JP3070436U - 改良されたズボン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】着用者が着用したとき、腰部での保持、支持機
能に優れ、しかも、見栄えのよい若者のファッションに
マッチした自己顯示モチーフを表現することができるズ
ボンを創造する。 【解決手段】ズボン２のウエストバンド２１の内側に、
下縁部が縫い付けられ、その上縁部が着用者の身体を取
り巻き、ズボン２の保持要素として機能する弾性のウエ
ストバンド１１で仕上げた布帛１の帯を見えるように顕
示してなるズボンである。この帯上片は、ズボン２のウ
エストバンド２１と同じ長さの長さと前記ウエストバン
ド２１の高さよりも大きい幅を、下着品の上部部位を模
擬するべくウエストバンド２１の上方に部分的に突き出
を外に表している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、考案の名称で明らかなように、改良されたズボンであって、ズボン の腰の部位に、上部に突き出して縫合された布帛の帯状片（ｓｔｒｉｐ）を含み 、その上部にズボンの支持要素として機能する弾性のウエストバンドが取付けら れてなる改良されたズボンに関する。

【０００２】

【従来の技術】

昨今、若者は彼らのサイズよりも大きめの衣服をよく着ている。かかるファッ ションは、ズボンの場合、ウエストバンドが通常必要とするよりも大きく、正常 の位置よりも下方でズボンが保持されるようになっている。 大きめのサイズの衣服の着用は、ズボンをして正常位置よりも低い位置で保持 されることになって、ズボンが過度にずり落ちる場合には、着心地がよくない。

【０００３】 ベルトまたはサスペンダー（ｂｒａｃｅｓ）のような保持手段の使用は、着用 者に好んで受け入れられるものではない。サスペンダーは実際に使われてはいな いし、またズボンのウエストバンドをぐるっと廻るベルトは、ズボンの周りに一 連のギャザーまたは折り畳み皺を発生させる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、着用者が着用したとき、腰部での保持、支持機能に優れ、し かも、見栄えのよい若者のファッションにマッチした自己顕示モチーフを表現す ることができるズボンを創造することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、ズボンのウエストバンドに、下縁部で縫合される布帛の帯状 片（ｓｔｒｉｐ）を含み、更に布帛の帯状片はその上縁部分が着用者の身体の廻 りを囲んでズボンの保持要素として働くように弾性のウエストバンドで仕立てら れている。

【０００６】 すなわち、本考案は、下部縁がズボン（２）のウエストバンド（２１）に縫合 され、上部縁が着用者の身体を廻るズボン（２）の支持要素として機能する弾性 のウエストバンド（１１）が取り付けられてなる布帛（１）の帯状片からなるこ とを特徴とする改良されたズボンである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

布帛の帯状片は、ズボンのウエストバンドの長さと本質的に同じ長さを有し、 かつウエストバンドの幅よりも大きい幅を有するものであって、ズボンを着たと き、前記した布帛の帯状片がズボンのウエストバンドを越えて突き出るような方 法で、設けられている。

【０００８】 本考案によれば、布帛の帯状片は下着に用いられると同様な材料でなり、ズボ ンのウエストバンドの上方に、帯状片が恰も下着の上縁部であるように顕れて見 えるように、部分的に突き出て設けられている。 布帛の帯状片の下部縁が見える部位に設けられることを避け、上記した下着の 模倣効果が得られるようにするために、帯状片はズボンのウエストバンドの内側 に縫合される。

【０００９】 ズボンの着用中、弾性のウエストバンドは露出して見える部位に置かれた状態 にあるので、本考案は、弾性のウエストバンドが外側から見えて、しかも少なく ともその外表面上に、プリント、刺しゅう、縫製、貼る付けまたは成形その他の 任意の方法で固定された自己顕示のためのモチーフを外から見えるように表示す る。

【００１０】 弾性のウエストバンドが着用者の身体の周りを廻っているとき、ズボンの保持 要素として機能させられる目的で、弾性のウエストバンドの長さは、正常な部位 にあって、伸びていない状態にあるときには、ズボンそれ自体のウエストバンド の長さよりも短い。 本考案の本質についてよりよい理解を扶けるために、以下の図面を例示的に用 いるが、この例示は本考案の範囲を限定するものではない。

【００１１】 図１は、本考案の目的に叶う改良されたズボンの部分外観を示す。図中、布帛 の帯状片はズボンのウエストバンドに縫合され、弾性のバンドを備えている。図 ２は、布帛の帯状片の外観を示し、ズボンの残り部分を省いた状態での弾性のバ ンドを有する布帛の帯状片を示している。

【００１２】

【実施例】

本考案が目的とする改良されたズボンは、下縁部が汎用のズボン（２）のウエ ストバンド（２１）に縫合された布帛（１）の帯状片であって、この布帛（１） の帯状片の上縁部が弾性のウエストバンド（１１）に仕立てられていることに特 徴がある外観を有する。

【００１３】 布帛（１）の帯状片は、ズボンが着用されたときに、弾性のウエストバンド（ １１）と布帛（１）の帯状片の一部がズボンのウエストバンド（２１）にそれが 見えるように重ね合わせられる方法で、ズボン（２）のウエストバンド（２１） と同じ長さを有し、ウエストバンドの高さよりも大きな幅に設定される。弾性の ウエストバンド（１１）を設ける狙いは、着用者の身体の周りでズボン（２）の 保持する働きである。

【００１４】 図１で理解されるように、布帛１の帯状片の下方縁はズボンのウエストバンド （２１）の内側に置いてままで仕付けられ、ウエストバンド（２１）をズボン（ ２）の残り部分に取付ける縫合（２２）によってウエストバンドに縫合されてい る。 布帛（１）の帯状片は、通常、下着に用いられている布帛で作られており、下 着製品の上部部位との一体性を模して設けられる。

【００１５】 図示の例では、弾性のウエストバンド（１１）は、少なくとも、外表面上にあ る種の自己顕示的なチーフ（１２）が任意の適当な方法で成形されるか固定され ている。 この考案の主題に係る当業者は、本考案の概念と利点を理解することができる から、前記したよりも詳しく説明を行う必要はないものと考える。また、この明 細書ので用いた用語は、最も広義な意味で理解されるべきえあって、限定的に用 いるものではない。

【００１６】

【考案の効果】

本考案によるズボンは、使用面で、着用のときの腰部での保持機能に優れ、し かも、見栄えとファッション性に富んだ自己顕示モチーフを見栄えよく表現でき る利点をもつズボンを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の改良されたズボンの部分的な
外観を示す。図１中、布帛の帯状片はズボンのウエスト
バンドに縫合された弾性の帯状片を備えている。

【図２】図２は、弾性のバンドを有する布帛の帯状片の
外観を、ズボンの他の部分を省いて示す。

【符号の説明】

１…布帛 ２…ズボン １１…帯状片のウエストバンド １２…自己顕示モチーフ ２１…ズボンのウエストバンド ２２…縫合線

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下部縁がズボン（２）のウエストバンド
   （２１）に縫合され、上部縁が着用者の身体を廻るズボ
   ン（２）の支持要素として機能する弾性のウエストバン
   ド（１１）が取り付けられてなる布帛（１）の帯状片か
   らなることを特徴とする改良されたズボン。
2. 【請求項２】 外に顕れて観える布帛（１）の帯状片が
   ズボン（２）のウエストバンド（２１）と本質的に同じ
   長さを有することを特徴とする請求項１によるズボン。
3. 【請求項３】 布帛（１）の帯状片がズボン（２）のウ
   エストバンド（２１）の高さよりも大きい幅を表にみ
   せ、部分的に下着の上部部位を模してウエストバンド上
   に部分的に突き出て顕れていることを特徴とする前記の
   いづれかの請求項に記載されたズボン。
4. 【請求項４】 布帛（１）の帯状片の下縁部がズボン
   （２）のウエストバンド（２１）の内側に逢合されてい
   ることを特徴とする前記いずれかの請求項に記載された
   ズボン。
5. 【請求項５】 弾性のウエストバンド（１１）が少なく
   ともその外側表面上に、プリント、刺しゅう、縫製、接
   着または成形または他の任意の方法により固着されたい
   くつかの自己顕示モチーフを顕示することを特徴とする
   前記のいずれかの請求項に記載されたズボン。
6. 【請求項６】 弾性のウエストバンド（１１）がズボン
   がその正常の状態で使用されたいるとき、ズボン（２）
   のウエストバンド（２１）の長さよりも小さい長さで顕
   示可能に設定されていることを特徴とする前記のいづれ
   かの請求項に記載されたズボン。