JP3070179B2 - 圧力調整機能付逆止弁 - Google Patents
圧力調整機能付逆止弁Info
- Publication number
- JP3070179B2 JP3070179B2 JP3239451A JP23945191A JP3070179B2 JP 3070179 B2 JP3070179 B2 JP 3070179B2 JP 3239451 A JP3239451 A JP 3239451A JP 23945191 A JP23945191 A JP 23945191A JP 3070179 B2 JP3070179 B2 JP 3070179B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- valve
- check valve
- piston
- valve seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Check Valves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主に湯水混合水栓の湯
側、水側流入路に設ける逆止弁に関する。
側、水側流入路に設ける逆止弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、２バルブ式以外のミキシングタイ
プの混合水栓には、湯側、水側流入路に逆止弁を設ける
ことが法令で義務付けられている。また、湯側と水側の
圧力差が大きいと所望する温度が得られず、一般に水圧
のほうが高いため、水側に減圧弁を設けたりしているこ
とが多い。
プの混合水栓には、湯側、水側流入路に逆止弁を設ける
ことが法令で義務付けられている。また、湯側と水側の
圧力差が大きいと所望する温度が得られず、一般に水圧
のほうが高いため、水側に減圧弁を設けたりしているこ
とが多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような減圧
弁を配管途中に設置するには、それなりのスペースが必
要となるなど、施工上の問題や高価なものになってしま
う。
弁を配管途中に設置するには、それなりのスペースが必
要となるなど、施工上の問題や高価なものになってしま
う。
【０００４】本発明はこのような課題を解決するもの
で、混合水栓に必須の逆止弁に調圧機能をもたせ、しか
せコンパクトで安価である圧力調整機能付逆止弁を提供
することを目的とするものである。
で、混合水栓に必須の逆止弁に調圧機能をもたせ、しか
せコンパクトで安価である圧力調整機能付逆止弁を提供
することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧力調整機能付逆止弁は、弁体と、それに対
応する弁座と、前記弁体を弁座に当接する方向に付勢す
る第１の付勢手段と、前記弁体の中心を摺動自在に貫通
し、前記弁体のリフト量を規制するシャフトと、前記シ
ャフトの他端に設けた受圧体と、前記受圧体の背圧側に
設けられ、前記弁体が弁座から離脱する方向へ付勢する
第２の付勢手段とからなる。
に本発明の圧力調整機能付逆止弁は、弁体と、それに対
応する弁座と、前記弁体を弁座に当接する方向に付勢す
る第１の付勢手段と、前記弁体の中心を摺動自在に貫通
し、前記弁体のリフト量を規制するシャフトと、前記シ
ャフトの他端に設けた受圧体と、前記受圧体の背圧側に
設けられ、前記弁体が弁座から離脱する方向へ付勢する
第２の付勢手段とからなる。
【０００６】
【作用】以上の構成により、シャフトの他端に設けた受
圧体にかかる流体の圧力と受圧体を付勢する第２の付勢
手段とのバランスにより、受圧体と共にシャフトが移動
し、テーパ状の逆止用の弁体のリフト量を制御し、流体
の圧力を減圧するものである。
圧体にかかる流体の圧力と受圧体を付勢する第２の付勢
手段とのバランスにより、受圧体と共にシャフトが移動
し、テーパ状の逆止用の弁体のリフト量を制御し、流体
の圧力を減圧するものである。
【０００７】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図１に本発明の一実施例の逆止弁の構成を
示す。図１に示すように、流入口１と流出口２を有する
ボデー３に、弁座４を構成するシリンダ５が装着され、
その弁座４と当接する部分にゴムを焼き付けしたテーパ
状の弁体６が挿入され、第１の付勢手段として第１のス
プリング７により前記弁体６を弁座４に当接する方向に
付勢している。前記弁体６の中心を貫通し、摺動自在に
設けたシャフト８は、弁体６のリフト量を制御するもの
で、前記シャフト８の他端には受圧体９として、シリン
ダ５内にピストン１０を設け、その外径が弁座４の口径
と等しくすることで、１次圧に対して、弁体６とピスト
ン１０がバランスをとる構成としている。前記ピストン
１０の背圧側に第２の付勢手段１１として第２のスプリ
ング１２を設け、その後方に設けたプラグ１３によりそ
のセット荷重を変えることができるものである。
ら説明する。図１に本発明の一実施例の逆止弁の構成を
示す。図１に示すように、流入口１と流出口２を有する
ボデー３に、弁座４を構成するシリンダ５が装着され、
その弁座４と当接する部分にゴムを焼き付けしたテーパ
状の弁体６が挿入され、第１の付勢手段として第１のス
プリング７により前記弁体６を弁座４に当接する方向に
付勢している。前記弁体６の中心を貫通し、摺動自在に
設けたシャフト８は、弁体６のリフト量を制御するもの
で、前記シャフト８の他端には受圧体９として、シリン
ダ５内にピストン１０を設け、その外径が弁座４の口径
と等しくすることで、１次圧に対して、弁体６とピスト
ン１０がバランスをとる構成としている。前記ピストン
１０の背圧側に第２の付勢手段１１として第２のスプリ
ング１２を設け、その後方に設けたプラグ１３によりそ
のセット荷重を変えることができるものである。
【０００８】以上の構成で、流入口１から矢印の流体が
流れ込むと、弁体６が流体力で押し上げられ、シャフト
８で規制されるところまでリフトする。この流体の圧力
によりピストン１０と弁体６がシャフト８を挟んで突っ
張りあい、一体となって動くことになる。弁体６の２次
側の圧力が弁体６に加える荷重と第２のスプリング１２
によるピストン１０への荷重のバランスにより、ピスト
ン１０と弁体６がシャフト８と一体で移動し、弁体６の
２次側の圧力が高くなると、弁体６は弁座４に近づき弁
開度を絞り減圧するものである。つまり、第２のスプリ
ング１２のばね定数、及びプラグ１３によりそのセット
荷重を変えることで、現場に即して所望する減圧レベル
に設定することが可能である。
流れ込むと、弁体６が流体力で押し上げられ、シャフト
８で規制されるところまでリフトする。この流体の圧力
によりピストン１０と弁体６がシャフト８を挟んで突っ
張りあい、一体となって動くことになる。弁体６の２次
側の圧力が弁体６に加える荷重と第２のスプリング１２
によるピストン１０への荷重のバランスにより、ピスト
ン１０と弁体６がシャフト８と一体で移動し、弁体６の
２次側の圧力が高くなると、弁体６は弁座４に近づき弁
開度を絞り減圧するものである。つまり、第２のスプリ
ング１２のばね定数、及びプラグ１３によりそのセット
荷重を変えることで、現場に即して所望する減圧レベル
に設定することが可能である。
【０００９】図２に本発明の他の実施例の逆止弁の構成
を示す。第１の実施例との違いは図２に示すように、前
記ピストン１０の背圧側に圧力導入孔１４を設けてい
る。
を示す。第１の実施例との違いは図２に示すように、前
記ピストン１０の背圧側に圧力導入孔１４を設けてい
る。
【００１０】これは、弁体６による減圧レベルを他の管
路の流体圧を基準とするため、圧力導入孔１４よりその
圧力を導き減圧レベルを制御させるもので、例えば、混
合水栓１５の水側流路１６に本実施例の逆止弁１７を設
け、湯側流路１８から湯側の圧力を圧力導入孔１４より
導いた場合、湯側の圧力レベルまで水側の圧力を減圧す
るものである。これにより、湯側と水側の圧力差が大き
い時でも、混合水栓１５の直前では水側の圧力が湯側の
圧力レベルまで減圧されるため、混合部の温度調節が簡
単になり、元圧変動や流量変動などの過渡時にも温度が
安定する効果がある。
路の流体圧を基準とするため、圧力導入孔１４よりその
圧力を導き減圧レベルを制御させるもので、例えば、混
合水栓１５の水側流路１６に本実施例の逆止弁１７を設
け、湯側流路１８から湯側の圧力を圧力導入孔１４より
導いた場合、湯側の圧力レベルまで水側の圧力を減圧す
るものである。これにより、湯側と水側の圧力差が大き
い時でも、混合水栓１５の直前では水側の圧力が湯側の
圧力レベルまで減圧されるため、混合部の温度調節が簡
単になり、元圧変動や流量変動などの過渡時にも温度が
安定する効果がある。
【００１１】以上のように、本発明の圧力調整機能付逆
止弁は、付勢手段１１により設定された圧力を越えたと
き、前記弁体６とシャフト８は一体で駆動し、圧力を低
減するように制御する構成であるが、前記弁体６とシャ
フト８は、互いに独立して駆動できるもので、圧力調整
の設定状態にかかわらず、つまり、シャフト８の位置に
関係なく、弁体６は弁座４に当接する方向への移動はフ
リーで、いつでも微小な逆圧で逆止機能が働くものであ
る。
止弁は、付勢手段１１により設定された圧力を越えたと
き、前記弁体６とシャフト８は一体で駆動し、圧力を低
減するように制御する構成であるが、前記弁体６とシャ
フト８は、互いに独立して駆動できるもので、圧力調整
の設定状態にかかわらず、つまり、シャフト８の位置に
関係なく、弁体６は弁座４に当接する方向への移動はフ
リーで、いつでも微小な逆圧で逆止機能が働くものであ
る。
【００１２】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなように
本発明の圧力調整機能付逆止弁によれば、下記の効果が
得られる。 （１）圧力調整の設定状態にかかわらず、微小な逆圧で
逆止機能が働くことができる。 （２）構成が簡単でコンパクトなため、施工性がよく、
しかも安価にできる。 （３）用途に応じて、圧力調整レベルを簡単に変えるこ
とができ、混合水栓などの直前に設けて、異なる圧力の
流体を相関させながら調圧させるなどのシステマチック
な対応も容易にできる。
本発明の圧力調整機能付逆止弁によれば、下記の効果が
得られる。 （１）圧力調整の設定状態にかかわらず、微小な逆圧で
逆止機能が働くことができる。 （２）構成が簡単でコンパクトなため、施工性がよく、
しかも安価にできる。 （３）用途に応じて、圧力調整レベルを簡単に変えるこ
とができ、混合水栓などの直前に設けて、異なる圧力の
流体を相関させながら調圧させるなどのシステマチック
な対応も容易にできる。
【図１】本発明の一実施例の圧力調整機能付逆止弁の断
面図
面図
【図２】本発明の他の実施例の圧力調整機能付逆止弁を
用いたシステム構成図
用いたシステム構成図
４ 弁座 ６ 弁体 ７ 第１の付勢手段 ８ シャフト ９ 受圧体 １１ 第２の付勢手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝 文一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−215169（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16K 11/00 F16K 15/06
Claims (3)
- 【請求項１】弁体と、それに対応する弁座と、前記弁体
を弁座に当接する方向に付勢する第１の付勢手段と、前
記弁体の中心を摺動自在に貫通し、前記弁体のリフト量
を規制するシャフトと、前記シャフトの他端に設けた受
圧体と、前記受圧体の背圧側に設けられ、前記弁体が前
記弁座から離脱する方向へ付勢する第２の付勢手段とか
らなる圧力調整機能付逆止弁。 - 【請求項２】受圧体は、弁座の径と等しいピストンで構
成し、第２の付勢手段として前記ピストンを付勢するス
プリングを設け、そのセット荷重は可変とした請求項１
記載の圧力調整機能付逆止弁。 - 【請求項３】受圧体は、弁座の径と等しいピストンで構
成し、第２の付勢手段として前記ピストンを付勢するス
プリングを設け、前記ピストンの背圧側に圧力導入孔を
設けた請求項１記載の圧力調整機能付逆止弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3239451A JP3070179B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 圧力調整機能付逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3239451A JP3070179B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 圧力調整機能付逆止弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0579571A JPH0579571A (ja) | 1993-03-30 |
| JP3070179B2 true JP3070179B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=17044966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3239451A Expired - Fee Related JP3070179B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 圧力調整機能付逆止弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3070179B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP3239451A patent/JP3070179B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0579571A (ja) | 1993-03-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2683567C (en) | System and method for hydraulically managing fluid pressure downstream from a main valve between set points | |
| US5967176A (en) | Automatic flow control valve with variable set-points | |
| US6290139B1 (en) | Hydraulically actuated mixing valve | |
| DE69819715D1 (de) | Zweiwegeventil | |
| US3592223A (en) | Pilot-operated modulating valve system and flow stabilizer incorporated therein | |
| CA2360706A1 (en) | Pressure relief valve | |
| EP0880734B1 (en) | Flow control ports for a thermostatic mixing faucet | |
| JPH1185287A (ja) | 流量コントロールバルブ | |
| US6935362B1 (en) | Pilot valve | |
| JP3070179B2 (ja) | 圧力調整機能付逆止弁 | |
| US20080000534A1 (en) | Cartridge valve assembly | |
| EP0367461B1 (en) | Pressure control valve | |
| WO2006125270A1 (en) | Fluid flow regulator | |
| JPH0755022A (ja) | 弁装置 | |
| WO2002077737A1 (fr) | Clapet de commande pour liquide | |
| JP3352147B2 (ja) | パイロット型電磁弁 | |
| GB1582644A (en) | Regulating valve | |
| JPH081345Y2 (ja) | 電磁流量制御弁 | |
| JPH0661046B2 (ja) | 水圧ブ−スタ系統 | |
| JPS5947579A (ja) | 可変圧力制御弁 | |
| EP0395611B1 (en) | Hydraulic valve | |
| JPS62202208A (ja) | 水圧制御バルブ | |
| JPH04102778A (ja) | 流量制御弁 | |
| JPH03107683A (ja) | 湯水混合装置 | |
| WO1998036197A1 (fr) | Valve de regulation de pression et systeme a valve de distribution l'utilisant |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |