにす
る。以下、従来の配置配線方法について説明する。
【0003】第1の方法は、セルを均一配置にするだけ
では配線の集中混雑が発生するので、面積当たりの端子
数(以下、「端子密度」という)が均一になるようセル
を配置する。
【0004】図17は、端子密度均一になるようセルを
配置する第1の方法の処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【0005】端子密度の目標値を設定し(ステップ17
02)、配置評価目標値を設定し(ステップ1703)
後、セルを配置し(ステップ1704)、端子密度の計
算し(ステップ1705)、配置評価値の計算を行い
(ステップ1706)、端子密度と配置評価値の計算値
と目標値との比較を行い(ステップ1707)、端子密
度と配置評価値の計算値のいずれか一方でも目標値を満
足していなければ、ステップ1704のセル配置に分岐
し、両者とも満足している場合、セル間の配線を行う
(ステップ1708)。
【0006】配置評価値には、セルが均一に散らばって
配置できたか、接続関係にあるセルが近傍に配置できた
か等を評価する関数が与えられる。また、端子密度の目
標値を設定してから、セル間の配線を行うまでをまとめ
て、自動配置配線処理(ステップ1701)としてい
る。
【0007】図18に、同一外形で端子形状が異なって
いるセルを2種類示す。同一外形であるため、セル外枠
1801、1803は同じであるが、一方のセルは、セ
ル上の配線で使用するものと同一の配線層の端子180
2を、他のセルは、セル上の配線では使用しない配線層
の端子1804をもっている。
【0008】図19は、端子密度を満足した配置の一例
を示す図である。2種類のセルに端子密度目標値を満足
させるための配線領域1901及び1903が設けられ
ている。
【0009】図20は、図19の配置で、配線を行った
後の一例を示す図である。図20(a)は、セル上を配
線が通過した例を示す図であり、端子の形状のため配線
がセル上を通過できないセル20101の近傍に設けら
れた配線領域は有効に働き、配線20102を通過させ
ている。もう一方のセル20103は、セル上を配線2
0104が通過しているため、配線領域20105には
配線が一本も通過していず、無駄になっている。
【0010】図20(b)は、配線領域上を配線が通過
した例を示す図である。端子の形状のため配線がセル上
を通過できないセル20201の近傍に設けられた配線
領域は有効に働き、配線20202を通過させている。
もう一方のセル20203は、近傍の配線領域上を配線
20205が通過しているので、セル20203上の配
線か通過できる領域20204が無駄になっている。
【0011】第2の方法は、1回目の配置配線を行い、
配線ショート発生個所近傍にセル配置禁止等の配線領域
確保した後、2回目の配置配線を行う。
【0012】図21は、この第2の方法の処理手順を示
すフローチャートである。自動配置配線処理(ステップ
2101)の後、配線ショートが発生したか否かを調べ
(ステップ2107)、配線ショートが発生している場
合、配線ショート発生個所近傍に、配線領域を付加し
(ステップ2108)、再度、自動配置配線をする。な
お、ステップ2101の自動配置配線処理は、図17の
ステップ1701と同一の処理フローからなる。
【0013】図22に、1回目の配置配線の一例を示
す。セル上配線が通過できないセル2201上に、配線
ショート2203が2本あるが、セル上配線通過可能な
セル2202上には配線2204が、配線ショートなし
に通過している。
【0014】図23は、配線ショート発生個所近傍に、
配線領域2301を設けた例を示す図である。
【0015】図24は、2回目の自動配置配線のセル配
置が完了した場合の例を示す図である。設けた配線領域
2402の周りに、セル上配線が通過できないセル24
01とセル上配線通過可能なセル2403が置かれてい
る。
【0016】図25は、2回目の自動配置配線のセル間
の配線が完了した一例を示す図である。1回目配線ショ
ート近傍に設けた配線領域に配線2502が通過し、セ
ル上配線が通過できないセル2501上にあった配線シ
ョートがなくなっている。
【0017】第3の方法は、セル間の接続の相互関係か
らグループ(クラスタ)を生成する際、評価関数として
面積バランス、端子数バランス、セル上通過可能配線本
数バランスを用いグループを構築し各グループ内の配線
混雑度を均一にして配置配線を行うものである。
【0018】図26は、この第3の方法の処理手順を示
すフローチャートである。各クラスタペア間の評価値を
算出し(ステップ2601)、コスト値が最小になるペ
アを抽出し(ステップ2602)、クラスタ化候補とな
るペアに対し各評価値を算出する(ステップ260
3)。この評価値が上限値を超えているか否か判定し
(ステップ2604)、超えていなければ、クラスタ化
する(ステップ2605)。この後、未処理クラスタが
あるか否か調べ(ステップ2606)、未処理クラスタ
がある場合、ステップ602のコスト値が最小になるペ
アを抽出する処理に分岐し、未処理クラスタがない場
合、新しくクラスタが生成されたか否か調べ(ステップ
2607)、生成されていれば、ステップ2601の各
クラスタペア間の評価値を算出する処理に分岐し、新し
くクラスタが生成されていなければ、クラスタ化生成を
終える。
【0019】図27に、クラスタ化されたセル上を通過
できる配線が多いセル2701と、セル上配線が通過で
きないセル2702と、クラスタ化されなかったセル2
703の一例を示す。
【0020】図28は、セルが配置された例を示す図で
ある。クラスタ化されたセル(2801及び2802)
が近傍に配置され、それ以外のセル(2803)が隣接
して配置されている。
【0021】図28のセル間の配置に対し配線をおこな
った例を図29に示す。セル上配線が通過できないセル
2902の近傍に、クラスタ化されたもう一方のセル
(2901)が配置されることにより配線(2904)
が通過している。また、クラスタ化されなかったセル
(2903)の上にも配線(2905)が通過してい
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法は下記記載の問題点を有している。
【0023】上記第1の方法においては、面積と端子数
が同一のセルが存在した場合には、端子密度が同じであ
るため、形状や位置の違いにより、配線の容易性に差が
あると、配線容易なセル近傍には、無駄な配線領域等が
生じてしまう、という問題点を有している。
【0024】図20(a)に、無駄な配線領域2010
5、図20(b)にセル上配線が通過可能なのに通過す
る配線がなかった部分20204を示す。
【0025】上記第2の方法は、設けた配線領域近傍に
2回目の配置で、1回目と同じセルが配置されない場合
には、配線領域が無駄になり、配置配線を2回行わなけ
ればならない、という問題点がある。
【0026】上記第3の方法においては、通常、グルー
プ情報は、配置ばらつきを抑え遅延時間を短くしたいと
きや特性を揃えたいときに利用される場合が多く、これ
らのグループ情報と一致しなかった場合、満足のいく結
果が得られない、という問題点を有している。
【0027】また、上記第3の方法では、配線領域(フ
ィールドスルーセル)設定方法が考慮されていないた
め、グループ内で配線領域が不足した場合、自動配置配
線システムの性能に頼ることになる、という問題を有し
ている。
【0028】さらに、上記第3の方法では、クラスタ構
成の毎に多くの演算を行う必要があるため、配置配線に
要する時間が長い、という問題がある。
【0029】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、無駄な配線領域
を設けずに配線ショートを無くし、配置配線後のチップ
サイズ増大を抑え、配置配線に要する時間を短縮する、
自動配置配線システム及び方法並びに記録媒体を提供す
ることにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の自動配置配線方法は、その概要を述べれば、各セル
毎の配線の容易性を予め情報として持っておき、回路全
体の配線の容易性と各セルの配線の容易性との差に応
じ、配線領域をセルに付加することで配線の容易性の差
を少なくして配置配線を行うものである。
【0031】第1の発明は、配線層の全てまたは一部の
層を使用しセル上を通過する配線本数を抽出する第1の
ステップと、前記配線層の全てまたは一部の層を使用し
配線領域上を通過する配線本数を抽出する第2のステッ
プと、所定の通過配線本数となる配線領域を決定する第
3のステップと、前記第3の手段で決定された前記配線
領域とセルを対にする第4のステップと、を有する。
【0032】第2の発明は、配線層の全てまたは一部の
層を使用しセル上を通過する配線本数が2以上の組合せ
がある該当セルにおいて、前記配線層の全てまたは一部
の層を使用しセル上を通過する配線本数の組合せを全て
求める第1のステップと、前記第1のステップで求めた
通過する配線本数の平均値を該当セルの通過配線期待本
数として求める第2のステップと、配線領域上を通過す
る配線本数を抽出する第3のステップと、所定の通過配
線本数となる配線領域を決定する第4のステップと、前
記第4のステップで決定された前記配線領域とセルを対
にする第5のステップと、を有する。
【0033】第3の発明は、配線層の全てまたは一部の
層を使用しセル上を通過する配線本数が2とおり以上の
組合せがある該当セルにおいて、前記配線層の全てまた
は一部の層を使用しセル上を通過する配線本数の組合せ
を全て求める第1のステップと、前記第1のステップで
求めた前記通過する配線本数に重みを付けて求めた平均
値を該当セルの通過配線期待本数として求める第2のス
テップと、配線領域上を通過する配線本数を抽出する第
3のステップと、任意もしくは設定された通過配線本数
となる配線領域を決定する第4のステップと、前記第4
のステップで決定された前記配線領域とセルを対にする
第5のステップと、を有する。
【0034】第4の発明は、配置配線対象回路に使用さ
れているセル種類毎に個数と配線性を乗じたものを全使
用セル種類について加算した後、使用全セル個数で除し
た値を全体の配線性として求める第1のステップと、前
記第1のステップで求めた前記全体の配線性からセルの
配線性を減じた値が予め定めた値より大きい使用種類セ
ルがある場合は、前記第1のステップで求めた全体の配
線性からセルの配線性を減じた値が前記予め定めた値に
比べ小さくなるよう該当使用種類セルに配線領域を付加
する第2のステップと、前記第2のステップで配線領域
を付加された使用種類セルがある場合は前記付加したセ
ルを使用し配置評価目標値を設定する第3のステップ
と、前記第3のステップの後、セルを配置する第4のス
テップと、前記第4のステップで配置されたセルの配置
評価値を計算する第5のステップと、前記第5のステッ
プで計算された前記配置評価値が配置評価目標値を満足
しなかった場合はセルを配置する前記第4のステップに
分岐し、満足する場合にはセル間の配線をする第6のス
テップと、を有する。
【0035】第5の発明は、矩形の外枠をもつセルにお
いて、セルの配線性を求める際に、検討で考慮する配線
層を配置配線にて使用する全層または一部の層に制限す
る第1のステップと、前記セルの外枠の全てまたは一部
を検討対象とする第2のステップと、前記セルの1端子
と前記第2のステップで検討対象となった前記セルの外
枠の1辺との対応付けを全端子について行い対応付け組
合せを生成する第3のステップと、前記第3のステップ
で生成された組み合わせに従い対応付けられた端子と辺
を前記第1のステップで制限された層を用いて配線し、
かつ、これらの配線と独立し前記セル上を通過する前記
第1のステップで制限された層を用いた配線の最大本数
を求める第4のステップと、前記第4のステップで配線
の最大本数を求めた後、前記第3のステップで生成され
た前記組合せが組合せ全てについて検討したか判断し、
全ての組合せについて検討していないときは既に検討済
みの組合せ生成を禁止したうえで前記第3のステップに
分岐し、全ての組合せについて検討している場合は組合
せ毎に求めたセル上を通過する配線の最大本数を合計
し、組合せの数で除し、セル面積で除したものを前記該
当セルの配線性として記憶する第5のステップと、を有
する。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態の配置配線処理の手順を示すフローチャートである。
【0037】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態において、配線層の全てまたは一部の層を使用し、
セル上を通過する配線本数を抽出し(ステップ10
1)、配線層の全てまたは一部の層を使用し配線領域上
を通過する配線本数を抽出し(ステップ102)、ステ
ップ101で抽出したセル上を通過する配線本数とステ
ップ102で求めた配線領域上を通過する配線本数から
任意もしくは、設定された通過配線本数となる配線領域
を決定し(ステップ103)、ステップ103で決定さ
れた配線領域とセルを対とする(ステップ104)。
【0038】次に、ステップ104で配線領域と対にし
たセルを基に、配置配線評価目標値を設定し(ステップ
106)、ステップ104で配線領域と対にしたセルを
配置し(ステップ107)、配置評価値を計算し(ステ
ップ108)、ステップ108で計算した配置評価値が
ステップ106で設定した配置評価値を満足しているか
否か判断し(ステップ109)、満足していなければ、
セルの配置を行うステップ107に分岐し、満足してい
れば、セル間の配線を行い(ステップ110)、自動配
置配線を終了する。なお、ステップ106〜110を、
まとめてセルの配置と配線をおこなうステップ105と
し、ステップ104で配線領域と対にしたセルを使用す
る以外は、セルの配置方法や配線方法を限定するもので
はない。なお、上記各ステップにおける処理は、自動配
置配線システムを構成するコンピュータ上で実行される
プログラムによりその機能を実現するようにしてもよ
く、本発明は、上記プログラムを格納したCD−ROM
等の記録媒体も含むものである。この場合、記録媒体か
らプログラムを読み出してコンピュータにインストール
し実行することで本発明を実施することができる。以下
の他の実施の形態についても同様なことがいえる。
【0039】図2は、本発明の第2の実施の形態の配置
配線処理の手順を示すフローチャートである。図2を参
照すると、本発明の第2の実施の形態においては、配線
層の全てまたは一部の層を使用しセル上を通過する配線
本数の組合せを抽出し(ステップ201)、ステップ2
01で抽出した組合せからセル上を通過する配線本数の
平均値を計算し(ステップ202)、配線層の全てまた
は一部の層を使用し配線領域上を通過する配線本数を抽
出し(ステップ203)、ステップ202で計算したセ
ル上を通過する配線本数の平均値とステップ203で求
めた配線領域上を通過する配線本数及び該当セルの面積
から任意もしくは設定された通過配線本数となる配線領
域を決定し(ステップ204)、ステップ204で決定
された配線領域とセルを対にし(ステップ205)、セ
ルの配置及び配線を行う(ステップ206)。ステップ
206のステップ207〜211の処理手順は、図1の
ステップ105のステップ106〜110と同様の処理
からなる。
【0040】図3は、本発明の第3の実施の形態の配置
配線処理の手順を示すフローチャートである。図3を参
照すると、本発明の第3の実施の形態においては、配線
層の全てまたは一部の層を使用しセル上を通過する配線
本数の組合せを抽出し(ステップ301)、ステップ3
01で抽出した組合せの配線本数に重み付けをし配線本
数の平均値を計算し(ステップ302)、配線層の全て
または一部の層を使用し配線領域上を通過する配線本数
を抽出し(ステップ303)、ステップ302で計算し
たセル上を通過する配線本数の平均値とステップ303
で求めた配線領域上を通過する配線本数及び該当セルの
面積から任意もしくは設定された通過配線本数となる配
線領域を決定し(ステップ304)、ステップ304で
決定された配線領域とセルを対にし(ステップ30
5)、セルの配置及び配線を行う(ステップ306)。
ステップ306のステップ307〜311の処理手順
は、図1のステップ105のステップ106〜110と
同様の処理からなる。
【0041】図4は、本発明の第4の実施の形態の配置
配線処理の手順を示すフローチャートである。図4を参
照すると、本発明の第4の実施の形態においては、配置
配線対象回路に使用されているセル種類毎に個数とセル
の配線性を乗じたものを全使用セル種類について加算し
た後、使用全セル個数で除した値を全体の配線性として
求め(ステップ401)、ステップ401で求めた全体
の配線性からセルの配線性を減じた値が予め定めた値よ
り大きな使用種類セルがあるか否か判定し(ステップ4
02)、予め定めた値より大きな使用種類セルがある場
合、ステップ401で求めた全体の配線性からセルの配
線性を減じた値が、前記予め定めた値に比べ小さくなる
ように、該当使用種類セルに配線領域を付加し(ステッ
プ403)、ステップ403で配線領域を付加された使
用種類セルがある場合には、付加したセルを使用し配置
評価目標値を設定し(ステップ405)、セルを配置し
(ステップ406)、配置されたセルの配置評価値を計
算し(407)と、計算された配置評価値が配置評価目
標値を満足するか否か判定し(ステップ408)、満足
しなかった場合、セルを配置するステップ406に分岐
し、満足する場合はセル間の配線を行う(ステップ40
9)。
【0042】次に、本発明における、セルの配線性の求
め方を、図5に示したフローチャートを参照して説明す
る。
【0043】矩形の外枠を持つセルにおいて、配線性を
求める際に、検討で考慮する配線層を配置配線にて使用
する全層または一部の層に制限し(ステップ501)、
ステップ501の後、セルの外枠の全てまたは一部を検
討対象とし(ステップ502)、セルの1端子とステッ
プ502で検討対象となったセルの外枠の1辺との対応
付けを全端子について行い、対応付け組合せを生成し
(ステップ503)、ステップ503で生成された組み
合わせに従い対応付けられた端子と辺を、ステップ50
1で制限された層を用いて配線し、且つ、これらの配線
と独立しセル上を通過するステップ501で制限された
層を用いた配線の最大本数を求め(ステップ504)、
ステップ504で配線の最大本数を求めた後、ステップ
503で生成された組合せが組合せ全てについて検討し
たか判断し(ステップ505)、全ての組合せについて
検討していないときは、既に検討済みの組合せ生成を禁
止して(ステップ506)、ステップ503に分岐し、
一方、全ての組合せについて検討している場合は組合せ
毎に求めたセル上を通過する配線の最大本数を合計し、
組合せの数で除し、セル面積で除したものを該当セルの
配線性として記憶する(ステップ507)。
【0044】本発明によれば、上記従来の第1の方法の
ように、端子密度均一の自動配置配線のように配線性の
よいセルに対して無駄な配線領域が発生することはな
く、回路毎に必要な演算量は、第2の方法と比べ、1回
の自動配置配線処理のみでよく、第3の方法のクラスタ
構成判定の演算量に比べても、演算量は少なくて済む。
【0045】さらに、各セル毎に配線の容易性が改善さ
れているので、クリティカルパス等を満足させるため、
配置に対してグループを構成する必要が生じても、配線
の容易性に差がでることはない。このため、構成グルー
プで、未配線や無駄な配線が生じるといった不具合は生
じない。
【0046】
【実施例】本発明の実施例について詳細に説明する。
【0047】図6は、自動配置配線で信号の配線として
使用可能な配線層を示す。図6において、601は配線
層1、602は配線層2、603は配線層3で配線性を
求める際に、検討に考慮する配線層を、602の配線層
2に制限する。
【0048】図7は、セルの一例を示す図である。図7
において、701はセルの外枠、702は配線層1でで
きたセルの端子、703は各々面積“1”(一単位)の
大きさである。この例のセルは、面積“3”になる。
【0049】図8は、図7に示したセルにおける外枠の
辺を示す。図8において、801は配線性計算時に検討
対象とする2辺、802は対象外とする2辺である。
【0050】図9は、端子と辺を対応付けた組合せの一
例を示す図である。図9において、端子と辺の対応を9
02に示す。
【0051】図10は、対応付けた端子と辺を配線した
上で、端子の配線とは独立しセル上を通過する配線を引
いた例である。図10に示すように、端子1001と、
辺の配線では、セル上通過配線1002は2本、端子1
003と辺の配線ではセル上通過配線1004は1本、
端子1005と辺の配線ではセル上通過配線は0本とな
るので、この組合せの最大通過配線本数は2本となる。
【0052】図11は、端子と辺の組合せ全てを示す。
端子2個に対し外枠辺2本であるので組合せは110
1、1102、1103、1104の対応となる。11
01は図9の組合せと同一である。
【0053】図12は、各組合せについて最大セル上通
過配線本数を求めた例を示す図である。セル上通過配線
本数は、1201の2本、1202の2本、1203の
1本、1204の1本である。
【0054】以上のことからこのセルの配線性は {Σ(各組合せの最大セル上通過配線本数)}/{(組合せ数)×(セル面積 )} =(2+2+1+1)/(4×3)=6/12=0.5 …(1) となる。
【0055】この値はセルの形状で決まることから、で
一度計算しておけばよく、自動配置配線対象の回路が与
えられる毎に計算し直す必要はない。
【0056】図13は、セルの一例を示す図であり、配
置配線対象回路でこの3種類が使用されているものとす
る。セル1301は、端子1302をもち、配線性0.
5、セル1303は端子1304をもち配線性0、セル
1305は端子1306をもち配線性0.625であ
る。
【0057】ここで、配置配線対象回路での使用個数
を、セル1301が6個、セル1303が6個、セル1
305が8個とすると、全体の配線性は、 {Σ(配線性×使用個数)}/{Σ(使用個数)} =(0.5×6+0×6+0.625×8)/(6+6+8)=0.4 …( 2) となり、セルの配線性がこの値より小さいセル1303
に配線領域を付加する場合を考える。
【0058】配線領域1本追加する毎に,面積“1”必
要とすると配線領域n本付加後の1303のセルの配線
性は、 (セルの配線性×セルの面積+n)/(セルの面積+n) =(0×3+n)/(3+n)=n/(3+n) …(3) 配線領域を2本追加すると、 n/(3+n)=2/(3+2)=0.4 …(4) となる。
【0059】図14に、配線領域を付加したセルの一例
を示す。図14において、1401は元のセル、140
2は付加された配線領域2本である。
【0060】図15は、セル配置の一例を示す図であ
る。図15を参照すると、配線性の大きかったセル15
01には配線領域は付加されず、配線性の小さかったセ
ル1502には、配線領域1503が付加されている。
【0061】図16は、図15のセル配置に対し、セル
間配線をした例を示す図である。図16において、16
01は、セル上通過する配線、1603は、付加した配
線領域を通過する配線である。
【0062】セル上を通過する配線本数に重み付けし
て、平均値を計算する例を、図11と図12を用いて説
明する。
【0063】図11において、端子のと辺の組合せは、
上下(1101)、下上(1102)、上上(110
3)、下下(1104)となっており、これに、4:
3:2:1の重み付けをおこなった場合、各々のセル上
通過配線本数は、図12に示すとおり、2本(120
1)、2本(1202)、1本(1203)、1本(1
204)であることから、 (重み付け平均通過配線本数)={Σ((通過配線本数)×(重み付け)/( 重み付け総和)) =2×4/(4+3+2+1)+2×3/(4+3+2+1) +1×2/(4+3+2+1)+1×1/(4+3+2+1) =8/10+6/10+2/10+1/10=17/10=1.7 …(5) となる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記記載の効果を奏する。
【0065】本発明の第1の効果は、無駄な配線領域を
設けずに、配線ショートを無くすことができる、という
いうことである。これにより、配置配線後のチップサイ
ズ増大を抑えることができ、配置配線完了までの時間を
短縮することができる。
【0066】その理由は、本発明においては、セル上を
配線が通過する面積当たりの本数をセル毎に予め求めて
おき、全回路の平均値と比較することで、どのセルにど
の程度配線領域が不足するか分かるからであり、回路毎
に行う演算量も、回路全体の配線性計算1回とされ、配
線性の比較と、配線付加の回数は、使用セル種類を超え
ることはなく、特段に少なくて済む、ためである。
【0067】本発明の第2の効果は、グループ化を必要
としていず、グループ情報をクリティカルパスを満足さ
せるため等、他の目的にも自由に使用することができ
る、ということである。
【0068】その理由は、本発明においては、セル上配
線が通過しにくいセルに対して、配線領域を付加し、該
当セルが集中して配置されても、配線ショートが発生す
る可能性がない、ためである。
【0069】本発明の第3の効果は、セル配置やセル間
配線の処理に制約を与えていない、ということである。
このため、従来のセル配置や、セル間配線手法がそのま
ま使用でき、また、将来確立される新しい配置配線手法
に対しても、その組合せが、容易実現できる可能性が非
常に高い、ということである。
【0070】その理由は、本発明においては、配線領域
付加する処理を、セルと配線領域を新たに該当セルと定
義し直すことでも実現でき、セル配置や、セル間配線手
法に対して、何ら特別な機能の付加や、制限を必要とし
ていない、ためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図2】本発明の第2の実施の形態の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第3の実の施形態の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明の第4の実施の形態の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第5の実施の形態の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の一実施例を説明するための図であり、
配置配線に使用する配線層の上面図である。
【図7】本発明の一実施例を説明するための図であり、
配線性を求めるセルの上面図である。
【図8】本発明の一実施例を説明するための図であり、
配線性を求めるセルの外枠を示す図である。
【図9】本発明の一実施例を説明するための図であり、
1端子と外枠1辺の対応付けを全端子に対して行った組
合せの一つを示す図である。
【図10】本発明の一実施例を説明するための図であ
り、対応する端子と外枠辺を配線し、独立したセル上を
通過する配線を引いた例を示す図である。
【図11】本発明の一実施例を説明するための図であ
り、端子と辺の対応付けの全ての組合せを示す図であ
る。
【図12】本発明の一実施例を説明するための図であ
り、図11の組合せに対し端子と外枠辺を配線し、独立
したセル上を通過する配線を引いた例を示す図である。
【図13】本発明の一実施例を説明するための図であ
り、配置配線で使用する3種類のセルの上面図である。
【図14】本発明の一実施例を説明するための図であ
り、配置配線で配線領域を付加したセルの上面図であ
る。
【図15】本発明の一実施例を説明するための図であ
り、セル配置の一部の上面図である。
【図16】本発明の一実施例を説明するための図であ
り、セル間配線結果の一部の上面図である。
【図17】従来の第1の自動配置配線方法(端子密度均
一方法)の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】従来の第1の自動配置配線方法で使用するセ
ルの上面図である。
【図19】従来の第1の方法によるセル配置結果の一部
の上面図である。
【図20】従来の第1の方法による配置配線結果の一部
の上面図であり、(a)は配線がセルの上を通過した上
面図、(b)は配線が配線領域上を通過した上面図であ
る。
【図21】従来の第2の自動配置配線方法(配線ショー
ト発生個所近傍に配線領域を設け配置配線する方法)の
処理手順を示すフローチャートである。
【図22】従来の第2の自動配置配線方法における配線
ショート発生個所の一部の上面図である。
【図23】従来の第2の自動配置配線方法における1回
目配置配線で配線ショート発生個所近傍に配線領域を設
けた上面図である。
【図24】従来の第2の自動配置配線方法における2回
目セル配置結果の一部の上面図である。
【図25】従来の第2の自動配置配線方法における2回
目セル間配線結果の一部の上面図である。
【図26】従来の第3の自動配置配線方法(クラスタを
生成する方法)の処理手順フローチャートである。
【図27】従来の第3の自動配置配線方法クラスタ化さ
れたセルとクラスタ化されなかったセルを示す上面図で
ある。
【図28】従来の第3の自動配置配線方法によるセル配
置結果の一部の上面図である。
【図29】従来の第3の自動配置配線方法によるセル間
配線結果の一部の上面図である。
【符号の説明】
601 配線層1 602 配線層2 603 配線層3 701 セルの外枠 702 配線層1でできたセルの端子 703 面積“1”(一単位)。 801 配線性計算時に検討対象とする2辺 802 配線性計算時に対象外とする2辺 902 端子と辺の対応 1001、1003、1005 端子 1002、1004 セル上通過配線 1101、1102、1103、1104 端子と辺の
対応 1201、1202、1203、1204 セル上通過
配線 1301、1303、1305 セル 1302、1304、1306 端子 1401 元のセル 1402 付加された配線領域 1501 配線性の大きかったセル 1502 配線性の小さかったセル 1503 配線領域 1601 セル上通過する配線 1603 付加した配線領域を通過する配線 1801、1803 セル外枠 1802、1804 端子 1901、1903 配線領域 20101、20103、2201、2203、240
1、2403、2501、2701、2702、270
3、2801、2802、2803、2901、290
2、2903 セル 20102、20104、20201、20205、2
203、2204、2502、2503、2904、2
905 配線 20105、20202、2301、2402 配線領

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)配線層の全てまたは一部の層を使用
    しセル上を通過する配線本数を抽出する第1のステップ
    と、 (b)前記配線層の全てまたは一部の層を使用し配線領
    域上を通過する配線本数を抽出する第2のステップと、 (c)任意もしくは予め設定された所定の通過配線本数
    となる配線領域を決定する第3のステップと、 (d)前記第3のステップで決定された前記配線領域と
    セルを対にする第4のステップと、 を含む、ことを特徴とする自動配置配線方法。
  2. 【請求項2】(a)配線層の全てまたは一部の層を使用
    しセル上を通過する配線本数が2以上の組合せがあるセ
    ルにおいて、前記配線層の全てまたは一部の層を使用し
    該セル上を通過する配線本数の組合せを全て求める第1
    のステップと、 (b)前記第1のステップで求めた前記セル上を通過す
    る配線本数の平均値を求める第2のステップと、 (c)配線領域上を通過する配線本数を抽出する第3の
    ステップと、 (d)任意もしくは予め設定された所定の通過配線本数
    となる配線領域を決定する第4のステップと、 (e)前記第4のステップで決定された前記配線領域と
    セルを対にする第5のステップと、 を含む、ことを特徴とする自動配置配線方法。
  3. 【請求項3】(a)配線層の全てまたは一部の層を使用
    しセル上を通過する配線本数が2通り以上の組合せがあ
    るセルにおいて、前記配線層の全てまたは一部の層を使
    用し該セル上を通過する配線本数の組合せを全て求める
    第1のステップと、 (b)前記第1のステップで求めた前記セル上を前記通
    過する配線本数に重みを付けて求めた平均値を求める第
    2のステップと、 (c)配線領域上を通過する配線本数を抽出する第3の
    ステップと、 (d)任意もしくは予め設定された所定の通過配線本数
    となる配線領域を決定する第4のステップと、 (e)前記第4のステップで決定された前記配線領域と
    セルを対にする第5のステップと、 を含む、ことを特徴とする自動配置配線方法。
  4. 【請求項4】(a)配置配線対象回路に使用されている
    セル種類毎に個数と配線性を乗じたものを全使用セル種
    類について加算した後、使用全セル個数で除した値を全
    体の配線性として求める第1のステップと、 (b)前記第1のステップで求めた前記全体の配線性か
    らセルの配線性を減じた値が予め定めた値よりも大きい
    使用種類セルがある場合には、前記第1のステップで求
    めた全体の配線性からセルの配線性を減じた値が前記予
    め定めた値に比べ小さくなるように該当使用種類セルに
    配線領域を付加する第2のステップと、 (c)前記第2のステップで配線領域を付加された使用
    種類セルがある場合には前記付加したセルを用いて配置
    評価目標値を設定する第3のステップと、 (d)前記第3のステップの後、セルを配置する第4の
    ステップと、 (e)前記第4のステップで配置されたセルの配置評価
    値を計算する第5のステップと、 (f)前記第5のステップで計算された前記配置評価値
    が配置評価目標値を満足するか否か判定し、満足しなか
    った場合にはセルを配置する前記第4のステップに分岐
    し、一方、満足する場合にはセル間の配線を行なう第6
    のステップと、 を含むことを特徴とする自動配置配線方法。
  5. 【請求項5】(a)矩形の外枠をもつセルにおいて、セ
    ルの配線性を求める際に、検討対象とする配線層を、配
    置配線にて使用する全層または一部の層に制限する第1
    のステップと、 (b)前記セルの外枠の全てまたは一部を検討対象とす
    る第2のステップと、 (c)前記セルの1端子と前記第2のステップで検討対
    象とされた前記セルの外枠の1辺との対応付けを全端子
    について行い、対応付け組合せを生成する第3のステッ
    プと、 (d)前記第3のステップで生成された組み合わせに従
    い、対応付けられた端子と辺を前記第1のステップで制
    限された配線層を用いて配線し、これらの配線と独立し
    前記セル上を通過する前記第1のステップで制限された
    配線層を用いた配線の最大本数を求める第4のステップ
    と、 (e)前記第4のステップで配線の最大本数を求めた
    後、前記第3のステップで生成された前記組合せが組合
    せ全てについて検討したか否か判断し、全ての組合せに
    ついて検討していない場合には、既に検討済みの組合せ
    生成を禁止した上で、前記第3のステップに分岐し、全
    ての組合せについて検討している場合には、組合せ毎に
    求めたセル上を通過する配線の最大本数を合計し、組合
    せの数で除し、さらに、セル面積で除したものを、前記
    セルの配線性として記憶する第5のステップと、 を含む、ことを特徴とする自動配置配線方法。
  6. 【請求項6】(f)前記配線領域と対にしたセルを基
    に、配置配線評価目標値を設定するステップと、 (g)前記配線領域と対にしたセルを配置するステップ
    と、 (h)配置評価値を計算し、該計算した配置評価値が前
    記設定された配置評価値を満足しているか否か判断し、
    満足していなければ、前記セルの配置を行なうステップ
    (g)に分岐するステップと、 (i)満足していれば、セル間の配線を行うステップ
    と、 をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か一に記載の自動配置配線方法。
  7. 【請求項7】(a)配線層の全てまたは一部の層を使用
    しセル上を通過する配線本数を抽出する処理と、 (b)前記配線層の全てまたは一部の層を使用し配線領
    域上を通過する配線本数を抽出する処理と、 (c)任意もしくは予め設定された所定の通過配線本数
    となる配線領域を決定する処理と、 (d)前記決定された前記配線領域とセルを対にする処
    理、 の上記各処理(a)〜(d)を自動配置配線を実行する
    コンピュータ上で機能させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
  8. 【請求項8】(a)配線層の全てまたは一部の層を使用
    しセル上を通過する配線本数が2以上の組合せがあるセ
    ルにおいて、前記配線層の全てまたは一部の層を使用し
    前記セル上を通過する配線本数の組合せを全て求める処
    理と、 (b)前記処理(a)で求めた通過する配線本数の平均
    値を求める処理と、 (c)配線領域上を通過する配線本数を抽出する処理
    と、 (d)所定の通過配線本数となる配線領域を決定する処
    理と、 (e)前記処理(d)で決定された前記配線領域とセル
    を対にする処理、 の上記各処理(a)〜(d)を自動配置配線を実行する
    コンピュータ上で機能させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
  9. 【請求項9】(a)配線層の全てまたは一部の層を使用
    しセル上を通過する配線本数が2とおり以上の組合せが
    あるセルにおいて、前記配線層の全てまたは一部の層を
    使用しセル上を通過する配線本数の組合せを全て求める
    処理と、 (b)前記処理(a)で求めた前記通過する配線本数に
    重みを付けて求めた平均値を求める処理と、 (c)配線領域上を通過する配線本数を抽出する処理
    と、 (d)所定の通過配線本数となる配線領域を決定する処
    理と、 (e)前記処理(d)で決定された前記配線領域とセル
    を対にする処理、 の上記各処理(a)〜(e)を自動配置配線を実行する
    コンピュータ上で機能させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
  10. 【請求項10】(a)配置配線対象回路に使用されてい
    るセル種類毎に個数と配線性を乗じたものを全使用セル
    種類について加算した後、使用全セル個数で除した値を
    全体の配線性として求める処理と、 (b)前記処理(a)で求めた前記全体の配線性からセ
    ルの配線性を減じた値が予め定めた値よりも大きい使用
    種類セルがある場合には、前記処理(a)で求めた全体
    の配線性からセルの配線性を減じた値が前記予め定めた
    値に比べ小さくなるように該当使用種類セルに配線領域
    を付加する処理と、 (c)前記処理(b)で配線領域を付加された使用種類
    セルがある場合には前記付加したセルを用いて配置評価
    目標値を設定する処理と、 (d)セルを配置する処理と、 (e)前記処理(d)で配置されたセルの配置評価値を
    計算する処理と、 (f)前記計算された前記配置評価値が配置評価目標値
    を満足しなかった場合にはセルを配置する前記処理
    (d)に分岐し、満足する場合にはセル間の配線を行な
    う処理と、 の上記各処理(a)〜(f)を自動配置配線を実行する
    コンピュータ上で機能させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
  11. 【請求項11】(a)矩形の外枠をもつセルにおいて、
    セルの配線性を求める際に、検討で考慮する配線層を配
    置配線にて使用する全層または一部の層に制限する処理
    と、 (b)前記セルの外枠の全てまたは一部を検討対象とす
    る処理と、 (c)前記セルの1端子と前記第2のステップで検討対
    象となった前記セルの外枠の1辺との対応付けを全端子
    について行い対応付け組合せを生成する処理と、 (d)前記処理(c)で生成された組み合わせに従い対
    応付けられた端子と辺を前記第1のステップで制限され
    た層を用いて配線し、これらの配線と独立し前記セル上
    を通過する前記処理(a)で制限された層を用いた配線
    の最大本数を求める処理と、 (e)前記処理(d)で配線の最大本数を求めた後、前
    記処理(c)で生成された前記組合せが組合せ全てにつ
    いて検討したか否か判断し、全ての組合せについて検討
    していないときは、既に検討済みの組合せ生成を禁止し
    た上で、前記処理(c)に分岐し、全ての組合せについ
    て検討している場合には、組合せ毎に求めたセル上を通
    過する配線の最大本数を合計し、組合せの数で除し、セ
    ル面積で除したものを、前記該当セルの配線性として記
    憶する処理と、 の上記各処理(a)〜(e)を自動配置配線を実行する
    コンピュータ上で機能させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
  12. 【請求項12】LSIの自動配置配線システムにおい
    て、 セル上を通過可能な配線本数をセル面積で除した値を、
    該セルの配線性情報として、セル種類毎に予め求めて記
    憶しておく手段と、 配置配線対象回路に使用されるセルの種類、個数、及び
    配線性情報から、配線性情報の平均値を、全体の配線性
    情報として算出し、各々のセルの配線性情報と、前記全
    体の配線性情報との差に応じて、セルに付加する配線領
    域を変える手段と、 を備えたことを特徴とする自動配置配線システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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