JP3071665U - 子守バンド - Google Patents

子守バンド

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JP3071665U
JP3071665U JP2000001412U JP2000001412U JP3071665U JP 3071665 U JP3071665 U JP 3071665U JP 2000001412 U JP2000001412 U JP 2000001412U JP 2000001412 U JP2000001412 U JP 2000001412U JP 3071665 U JP3071665 U JP 3071665U
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研五 高島
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長沢幸株式会社
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳幼児を横抱き、だっこ、おんぶで保持で
き、乳幼児の落下事故や乳幼児の顔に風や日光が当たる
のを防ぐことが可能な子守バンドを提供すること。 【解決手段】 乳幼児の身体を支持する身体支持部材
と、だっこ及び横抱き状態において乳幼児の顔側部を覆
うカバー部材と、おんぶ状態において肩ベルトのずれを
防止する肩ズレ防止部材とからなり、身体支持部材には
リング状部材が中途部に取着された肩ベルトと、頭当て
部の上部に突出形成された上部突出片と該上部突出片か
ら左右に延出されリング状部材と連結可能な連結帯体と
からなる頭部被覆部材を備えており、カバー部材は頭当
て部の裏面に着脱自在に固定される固定部と連結帯体に
対して連結可能な連結部とからなる帯状体から構成さ
れ、肩ズレ防止部材は両端部が互いに係合可能であって
リング状部材に挿通可能な帯体からなることを特徴とす
る子守バンド。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は子守バンドに関し、より詳しくは乳幼児を横抱き、だっこ、おんぶの 3つの状態で保持することが可能な子守バンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、母親などが乳幼児を身体の近くに保持するための保持具としては、例え ば図14に示すような乳幼児保持具(A)が存在している。 この乳幼児保持具(A)は、支持基部(b)とこの支持基部(b)の下方部よ り延出された尻当て部(図示せず)、上方部より延出される肩紐(c)、左右の 側方部から延出される腰紐(d)とから構成されており、支持基部(b)と尻当 て部とにより、乳幼児をだっこ状態で母親の胸元に保持するように構成されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記したような従来の縦抱き用の乳幼児保持具は、首のすわった乳 幼児に使用するには適しているものの、頭部をしっかりと支持することができな いため首のすわっていない乳幼児に使用するには危険であった。 また、首のすわっていない乳幼児を安全に保持することができる横抱き用の保 持具も存在しているものの、このような保持具は逆に縦抱き、即ち普通のだっこ やおんぶを行うことができず、ある程度成長して首のすわった乳幼児に対して使 用するには適していなかった。 また、乳幼児をだっこ状態とおんぶ状態の両方で保持することができる保持具 も存在しているが、このような保持具では横抱きを行うことができず、首のすわ っていない乳幼児に使用するには適していなかった。
【0004】 このような実情に鑑みて、本願考案者は先に実用新案登録第3054676号 において、一つの保持具で乳幼児を横抱き、だっこ、おんぶの3つの状態で保持 することが可能な優れた乳幼児保持具(子守バンド)を提案しているが、この保 持具にも以下のような問題点が存在していた。 すなわち、この保持具を使用して乳幼児をおんぶ状態で保持した場合には、肩 ベルトが左右にずれて肩から外れて背負われている乳幼児が落下する危険性があ り、また横抱きで保持した場合には、乳幼児の顔に風や直射日光が当たるために 乳幼児が不快感を感じて泣きだしたり安眠できなくなることがあった。
【0005】 本考案は、このような問題点を解決すべくなされたものであって、一つの保持 具で乳幼児を横抱き、だっこ、おんぶの3つの状態で保持することが可能である とともに、乳幼児の落下事故を防ぐことができ、しかも乳幼児に不快感を与えず に保持することが可能な子守バンドを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、乳幼児の身体を支持する身体支持部材と、だっこ状 態及び横抱き状態において乳幼児の顔側部をカバーするカバー部材と、おんぶ状 態において肩ベルトのずれを防止する肩ズレ防止部材とからなる子守バンドであ って、前記身体支持部材は乳幼児の頭当て部と背当て部と股当て部とを備えた支 持片と、前記背当て部から左右に延出されて中途部にリング状部材が取着され且 つ先端に係合片を備えた肩ベルトと、前記股当て部から左右に延出され先端に前 記肩ベルトの係合片と係合可能な係合部を備えた補助肩ベルトと、前記股当て部 から互いに距離を隔てて下方に延出され先端に係合片を備えた2本の折り返しベ ルトと、前記背当て部から左右に延出され先端に前記折り返しベルトの係合片と 係合可能な係合部を備えた補助折り返しベルトと、前記頭当て部の上部に突出し て形成された上部突出片と該上部突出片から左右に延出され前記リング状部材と 連結可能な連結帯体とからなる頭部被覆部材とからなり、前記カバー部材は前記 頭当て部の裏面に着脱自在に固定される固定部と前記連結帯体に対して連結可能 な連結部とからなる帯状体から構成されてなり、前記肩ズレ防止部材は両端部に 互いに係合可能な係合片及び係合部を備え前記リング状部材に挿通可能な帯体か らなることを特徴とする子守バンドに関する。
【0007】 請求項2に記載の考案は、前記頭当て部及び上部突出片の裏面には互いに係止 可能な係止部材が取着され、該上部突出片は頭当て部の裏面に向けて折り返し可 能とされ、この折り返しによって前記連結帯体を頭当て部と上部突出片との間に 折り畳み収納できるように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の子守 バンドに関する。 請求項3に記載の考案は、前記肩ズレ防止部材の帯体にクッション性を有する 布片が取着されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の子守バンドに関す る。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る子守バンドの好適な実施形態について図面を参照しつつ説 明する。 本考案に係る子守バンドは、乳幼児の身体を支持する身体支持部材と、だっこ 状態及び横抱き状態において乳幼児の顔側部をカバーするカバー部材と、おんぶ 状態において肩ベルトのずれを防止する肩ズレ防止部材の3つの部材から構成さ れるものであり、以下これらの各部材について順次詳説する。
【0009】 図1は本考案に係る子守バンドの身体支持部材を広げた状態を示す平面図、図 2はその裏面図である。 身体支持部材(1)は、乳幼児の頭当て部(3)と背当て部(4)と股当て部 (5)とが上から順に形成された支持片(2)を備えており、この支持片(2) によって乳幼児の身体を前後から挟んで支持するように構成されている。
【0010】 頭当て部(3)は乳幼児の後頭部を支持する部分であり、2つのスナップ(6 1)によって背当て部(3)に対して着脱可能に固定されており、頭当て部(3 )の上部には頭部被覆部材(7)が設けられている。尚、頭当て部(3)のスナ ップ(61)の下方には同間隔で更に2つのスナップ(62)が設けられており 、これら2組のスナップ(61),(62)を利用することによって背当て部( 3)に対する頭当て部(3)の位置を上下方向に調節することができる。 頭部被覆部材(7)は、頭当て部(3)の上辺から略台形状に突出された上部 突出片(71)と、該上部突出片(71)の左右両辺からそれぞれ延出され後述 するリング状部材と連結可能な連結帯体(72)とから構成されており、連結帯 体(72)の先端近傍には2つの雌スナップからなる係止部材(30)が、中途 部には係止部材(30)と互いに係止可能な2つの雄スナップからなる係止部材 (31)が、それぞれ取着されている。
【0011】 上部突出片(71)の上端部近傍には雌スナップからなる係止部材(9)が取 り付けられ、この係止部材(9)は頭当て部(3)の裏面に取着された雄スナッ プからなる係止部材(10)と互いに係止可能とされている。 これらの係止部材(9),(10)は、図3の一点鎖線矢印(A)で示したよ うに上部突出片(71)を頭当て部(3)の裏面に向けて折り返して固定するた めの役割を果たし、このとき図示の如く連結帯体(72)は折り畳まれて上部突 出片(71)と頭当て部(3)との間に収納される。尚、連結帯体(72)を取 り出す場合には、実線矢印Bで示したように係止部材(9),(10)の係止状 態を解除すればよい。 また、上部突出片(71)の裏面には、上辺やや下方位置において互いに接合 分離可能な2つの面接合ファスナー(8)が互いに平行に取着されており、上部 突出片(71)の上端部はこれらの面接合ファスナー(8)を接合させることに よって裏面に向けて折り返し固定可能となっている。
【0012】 背当て部(4)は乳幼児の背中を支持する部分、股当て部(5)は乳幼児の腰 部から股間を通って下腹部までを支持する部分であり、これらは1枚の布で一体 に形成されている。 背当て部(4)の側辺上端位置からは肩ベルト(11)が左右に1本ずつ延出 されており、これらの肩ベルト(11)の中途部の背当て部(4)寄りの位置に は上方に向けて突出するようにリング状部材(12)がそれぞれ取着され、その 先端にはワンタッチバックルの雄部材からなる係合片(13)が設けられている 。 そして、股当て部(5)の側辺下端近傍位置からは補助肩ベルト(33)が左 右に1本ずつ延出されており、これらの補助肩ベルト(33)の先端には肩ベル ト(11)の係合片(13)と係合可能なワンタッチバックルの雌部材からなる 係合部(14)が設けられている。
【0013】 股当て部(5)の下辺両端位置からは、股当て部(5)を背当て部(4)に向 けて折り返した状態で固定するための2本の折り返しベルト(15)が下方に延 出されており、これらの折り返しベルト(15)の先端にはワンタッチバックル の雄部材からなる係合片(16)が設けられている。 そして、背当て部(4)の側辺上端位置からは補助折り返しベルト(17)が 左右に1本ずつ延出されており、これらの肩ベルト(11)の先端には折り返し ベルト(15)の係合片(16)と係合可能なワンタッチバックルの雌部材から なる係合部(18)が設けられている。
【0014】 また、背当て部(4)の裏面にはファスナー(19)によって入口が開閉され るポケット(20)が設けられており、ハンカチや替えおむつ等をこのポケット に収納して乳幼児と共に持ち歩くことが可能となっている。
【0015】 図4はカバー部材を広げた状態を示す平面図である。 カバー部材(21)は、だっこ状態及び横抱き状態において乳幼児の顔側部を カバーするための部材であり、頭当て部(3)の裏面に着脱自在に固定される固 定部(22)と前記連結帯体(72)に対して連結可能な連結部(23)とから なる1枚の帯状体から構成されている。 固定部(22)は、帯状体の上辺中央部に三角形状に若干突出した突出部を備 えており、この突出部には頭当て部(3)の裏面に取着された係止部材(10) と互いに係止可能な雌スナップからなる係止部材(34)が取着されており、こ の係止部材(10)と係止部材(34)の係止によってカバー部材(21)を頭 当て部(3)の裏面に固定することができる。 連結部(23)は、カバー部材(21)を構成する帯状体の両端部に取着され た雌スナップからなる係止部材(24)と、帯状体を長さ方向に3等分した位置 に取着され係止部材(24)と互いに係止可能な雄スナップからなる係止部材( 25)とを備えており、帯状体を連結帯体(72)を挟むように折り返してこれ らの係止部材(24),(25)を係止することによってカバー部材(21)を 連結帯体(72)に対して連結することができる。
【0016】 図5は肩ズレ防止部材を広げた状態を示す平面図である。 肩ズレ防止部材(26)は、前記リング状部材(12)に挿通可能であって両 端部に互いに係合可能なワンタッチバックルからなる係合片(28)及び係合部 (29)を備えた帯体(27)と、この帯体(27)に取着された略長方形状の 布片(30)とから構成される。 布片(30)はクッション性を有する素材からなり、帯体(27)を挟んだ上 部及び下部には互いに接合分離可能な面接合ファスナー(31),(32)が取 着されている。
【0017】 次に、本考案に係る子守バンドの使用方法について説明する。 本考案に係る子守バンドは、乳幼児をおんぶ、だっこ、横抱きの3つの状態で 保持することが可能であるが、先ず乳幼児をおんぶ状態で保持する場合の使用方 法について説明する。 乳幼児をおんぶ状態で保持する場合には、頭部被覆部材(7)は必要としない ため、最初に図3の矢印Aで示したようにして連結帯体(72)を折り畳んで上 部突出片(71)と頭当て部(3)との間に収納しておく。 次いで、身体支持部材(1)の支持片(2)を広げた状態として、その上に乳 幼児を仰向け状態で寝かせる。このとき、乳幼児の後頭部を頭当て部(3)に、 股間部を股当て部(5)のやや上方にそれぞれ位置させる。
【0018】 それから、股当て部(5)を乳幼児の股間に当てて折り返した後、股当て部( 5)の折り返しベルト(15)の先端に設けられた係合片(16)と、背当て部 (4)の補助折り返しベルト(17)の先端に設けられた係合部(18)とを互 いに係合固定することによって、乳幼児の身体を股当て部(5)と背当て部(4 )とで前後から挟む。
【0019】 次いで、図6に示したように、肩ズレ防止部材(26)の帯体(27)を肩ベ ルト(11)に取着された2つのリング状部材(12)に挿通させた後、両端に 設けられた係合片(28)及び係合部(29)を互いに係合固定し、次いで面接 合ファスナー(31),(32)を接合させて、帯体(27)が布片(30)で 被覆された状態とする。この状態では、乳幼児は肩ズレ防止部材(26)と支持 片(2)との間に位置している。 尚、帯体(27)を布片(30)で被覆する動作は帯体(27)をリング状部 材(12)に挿通させる前に予め行っておいてもよい。
【0020】 以上の動作が完了すると身体支持部材(1)は図7に示した状態となる。尚、 身体支持部材(1)の状態を分かりやすくするためにこの図では乳幼児は描かれ ていない。 ここまでの動作でおんぶの準備が全て完了するので、後は左右の肩ベルト(1 1)にリュックサックを背負うときのような要領で腕を通して身体支持部材(1 )を背中に背負うことによって、図8に示すように乳幼児(N)をおんぶ状態で 保持することができる。 このとき、左右の肩ベルト(11)が肩ズレ防止部材(26)の帯体(27) によって連結されているため、肩ベルト(11)がずれ落ちることがなくなり、 乳幼児の落下の危険を防いで安全に保持することが可能となる。 また、肩ズレ防止部材(26)の帯体(27)にクッション性を有する布片( (30)が取着されているため、乳幼児を背負っている母親等の首の後ろに帯体 (27)が直接当たって苦痛を感じることがない。
【0021】 次に、乳幼児をだっこ状態で保持する場合の使用方法について説明する。 乳幼児をだっこ状態で保持する場合には、頭部被覆部材(7)の上部突出片( 71)を頭当て部(3)の裏面に向けて折り返し、係止部材(9)と係止部材( 10)を係止固定しておく。尚、このとき連結帯体(72)は収納せずにそのま ま出しておく。 次いで、身体支持部材(1)の支持片(2)を広げた状態として、その上に乳 幼児を仰向け状態で寝かせる。このとき、乳幼児の後頭部を頭当て部(3)に、 股間部を股当て部(5)のやや上方にそれぞれ位置させる。
【0022】 それから、股当て部(5)を乳幼児の股間に当てて折り返した後、股当て部( 5)の折り返しベルト(15)の先端に設けられた係合片(16)と、背当て部 (4)の補助折り返しベルト(17)の先端に設けられた係合部(18)とを互 いに係合固定することによって、乳幼児の身体を股当て部(5)と背当て部(4 )とで前後から挟む。
【0023】 そして、連結帯体(72)を左右の肩ベルト(11)に取着されたリング状部 材(12)にそれぞれ挿通した後、その先端部を折り返して係止部材(30)と 係止部材(31)とを互いに係止固定させることによって、連結帯体(72)と 肩ベルト(11)とを連結する。 以上の動作が完了すると身体支持部材(1)は図9に示した状態となる。尚、 この図でも乳幼児の記載は省略している。 ここまでの動作でだっこの準備が全て完了するので、後は左右の肩ベルト(1 1)に腕を通して身体支持部材(1)を胸の前に保持することによって、図10 に示すように乳幼児(N)をだっこ状態で保持することができる。
【0024】 最後に、乳幼児を横抱き状態で保持する場合の使用方法について説明する。 乳幼児を横抱き状態で保持する場合には、頭部被覆部材(7)の上部突出片( 71)と連結帯体(72)は図1に示したように広げた状態としておく。 次いで、身体支持部材(1)の支持片(2)を広げた状態として、その上に乳 幼児を仰向け状態で寝かせる。このとき、乳幼児の後頭部を頭当て部(3)に、 股間部を股当て部(5)のやや上方にそれぞれ位置させる。
【0025】 それから、股当て部(5)を乳幼児の股間に当てて折り返した後、股当て部( 5)の折り返しベルト(15)の先端に設けられた係合片(16)と、背当て部 (4)の補助折り返しベルト(17)の先端に設けられた係合部(18)とを互 いに係合固定することによって、乳幼児の身体を股当て部(5)と背当て部(4 )とで前後から挟む。
【0026】 次いで、上部突出片(71)を支持片(2)の表面方向に略直角に折り曲げ、 上部突出片(71)の裏面に取着された2つの面接合ファスナー(8)を互いに 接合することによって、上部突出片(71)の上端部を裏面に向けて折り返し固 定する。 そして、連結帯体(72)を左右の肩ベルト(11)に取着されたリング状部 材(12)にそれぞれ挿通した後、その先端部を折り返して係止部材(30)と 係止部材(31)とを互いに係止固定することによって、連結帯体(72)と肩 ベルト(11)とを連結する。
【0027】 それから、カバー部材(21)の固定部(22)に取着された係止部材(34 )を頭当て部(3)の裏面に取着された係止部材(10)に係止固定し、次いで 図11に示す如く、カバー部材(21)の連結部(23)を連結帯体(72)と 頭当て部(3)との隙間に通してから連結帯体(72)を挟むように折り返して 係止部材(24)と係止部材(25)を係止固定することによってカバー部材( 21)を連結帯体(72)に対して連結する。
【0028】 以上の動作が完了すると身体支持部材(1)は図12に示した状態となる。尚 、この図でも乳幼児の記載は省略している。 ここまでの動作で横抱きの準備が全て完了するので、後は左右の肩ベルト(1 1)を重ねて一緒に首の後ろに掛けることによって、図13に示すように乳幼児 (N)を横抱き状態で保持することができる。 このとき、乳幼児(N)の頭部と顔側部は、頭部被覆部材(7)とカバー部材 (21)によって覆われた状態となるため、乳幼児の顔に風や直射日光が当たる のを防ぐことができる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1に係る考案は、乳幼児の身体を支持する身体支 持部材と、だっこ状態及び横抱き状態において乳幼児の顔側部をカバーするカバ ー部材と、おんぶ状態において肩ベルトのずれを防止する肩ズレ防止部材とから なる子守バンドであって、前記身体支持部材は乳幼児の頭当て部と背当て部と股 当て部とを備えた支持片と、前記背当て部から左右に延出されて中途部にリング 状部材が取着され且つ先端に係合片を備えた肩ベルトと、前記股当て部から左右 に延出され先端に前記肩ベルトの係合片と係合可能な係合部を備えた補助肩ベル トと、前記股当て部から互いに距離を隔てて下方に延出され先端に係合片を備え た2本の折り返しベルトと、前記背当て部から左右に延出され先端に前記折り返 しベルトの係合片と係合可能な係合部を備えた補助折り返しベルトと、前記頭当 て部の上部に突出して形成された上部突出片と該上部突出片から左右に延出され 前記リング状部材と連結可能な連結帯体とからなる頭部被覆部材とからなり、前 記カバー部材は前記頭当て部の裏面に着脱自在に固定される固定部と前記連結帯 体に対して連結可能な連結部とから構成された帯状体からなり、前記肩ズレ防止 部材は両端部に互いに係合可能な係合片及び係合部を備え前記リング状部材に挿 通可能な帯体からなることを特徴とする子守バンドであるから、以下に述べる効 果を奏する。 すなわち、一つの保持具で乳幼児を横抱き、だっこ、おんぶの3つの状態で保 持することが可能であるため、首のすわっていない乳幼児にも首のすわった乳幼 児にも使用することができる。しかもおんぶ状態で保持した場合に肩ベルトのず れ落ちが防がれるため乳幼児の落下事故を防止することが可能であって、しかも 横抱き状態において乳幼児の顔に風や直射日光が当たることが防がれるため乳幼 児を快適な状態で保持することができる。
【0030】 請求項2に係る考案は、前記頭当て部及び上部突出片の裏面には互いに係止可 能な係止部材が取着され、該上部突出片は頭当て部の裏面に向けて折り返し可能 とされ、この折り返しによって前記連結帯体を頭当て部と上部突出片との間に折 り畳み収納できるように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の子守バ ンドであるから、乳幼児をおんぶ状態で保持する場合に、必要としない頭部被覆 部材を邪魔にならないようにまとめることができる。
【0031】 請求項3に係る考案は、前記肩ズレ防止部材の帯体にクッション性を有する布 片が取着されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の子守バンドであるか ら、乳幼児をおんぶ状態で保持した際に、乳幼児を背負っている人の首の後ろに 帯体が直接当たって苦痛を感じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る子守バンドの身体支持部材を広げ
た状態を示す平面図である。
【図2】本考案に係る子守バンドの身体支持部材を広げ
た状態を示す裏面図である。
【図3】頭部被覆部材の連結帯体を頭当て部と上部突出
片との間に折り畳み収納する方法を示す図である。
【図4】カバー部材を広げた状態を示す平面図である。
【図5】肩ズレ防止部材を広げた状態を示す平面図であ
る。
【図6】乳幼児をおんぶ状態で保持する場合の本考案に
係る子守バンドの使用方法についての説明図である。
【図7】乳幼児をおんぶ状態で保持する場合の本考案に
係る子守バンドの使用方法についての説明図である。
【図8】乳幼児をおんぶ状態で保持した状態を示す図で
ある。
【図9】乳幼児をだっこ状態で保持する場合の本考案に
係る子守バンドの使用方法についての説明図である。
【図10】乳幼児をだっこ状態で保持した状態を示す図
である。
【図11】乳幼児を横抱き状態で保持する場合の本考案
に係る子守バンドの使用方法についての説明図である。
【図12】乳幼児を横抱き状態で保持する場合の本考案
に係る子守バンドの使用方法についての説明図である。
【図13】乳幼児を横抱き状態で保持した状態を示す図
である。
【図14】従来の乳幼児保持具の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 身体支持部材 2 支持片 3 頭当て部 4 背当て部 5 股当て部 7 頭部被覆部材 71 上部突出片 72 連結帯体 10 係止部材 11 肩ベルト 12 リング状部材 13 係合片 14 係合部 15 折り返しベルト 16 係合片 17 補助折り返しベルト 18 係合部 21 カバー部材 22 固定部 23 連結部 33 補助肩ベルト 34 係止部材 26 肩ズレ防止部材 27 帯体 28 係合片 29 係合部 30 布片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳幼児の身体を支持する身体支持部材
    と、だっこ状態及び横抱き状態において乳幼児の顔側部
    をカバーするカバー部材と、おんぶ状態において肩ベル
    トのずれを防止する肩ズレ防止部材とからなる子守バン
    ドであって、 前記身体支持部材は乳幼児の頭当て部と背当て部と股当
    て部とを備えた支持片と、前記背当て部から左右に延出
    されて中途部にリング状部材が取着され且つ先端に係合
    片を備えた肩ベルトと、前記股当て部から左右に延出さ
    れ先端に前記肩ベルトの係合片と係合可能な係合部を備
    えた補助肩ベルトと、前記股当て部から互いに距離を隔
    てて下方に延出され先端に係合片を備えた2本の折り返
    しベルトと、前記背当て部から左右に延出され先端に前
    記折り返しベルトの係合片と係合可能な係合部を備えた
    補助折り返しベルトと、前記頭当て部の上部に突出して
    形成された上部突出片と該上部突出片から左右に延出さ
    れ前記リング状部材と連結可能な連結帯体とからなる頭
    部被覆部材とからなり、 前記カバー部材は前記頭当て部の裏面に着脱自在に固定
    される固定部と前記連結帯体に対して連結可能な連結部
    とから構成された帯状体からなり、 前記肩ズレ防止部材は両端部に互いに係合可能な係合片
    及び係合部を備え前記リング状部材に挿通可能な帯体か
    らなることを特徴とする子守バンド。
  2. 【請求項2】 前記頭当て部及び上部突出片の裏面には
    互いに係止可能な係止部材が取着され、該上部突出片は
    頭当て部の裏面に向けて折り返し可能とされ、この折り
    返しによって前記連結帯体を頭当て部と上部突出片との
    間に折り畳み収納できるように構成されてなることを特
    徴とする請求項1記載の子守バンド。
  3. 【請求項3】 前記肩ズレ防止部材の帯体にクッション
    性を有する布片が取着されてなることを特徴とする請求
    項1又は2記載の子守バンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002253394A (ja) * 2001-03-02 2002-09-10 Lucky Kogyo Kk 頭部サポート部材付ベビーキャリア
WO2013054925A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 コンビ株式会社 子守帯

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