JP3070825B2 - 移動体通信装置 - Google Patents

移動体通信装置

Info

Publication number
JP3070825B2
JP3070825B2 JP25802095A JP25802095A JP3070825B2 JP 3070825 B2 JP3070825 B2 JP 3070825B2 JP 25802095 A JP25802095 A JP 25802095A JP 25802095 A JP25802095 A JP 25802095A JP 3070825 B2 JP3070825 B2 JP 3070825B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
circuit
power
correlation value
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25802095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09102768A (ja
Inventor
真 樹 林
藤 修 加
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP25802095A priority Critical patent/JP3070825B2/ja
Publication of JPH09102768A publication Critical patent/JPH09102768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3070825B2 publication Critical patent/JP3070825B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局側装置と屋内お
よび屋外で広範に移動局側装置とが、無線を利用して通
信を行なう移動体通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多元アクセス方式とは、同一の周波数帯
域で複数の局が同時に通信を行なう際の回線接続方式の
ことである。CDMA(Code Division Multiple Acces
s)とは、符号分割多元接続のことで、情報信号のスペク
トルを、本来の情報信号帯域幅に比べて十分に広い帯域
に拡散して伝送するスペクトル拡散通信によって多元接
続を行なう技術である。直接拡散方式とは、情報信号に
拡散系列符号を掛けることで信号帯域を拡散する方式で
る。TDD(Time Division Duplex) とは、送受信に同
一の無線周波数帯域を用いて、送信区間と受信区間に時
間分割して交互に送信と受信を繰り返す通信を行なう方
式であり、ピンポン方式とも呼ばれる。TDD方式の利
点としては、基地局に送信ダイバーシチを適用すること
ができるため、移動局において空間ダイバーシチが不要
になり小型化が図れる点などが知られている。
【0003】移動伝搬路を経由した受信波は、フェージ
ングと呼ばれる強度および位相の変動を受け、伝送系の
劣化要因になっている。高品質伝送を実現するため、上
記フェージングの影響を軽減する技術として、複数の受
信波を利用するダイバーシチ受信がある。そのうちの空
間ダイバーシチとは、空間的に十分離した複数の受信ア
ンテナを用いることにより、独立に変動するフェージン
グ受信波を複数得るダイバーシチ技術の1つである。こ
れに対し、送信ダイバーシチとは、それぞれのアンアテ
ナにおける送信帯域の伝送路状態を推定し、伝送路状態
の良いアンテナから送信を行なう技術である。
【0004】TDD方式の場合、送受信同一周波数帯域
方式であることから、送信波と受信波のフェージング変
動の周波数特性が等しく、両者の切り替え時間が十分短
かければ、相互のフェージング変動の相関性が高いた
め、上記受信波のフェージング変動から送受信の周波数
帯域の伝送路状態を推定することができる。したがっ
て、送信ダイバーシチの適用により送信波のフェージン
グ変動による影響の軽減が比較的容易に図れる。これに
より、個々のチャネルごとに高い回線品質を実現するこ
とができる。
【0005】CDMA方式は、異なる拡散符号で拡散さ
れた複数のチャネルの情報信号を、同じ周波数帯域に同
時に合わせて伝送する方式である。受信側では、送信側
で用いた拡散符号と同じ符号を用いることで各チャネル
の情報信号を分離することができる。この方式では、同
じ周波数帯域に重ねて信号を伝送するため、あるチャネ
ルにとって、その周波数帯域の全信号のうち自分のチャ
ネルの信号以外の信号(他のチャネルの信号)は雑音に
なる。このため信号全体に占める自分のチャネルの信号
の成分の割合が高いほどそのチャネルの通信品質は高く
なる。あるチャネルの信号成分の割合が高いということ
は、それ以外のチャネルにとっては雑音成分の割合が高
いことになる。したがって、CDMA方式の通信におい
ては、受信点において、信号全体に占める各チャネルの
信号成分の割合が等しい場合に、システム全体の通信品
質が最も高くなり、加入者容量が最も大きくなる。
【0006】またCDMA方式では、下り回線(基地局
から移動局への通信回線)においては、基地局で各移動
局への信号を同じ割合で合成すれば、どの移動局におい
ても受信信号全体に占める各チャネルの信号成分の割合
は等しい。なぜなら、どのチャネルの信号も同一の基地
局から同一の成分比率で送信され、同一の伝搬路を通し
て受信されるからである。
【0007】一方、上り回線(移動局から基地局への通
信回線)では、各移動局の位置はエリア内でまちまちで
あり、基地局との距離など信号の伝搬環境は個々に異な
る。したがって、同一の信号電力で送信した場合、ある
チャネル信号はあまり減衰しないで基地局に到達し、別
のチャネルの信号は大きく減衰して基地局に到達すると
いったことが起こる。この場合、基地局での受信信号全
体に占める各チャネルの信号成分の割合はまちまちとな
り、各チャネルの通信品質が均一にはならず、加入者容
量が低下することになる。このため、上り回線において
は、基地局での受信信号全体に占める各チャネルの信号
成分の割合が等しくなるように移動局での送信信号の制
御する必要があり、この送信電力制御の技術が高容量の
通信装置を実現する鍵となる。
【0008】この移動局の送信電力の制御方式には、基
地局から制御信号を送信するクローズドループ方式と、
移動局が独自に制御を行なうオープンループ方式とがあ
る。クローズドループ方式では、基地局から移動局へ移
動局送信電力制御用の情報を送信しなくてはならない。
従来このような電力制御情報は、1ビットまたは複数ビ
ットのディジタル情報で送信されている。例えば、1ビ
ットの情報の場合、そのビットが1ならば送信電力を以
前よりも大きくし、0ならば送信電力を以前よりも小さ
くするものとする。基地局は、あるチャネルの受信信号
電力が小さければ電力制御情報ビットとして1を送信
し、大きければ電力制御情報ビットとして0を送信す
る。このような制御を繰り返すことで、各移動局に割り
当てられたチャネルの送信電力を適当な値に調整し、基
地局での受信信号電力全体に占める各チャネルの信号成
分の割合を均一にすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクローズドループ方式による上り回線の送信電力制
御を行なうCDAA通信では、以下のような問題があ
る。 (1)送信電力を制御しなくてもよい下り回線に比べ
て、上り回線では送信電力制御を行なうとはいっても、
理想的制御ができるわけではないので、通信品質が低く
なる。 (2)通信装置制御のための送信電力情報を伝送する必
要があるため、ユーザー情報の伝送レートがその分だけ
低下する。 (3)フレームにまたがる誤り訂正符号化、インタリー
ブ(信号順序の並び換え)を行なう場合、基地局から送
信電力制御情報を送信してから、移動局で受信信号をデ
インタリーブ(信号順序を元に戻す並び換え)、誤り訂
正復号を行なって実際に送信電力を制御するまでに大き
な遅延が生じる。 (4)誤り訂正を行なわない場合、制御情報の信頼度が
低く、送信電力制御の精度が低下し、通信品質、加入者
容量が低下する。
【0010】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、より精度の高い送信電力制御を実
現し、上り回線の通信品質を改善することのできる移動
体通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、基地局側に、上り回線の受信状態に応じ
て下り回線の各チャネルの信号成分をそれぞれ増幅また
は減衰させて合成する手段を備えるようにしたものであ
る。
【0012】
【作用】したがって、本発明によれば、下り回線の通信
品質が比較的高いことを利用して、下り回線の送信電力
を各チャネルごとに制御することで、ユーザー情報の伝
送レートを低下させることなく、また誤り訂正処理など
による制御の遅延を生じることなく、上り回線の送信電
力制御をより高精度に行なうことができる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例における移動
体通信装置の基地局装置の構成を示すものである。図1
において、101はアンテナ、102は送受信切り替え
スイッチ、103は無線受信回路、104は無線送信回
路、105は受信信号の分配回路、106は送信信号の
合成回路である。201はチャネル1のための第1の受
信部である。第1の受信部201において、202は逆
拡散回路、203は比較回路、204は復号回路であ
る。205はチャネル1のための第1の送信部である。
第1の送信部205において、206は符号化回路、2
07は拡散回路、208は増幅/減衰回路である。20
9はチャネル2のための第2の受信部であり、第1の受
信部201と同じ構成を有する。210はチャネル2の
ための第2の送信部であり、第1の送信部205と同じ
構成を有する。受信部201と209の逆拡散回路20
2は、それぞれ分配回路105に接続され、送信部20
5と210の増幅/減衰回路208は、それぞれ合成回
路106に接続されている。
【0014】次に本実施例における基地局装置の動作に
ついて説明する。アンテナ101は、送受信切り替えス
イッチ102で切り替えられて無線受信回路103と無
線送信回路104に交互に接続される。受信時には、ア
ンテナ101で受信された無線信号は、送受信切り替え
スイッチ102を通じて無線受信回路103に伝えられ
る。無線受信回路103は、無線信号をダウンコンバー
トしてベースバンド信号に変換して分配回路105に伝
える。分配回路105は、ベースバンド信号をチャネル
数に分配して各チャネルの受信部201および209の
逆拡散回路202に伝える。各受信部201および20
9の逆拡散回路202は、それぞれチャネル1またはチ
ャネル2に割り当てられている拡散符号と、拡散され合
成されているベースバンド信号との相関値を求め、比較
回路203および復号回路204に伝える。各比較回路
203は、相関値のパワーをそれぞれ送信部205およ
び210の増幅/減衰回路208に伝える。各送信部2
05、210の復号回路204は、それぞれ相関値を基
にチャネル1またはチャネル2の情報信号を復号する。
【0015】各送信部205および210の符号化回路
206は、それぞれチャネル1またはチャネル2の情報
を符号化して拡散回路207に伝える。各拡散回路20
7では、符号化された情報をチャネル1またはチャネル
2に割り当てられた拡散符号で拡散して増幅/減衰回路
208に伝える。各増幅/減衰回路208では、各受信
部201および209の比較回路203から伝えられる
受信相関値のパワーに応じて、パワーが大きければ拡散
信号を増幅し、パワーが小さければ拡散信号を減衰し
て、ベースバンド信号を合成回路106に伝える。合成
回路106は、各送信部205および210の増幅/減
衰回路208から伝えられたベースバンド信号をアップ
コンバートして無線信号を無線送信回路104に伝え
る。無線送信回路104は、送信すべき無線信号を送受
信切り替え回路102を通じてアンテナ101から送出
する。
【0016】図2は本実施例における移動局装置の構成
を示すものである。図2において、1はアンテナ、2は
送受信切り替えスイッチ、3は無線受信回路、4は無線
送信回路、5は受信レベル(相関値のパワー)の比較回
路である。11は無線受信回路3に接続された受信部で
あり、逆拡散回路12およびこれに接続された復号回路
13を有する。逆拡散回路12は比較回路5にも接続さ
れている。21は無線送信回路4に接続された送信部で
あり、符号化回路22およびこれに接続された拡散回路
23を有する。拡散回路23は無線送信回路4に接続さ
れている。
【0017】次に本実施例における移動局装置の動作に
ついて説明する。アンテナ1は、送受信切り替えスイッ
チ2で切り替えられて無線受信回路3と無線送信回路4
に交互に接続される。受信時には、アンテナ1で受信さ
れた無線信号は、送受信切り替えスイッチ2を通じて無
線受信回路3に伝えられる。無線受信回路3は、無線信
号をダウンコンバートしてベースバンド信号に変換して
受信部11の逆拡散回路12に伝える。逆拡散回路12
は、割り当てられている拡散符号と、拡散され合成され
ているベースバンド信号との相関値を求め、比較回路5
および復号回路13に伝える。復号回路13は、相関値
を基に情報信号を復号する。比較回路5は、相関値のパ
ワーに応じて、パワーの逆数など、パワーが小さい程大
きくなる増幅量を無線送信回路4に伝える。送信部21
の符号化回路22は、情報信号を符号化して拡散回路2
3に伝える。拡散回路23は、情報信号に割り当てられ
た拡散符号で拡散して無線送信回路4に伝える。無線送
信回路4は、ベースバンド信号をアップコンバートする
とともに、比較回路5からの増幅量に応じて無線信号を
増幅し、送受信切り替え回路102を通じてアンテナ1
01から送出する。
【0018】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
における移動体通信装置の基地局装置の構成を示すもの
であり、アンテナ数が2つ、チャネル数が2つの場合の
例である。図3において、101aは第1のアンテナ、
101bは第2のアンテナである。102a,102b
は送受信切り替えスイッチ、103a,103bは無線
受信回路、104a,104bは無線送信回路、105
a,105bは受信信号の分配回路、106a,106
bは送信信号の合成回路である。301はチャネル1の
ための第1の受信部である。第1の受信部301におい
て、302は第1のアンテナ101a用の逆拡散回路、
303は第2のアンテナ101b用の逆拡散回路、30
4は相関値の選択/合成回路、305は相関値の比較回
路、306は復号回路である。307はチャネル1のた
めの第1の送信部である。第1の送信部307におい
て、308は符号化回路、309は拡散回路、310は
増幅/減衰回路、311はアンテナ切り替えスイッチで
ある。312はチャネル2のための第2の受信部であ
り、第1の受信部301と同じ構成を有する。313は
チャネル2のための第2の送信部であり、第1の送信部
307と同じ構成を有する。受信部301と312の逆
拡散回路302は、第1のアンテナ101a用の分配回
路105aに接続され、逆拡散回路303は、第2のア
ンテナ101b用の分配回路105bに接続されてい
る。送信部307と313のアンテナ切り替えスイッチ
311は、それぞれ第1のアンテナ101a用の合成回
路106aおよび第2のアンテナ101b用の合成回路
106bに接続されている。
【0019】次に本実施例における基地局装置の動作に
ついて説明する。各アンテナ101a,101bは、送
受信切り替えスイッチ102a,102bで切り替えら
れて無線受信回路103a,103bと無線送信回路1
04a,104bに交互に接続される。受信時には、ア
ンテナ101a,101bで受信された無線信号は、送
受信切り替えスイッチ102a,102bを通じて無線
受信回路103a,103bに伝えられる。無線受信回
路103a,103bは、無線信号をダウンコンバート
してベースバンド信号に変換して分配回路105a,1
05bに伝える。分配回路105aは、ベースバンド信
号をチャネル数に分配して各チャネルの受信部301お
よび312のアンテナ101a用の逆拡散回路302に
伝える。分配回路105bは、ベースバンド信号をチャ
ネル数に分配して各チャネルの受信部301および31
2のアンテナ101b用の逆拡散回路303に伝える。
各受信部301および312の逆拡散回路302、30
3は、チャネル1またはチャネル2に割り当てられてい
る拡散符号と、拡散され合成されているベースバンド信
号との相関値を求め、それぞれ比較回路305および選
択/合成回路304に伝える。比較回路305は、アン
テナ数分の相関値を比較してパワーの大きいアンテナを
選択して、結果を選択/合成回路304およびアンテナ
切り替えスイッチ311に伝える。選択/合成回路30
4は、比較回路305からの選択結果を基にアンテナ数
分ある相関値の中からパワーの大きい相関値に切り替え
て、またはアンテナ数分ある相関値をパワーに応じた比
率などで重み付けして合成し、復号回路306に伝え
る。選択/合成回路304はまた、選択または合成され
た信号のパワーを送信部307、313の増幅/減衰回
路310に伝える。各受信部310、312の復号回路
306は、それぞれ選択または合成された信号を基にチ
ャネル1またはチャネル2の情報信号を復号する。
【0020】各送信部307および313の符号化回路
308は、それぞれチャネル1またはチャネル2の情報
を符号化して拡散回路309に伝える。各拡散回路30
9では、符号化された情報をチャネル1またはチャネル
2に割り当てられた拡散符号で拡散して増幅/減衰回路
310に伝える。各増幅/減衰回路310では、各受信
部301および312の選択/合成回路304から伝え
られるパワーに応じて、パワーが大きければ拡散信号を
増幅し、パワーが小さければ拡散信号を減衰してアンテ
ナ切り替えスイッチ311に伝える。アンテナ切り替え
スイッチ311は、比較回路305で選択されたアンテ
ナにつながるように、合成回路106aまたは106b
に切り替えてベースバンド信号を伝える。各合成回路1
06a,106bは、各送信部307および313の増
幅/減衰回路310から伝えられたベースバンド信号を
アップコンバートして無線送信回路104a,104b
に伝える。各無線送信回路104a,104bは、送信
すべき無線信号を各送受信切り替え回路102a,10
2bを通じて、それぞれのアンテナ101a,101b
から送出する。
【0021】本実施例における移動局装置の構成は、図
2に示した第1の実施例の構成と同じであり、動作も同
じなので重複した説明は省略する。
【0022】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。本実施例における基地局装置の構成お
よび動作は、上記第2の実施例と同じである。図4は本
実施例における移動局装置の構成を示すものであり、ア
ンテナ数が2つの場合の例である。1aは第1のアンテ
ナ、1bは第2のアンテナである。2a,2bは送受信
切り替えスイッチ、3a,3bは無線受信回路、4a,
4bは無線送信回路である。31は受信部であり、32
は無線受信回路3aに接続された第1のアンテナ1a用
の逆拡散回路、33は無線受信回路3bに接続された第
2のアンテナ1b用の逆拡散回路である。34は相関値
の選択/合成回路、35は各逆拡散回路32、33およ
び選択/合成回路に接続された相関値の比較回路、36
は復号回路である。41は送信部であり、42は符号化
回路、43は拡散回路、44はアンテナ切り替えスイッ
チ、45は比較回路である。アンテナ切り替えスイッチ
44は、各無線送信回路4a,4bおよび受信部31の
比較回路35に接続され、比較回路45は、各無線送信
回路4a,4bおよび受信部31の選択/合成回路34
に接続されている。
【0023】次に本実施例における移動局装置の動作に
ついて説明する。各アンテナ1a,1bは、それぞれ送
受信切り替えスイッチ2a,2bで切り替えられて無線
受信回路3a,3bと無線送信回路4a,4bに交互に
接続される。受信時には、各アンテナ1a,1bで受信
された無線信号は、それぞれ送受信切り替えスイッチ2
a,2bを通じて無線受信回路3a,3bに伝えられ
る。無線受信回路3aは、無線信号をダウンコンバート
してベースバンド信号に変換して受信部11の第1のア
ンテナ1a用の拡散回路32に伝える。無線受信回路3
bは、無線信号をダウンコンバートしてベースバンド信
号に変換して受信部11の第2のアンテナ1b用の拡散
回路33に伝える。各逆拡散回路32、33は、割り当
てられている拡散符号と、拡散され合成されているベー
スバンド信号との相関値を求め、比較回路35および選
択/合成回路34に伝える。比較回路35は、アンテナ
数分の相関値を比較してパワーの大きいアンテナを選択
して、その結果を選択/合成回路34およびアンテナ切
り替えスイッチ44に伝える。選択/合成回路34は、
比較回路35からの選択結果を基にアンテナ数分ある相
関値の中からパワーの大きい相関値に切り替えて、また
はアンテナ数分ある相関値をパワーに応じた比率などで
重み付けして合成し、復号回路36に伝える。選択/合
成回路34はまた、選択または合成された信号のパワー
を送信部41の比較回路45に伝える。復号回路36
は、それぞれ選択または合成された信号を基に情報信号
を復号する。
【0024】送信部41の符号化回路42は、情報信号
を符号化して拡散回路43に伝える。拡散回路43で
は、符号化された情報を自己のチャネルに割り当てられ
た拡散符号で拡散してアンテナ切り替えスイッチ44に
伝える。アンテナ切り替えスイッチ44は、比較回路3
5で選択されたアンテナにつながるように、無線送信回
路4aまたは4bのいずれかに切り替える。一方、比較
回路45は、受信部31の選択/合成回路34から伝え
られる相関値のパワーに応じて、パワーの逆数などパワ
ーが小さいほど大きくなる増幅量を各無線送信回路4
a,4bに伝える。アンテナ切り替えスイッチ44で選
択された無線送信回路4aまたは4bは、拡散回路43
から伝えられたベースバンド信号をアップコンバートし
て、各送受信切り替え回路2a,2bを通じてそれぞれ
アンテナ1aまたは1bから送出する。
【0025】(実施例4)図5は本発明の第4の実施例
における移動体通信装置の基地局装置の構成を示すもの
であり、アンテナ数が2つ、チャネル数が2つの場合の
例である。図5において、図示されないアンテナから各
受信部401、417および各送信部410、418ま
での構成は、図3に示した第2の実施例の構成と同じで
ある。401はチャネル1のための第1の受信部であ
る。第1の受信部401において、402は第1のアン
テナ101a用の逆拡散回路、403は第2のアンテナ
101b用の逆拡散回路、404は第1のアンテナ1a
用の位相検出回路、405は第2のアンテナ101b用
の位相検出回路、406は第1のアンテナ1a用の位相
補償回路、407は第2のアンテナ101b用の位相補
償回路、408は相関値の受信合成回路、409は復号
回路である。410はチャネル1のための第1の送信部
である。第1の送信部410において、411は符号化
回路、412は拡散回路、413は増幅/減衰回路、4
14は送信信号の送信分配回路、415は第1のアンテ
ナ101a用の位相調整回路、416は第2のアンテナ
101b用の位相調整回路である。417はチャネル2
のための第2の受信部であり、第1の受信部401と同
じ構成を有する。418はチャネル2のための第2の送
信部であり、第1の送信部410と同じ構成を有する。
受信部401と410の各逆拡散回路402は、第1の
アンテナ101a用の受信分配回路105aに接続さ
れ、各逆拡散回路403は、第2のアンテナ101b用
の受信分配回路105bに接続されている。送信部41
0と418の各位相調整回路415は、それぞれ第1の
アンテナ101a用の送信合成回路106aに接続さ
れ、位相調整回路416は、それぞれ第2のアンテナ1
01b用の送信合成回路106bに接続されている。
【0026】次に本実施例における基地局装置の動作に
ついて説明する。各アンテナ101a,101bから各
受信部401および417までの動作は、上記第2の実
施例と同じである。各受信部401および417の逆拡
散回路402および403は、チャネル1またはチャネ
ル2に割り当てられているそれぞれの拡散符号と、拡散
され合成されているベースバンド信号との相関値を求
め、それぞれ第1のアンテナ101a用の位相検出回路
404と位相補償回路406、および第2のアンテナ1
01b用の位相検出回路405と位相補償回路407に
伝える。位相検出回路404は、相関値から第1のアン
テナ101aの受信波の位相を検出して、位相補償回路
406および各送信部410、418の位相調整回路4
15に伝える。位相検出回路405は、相関値から第2
のアンテナ101bの受信波の位相を検出し て、位相
補償回路407および各送信部410、418の位相調
整回路416に伝える。位相補償回路406は、位相検
出回路404から送られた位相分だけ第1のアンテナ1
01aの相関値を補正して受信合成回路408に伝え
る。位相補償回路407は、位相検出回路405から送
られた位相分だけ第2のアンテナ101bの相関値を補
正して受信合成回路408に伝える。受信合成回路40
8は、アンテナ数分ある位相を補正された相関値をパワ
ーに応じた比率などで重み付けして合成し、復号回路4
09に伝える。受信合成回路408はまた、合成された
信号のパワーを送信部410、418の増幅/減衰回路
413に伝える。各受信部410、417の復号回路3
06は、それぞれ合成された信号を基にチャネル1また
はチャネル2の情報信号を復号する。
【0027】各送信部410および418の符号化回路
411は、それぞれチャネル1またはチャネル2の情報
を符号化して拡散回路412に伝える。各拡散回路41
2では、符号化された情報をチャネル1またはチャネル
2に割り当てられた拡散符号で拡散して増幅/減衰回路
413に伝える。各増幅/減衰回路413では、各受信
部401および417の受信合成回路408から伝えら
れるパワーに応じて、パワーが大きければ拡散信号を増
幅し、パワーが小さければ拡散信号を減衰して送信分配
回路414に伝える。送信分配回路414は、送信信号
を分配して各位相調整回路415、416に伝える。位
相調整回路415は、各受信部401、417の位相検
出回路404で検出された位相の分だけ第1のアンテナ
101aの送信信号の位相を調整して、送信合成回路1
06aに伝える。位相調整回路416は、各受信部40
1、417の位相検出回路405で検出された位相の分
だけ第2のアンテナ101bの送信信号の位相を調整し
て、送信合成回路106bに伝える。各合成回路106
a,106b以降の動作は、上記第2の実施例の動作と
同じである。
【0028】本実施例における移動局装置の構成は、図
2に示した第1の実施例の構成と同じであり、動作も同
じなので重複した説明は省略する。
【0029】(実施例5)本発明の第5の実施例は、上
記第4の実施例における基地局装置と、上記第3の実施
例における移動局装置とを組み合わせたものであり、そ
の動作はそれぞれの実施例において説明したものと同じ
である。
【0030】(実施例6)本発明の第6の実施例は、上
記第4の実施例における基地局装置を使用し、図6に示
す構成を有する移動局装置とを組み合わせたものであ
り、基地局装置の動作は第4の実施例で説明したものと
同じである。図6において、1aは第1のアンテナ、1
bは第2のアンテナである。2a,2bは送受信切り替
えスイッチ、3a,3bは無線受信回路、4a,4bは
無線送信回路である。51は受信部であり、52は無線
受信回路3aに接続された第1のアンテナ1a用の逆拡
散回路、53は無線受信回路3bに接続された第2のア
ンテナ1b用の逆拡散回路である。54は第1のアンテ
ナ1a用の位相検出回路、55は第2のアンテナ101
b用の位相検出回路、56は第1のアンテナ1a用の位
相補償回路、57は第2のアンテナ101b用の位相補
償回路、58は相関値の受信合成回路、59は復号回路
である。61は送信部であり、62は符号化回路、63
は拡散回路、64は送信分配回路、65は無線送信回路
4aに接続された第1のアンテナ101a用の位相調整
回路、66は無線送信装置4bに接続された第2のアン
テナ101b用の位相調整回路、67は受信部51の受
信合成回路58に接続された比較回路であり、無線送信
回路4a,4bに接続されている。
【0031】次に本実施例における移動局装置の動作に
ついて説明する。各アンテナ1a,1bは、それぞれ送
受信切り替えスイッチ2a.2bで切り替えられて無線
受信回路3a,3bと無線送信回路4a,4bに交互に
接続される。受信時には、各アンテナ1a,1bで受信
された無線信号は、それぞれ送受信切り替えスイッチ2
a,2bを通じて無線受信回路3a,3bに伝えられ
る。無線受信回路3aは、無線信号をダウンコンバート
してベースバンド信号に変換して受信部51の第1のア
ンテナ1a用の逆拡散回路52に伝える。無線受信回路
3bは、無線信号をダウンコンバートしてベースバンド
信号に変換して受信部51の第2のアンテナ1b用の逆
拡散回路53に伝える。各逆拡散回路52および53
は、自己のチャネルに割り当てられている拡散符号と、
拡散され合成されているベースバンド信号との相関値を
求め、それぞれ第1のアンテナ101a用の位相検出回
路54と位相補償回路56または第2のアンテナ101
b用の位相検出回路55と位相補償回路57に伝える。
位相検出回路54は、相関値から第1のアンテナ101
aの受信波の位相を検出して、位相補償回路56および
送信部61の位相調整回路65に伝える。位相検出回路
55は、相関値から第2のアンテナ101bの受信波の
位相を検出して、位相補償回路57および送信部61の
位相調整回路66に伝える。位相補償回路56は、位相
検出回路54から送られた位相分だけ第1のアンテナ1
01aの相関値を補正して受信合成回路58に伝える。
位相補償回路57は、位相検出回路55から送られた位
相分だけ第2のアンテナ101bの相関値を補正して受
信合成回路58に伝える。受信合成回路58は、アンテ
ナ数分ある位相を補正された相関値をパワーに応じた比
率などで重み付けして合成し、復号回路59に伝える。
受信合成回路58はまた、合成された信号のパワーを送
信部61の比較回路67に伝える。受信部51の復号回
路59は、合成された信号を基に情報信号を復号する。
【0032】送信部61の符号化回路62は、情報信号
を符号化して拡散回路63に伝える。拡散回路63で
は、符号化された情報をチャネルに割り当てられた拡散
符号で拡散して送信分配回路64に伝える。送信分配回
路64は、送信信号を分配して各位相調整回路65、6
6に伝える。位相調整回路65は、受信部51の位相検
出回路54で検出された位相の分だけ第1のアンテナ1
01aの送信信号の位相を調整して、無線装置回路4a
に伝える。位相調整回路66は、受信部51の位相検出
回路55で検出された位相の分だけ第2のアンテナ10
1bの送信信号の位相を調整して、無線送信回路4bに
伝える。比較回路67は、相関値のパワーに応じて、パ
ワーが大きければ小さい増幅量を、パワーが小さければ
大きな増幅量をそれぞれ無線送信回路4a,4bに伝え
る。無線送信回路4a、4bは、それぞれ位相調整回路
65、66から伝えられたベースバンド信号をアップコ
ンバートして、比較回路67からの増幅量に応じて増幅
した無線信号を各送受信切り替えスイッチ2a,2bを
通じてそれぞれアンテナ1aまたは1bから送出する。
【0033】(実施例の効果)上記したように、CDM
A伝送では、受信地点において、信号全体に占める各チ
ャネルの信号成分の割合が等しくなるようにしなくては
ならない。したがって、上り回線では、まちまちの位置
にある移動局からの送信信号の割合が基地局で等しくな
るように送信電力を制御しなければならない。各移動局
と基地局との間の伝送路の状態は距離変動やフェージン
グ変動によって変動している。
【0034】一方、TDD伝送においては、上り回線と
下り回線は同一の周波数帯域を時間的に交互に使用す
る。このため、上り回線と下り回線の切り替え間隔が十
分に短ければ、受信信号の状態から送信時の伝送路の状
態を容易に推測することができる。
【0035】基地局から各チャネルの成分の割合を等し
く送信するとした場合、ある移動局の下り回線の受信レ
ベルが大きければ、その移動局と基地局との間の伝送路
の状態は良好であると推定できる。したがって、上り回
線では小さい電力で送信すれば基地局で適当なレベルで
受信することができる。一方、別の移動局の下り回線の
受信レベルが小さければ、その移動局と基地局との間の
伝送路の状態は悪いと推測できる。したがって、上り回
線では大きい電力で送信すれば基地局で適当なレベルで
受信することができる。
【0036】しかしながら、移動局での受信レベルの測
定の精度や、他のチャネルの成分による相関値の雑音成
分の影響で、基地局における上り回線の受信信号全体に
占める各チャネルの信号成分の割合には差が生じ、通信
品質がばらつくことになる。
【0037】そこで、上記実施例1から実施例6に示す
ように、上り回線の受信状態に応じて、下り回線の各チ
ャネルの信号成分の割合を調整する。基地局において、
上り回線の受信信号全体に占めるあるチャネルの信号成
分の割合が大きい場合、下り回線において送信信号全体
に占めるこのチャネルの信号成分の割合を少し高くす
る。このチャネルに対応する移動局では、基地局で送信
時に本来よりも少し割合を高められた分だけ、下り回線
の受信信号レベルは本来よりも高くなる。したがって、
上り回線の送信電力は本来よりも少し小さい電力で送信
することになる。このため、基地局での上り回線の受信
信号全体に占めるこのチャネルの信号成分の割合は少し
低くなる。一方、基地局において、上り回線の受信信号
全体に占める別のチャネルの信号成分の割合が小さい場
合、下り回線において送信信号全体に占めるこのチャネ
ルの信号成分の割合を少し低くする。このチャネルに対
応する移動局では、基地局で送信時に本来よりも少し割
合が低い分だけ、下り回線の受信信号レベルは本来より
も低くなる。したがって、上り回線の送信電力は本来よ
りも少し大きい電力で送信することになる。このため、
基地局での上り回線の受信信号全体に占めるこのチャネ
ルの信号成分の割合は少し高くなる。
【0038】これにより、ある時点で基地局での上り回
線の受信信号全体に占めるあるチャネルの信号成分の割
合が高い場合には、次の時点でのその割合は少し低くな
る。逆にある時点で基地局での上り回線の受信信号全体
に占めるあるチャネルの信号成分の割合には、次の時点
でのその割合は少し高くなる。したがって、このような
制御を繰り返すことで、基地局での上り回線の受信信号
全体に占める各チャネルの信号成分の割合は等しくなっ
ていく。
【0039】また、実施例3から実施例6に示すよう
に、受信時に各アンテナの受信信号の位相を検出して、
送信時にその位相差に応じて各アンテナの送信信号に予
め逆の位相差を付加しておくことで、この信号を受信す
る側では位相が揃うことになり、複数のアンテナから同
一の信号を送信することが可能になる。このとき、受信
時に各アンテナの受信信号のパワーを検出して、送信時
にそのパワーの比に応じて位相を調整された送信信号の
パワーを制御することで、この信号を受信する側では、
受信における最大比合成と同じような性能を得ることが
できる。あるアンテナからの送信信号のパワーだけゼロ
でない値として、他のアンテナからの送信信号のパワー
をゼロにすることで、実際にはあるアンテナ1本を選択
して送信した場合と同じ効果を得ることもできる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基地局
において上り回線の受信電力に応じて下り回線の送信電
力を制御することにより、移動局における上り回線の送
信電力制御をより高精度に行なうことができる効果を有
する。
【0041】下り回線の送信電力を各移動局あての信号
ごとに差をつけるため、下り回線の通信品質は下がるこ
とになるが、もともと上り回線に比べて下り回線の通信
品質は高いので、通信品質の劣化を上り回線の通信品質
を下回らない程度に抑えて下り回線の送信電力制御を行
なえば、これによって上り回線の送信電力制御の精度が
増し、上り回線の通信品質が高まるので、上り回線と下
り回線を総合した通信品質は向上することになる効果を
有する。
【0042】また、基地局から移動局への伝えられる上
り回線送信電力制御情報が下り回線の電力として伝送訂
正符号化とは無縁になるため、符号化/復号/インタリ
ーブなどの処理による遅延はないという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における移動体通信装置
の基地局の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1および第2および第4の実施例に
おける移動体通信装置の移動局の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第2および第3の実施例における移動
体通信装置の基地局の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第3および第5の実施例における移動
体通信装置の移動局の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第4および第5および第6の実施例に
おける移動体通信装置の基地局の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施例における移動体通信装置
の移動局の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 アンテナ 102 送受信切り替えスイッチ 103 無線受信回路 104 無線送信回路 105 分配回路 106 合成回路 201 第1の受信部 202 逆拡散回路 203 比較回路 204 復号回路 205 第1の送信部 206 符号化回路 207 拡散回路 208 増幅/減衰回路 209 第2の受信部 210 第2の送信部 1 アンテナ 2 送受信切り替え回路 3 無線受信回路 4 無線送信回路 5 比較回路 11 受信部 12 逆拡散回路 13 復号回路 21 送信部 22 符号化回路 23 拡散回路 101a、101b アンテナ 102a、102b 送受信切り替えスイッチ 103a、103b 無線受信回路 104a、104b 無線送信回路 105a、105b 分配回路 106a、106b 合成回路 301 第1の受信部 302、303 逆拡散回路 304 選択/合成回路 305 比較回路 306 復号回路 307 第1の送信部 308 符号化回路 309 拡散回路 310 増幅/減衰回路 311 アンテナ切り替え回路 312 第2の受信部 313 第2の送信部 1a、1b アンテナ 2a、2b 送受信切り替え回路 3a、3b 無線受信回路 4a、4b 無線送信回路 31 受信部 32、33 逆拡散回路 34 選択/合成回路 35 比較回路 36 復号回路 41 送信部 42 符号化回路 43 拡散回路 44 アンテナ切り替えスイッチ 45 比較回路 401 第1の受信部 402、403 逆拡散回路 404、405 位相検出回路 406、407 位相補償回路 408 受信合成回路 409 復号回路 410 第1の送信部 411 符号化回路 412 拡散回路 413 増幅/減衰回路 414 送信分配回路 415、416 位相調整回路 417 第2の受信部 418 第2の送信部 51 受信部 52、53 逆拡散回路 54、55 位相検出回路 56、57 位相補償回路 58 受信合成回路 59 復号回路 61 送信部 62 符号化回路 63 拡散回路 64 送信分配回路 65、66 位相調整回路 67 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−104865(JP,A) 特開 平7−30452(JP,A) 特表 平6−511129(JP,A) 欧州特許出願公開668668(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/69 - 1/713 H04B 7/26 H04B 7/26 102 H04J 13/00 - 13/06 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向多重方式としてTDD方式、多元
    接続方式として直接拡散CDMA方式を用いて通信を行
    う基地局側装置と移動局側装置を備えた移動体通信装置
    において、基地局側装置が、1つのアンテナで受信した
    受信信号を各チャネル毎に逆拡散して相関値を求める手
    段と、求めた各相関値を基にそれぞれの受信信号を復号
    する手段と、求めた各相関値のパワーを比較する手段
    と、送信すべき信号を各チャネル毎に符号化する手段
    と、符号化されたそれぞれの送信信号を拡散する手段
    と、拡散されたそれぞれの送信信号を前記得られた相関
    値のパワーに応じて、パワーが大きければ増幅し、小さ
    ければ減衰させて出力する手段とを備え、移動局側装置
    が、1つのアンテナで受信した受信信号を逆拡散して相
    関値を求める手段と、求めた相関値を基に受信信号を復
    号する手段と、求めた相関値のパワーを比較する手段
    と、送信すべき信号を符号化する手段と、符号化された
    送信信号を拡散する手段と、拡散された送信信号の増幅
    量を前記得られた相関値のパワーに応じて、パワーが小
    さいほど大きくなるように決定する手段とを備えた移動
    体通信装置。
  2. 【請求項2】 双方向多重方式としてTDD方式、多元
    接続方式として直接拡散CDMA方式を用いて通信を行
    う基地局側装置と移動局側装置を備えた移動体通信装置
    において、基地局側装置が、複数のアンテナで受信した
    それぞれの受信信号を各チャネル毎かつ各アンテナ毎に
    逆拡散して相関値を求める手段と、求めた各アンテナ毎
    の相関値を選択または合成する手段と、求めた各アンテ
    ナ毎の相関値のパワーを比較してパワーの大きいアンテ
    ナを選択する手段と、求めた各アンテナ毎の相関値から
    パワーの大きい相関値を選択するか、またはパワーに応
    じて重み付けして合成する手段と、選択または合成され
    た相関値を基にそれぞれの受信信号を復号する手段と、
    送信すべき信号を各チャネル毎に符号化する手段と、符
    号化されたそれぞれの送信信号を拡散する手段と、拡散
    されたそれぞれの送信信号を前記選択または合成された
    相関値のパワーに応じて、パワーが大きければ増幅し、
    小さければ減衰させて出力する手段と、前記選択された
    アンテナから送信信号を送出するようにアンテナを切り
    替える手段とを備え、移動局側装置が、請求項1記載の
    構成を備えた移動体通信装置。
  3. 【請求項3】 基地局側装置が請求項2記載の構成を備
    え、移動局側装置が、複数のアンテナで受信した受信信
    号を各アンテナ毎に逆拡散して相関値を求める手段と、
    求めた各アンテナ毎の相関値のパワーを比較してパワー
    の大きいアンテナを選択する手段と、求めた各アンテナ
    毎の相関値からパワーの大きい相関値を選択するか、ま
    たはパワーに応じて重み付けして合成する手段と、選択
    または合成された相関値を基に受信信号を復号する手段
    と、送信すべき信号を符号化する手段と、符号化された
    送信信号を拡散する手段と、前記選択されたアンテナか
    ら送信信号を送出するようにアンテナを切り替える手段
    と、拡散された送信信号の増幅量を前記選択または合成
    された相関値のパワーに応じて、パワーが小さいほど大
    きくなるように決定する手段とを備えた移動体通信装
    置。
  4. 【請求項4】 双方向多重方式としてTDD方式、多元
    接続方式として直接拡散CDMA方式を用いて通信を行
    う基地局側装置と移動局側装置を備えた移動体通信装置
    において、基地局側装置が、複数のアンテナで受信した
    それぞれの受信信号を各チャネル毎かつ各アンテナ毎に
    逆拡散して相関値を求める手段と、求めた各アンテナ毎
    の相関値から各アンテナ毎の受信波の位相を検出してそ
    れぞれの相関値の位相を補正する手段と、位相を補正さ
    れたそれぞれの相関値をパワーに応じて重み付けして合
    成する手段と、合成された相関値を基にそれぞれの受信
    信号を復号する手段と、送信すべき信号を各チャネル毎
    に符号化する手段と、符号化されたそれぞれの送信信号
    を拡散する手段と、拡散されたそれぞれの送信信号を前
    記合成された相関値のパワーに応じて、パワーが大きけ
    れば増幅し、小さければ減衰させて出力する手段と、前
    記増幅または減衰された送信信号を各アンテナ毎に分配
    する手段と、分配された送信信号の位相を前記検出され
    た各アンテナ位相の分だけ調整する手段とを備え、移動
    局側装置が、請求項1記載の構成を備えた移動体通信装
    置。
  5. 【請求項5】 基地局側装置が請求項4記載の構成を備
    え、移動局側装置が請求項3記載の構成を備えた移動体
    通信装置。
  6. 【請求項6】 基地局側装置が請求項4記載の構成を備
    え、移動局側装置が、複数のアンテナで受信したそれぞ
    れの受信信号を各アンテナ毎に逆拡散して相関値を求め
    る手段と、求めた各アンテナ毎の相関値から各アンテナ
    毎の受信波の位相を検出してそれぞれの相関値の位相を
    補正する手段と、位相を補正されたそれぞれの相関値を
    パワーに応じて重み付けして合成する手段と、合成され
    た相関値を基に受信信号を復号する手段と、送信すべき
    信号を符号化する手段と、符号化された送信信号を拡散
    する手段と、拡散された送信信号を各アンテナ毎に分配
    する手段と、分配された送信信号の位相を前記検出され
    た各アンテナ位相の分だけ調整する手段と、位相を調整
    された送信信号の増幅量を前記合成された相関値のパワ
    ーに応じて、パワーが小さいほど大きくなるように決定
    する手段とを備えた移動体通信装置。
JP25802095A 1995-10-04 1995-10-04 移動体通信装置 Expired - Fee Related JP3070825B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25802095A JP3070825B2 (ja) 1995-10-04 1995-10-04 移動体通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25802095A JP3070825B2 (ja) 1995-10-04 1995-10-04 移動体通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09102768A JPH09102768A (ja) 1997-04-15
JP3070825B2 true JP3070825B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=17314421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25802095A Expired - Fee Related JP3070825B2 (ja) 1995-10-04 1995-10-04 移動体通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3070825B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999016189A1 (fr) * 1996-03-22 1999-04-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Equipement de communication mobile
JPH10336144A (ja) 1997-05-29 1998-12-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 符号分割多元接続移動体通信装置
JP3881770B2 (ja) 1998-03-10 2007-02-14 松下電器産業株式会社 移動局装置および通信方法
JP3321419B2 (ja) 1998-09-17 2002-09-03 松下電器産業株式会社 通信端末装置および無線通信方法
JP3583343B2 (ja) 1999-11-29 2004-11-04 松下電器産業株式会社 通信端末装置、基地局装置および送信電力制御方法
ES2345337T3 (es) 2000-03-28 2010-09-21 Interdigital Technology Corporation Sistema cdma que usa una prerotacion antes de la transmision.
KR20010107139A (ko) * 2000-05-25 2001-12-07 박종섭 직교 전송 다이버시티를 적용한 이동통신 시스템의 순방향링크 전력제어장치
JP3672808B2 (ja) * 2000-09-06 2005-07-20 松下電器産業株式会社 無線通信端末装置及び干渉キャンセル方法
JP4604692B2 (ja) * 2004-12-08 2011-01-05 日本電気株式会社 飛翔体間通信システム、飛翔体、送受信装置及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09102768A (ja) 1997-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2141733C (en) Mobile telecommunication system
US7428424B2 (en) Apparatus and method for power control of downlink shared channel in mobile communication system
EP0807989B1 (en) Devices for transmitter path weights and methods therefor
US7433339B2 (en) Data transmission method and equipment
US6959048B1 (en) Optimizing link quality by space and time interleaving
US6549525B2 (en) High data rate CDMA wireless communication system
KR100526499B1 (ko) 두 개 이상 안테나를 사용하는 안테나 전송 다이버시티방법 및 장치
US6466610B1 (en) Spread-spectrum, space diversity and coding antenna system and method
US6522639B1 (en) Transmission/reception apparatus and transmit power control method
US20060013151A1 (en) TSTD apparatus and method for a TDD CDMA mobile communication system
JPH07107033A (ja) 移動通信の基地局装置及び移動局装置
CA2272423C (en) Mobile station apparatus and its open loop transmission power control method in wireless communication system
GB2313261A (en) Apparatus and Method for Setting Transmitter Antenna Weights
JP3070825B2 (ja) 移動体通信装置
EP1039658B1 (en) Method of operating a communication circuit
KR20040084063A (ko) 이동통신 시스템에서 송신 다이버시티 복조를 위한 장치및 방법
KR20030077888A (ko) 코드 분할 다중 접속 통신 시스템에서 시공간 송신다이버시티 방식으로 인코딩된 채널 신호 수신 장치 및 방법
JP3323364B2 (ja) 移動体通信装置
KR20010101042A (ko) 무선 송신 장치, 기지국 장치, 통신 단말 장치 및 송신 다이버시티 방법
GB2313237A (en) Controlling transmission path weight
AU771784B2 (en) Transmission power control method of measuring Eb/N0 after weighted signals are combined
US20020098824A1 (en) Method for transmitting information in a communication system, a communication system and wireless communication device
WO1998042155A2 (en) A method for combining signals, and a receiver
KR20010082264A (ko) 이동 및/또는 고정 송수신 장치사이에서 무선 통신을 수행하는 통신 시스템, 특히 제 3 세대 이동 무선 시스템에서 얼리-레이트 트래킹을 수행하는 레이크 수신기에서 메모리 액세스를 제어하는 방법
JP2002374193A (ja) 送信ダイバーシチ遅延補正方式

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees