JP3070753U - 外観部材取換え可能なポ―タブルコンピュ―タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用情況・環境の相異や好みに合せて、多種
の異なる趣きや特色を表現できる外観部材取換え可能な
ポータブルコンピュータを提供する。 【解決手段】 ポータブルコンピュータ(１)の何れか表
面に取付部(15)を形成して、該取付部(15)に第1の連結
子(151)を設け、且つ該取付部(15)に組合せられる外観
部材(２)に該第1の連結子(151)と対応して互いに係合可
能な第2の連結子(23)を設けて、該第1の連結子(151)と
該第2の連結子(23)との係合から該外観部材(2)を該ポー
タブルコンピュータ(1)の取付部(15)に固定させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は外観部材取換え可能なポータブルコンピュータに関し、特に各種異な る外観部材を自由に組合せ取換えて、異なる趣きや特色を表現できるポータブル コンピュータに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のポータブルコンピュータは内部機能の拡充や強化及び薄くコンパクト化 することに重点を置いて、使用上及び携帯上の便利を図っているが、外観形式が なおざりにされているため、一般に外観が黒、灰などの単一色調で賄われ、見映 えが単純で特色がなく、用途やブランドが異なるコンピュータを一緒に並べても 、見た目ではほとんどがそれぞれの特色を見出せず、地味過ぎて所有者の風格や 特徴を表せない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

それ故、本考案は、使用情況・環境の相異や好みに合せて、多種の異なる趣き や特色を表現できる外観部材取換え可能なポータブルコンピュータを提供するこ とを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は、ポータブルコンピュータの何れか取付表 面の特定個所を取付部に形成して、該取付部に連結手段の第1の連結子を設け、 且つ該取付部に装設される外観部材に該第1の連結子と対応して互いに係合可能 な第2の連結子を設けて、該第1の連結子と該第2の連結子との係合から該外観部 材を該ポータブルコンピュータの取付部に固定して構成される。

【０００５】 そして、上記何れか表面がポータブルコンピュータ本体の上表面或いは蓋外側 表面で、上記取付部として該上表面一部分に凹陥部を設け、且つ上記外観部材を 該凹陥部の形状にマッチする飾り板で形成して、上記第1の連結子が該凹陥部の 適当部位に設けられる少なくとも両ねじ孔で、上記第2の連結子が該ねじ孔に対 応して上記飾り板に設けられる少なくとも両締付孔であり、ねじにより該締付孔 と該ねじ孔を螺定して該飾り板を該凹陥部に固定させるようにしたり、上記第1 の連結子を上記凹陥部の相対する両側面に設けられた凸起ブロックで形成して、 上記第2の連結子を上記飾り板の該凸起ブロックと対応する部位に設けられた係 止孔で形成し、該凸起ブロックと該係止孔との嵌合係止から該飾り板を該凹陥部 に固定させるようにしたり、または、上記第1の連結子を上記凹陥部上に設けら れるフックテープで形成して、上記第2の連結子を上記飾り板の該凹陥部上のフ ックテープと対応して設けられたループテープで形成し、該フックテープと該ル ープテープの粘着作用により該飾り板を該凹陥部に固定させるようにしたり、す ると一層好ましい。

【０００６】 上記のように構成された本考案は、ポータブルコンピュータ表面の適当な部位 に形成された取付部に第1の連結子を設けて、外観部材に該第1の連結子と対応し て互いに係合する第2の連結子を形成しているので、該第1の連結子と該第2の連 結子とを係合させて該外観部材を該ポータブルコンピュータの取付部に固定させ ることができ、適当な材料で色々な好ましい見映えの外観部材を複数造って置く と、環境に応じて適当なものを選んで取付部に着脱可能に装設し、ポータブルコ ンピュータ表面に何時も目新しい外観を具えさせることができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を実施の形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例だ けに限定されるものではない。

【０００８】 図１に示すのは、本考案における比較的好ましい第1の実施例で、概ねポータ ブルコンピュータ1及び外観部材２を含む．ポータブルコンピュータ１は、本体1 1及び蓋12を具えて、本体11表面の後半部にキーボード13を設け、その前半部が キーボード13を叩く両手の置く板面14に形成されると共に、板面14中央部にタッ チパッド141及び選択キー142を設けられる。本考案の特徴は、板面14に取付部15 を装設して、取付部15はキーボード13に接した側縁から前向きに本体11前端の底 縁16までにわたり、タッチパッド141及び選択キー142を除く適当な深さの梯形凹 陥区域に形成され、且つ取付部15のキーボード13に近接した側辺両端にそれぞれ 連結手段として第1の連結子151を設けて、各連結子151は本実施例においてねじ 孔である。

【０００９】 外観部材2は、上記取付部15に組込まれる飾り板２であり、その形状は取付部1 5と対応するほぼ梯形状を呈し、且つ中央部位に取付部15のタッチパッド141及び 選択キー142と対応する開口21,22を開設して、その厚さを取付部15の深さに等し くする。飾り板2は取付部15の各ねじ孔(第1の連結子)151と相対する位置にそれ ぞれ第2の連結子23を設けられて、第2の連結子23は本実施例ではねじ孔151と対 応一致する締付孔23であり、飾り板2を取付部15に嵌め込んだ際に、その厚さが 丁度取付部15の深さにマッチして、その表面が取付部15周囲表面と同一表面を形 成する。そして、ねじ3を対応一致した締付孔23とねじ孔151に螺定して、更に遮 蔽片26によりそれぞれ締付孔23を被覆遮蔽すれば、飾り板2を該取付部15に固定 して、板面14に目新しい外観を具えさせることができる。飾り板2は各種材料を 利用して造ることができ、例えば、皮革やゴムなどの弾性材質で表面が柔軟な飾 り板2を造れば、手をその上に置いた時に比較的好ましい感触を得られ、金属や 木材或いはその他半透明な材質で造ると、所有者の身分や使用場所に応じて各種 適当な飾り板２を選んで取換え、取付部15に最も相応しい模様を組込んで色々と 変化させることができ、しかも飾り板2は簡単な工具、例えばドライバーで容易に 取替えることができる。

【００１０】 無論、飾り板２を取付部15に固定させる方式は一種だけにとどまらず、例えば 図２に示す他の固定方式もあり、その第1の連結子152をそれぞれ取付部15の相対 する両側面の凹み溝153内の凸起ブロック152で形成して、凸起ブロック152上端 側にスロープ154を設け、且つ第2の連結子24を飾り板２の相対する両側辺の凸起 ブロック152と対応する部位にそれぞれ設けられた凸耳24に、凸起ブロック152と 組合せる係止孔241を穿設して形成するようにしてもよく、これにより、飾り板２ を上から下へと該取付部15内に嵌め込む際に、それら凸耳24が材料の弾性から先 ず凸起ブロック152を押圧内縮させて、凸耳24が更に進み入ると凸起ブロック152 と係止孔241が相対して凸起ブロック152が係止孔241に弾き込んで互いに係合し 、飾り板２を該取付部15内に固定することができる。また、飾り板2を取換える 時は、単に平面ドライバーを凸起ブロック152のスロープ154から挿込んで、凸起 ブロック152を凹み溝153内に押込んでそれぞれ係止孔241から離脱させれば、飾 り板2を取付部15から外すことができる。したがって、この方式によれば飾り板 の固持効果が優れて、しかも容易に取り換えることができる。

【００１１】 図３に示すのは、もう一種の飾り板2を取付部15に固定させる簡易方式であり 、即ち、取付部15に設けられる第1の連結子155を取付部15周辺に固定されるフッ クテープ155で形成して、第2の連結子25を飾り板2の取付部15と対向する面にフ ックテープ155と対応して設けられたループテープ25で形成し、飾り板2をフック テープ155とループテープ25との粘接により取付部15上面に固定して、逆にやや 力を入れてフックテープ155をループテープ25から剥ぎ放せば、飾り板２を取付 部15から離脱させることができるようにし、これにより、飾り板２の取付けや取 換えが極めて便利になる。

【００１２】 勿論、本考案はポータブルコンピュータ本体11の板面14だけに使われるばかり でなく、ポータブルコンピュータ１のその他表面にも応用できて、図４に示す本 考案の比較的好ましい第2の実施例のように、ポータブルコンピュータ１の蓋12 の外側表面17に外観部材(即ち、飾り板)4の取換えができる取付部18を設け、取付 部18は蓋12の外側表面17後側縁から前側縁へ適当な幅及び適当な深さで延伸する 凹陥部18であって、その前、後側辺が下向き湾曲面を呈し、且つ凹陥部18の前、後 対応する両側辺181にそれぞれ第1の連結子182を設けて、第1の連結子182を本実 施例では側辺181表面から凸起する適当な横長の凸条182で形成する一方、取付部 18に対応して前、後側辺41が同様に円かな下向き湾曲面を呈する飾り板4を設け、 飾り板４の厚さを取付部18の深さに等しくして、その取付部18の各側辺181と対 応する側辺41に上記凸条182と対応マッチする第2の連結子42を形成し、第2の連 結子42を本考案ではそれぞれ凸条182と嵌合係止できる窪み溝42で形成する。し たがって、飾り板４をその側辺41における窪み溝42と取付部18の側辺181におけ る凸条182との嵌合係止から取付部18表面に固定して、蓋12の外側表面17と同一 平面に位置つけることができる。また、図５に示すように、第2の連結子43を係 止孔で形成してもよい。

【００１３】 図６に示す如く、本実施例は第1実施例で述べたように、第1の連結子183をね じ孔で形成して、飾り板4の対応する前、後両側辺41の第2の連結子をねじ孔44で 形成してもよく、ねじ3を対応するねじ孔44及びねじ孔183に螺定して飾り板4を 取付部18上に固定することができる。或いは、図７に示す如く、取付部18表面に フックテープ(第1の連結子)184を設けて、飾り板4の取付部18と相対する面に上 記フックテープ184と対応するループテープ(第2の連結子)45を設けても、飾り板 4を取付部18に固定させる目的を達成することができる。

【００１４】 他にも、図８に示す如く、本考案はポータブルコンピュータ1の外側表面に変化 を与えることもでき、即ち、その本体11及び蓋12の外側表面、例えば左右両対応す る側面(或いは前後左右側面でもよい)に長めの取付部110,120を設けて、それに 対応して長めの飾り板5,6を上記諸方法によりそれぞれ長めの取付部110,120に固 定すれば、ポータブルコンピュータ1の外観により変化を持たすことができる。

【００１５】

【考案の効果】

上記のように本考案は、ポータブルコンピュータの何れか表面スペースに外観 部材を着脱自在に装着或いは取換え可能にして、該ポータブルコンピュータの見 映えを必要に応じて色々と変化させて一般と異なる特色を表現させることができ 、しかも、外観部材(飾り板)を徒手或いは簡単な工具だけで取外し或いは取換え ることができて、主機の運用機能に影響をもたらさないと共に、数多くの異なる 外観部材と組合せて使用することができ、組立使用する上で極めて広い選択性及 び弾性を具えている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案における比較的好ましい第1の実施例の
組立方法を示す立体図である。

【図２】本考案における比較的好ましい第1の実施例の
もう一種の組立方法を示す立体図である。

【図３】本考案における比較的好ましい第1の実施例の
更にもう一種の組立方法を示す立体図である。

【図4】本考案における比較的好ましい第２の実施例の
組立方法を示す立体図である。

【図5】本考案における比較的好ましい第２の実施例の
もう一種の組立方法を示す立体図である。

【図6】本考案における比較的好ましい第２の実施例の
更にもう一種の組立方法を示す立体図である。

【図7】本考案における比較的好ましい第２の実施例の
また更にもう一種の組立方法を示す立体図である。

【図8】本考案における比較的好ましい第3の実施例の組
立態様を示す立体図である。

【符号の説明】

１ ポータブルコンピュータ 11 本体 12 蓋 13 キーボード 14 板面 141 タッチパッド 142 選択キー 15 取付部 151 第1の連結子 152 凸起ブロック 153 凹み溝 154 スロープ 155 フックテープ 16 本体底縁 17 蓋の外側表面 18 凹陥部 182 凸条 2 外観部材 21,22 開口 23 第2の連結子 24 凸耳 25 ループテープ 26 遮蔽片 3 ねじ 4 飾り板 4２ 窪み溝 44 ねじ孔

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ポータブルコンピュータの何れか取付表
   面の特定個所を取付部に形成して、該取付部に連結手段
   の第1の連結子を設け、且つ該取付部に装設される外観
   部材に該第1の連結子と対応して互いに係合可能な第2の
   連結子を設けて、該第1の連結子と該第2の連結子との係
   合から該外観部材を該ポータブルコンピュータの取付部
   に固定してなる外観部材取換え可能なポータブルコンピ
   ュータ。
2. 【請求項２】 上記何れか表面がポータブルコンピュー
   タ本体の上表面で、上記取付部として該上表面一部分に
   凹陥部を設け、且つ上記外観部材を該凹陥部の形状にマ
   ッチする飾り板で形成して、上記第1の連結子が該凹陥
   部の適当部位に設けられる少なくとも両ねじ孔で、上記
   第2の連結子が該ねじ孔に対応して上記飾り板に設けら
   れる少なくとも両締付孔であり、ねじにより該締付孔と
   該ねじ孔を螺定して該飾り板を該凹陥部に固定させてな
   る請求項１に記載の外観部材取換え可能なポータブルコ
   ンピュータ。
3. 【請求項３】 上記第1の連結子を上記凹陥部の相対す
   る両側面に設けられた凸起ブロックで形成して、上記第
   2の連結子を上記飾り板の該凸起ブロックと対応する部
   位に設けられた係止孔で形成し、該凸起ブロックと該係
   止孔との嵌合係止から該飾り板を該凹陥部に固定させて
   なる請求項2に記載の外観部材取換え可能なポータブル
   コンピュータ。
4. 【請求項４】 上記第1の連結子を上記凹陥部上に設け
   られるフックテープで形成して、上記第2の連結子を上
   記飾り板の該凹陥部上のフックテープと対応して設けら
   れたループテープで形成し、該フックテープと該ループ
   テープの粘着作用により該飾り板を該凹陥部に固定させ
   てなる請求項2に記載の外観部材取換え可能なポータブ
   ルコンピュータ。
5. 【請求項５】 上記何れか表面がポータブルコンピュー
   タの蓋外側表面で、上記取付部として該外側表面一部分
   に凹陥部を設け、且つ上記外観部材を該凹陥部形状にマ
   ッチする飾り板で形成して、上記第1の連結子が該凹陥
   部の適当部位に設けられる少なくとも両ねじ孔で、上記
   第2の連結子が該ねじ孔に対応して上記飾り板に設けら
   れる少なくとも両締付孔であり、ねじにより該締付孔と
   該ねじ孔を螺定して該飾り板を該凹陥部に固定させてな
   る請求項１に記載の外観部材取換え可能なポータブルコ
   ンピュータ。
6. 【請求項６】 上記第1の連結子を上記凹陥部の相対す
   る両側面に設けられた凸起ブロックで形成して、上記第
   2の連結子を上記飾り板の該凸起ブロックと対応する部
   位に設けられた係止孔で形成し、該凸起ブロックと該係
   止孔との嵌合係止から該飾り板を該凹陥部に固定させて
   なる請求項５に記載の外観部材取換え可能なポータブル
   コンピュータ。
7. 【請求項７】 上記第1の連結子を上記凹陥部上に設け
   られるフックテープで形成して、上記第2の連結子を上
   記飾り板の該凹陥部上のフックテープと対応して設けら
   れたループテープで形成し、該フックテープと該ループ
   テープの粘着作用により該飾り板を該凹陥部に固定させ
   てなる請求項５に記載の外観部材取換え可能なポータブ
   ルコンピュータ。