JP3071673U - ワイヤー留め具 - Google Patents

ワイヤー留め具

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周三 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信ケーブル類を電柱間に架設するのに使用
されるワイヤコイル体をメッセンジャーワイヤに結合す
るコイル留め具の改良を行なう。 【構成】 一対の対向配置してなるワイヤ留め1.1’
の端子側にメッセンジャーワイヤMとワイヤコイル体を
挟持する凹溝2.2’とコイル凹溝8.8’を夫々対向
して配置し、夫々のワイヤ留め1.1’が分離すること
なく相互が係合しあって支点作用する雄体3と雌体4と
を相互間に具備し、これらのワイヤ留め1.1’の夫々
が分離する事無く常時板状のバネ体9によって対向押し
圧を受けて、このバネ体9はワイヤ留め1.1’の端子
側の両開きに構成する最端部10.10’の夫々に利用
者が押し圧を加えることでバネ体9が拡張して凹溝2.
2’とコイル凹溝8.8’が開き押し圧を解除すること
でこれらの溝が閉じる構成でなるコイル留め具を提供す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、通信ケーブル等を電柱間に架設張設した メッセンジャーワイヤに伸縮性のワイヤコイル体を介在してこのワイヤコイル体 にて結束するのに、ワイヤコイル体の端とメッセンジャーワイヤとを結合するの に用いるワイヤ留め具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術として、一般的に光通信や電信用などの 通信ケーブルを架設する場合は、電柱間に抗張コードとして図3、図4で例示す るように、一対で対向するワイヤ留め1”.1’’’のこれらの端子側にメッセ ンジャーワイヤMを挟持固定する凹溝2”.2’’’と他方の夫々の端子側には 、互いに噛み合う雄体3”と雌体4”とが相対的に支点的に係合し、ワイヤ留1 ”.1’’’の夫々にボルト6の貫通するボルト孔5”.5’’’を開口し、そ の孔に貫通するボルト6にナット7を締めつけることによってワイヤ留め1”. 1’’’の相互が係合される。
【0003】そして、上記するワイヤ留め具は、図3で例示するすでに電 柱間に張設されたメッセンジャーワイヤMをワイヤ留め1”.1’’’の凹溝2 ”.2’’’に合わせて相互にはさみ込んでボルト6とナット7によって相互の ワイヤ留め1”.1’’’が始めてメッセンジャーワイヤMと分離することなく 結合される。
【0004】そしてまた、ワイヤ留め1”.1”の夫々の端子側に設けた 互いに噛み合う雄体3”と雌体4”の支点的係合部のわずかな相互の隙間に鋼鉄 線のアース線Aの端子部が挟み込まれ、ボルト6とナット7によって固く挟着さ れて地面にアース線Aが張り巡らされるが、ワイヤ留め1”.1’’’の材質は 金属製であることは勿論のことである。
【0005】次に図4で例示するように、既に張設されたメッセンジャー ワイヤMにワイヤ留め1”.1’’’に設けた凹溝2”.2’’’を合わせ、相 互間にはさみ込んで固定するワイヤ留め具は、通信ケーブルなどを電柱間に架設 するのに伸縮性のコイル状で加工されたワイヤコイル体W’でメッセンジャーワ イヤMにワイヤコイル体W’の端子部を固定して吊るしこのコイル状の内輪に通 信ケーブルなどを通して巻包して結束するが、ワイヤコイル体W’の端子部はラ グ板Lに接続され、そのラグ板Lがワイヤ留め1”.1’’’の相互の固定に使 われるボルト6に差込まれてナット7をしめつけて始めてワイヤコイル体W’が メッセンジャーワイヤMに結合する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記する従来技術の場合は、 夫々のワイヤ留め1”.1’’’がメッセンジャーワイヤMに固定される前は、 ボルト6とナット7が弛められた仮止めの状態では、相互のワイヤ留め1”.1 ’’’がちぐはぐに相対移動して全く扱いにくい不安定な状態から取り付け作業 を始めなければならないため、作業性が悪く、特に高所での作業のため必要以上 に過酷な労働であるという課題がある。
【0007】また、これらのワイヤ留め具自体がオール金属で加工されて いることで思わずに作業の複雑さから地面に落下するなどのミスによって通行人 や車両などに当たって損害を与えるなどの課題がある。
【0008】次に図4で述べる使用例では、メッセンジャーワイヤMにワ イヤコイル体W’のラグ板Lを接合するのにワイヤ留め1”.1’’’の夫々を 仮止めしているボルト6とナット7を高所の作業場でボルト6からナット7をと りはずさない限りラグ板Lのセッティングが出来ないという両手を使っての危険 にさらされた作業をしいられるという課題がある。
【0009】 或いは、ラグ板Lとワイヤ留め1”.1’’’を仮組みで ボルト6とナット7とでセッティングした状態にした場合は、高所でメッセンジ ャーワイヤMの鋼線に目感でワイヤ留め1”.1’’’の凹溝2”.2’’’を 整合させなければならないという課題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記する欠点となる課題を解決す るために、電柱間の高所に張設された鋼線ワイヤのメッセンジャーワイヤMにケ ーブル体Kを結束するのに使われる新考案でのワイヤ留め具を図1.2で述べる に、一対で対向配置してなるワイヤ留め1.1”の夫々が個々にバラバラになら ず常時対向して夫々が整合しているようにバネ体9を使ってクリップ式に夫々を 対向方向に押圧する構成にしてある。
【0011】更に、これらの一対でバネ体9で仮止めされるワイヤ留め1 .1’は、クリップ式に支点を設けてあり、ワイヤ留め1.1’の最端部10. 10’を両開きに羽根状にし、その最短部10.10’に押圧を付加することで 、バネ体9は拡張してメッセンジャーワイヤMの挟持する凹溝2.2’とワイヤ コイル体Wの挟持するコイル凹溝8.8’が開くことで夫々のワイヤを容易にワ イヤ留め1.1’にセッティング出来、且つボルト6とナット7とで仮止めされ たワイヤ留め1.1’はそのままナット7を締付けることで伸縮自在のコイル状 のワイヤコイル体Wの端子部がメッセンジャーワイヤMに固定される。
【0012】このように、ワイヤコイル体Wの端子部にはラグ板Lを使わ ずに、ワイヤ留め1.1’にコイル凹溝8.8’を設けてワイヤコイル体Wの端 子部を直ざしにして挟持して作業性と安全性を高めている。
【0013】
【考案の実施と形態】以下図示の実施例に基づいて本考案を更に詳細に説明 する。図1において、金属製で比較的堅固な一対の対向配置にしたワイヤ留め1 .1’で構成し、これらの夫々の端子側には、凹溝2.2’を設けるが、これら の溝は電柱間にあらかじめ拡張された鋼線ワイヤで加工されたメッセンジャーワ イヤMに挟み込むための溝であって、メッセンジャーワイヤMの直径と夫々の凹 溝2.2’とが近似した曲率が設定される。
【0014】更に、その凹溝2.2’に並列してワイヤコイル体Wを挟み 込むための半円形状で前記ワイヤコイル体Wの線径の曲率に近似する半円形状の コイル凹溝8.8’を設けてある。
【0015】そして、ワイヤ留1.1’の夫々の端子側に設けた凹溝2. 2’の他方の片方の端子側に、互いが噛み合う雄体3の突起部形状に嵌合し合う 開口孔である雌体4とが遊合して支点的に係合している。
【0016】更には、上記する雄体3と雌体4とに近接位置には、夫々の ワイヤ留め1.1’を対向方向に常時押圧するバネ体9が接合し、そのバネ体9 の押圧でメッセンジャーワイヤMにワイヤコイル体Wの端子部を連係するのに必 要な半円形状の凹溝2.2’とコイル凹溝8.8’とが閉じていることになる。
【0017】そして、夫々のワイヤ留め1.1’の互いに噛み合って支点 作用を行なう雄体3と雌体4に近接して最端短部10.10’が常時両開きに対 向して構成するがこれらの最端部10.10’の両側面から利用者が対向側に押 し圧を加えることで、バネ体9は拡張することで同時に凹溝2.2’とコイル凹 溝8.8’が開くことになる。
【0018】そしてまた、図2で示すようにメッセンジャーワイヤMとコ イルワイヤ体Wをワイヤ留め1.1’の夫々が開いた状態で挟み込んだ後に最端 部10.10’から押し圧を解除することでメッセンジャーワイヤMにコイル体 Wの端子部が接続されるが、この場合伸縮自在で加工されたコイルワイヤ体Wを メッセンジャーワイヤMに挿入した後にセッティングされる。
【0019】そしてまた、図2で述べるように、メッセンジャーワイヤM にワイヤコイル体Wをセッティングされた後に、凹溝2.2’とコイル凹溝8. 8’との中間部に位置して開口するボルト孔5.5’に挿入されたボルト6とナ ット7ととのしめつけを行なうことでメッセンジャーワイヤMにケーブル体Kを 結束するワイヤコイル体Wが接続される。
【0020】このように、セッティングされる事でケーブル体Kの架設時 にケーブル体Kの端子部がワイヤコイル体Wに通して同時に伸縮自在でなるワイ ヤコイル体Wの伸長がおこなわれてメッセンジャーワイヤMにケーブル体Kが結 束されることになる。
【0021】次に、本実施例の形態では、ケーブル体をワイヤコイル体W を介在して結束するのに用いるワイヤ留め具について例示しているが、従来例の 図3で述べるメッセンジャーワイヤMにアース線Aを結線するのにも本考案での ワイヤ留め具がつかわれる。(図示せず)
【0022】
【本考案の効果】本考案は上述の通り構成作用するので次の優れた効果を奏 する。即ち、一対の対向配置してセッティングされるワイヤ留めの夫々がばらば ら分解することのないよう、板状のバネ板で一体構成された夫々のワイヤ留めは 支点で相互が係合し合っているので、ワイヤ類は片手で握り、片手で夫々のワイ ヤ類を挟み込める高所での危険作業から安全性を維持出来るワイヤ留め具を提供 出来る。
【0023】また、ワイヤコイル体の端子のラグ板を使わずにダイレクト にコイル凹溝に差込んで固定出来るワイヤ留め具を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる全体を示す分解斜視図である。
【図2】本考案に係わる実装使用例での全体斜視図であ
る。
【図3】従来のワイヤ留め具で実装使用例での全体斜視
図である。
【図4】従来のワイヤ留め具での他の実装使用例での全
体斜視図である。
【符号の説明】
A. アース線 K. ケーブル体 L. ラグ板 M. メッセンジャーワイヤ W.W’. ワイヤコイル体 1.1’1”.1’’’. ワイヤ留め 2.2’.2”.2’’’.凹溝 3.3’.3”. 雄体 4.4’.4”. 雌体 5.5’5”.5’’’. ボルト孔 6. ボルト 7. ナット 8.8’. コイル溝 9. バネ体 10.10’. 最端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の対向配置してなるワイヤ留め
    (1)(1’)の夫々の端子側に、メッセンジャーワイ
    ヤー(M)を挟持固定する凹溝(2)(2’)と、他方
    の夫々の端子側には互いに噛み合う雄(3)と雌体
    (4)とが支点的係合し、前記ワイヤ留め(1)
    (1’)の夫々にボルト孔(5)(5’)を開口し、ボ
    ルト(6)とナット(7)とによってワイヤ留め(1)
    (1’)の相互が係合可能なワイヤ留め具において、前
    記ワイヤ留め(1)(1’)に設けた雄体(3)と雌体
    (4)とに近接して、ケーブル体(K)を巻包結束する
    ための伸縮自在のワイヤコイル体(w)を挟持固定する
    コイル凹溝(8)(8’)を設け、夫々のワイヤ留め
    (1)(1’)を対向方向に常時押圧するバネ体(9)
    を設け、そのバネ体(9)の押圧でワイヤ留め(1)
    (1’)を設けた凹溝(2)(2’)とコイル凹溝
    (8)(8’)とが閉じこれらの常時閉成する凹溝
    (2)(2’)とコイル凹溝(8)(8’)とがワイヤ
    留め(1)(1’)の最端部(10)(10’)の夫々
    を押圧する事でバネ体(9)が雄体(3)と雌体(4)
    とが支点となって拡張と収縮自在で、前記するメッセン
    ジャーワイヤ(M)とワイヤコイル体(W)を挟持し、
    ボルト(6)とナット(7)をしめつけることで、メッ
    センジャーワイヤ(M)にワイヤコイル体(W)の端子
    を固着可能にしたことを特徴とするワイヤ留め具。
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