JP3070376U - 重量を計れる計量スプーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプーン、ひしゃく等の柄に支点を設け、計
る素材とおもりのバランスをとることで所定の重量を簡
便に計測できるようにする。 【構成】 柄２に支点４を設置し、椀部１と反対側にス
ライド可能なおもり兼指示器を予め目盛３に合わせたの
ちに、椀部１で素材をすくいとり、天秤様に支えて適量
を計測できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が解決しようとする課題】

従来のいわゆる計量スプーンは専ら容量を計るものであるが、対象となる素材 によっては重量を計る必要性が起こる。例えば料理素材では味噌やクリームなど 不定型な素材である。重量を計るために従来は、スプーン、ひしゃく等で一旦別 容器に移し、量りに架けて必要量を得ていた。しかし手間がかかるだけでなく、 別容器が汚れたり、素材にも無駄が発生するなどの問題があった。

【０００２】

【課題を解決するための手段】

上記問題の解決のために、スプーン、ひしゃく等の柄に支点を設け、計る素材 とおもりのバランスをとることで所定の重量を簡便に計測できるようにした。 実際の使用法は、図２においては、まず目盛３の必要重量位置におもり兼指示 器５を合わせ、中指を支点４に当てた状態で、椀部１に相応量の素材をすくい取 る。支点４で天秤様に支えてバランスを確かめ、素材を取捨し適量を調整する。 また図３においては、まず目盛８の必要重量位置に支点兼指示器９を合わせ、中 指を支点兼指示器９に当てた状態で、椀部６に相応量の素材をすくい取る。支点 兼指示器９で天秤様に支えてバランスを確かめ、素材を取捨し適量を調整する。

【０００３】

【考案の効果】

本考案の器具のみで必要量を調整しながらすくいとることができるので、極め て作業性が改善され、素材の無駄も無くなる。また椀部１の容量を定量にすれば 従来型の容量を計る計量スプーン又はひしゃくとしても使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案請求項１に対応する器具の斜視図であ
る。おもり兼指示器５は透明アクリル等で製作しはめ込
んだ場合の例を示す。他例として柄２の素材が鉄製など
対応すればおもり兼指示器５を磁石等で作成することも
可能である。

【図２】本考案請求項１に対応する器具の使用状態を示
した図である。

【図３】本考案請求項２に対応する器具の斜視図であ
る。この場合支点兼指示器９をスライドさせるので、目
盛の付け方は図１及び２とは逆向きとなる。また必要に
より固定したおもり１０を装着する。

【符号の説明】

１ 椀部 ２ 柄 ３ 目盛 ４ 支点 ５ おもり兼指示器 ６ 椀部 ７ 柄 ８ 目盛 ９ 支点兼指示器 １０ おもり

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 柄２に支点４を持ち、柄２に沿ってスラ
   イド可能なおもり兼指示器５を装着し、椀部１に入れる
   物質の重量に対応して付けられた目盛３を持つスプーン
   又はひしゃく様の器具。
2. 【請求項２】 柄７に、それに沿ってスライド可能な支
   点兼指示器９を持ち、椀部６に入れる物質の重量に対応
   して付けられた目盛８を持つスプーン又はひしゃく様の
   器具。