JP3070479U - 念 珠 - Google Patents

念 珠

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JP3070479U
JP3070479U JP2000000235U JP2000000235U JP3070479U JP 3070479 U JP3070479 U JP 3070479U JP 2000000235 U JP2000000235 U JP 2000000235U JP 2000000235 U JP2000000235 U JP 2000000235U JP 3070479 U JP3070479 U JP 3070479U
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真紀 佐竹
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真紀 佐竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】珠に仏画等を内蔵した念珠において、通常の使
用状態でもその仏画がよく見えるようにするして、念珠
に仏画を内蔵した効果を発揮できるようにするととも
に、外観美麗であるようにすること。 【解決手段】木材、木の実、植物の種子、貴石より選ば
れた材料からなる珠3,4…を多数連結するとともに、
少なくとも一つの珠に、文字や図柄等の表示部2を形成
した念珠1であって、上記表示部2を、所定の表示事項
を表した表示面12aを表に有する表示シート12と、
該表示シート12の表側に設けられ珠3の表面に固定さ
れる、凸状に湾曲した表面を有し、かつ透光性を有する
凸レンズ状のレンズ部材11とで構成し、上記レンズ部
材11と珠3との固定を、レンズ部材11に形成された
嵌合凸部11bと、珠3に穿設された嵌合凹部8との嵌
合で行い、上記レンズ部材11の表面の湾曲を、珠3の
レンズ部材固定部位の近傍の表面と同一の曲率に設定し
た念珠1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、仏事に用いられたり、装身具や御守りとして用いられたりするの に適した念珠に関する。
【0002】
【従来の技術】
念珠には、珠の材料に工夫をしたもの等様々あるが、例えば登録実用新案第3 022135号のように、阿弥陀像や菩薩像、弘法大師像等の仏画(仏に関する 柄)を内蔵したものがあり、仏事に使用するのに畏敬の念が高まるので好まれて いる。
【0003】 しかし、上記考案の構成は、小さな覗き穴から仏画を覗き見るようにしたもの であって、仏画を見るには、念珠を手にとり目に極力近づけなければならない。 つまり、仏画が見える時点で視野から念珠は消え去っており、念珠に仏画を内蔵 した効果がなくなってしまう。念珠は合掌する手に掛けるものであって、所定の 珠を目に近付けて使用することがないことからも明らかである。
【0004】
【解決すべき課題及びそのための手段】
そこでこの考案は、普通に使用するときでも仏画等を一目で見えるようにする ことを主たる課題とする。
【0005】 そのための手段は、木材、木の実、貴石より選ばれた材料からなる珠を多数連 結するとともに、少なくとも一つの珠に、文字や図柄等の表示部を形成した念珠 であって、上記表示部を、所定の表示事項を表した表示面を表に有する表示シー トと、該表示シートの表側に設けられ珠の表面に固定される、凸状に湾曲した表 面を有し、かつ透光性を有する凸レンズ状のレンズ部材とで構成した念珠である ことを特徴とする。
【0006】 なお、上記貴石とは、水晶や真珠のように玉石とよばれるもの等、高価な石状 のものを指す。また、上記表示シートの表示は、前記仏画のほか、文字や数字、 イニシャル、人気のキャラクタ、ひいき球団の選手や監督等様々なものが考えら れる。
【0007】 なお、前記レンズ部材と珠との固定は、レンズ部材に形成された嵌合凸部と、 珠に穿設された嵌合凹部との嵌合で行い、上記レンズ部材の表面の湾曲を、珠の レンズ部材固定部位の近傍の表面と同一または略同一の曲率に設定するとよい。 嵌合させるので所定の固定状態が確実に得られるとともに外れ難いからであり、 また、レンズ部材の表面の曲率を珠のそれと同一または略同一に設定することで 、珠にレンズ部材を取付けても違和感が生じず、外観が美麗になるからである。
【0008】 この場合さらに、前記嵌合凹部の開口縁部に、嵌合するレンズ部材の嵌合深さ を規制する段部を形成するとともに、前記レンズ部材の段部対応位置に、上記段 部に対応する幅の鍔部を形成するとよい。嵌合凸部の長さと嵌合凹部の深さを合 わせなくとも、レンズ部材を珠に嵌合したときにレンズ部材の鍔部が珠の段部に 係止して位置規制される。この結果、嵌合凹部の開口縁部を切り立たせた場合に 比して、レンズ部材の表面と珠の表面との間に段差が生じずに、外観が美麗にな るからである。
【0009】 また、前記表示シートは、前記レンズ部材の裏面、または珠における上記レン ズ部材の裏面に対向する面のいずれか一方に貼着するとよい。製造に当っては表 示シートを所定位置に張り付けたのちレンズ部材と珠とを嵌合させればよく、簡 単だからである。
【0010】 さらに、前記珠のうちの一つを、他の珠よりも大きく形成して親珠に設定し、 他の珠を主珠に設定するとともに、前記表示部を少なくとも上記親珠に形成する とよい。特に仏事に使用するのに適した念珠が得られるからである。
【0011】 この場合、前記親珠に、雌ねじ孔を形成するとともに、装飾用の房部材を保持 する連結部材に、上記雌ねじ孔に螺合する雄ねじを突設し、連結部材を親珠に対 して着脱可能に連結するとよい。珠を連結する紐と房部材とを分割する事になる ので、製造が容易になるとともに、必要に応じて房部材の交換もでき、宗派等に 関係なく汎用性を高めることができる等の効果があるからである。
【0012】
【考案の実施の形態】
この考案の実施の形態を以下図面を用いて説明する。 図1は、仏事に用いられるのに適した念珠1を示し、この念珠1には、図から も明らかなように、仏画を表示する表示部2が形成されている。
【0013】 念珠1は、木材からなる多数の珠3,4…を、紐部材5で環状に連結して構成 したもので、珠3,4…は一つの大きな親珠3と、この親珠3よりも小さな多数 の主珠4…とからなり、親珠3には装飾用の房部材6を取付けている。上記表示 部2は親珠3に形成している。珠3,4…には、木材のほか、木の実、植物の種 子、貴石を用いるもよい。
【0014】 図2が親珠3の分解斜視図であり、略球状の親珠3には、上記紐部材5を通す ための貫通孔7を左右に形成するとともに、上面の中央には上記貫通孔3aと平 行名内底面8aを有する嵌合凹部8を穿設している。また、この嵌合凹部8の開 口縁部には、水平で小幅の段部9を形成している。この段部9は図示したような 一段ではなく複数段等であるもよい。
【0015】 また、上記房部材6を取付ける位置には、上記貫通孔7に直交する方向に向け て雌ねじ孔10を形成している。
【0016】 上記嵌合凹部8には、透明のアクリル樹脂等からなるレンズ部材11を嵌合し て固定する。このレンズ部材11は、親珠3のレンズ固定部位の近傍と同一の曲 率を有する凸状に湾曲した表面を有し、外周縁には上記段部9に対応する幅の鍔 部11aを形成し、上記嵌合凹部8に嵌合する嵌合凸部11bを下に向けて突設 している。このとき、嵌合凹部8の深さを、嵌合突部11bの突出量よりも大き く設定して、相互の嵌合時に、レンズ部材11の鍔部11aが親珠3の段部9に 係止して位置規制されるようにするとよい。段部9を形成しないで嵌合凹部8の 開口縁を切り立たせた場合に比して、レンズ部材11と親珠3との間に不測に段 差ができるようなことがなく、一定の嵌合状態を得られ、外嵌が良好になるから である。この効果は、レンズ部材11の表面の曲率を上記の通りに設定したこと により、さらに向上する。
【0017】 このレンズ部材11は接着剤を介するなどして親珠3に固定するわけであるが 、その前に、仏画等の適宜の表示事項を表した表示面12aを表に有する表示シ ート12をレンズ部材11の裏側に保持する。
【0018】 表示シート12は、嵌合凹部8や嵌合凸部11bの断面に対応する形状寸法で 、保持に際して、嵌合凸部11bの裏面か、該裏面に対向する面である嵌合凹部 8の内底面8aかのいずれかに固定する。図3に示したように嵌合凸部11bの 裏面に固定する場合には、表示シート12の表示面12aに透明の接着剤を塗布 し、図4に示したように嵌合凹部8の内底面8aに固定する場合には表示シート 12の裏面に接着剤を塗布する。製造すべき製品の数が多いものの場合には、表 示シート12は嵌合凸部11bの下面に貼着し、そうでないものの場合には嵌合 凹部8の内底面8aに貼着するとよい。
【0019】 前記房部材6は、木材からなり、周面に溝を有した円柱状の連結部材13で保 持され、この連結部材13には、前記雌ねじ孔に螺合する雄ねじ13aを形成し ており、この雄ねじ13aを螺合して親珠3に固定する。このように構成すると 、連結部材13は親珠3に対して着脱可能で、製造に当っては親珠3と主珠4… を紐部材5で環状に連結したのち房部材6を固定すればよいので、簡単である。 また、必要に応じて房部材6の交換ができるので汎用性が高まる等の利点も有す る。
【0020】 図5は、装身具や御守りとして使用するのに適した念珠1を示し、手首にはめ られるように、紐部材5には伸縮可能なゴム紐を用いている。
【0021】 このように構成した念珠1では、表示シート12の表の表示面12aに表した 表示事項が、親珠3の表面に固定されるレンズ部材11を通して拡大されて見え る。このため、珠を目に近付けなくとも一目で表示を見ることができる。つまり 、念珠1を仏事に使用するとき、合唱する手に掛ける普通の使用状態でも、表示 シート12からレンズ部材11を通して仏画が現れ、畏敬の念を高めさせてくれ 、念珠1に表示部2を形成した効果を発揮できる。
【0022】 また、図5に示した念珠1のように装身具や御守りとして使用する場合でも、 珠を目に近付けるような特別な動作をせずとも、所望の表示事項が一目で楽しめ るので、念珠1に表示部2を形成した効果を発揮できる。
【0023】 さらに、念珠1を構成する珠は、前述のように木材等を用いているので、合成 樹脂のみで形成した場合に比して、暖かさや高級感等があり、仏画等が一目で見 えるようにしたことの効果をより高めることができる。
【0024】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、表示シートの表の表示面に表した表示事項は 、珠の表面に固定されるレンズ部材を通して拡大されて見える。このため、従来 のように数珠の特定の珠を目に近付けなくとも一目で表示を見ることができる。 つまり、念珠を仏事に使用するときには、合唱する手に掛ける普通の使用状態で も、表示シートからレンズ部材を通して仏画が現れ、畏敬の念を高めさせてくれ 、念珠に表示部を形成した効果を発揮できる。
【0025】 また、念珠を装身具や御守りとして手首にブレスレッドのように取付けて使用 する場合でも、珠を目に近付けるような特別な動作をせずとも、所望の表示事項 が一目で楽しめるので、念珠に表示部を形成した効果を発揮できる。
【0026】 さらに、念珠を構成する珠は、前述のように木材等を用いているので、合成樹 脂のみで形成した場合に比して、暖かさや高級感等があり、仏画等が一目で見え るようにしたことの効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 念珠の正面図。
【図2】 親珠の分解斜視図。
【図3】 親珠の断面図。
【図4】 親珠の断面図。
【図5】 他の例に係る念珠の正面図。
【符号の説明】
1…念珠 2…表示部 3…親珠 4…主珠 6…房部材 8…嵌合凹部 8a…内底面 9…段部 10…雌ねじ孔 11…レンズ部材 11a…鍔部 11b…嵌合凸部 12…表示シート 12a…表示面 13…連結部材 13a…雄ねじ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材、木の実、植物の種子、貴石より選ば
    れた材料からなる珠を多数連結するとともに、少なくと
    も一つの珠に、文字や図柄等の表示部を形成した念珠で
    あって、上記表示部を、所定の表示事項を表した表示面
    を表に有する表示シートと、該表示シートの表側に設け
    られ珠の表面に固定される、凸状に湾曲した表面を有
    し、かつ透光性を有する凸レンズ状のレンズ部材とで構
    成した念珠。
  2. 【請求項2】前記レンズ部材と珠との固定を、レンズ部
    材に形成された嵌合凸部と、珠に穿設された嵌合凹部と
    の嵌合で行い、上記レンズ部材の表面の湾曲を、珠のレ
    ンズ部材固定部位の近傍の表面と同一または略同一の曲
    率に設定した請求項1に記載の念珠。
  3. 【請求項3】前記嵌合凹部の開口縁部に、嵌合するレン
    ズ部材の嵌合深さを規制する段部を形成するとともに、
    前記レンズ部材の段部対応位置に、上記段部に対応する
    幅の鍔部を形成した請求項2に記載の念珠。
  4. 【請求項4】前記表示シートを、前記レンズ部材の裏
    面、または珠における上記レンズ部材の裏面に対向する
    面のいずれか一方に貼着した請求項1から請求項3のう
    ちのいずれか一項に記載の念珠。
  5. 【請求項5】前記珠のうちの一つを、他の珠よりも大き
    く形成して親珠に設定し、他の珠を主珠に設定するとと
    もに、前記表示部を少なくとも上記親珠に形成した請求
    項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の念珠。
  6. 【請求項6】前記親珠に、雌ねじ孔を形成するととも
    に、装飾用の房部材を保持する連結部材に、上記雌ねじ
    孔に螺合する雄ねじを突設し、連結部材を親珠に対して
    着脱可能に連結した請求項5に記載の念珠。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010535042A (ja) * 2007-05-11 2010-11-18 ラ テット ダン レ エトワール エスアー 球状部材を具えるジュエリーアイテム

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