JP3071327B2 - 燃料電池発電システムのりん酸捕集装置 - Google Patents

燃料電池発電システムのりん酸捕集装置

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JP3071327B2 JP5002950A JP295093A JP3071327B2 JP 3071327 B2 JP3071327 B2 JP 3071327B2 JP 5002950 A JP5002950 A JP 5002950A JP 295093 A JP295093 A JP 295093A JP 3071327 B2 JP3071327 B2 JP 3071327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、りん酸型燃料電池の酸
化剤極オフガスあるいは燃料極オフガス中に含まれるり
ん酸を捕集するりん酸捕集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電解液としてりん酸を使用するりん酸形
燃料電池においては、反応ガスが燃料電池内部を通過す
る際、反応ガス中にある程度の液状のりん酸が飛散する
ことが知られている。このようなりん酸の飛散は、微少
量ではあるが長期間にわたる累積量は無視できない量に
達し、その不足分の補給を怠った場合には燃料電池の発
電特性の低下を招く。したがって、燃料電池を長期間安
定して連続運転するためには電解液としてのりん酸を断
続的もしくは連続的に補給する必要があり、このため運
転中反応ガス中へのりん酸の飛散が持続して発生するこ
とは避けられない。
【0003】ところで、りん酸には非常に強い腐食性が
あるため、燃料電池オフガス排出系に設置される構成装
置を浸食するという問題がある。ことに、オフガス排出
系の下流側に連結されてオフガスの排熱を回収する熱交
換器、あるいはオフガス中に含まれる燃料電池の発電生
成水を回収する熱交換器等の装置が金属製である場合、
これら装置の内部でりん酸が装置を構成する金属とりん
酸化合物を生成し、これが堆積することにより熱交換効
率の低下等の装置性能の低下、ガス通路の閉塞、さらに
は器壁の腐食によるガス漏れなどを生ずるという問題が
ある。さらに、オフガス中に水蒸気として含まれる発電
生成水を熱交換器で凝縮して回収し、これを浄化処理し
てイオン交換水とし、燃料電池の冷却水に利用しようと
する場合、回収水がりん酸を含むことによりイオン交換
樹脂の負荷が増加し、これが原因でイオン交換樹脂の消
費量が増大するという問題も発生する。
【0004】そこで、熱交換器等の装置の上流側にりん
酸捕集装置を設けてりん酸を捕集し、装置への悪影響を
排除したりん酸型燃料電池発電システムが知られてい
る。図3は、従来例のりん酸形燃料電池発電システムの
要部を示す概略系統図であり、酸化剤極オフガスの排出
系にのみりん酸捕集装置を設置した事例の場合を示すも
のである。図3において、模式化して示すりん酸形燃料
電池1は、電解質としてのりん酸を含浸したマトリック
スを一対の燃料極および酸化剤極で挟持した単位セル複
数層の積層体(スタック)からなり、単位セル複数層を
1ブロックとして各ブロック毎に冷却パイプ121を有
する冷却板12が積層される。燃料改質器2は天然ガス
あるいはメタノ−ル等の原燃料21に、図示しない水蒸
気供給系から供給される水蒸気22を添加したものを改
質原料とし、これを水蒸気改質して水素リッチな燃料ガ
ス23とし、燃料ガス供給系24を介してりん酸形燃料
電池1の燃料極に供給する。また、りん酸形燃料電池1
の酸化剤極(以降、空気極と呼ぶ場合がある。)には、
反応空気供給系3が連結されており、燃料極に燃料ガス
23を、空気極に酸化剤としての反応空気31を供給す
ることにより、各単位セルの1対の極間で電気化学反応
に基づく発電が行われる。
【0005】上記の電気化学反応は発熱反応であり、こ
の反応生成熱を排熱するために冷却板12に埋設された
冷却パイプ121には冷却水循環系11が連結される。
冷却水循環系11は、冷却パイプ121に通流された冷
却水111が図示しない循環ポンプ,熱回収用熱交換器
等をへて再冷却され冷却パイプ121に還流することに
より、りん酸形燃料電池1をその運転に好適な作動温度
例えば190°C程度に保持して運転が持続される。さ
らに、りん酸形燃料電池1の燃料極で水素が消費された
燃料極オフガス25は、燃料改質器2の備えるバ−ナ2
6に送られて残余の水素を燃焼させて、原燃料21の改
質反応に利用される。
【0006】一方、りん酸型燃料電池の電気化学反応に
より空気極側に水が生成し、この発電生成水が反応空気
中に水蒸気となって放出される際、微量のりん酸を巻き
込んで放出されることによりりん酸の飛散が発生する。
そこで、空気極オフガス35の排気系36にはりん酸捕
集装置5が連結され、りん酸ミストが捕集された後の空
気極オフガス37が生成水回収熱交換器4に導かれ、冷
却水41で冷却されて凝縮した発電生成水が回収水42
として回収され、残るオフガスは空気排出系38を介し
て系外に排出される。この回収水42は、これを図示し
ない水処理系により浄化処理してイオン交換水としたう
えで、りん酸形燃料電池1の冷却水111等として利用
される。なお、図では省略したが、空気極オフガス35
が持つ排熱を反応空気31の予熱に利用する空気系排熱
回収熱交換器を生成水回収熱交換器4の前段に設けたり
ん酸型燃料電池発電システムも知られている。
【0007】ところで、りん酸の捕集方法には大別し
て、りん酸の飽和蒸気圧が温度によって大きく変わるこ
とを利用してりん酸を凝固させて捕集する冷却方式と、
りん酸の鉄,アルミニウム等の金属に対する高い化学反
応性を利用し、りん酸をその金属化合物,例えば、金属
として鉄系を使用した場合には、りん酸と鉄を化学反応
させてりん酸鉄に変化させることで固形化して捕集する
反応方式とがあり、後者は冷却装置を必要としないので
その構造が簡素であるため、特に小型のりん酸型燃料電
池発電システムに使用されている。
【0008】5は、反応式りん酸捕集器5Aと、サイク
ロン6と、サイクロン6からの排出物67を収納する収
納容器5Bと、排出物67を収納容器5Bから排出する
際に開放される排出弁5Cと、反応式りん酸捕集器5A
とサイクロン6との間を接続する管路5Eと、サイクロ
ン6と収納容器5Bとの間を接続する管路5Dと、収納
容器5Bと排出弁5Cとの間を接続する管路5Fと、排
出物67の排出管5Gとで構成されたりん酸捕集装置で
ある。ここで、反応方式によるりん酸捕集装置5Aは、
空気極オフガス供給系36に連結されたケ−シング51
と、その内部の空気極オフガス入口側流路上に配された
反応式りん酸捕集部52とで構成される。反応式りん酸
捕集部52は、鉄系,アルミニウム系等のりん酸と容易
に反応する金属からなるワイヤ−メッシュデミスタある
いはワイヤ−ウ−ル等を使用した通気性を有する金属製
りん酸捕集材53を枠体に所要の厚みで充填したものか
らなり、これをケ−シング51の流路内に支持するよう
構成される。
【0009】サイクロン6は、ガス体中の粒子を遠心力
により除去するものとしてよく知られた装置であり、図
4に示すごとく、円筒部61と、円筒部61とその中心
軸を共有ししかも下側ほど直径が小さくなる円すい状に
形成された円すい部62と、空気極オフガス37aを円
筒部61の内部に接線方向に流入させるように配置され
て円筒部61の上部に装着された入口管63と、円筒部
61とその中心軸を共有する円筒状の出口管64と、円
筒部61の上端に装着され出口管64を支持しつつ円筒
部61の上端部を塞ぐ蓋板65と、円すい部62の下端
に装着され排出物67を円すい部62の下端部から排出
する管路66とで構成されている。
【0010】このように構成されたりん酸捕集装置5に
おいて、反応式りん酸捕集器5Aのケ−シング51内に
流入した空気極オフガス35に含まれたりん酸ミスト
は、反応式りん酸捕集部52中を通過する際、金属製り
ん酸捕集材53の表面に付着して捕捉され、金属製りん
酸捕集材53を構成している金属と反応することにより
固形化し、金属製りん酸捕集材53の表面に金属酸化物
層を生成することにより捕集される。ところが、金属製
りん酸捕集材53の表面に生成される金属酸化物は、り
ん酸ミストが金属製りん酸捕集材53の表面に付着し続
けることで時間の経過とともに順次成長し、生成された
金属化合物がある程度成長した時点で金属製りん酸捕集
材53の表面から剥離して粉末化し、空気極オフガス3
7a中に粉塵として浮遊して下流側に運ばれる。
【0011】この粉末状の金属化合物を含有する空気極
オフガス37aは、管路5E中を流れて入口管63から
サイクロン6に流入する。サイクロン6では、図4中に
模式的に示した如く、サイクロン6に流入した空気極オ
フガス37aは円筒部61において渦流に変わり、円筒
部61の内面に沿って下降し、円すい部62の下端の近
くで反転し、以降サイクロン6の中央部を回転しながら
上昇し、出口管64を経て排出される。この間、空気極
オフガス37a中の含有されている粉末状の金属化合物
の粒子は、渦流による遠心力を受けてオフガスから分離
し、円すい部62の内面に沿って下降し、排出物67と
なって管路66から排出される。したがって、出口管6
4から排出されるガスは、りん酸ミストおよび粉末状の
金属化合物が除去された空気極オフガス37となる。
【0012】なお、サイクロン6から排出された排出物
67は、燃料電池発電システムの運転中は収納容器5B
に一時収納され、燃料電池発電システムの運転休止時に
排出弁5Cを開放して排出管5Gから系外に排出され
る。空気極オフガス37は生成水回収熱交換器4に導か
れ、冷却水41により冷却されて凝縮した生成水がりん
酸濃度の低い回収水42として回収される。
【0013】今までの説明では、りん酸捕集装置5は、
空気極オフガス35の排気系36のみに設置されるとし
てきたが、燃料極から排出され燃料改質器2の備えるバ
−ナ26に供給される燃料極オフガス25の経路中にり
ん酸捕集装置5を設置したりん酸型燃料電池発電システ
ムも知られている。また今までの説明では、サイクロン
6は、空気極オフガス37aに旋回運動を与える方法と
して、空気極オフガス37aを円筒部61の接線方向に
流入させるいわゆる接線流入式としてきたが、この他に
旋回翼を用いる軸流式等の他の方式のものも知られてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述した反応式りん酸
捕集器5Aとサイクロン6を備えた従来のりん酸補集装
置5においては、りん酸形燃料電池1の反応済オフガス
中に含まれる粉末状の金属化合物は除去されるのである
が、しかしまだ次記するような問題点が残っている。
【0015】従来のりん酸捕集装置5においては、サ
イクロン6は反応式りん酸捕集器5Aを通流したオフガ
ス中に存在する粉末状の金属化合物の除去を主対象とし
ている。ところが、オフガス35中のりん酸ミストは、
必ずしもその全てが金属製りん酸捕集材53と化学反応
するものではなく、その一部は金属製りん酸捕集材53
をそのまま通過してオフガス37a中に含まれて反応式
りん酸捕集器5Aから排出されることが分かってきた。
ところで、金属化合物がりん酸鉄〔Fe3 (PO4 )2
〕である場合には、粉末状の金属化合物の比重は2.
58であり、その粒径は実測の結果では30μm以上で
ある。また、りん酸(H3 PO4 )ミストの比重は2.
0であり、その粒径は10μm以下であるので、比重が
大きくかつ粒径が大きいほどその集塵率が高くなる性質
を備えるサイクロンでは、粉末状の金属化合物は除去す
ることができるのであるが、りん酸ミストを除去する割
合は高くない。そのため、反応式りん酸捕集器5Aから
排出されたりん酸ミストのかなりの部分がそのままサイ
クロン6から排出されてしまう。このため、例えば、空
気極オフガス35の排気系36に設置されたりん酸補集
装置5の場合について説明すると、空気極オフガス37
とともにりん酸補集装置5から排出されたりん酸ミスト
は、生成水回収熱交換器4で回収される回収水42中に
混入して回収水42の水質を悪化させることで、イオン
交換樹脂層の寿命を短縮させる等の問題を発生させる。
【0016】従来のりん酸捕集装置において、りん酸
ミストをサイクロンで除去しようとすると、粉末状の金
属化合物を除去の主対象とするサイクロンの他に、例え
ば、りん酸ミストに対する集塵率が高いサイクロンを反
応済オフガスの経路中に設置しなけばならないこととな
る。しかしながらこれに対しては、複数のサイクロンを
設置することでりん酸捕集装置が大型になるとの問題が
新たに発生する。さらに、りん酸ミストに対する集塵率
を高くしたサイクロンは、りん酸ミストに働く遠心力が
大きくできるサイクロンであるべきであるので、必然的
にその円筒部の直径の小さいサイクロン(粉末状の金属
化合物の除去を主対象としたサイクロンの場合と比較す
ると大幅に小さくする必要がある。)となり、このこと
により、円筒部の直径の2乗の逆比に比例する値となる
サイクロン内部の流速が大幅に増大し、反応済オフガス
をサイクロンに通流させる際の圧力降下量を増大させ
て、燃料電池発電システムの補機動力の所要量を増大さ
せるという新たな問題も発生する。
【0017】さらに、りん酸ミストをサイクロンで除
去しようとする場合には、遠心力によりサイクロン6の
円筒部61や円すい部62の内壁に付着したりん酸ミス
トを、いかにして内壁から除去してサイクロンから排出
させるかということも問題となる。本発明は、前述の従
来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的
は、りん酸ミストの除去性能に優れたりん酸捕集装置を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明では前述の目的
は、 1)りん酸形燃料電池の酸化剤極オフガスおよび燃料極
オフガスのいずれか一方の排出系もしくは両方の排出系
に接続される装置であって、反応式りん酸捕集部と、サ
イクロンを備え、前記反応式りん酸捕集部は、金属製り
ん酸捕集材を用いており、この反応式りん酸捕集部を通
過する前記オフガス中の液状のりん酸を、このりん酸と
前記金属製りん酸捕集材との化学反応によってこの金属
製りん酸捕集材の表面に生成される金属化合物として捕
集するものであり、前記サイクロンは、反応済オフガス
排出系の反応式りん酸捕集部の下流側に備えられて、反
応式りん酸捕集部から剥離して反応済オフガス中に浮遊
する粉末状の前記金属化合物を捕集して除去するもので
ある、燃料電池発電システムのりん酸捕集装置におい
て、サイクロンは、その内面に液状のりん酸が容易に吸
着されるりん酸吸着材でなるりん酸吸着層を装着した構
成とすること、また 2)前記1項記載の手段において、サイクロンの内面に
装着されるりん酸吸着層を形成するりん酸吸着材は、連
続した孔を有する多孔質の耐りん酸性材により形成され
た構成とすること、また 3)前記1項または2項記載の手段において、サイクロ
ンは洗浄手段を備え、前記洗浄手段は、りん酸吸着層に
含浸されたりん酸を洗浄して除去する構成とすること、
さらにまた 4)前記3項記載の手段において、サイクロンの備える
洗浄手段は、サイクロンの壁面とりん酸吸着層との間に
形成された閉じた空間と、この閉じた空間を経て前記り
ん酸吸着層に供給されてこのりん酸吸着層中のりん酸を
洗浄する洗浄用流体とからなる構成とすること、により
達成される。
【0019】
【作用】本発明においては、 サイクロンの内面に、例えば連続した孔を有する多孔
質の耐りん酸性材などを用いた液状のりん酸が容易に吸
着されるりん酸吸着材等でなるりん酸吸着層を装着した
構成とすることにより、反応式りん酸捕集部で除去され
なかったりん酸ミストは、サイクロンの内面に設けられ
たりん酸吸着層に毛細管現象により吸着されて反応済オ
フガス中から除去されるので、粉末状の金属化合物の除
去を主対象としたサイクロンであってもりん酸ミストの
除去を確実に行うことが可能となる。
【0020】サイクロンに、例えば、サイクロンの壁
面とりん酸吸着層との間に形成された閉じた空間と、こ
の閉じた空間を経てりん酸吸着層に供給されてこのりん
酸吸着層中のりん酸を洗浄する洗浄用流体とからなる等
の、りん酸吸着層に含浸されたりん酸を洗浄して除去す
る洗浄手段を備える構成とすることにより、りん酸吸着
層に吸着されたりん酸ミストのりん酸吸着層からの除去
を、りん酸ミストが吸着された面の反対側の面から供給
される流体により押圧かつ流体に搬送させるなどにより
洗浄し、サイクロンから排出する。これにより、りん酸
吸着層に吸着されたりん酸の洗浄作業をサイクロンから
取り出すことなく行うことが可能となる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。 実施例1;図1は、請求項1,2に対応する本発明の一
実施例による燃料電池発電システムのりん酸捕集装置に
用いられるサイクロンの側断面図である。図1におい
て、図4に示した従来例によるサイクロンと同一部分に
は同じ符号を付し、その説明を省略する。図1におい
て、7は、上部構造体71と、下部構造体72と、りん
酸吸着層73と、ボルトとナットを組み合わせた締結手
段74とで構成されたサイクロンである。
【0022】上部構造体71は、円筒部711と、空気
極オフガス37aを円筒部711の内部に接線方向に流
入させるように配置された入口管63と、円筒部711
の下端でしかも入口管63の下側に装着されたフランジ
712と、出口管64と、蓋板65とで構成される。下
部構造体72は、上部構造体71の円筒部711とその
中心軸を共有ししかも円筒部711の内径よりも大きい
径の内径を備える円筒部721と、円筒部721の上端
に装着されたフランジ712と、円筒部721とその中
心軸を共有ししかも下側ほど直径が小さくなる円すい状
に形成された円すい部723と、管路66と、円すい部
723の下端に装着され管路66を支持しつつ円すい部
723の下端部を塞ぐ底板724とで構成される。りん
酸吸着層73は、連続した孔を有ししかも耐りん酸性を
備えた材料である多孔質の炭素焼結材で製作されたもの
であり、その内面形状は下部構造体72の内面形状に沿
った形状とし、その上部は上部構造体71の円筒部71
1の内径と同等の内径を持つ円筒状をなし、その下部
は、上端が上部の内径と同一の内径を持つ円すい状をな
している。このりん酸吸着層73は、下部構造体72の
内面側に装着される。
【0023】本発明では前述の構成としたので、図4に
示した従来例のサイクロン6における遠心力による除塵
作用に加えて、りん酸ミストについては、りん酸吸着層
73に毛細管現象により吸着されて除去されることとな
る。その際、サイクロン7に生じる遠心力がりん酸ミス
トのりん酸吸着層73への吸着を助長するように働き、
りん酸ミストの空気極オフガス37aからの除去を効果
的に行わせる。これにより、サイクロン7においては、
遠心力による除塵作用の主対象を固形物である粉末状の
金属化合物に置いて定めることが容易に可能となる。こ
の結果、サイクロン7では、1段のサイクロンによっ
て、空気極オフガス37aからの粉末状の金属化合物と
りん酸ミストの両方の同時の除去を実行することが可能
となるものである。
【0024】なお、りん酸吸着層73にりん酸ミストが
充満した場合には、りん酸吸着層73をサイクロン7か
ら取り出して洗浄を行うことで、りん酸吸着層73のり
ん酸を吸着する作用を再生するものとする。りん酸吸着
層73のサイクロン7からの脱着に際しては、締結手段
74のボルトとナットを用いて、上部構造体71と下部
構造体72とを一時分離することにより、容易に行うこ
とができる。
【0025】実施例2;図2は、請求項3,4に対応す
る本発明の一実施例による燃料電池発電システムのりん
酸捕集装置に用いられるサイクロンの側断面図である。
図1に示した請求項1,2に対応する本発明の一実施例
によるサイクロン、および図4に示した従来例のサイク
ロンと同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略す
る。図2において、8は、上部構造体71と、下部構造
体82と、りん酸吸着層73と、空間91と、締結手段
74とで構成されたサイクロンである。
【0026】下部構造体82は、上部構造体71の円筒
部711とその中心軸を共有ししかも円筒部711の内
径よりも大きい径の内径を備える円筒部821と、円筒
部821の上端に装着されたフランジ822と、円筒部
821とその中心軸を共有ししかも下側ほど直径が小さ
くなる円すい状に形成された円すい部823と、管路6
6と、円すい部823の下端に装着され管路66を支持
しつつ円すい部823の下端部を塞ぐ底板824と、円
筒部821の上部に装着された管路825と、底板82
4の外周部に装着された管路826とで構成される。な
お、フランジ822の下面側には、りん酸吸着層73を
その上部で支持するためのガイド822aが装着されて
いる。
【0027】りん酸吸着層73は、ガイド822aを利
用して下部構造体82の内面側に、円筒部821とその
中心軸を共有する状態で装着される。その際、りん酸吸
着層73の外面と下部構造体82の内面との間に、環状
の閉じた空間91が形成される。92は、りん酸吸着層
73に吸着されたりん酸を洗浄してりん酸吸着層73か
ら除去するための洗浄用流体としての水であり、管路8
25から空間91に流入されるものであり、洗浄作業後
に空間91に残留していた洗浄用流体としての水(以
降、単に水と略称することがある。)92は、排水93
としてサイクロン8の外部に排出される。94は、排水
93を排出する際に開放される弁であり、95は、排水
93排出用の管路である。なお、9は、空間91と洗浄
用流体92とからなる洗浄手段である。
【0028】本発明では前述の構成としたので、図1に
示した実施例1によるサイクロン7と全く同一の除塵能
力を備えるものである。サイクロン8はこれにに加え
て、りん酸吸着層73にりん酸ミストが充満した場合に
は、空間91に水92を加圧して供給することにより、
りん酸吸着層73に吸着されているりん酸ミストをりん
酸吸着層73の内面側に押し出して除去することができ
る。その際、水92は、りん酸ミストが吸着される内面
とは反対のりん酸吸着層73の外面から供給されるの
で、まずりん酸吸着層73の毛細管中に侵入して行き、
続いて毛細管中のりん酸ミストをりん酸吸着層73から
押し出すことが可能であり、りん酸吸着層73の再生作
業をサイクロン8の分解を行うことなく実施でき、しか
もりん酸吸着層73の洗浄が効率的に実施されることと
なる。りん酸吸着層73の洗浄を行うことでりん酸を含
んだ水は、りん酸吸着層73の内面に付着しているりん
酸ミストならびに粉末状の金属化合物も洗い流しつつり
ん酸吸着層73の内面を流れ下り排出物67aとなっ
て、サイクロン8から排出される。この排出物67aの
処理については、排出物67と同様に行うことが可能で
ある。
【0029】実施例2の場合においては、りん酸吸着層
73にりん酸ミストが充満した場合のりん酸吸着層73
を再生するための洗浄作業を、前述したとおり、りん酸
吸着層73をサイクロン8に装着したままで実施するこ
とが可能なものである。なおりん酸吸着層73の洗浄作
業の終了は、例えば、排出物67aの汚れの度合いでり
ん酸吸着層73が清浄化されたことを確認して、水92
の供給を止め、空間91中に残留している水92を弁9
4を開放し、管路93から排出することで行うことがで
きる。
【0030】実施例1,2における今までの説明では、
りん酸吸着層73に使用する材料は連続した孔を有する
多孔質の炭素焼結材であるしてきたが、これに限定され
るものではなく、りん酸を吸着できるよう連続した孔を
備えた多孔質であり、しかも耐りん酸性の材料であるな
らばよいものである。また、実施例1,2における今ま
での説明では、締結手段74はボルトとナットを組み合
わせたものであるとしてきたが、これに限定されるもの
ではなく、適宜の他の方式のクランプ方法を使用しても
よいものである。
【0031】さらにまた、実施例2における今までの説
明では、洗浄用流体92は水であるとしてきたが、これ
に限定されるものではなく、例えば、窒素ガス等の気体
であってもよいものである。
【0032】
【発明の効果】本発明においては、 サイクロンの内面に、例えば連続した孔を有する多孔
質の耐りん酸性材などを用いた液状のりん酸が容易に吸
着されるりん酸吸着材等でなるりん酸吸着層を装着した
構成とすることにより、反応式りん酸捕集部で除去され
なかったりん酸ミストは、サイクロンの内面に設けられ
たりん酸吸着層に毛細管現象により吸着されて反応済オ
フガス中から除去されるので、反応済オフガス中のりん
酸ミストの除去を確実に行うことが可能となる。この結
果、従来とうりの1段のサイクロンによって、反応済オ
フガスに含まれる粉末状の金属化合物とりん酸ミストと
の両方の同時の除去を行うことが可能となり、りん酸捕
集装置をりん酸ミストの除去性能に優れたものとなし
え、しかもその際に、りん酸捕集装置の大型化や補機動
力の増大が発生することがない。
【0033】サイクロンに、例えば、サイクロンの壁
面とりん酸吸着層との間に形成された閉じた空間と、こ
の閉じた空間を経てりん酸吸着層に供給されてこのりん
酸吸着層中のりん酸を洗浄する洗浄用流体とからなる等
の、りん酸吸着層に含浸されたりん酸を洗浄して除去す
る洗浄手段を備える構成とすることにより、りん酸吸着
層に吸着されたりん酸ミストのりん酸吸着層からの除去
を、りん酸ミストが吸着された面の反対側の面から供給
される流体により押圧かつ流体に搬送させるなどにより
洗浄し、サイクロンから排出する。これにより、りん酸
捕集装置として、で記述した効果とともに、りん酸吸
着層に吸着されたりん酸の洗浄作業およびサイクロン内
面の洗浄作業をサイクロンを分解することなく、したが
って容易にかつ効果的に行うことが可能となるとの効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2に対応する本発明の一実施例によ
る燃料電池発電システムのりん酸捕集装置に用いられる
サイクロンの側断面図
【図2】請求項3,4に対応する本発明の一実施例によ
る燃料電池発電システムのりん酸捕集装置に用いられる
サイクロンの側断面図
【図3】従来例のりん酸形燃料電池発電システムの要部
を示す概略系統図
【図4】従来例のりん酸形燃料電池発電システムのりん
酸捕集装置に用いられるサイクロンの側断面図
【符号の説明】
25 燃料極オフガス 35 酸化剤(空気)極オフガス 37a 酸化剤(空気)極オフガス 5 りん酸捕集装置 7 サイクロン 71 上部構造体 72 下部構造体 73 りん酸吸着層 74 締結手段 8 サイクロン 9 洗浄手段 91 空間 92 洗浄用流体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 元一 神奈川県逗子市久木 2−6,B9 (72)発明者 岩佐 信弘 大阪府岸和田市葛城町 910−55 (72)発明者 吉田 弘正 愛知県名古屋市西区押切一丁目9番6号 (72)発明者 小林 義治 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−65715(JP,A) 特開 昭63−88760(JP,A) 特開 昭63−160171(JP,A) 特開 昭64−50368(JP,A) 特開 平4−179062(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/00 - 8/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】りん酸形燃料電池の酸化剤極オフガスおよ
    び燃料極オフガスのいずれか一方の排出系もしくは両方
    の排出系に接続される装置であって、 反応式りん酸捕集部と、サイクロンを備え、 前記反応式りん酸捕集部は、金属製りん酸捕集材を用い
    ており、この反応式りん酸捕集部を通過する前記オフガ
    ス中の液状のりん酸を、このりん酸と前記金属製りん酸
    捕集材との化学反応によってこの金属製りん酸捕集材の
    表面に生成される金属化合物として捕集するものであ
    り、 前記サイクロンは、反応済オフガス排出系の反応式りん
    酸捕集部の下流側に備えられて、反応式りん酸捕集部か
    ら剥離して反応済オフガス中に浮遊する粉末状の前記金
    属化合物を捕集して除去するものである、 燃料電池発電システムのりん酸捕集装置において、 サイクロンは、その内面に液状のりん酸が容易に吸着さ
    れるりん酸吸着材でなるりん酸吸着層を装着したもので
    ある、 ことを特徴とする燃料電池発電システムのりん酸捕集装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の燃料電池発電システムのり
    ん酸捕集装置において、 サイクロンの内面に装着されるりん酸吸着層を形成する
    りん酸吸着材は、連続した孔を有する多孔質の耐りん酸
    性材により形成されたものである、 ことを特徴とする燃料電池発電システムのりん酸捕集装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の燃料電池発電シス
    テムのりん酸捕集装置において、 サイクロンは洗浄手段を備え、 前記洗浄手段は、りん酸吸着層に吸着されたりん酸を洗
    浄して除去するものである、 ことを特徴とする燃料電池発電システムのりん酸捕集装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の燃料電池発電システムのり
    ん酸捕集装置において、 サイクロンの備える洗浄手段は、サイクロンの壁面とり
    ん酸吸着層との間に形成された閉じた空間と、この閉じ
    た空間を経て前記りん酸吸着層に供給されてこのりん酸
    吸着層中のりん酸を洗浄する洗浄用流体とからなるもの
    である、 ことを特徴とする燃料電池発電システムのりん酸捕集装
    置。
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