JP3069906U - 手術用針付き縫合針 - Google Patents
手術用針付き縫合針Info
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- JP3069906U JP3069906U JP1999010202U JP1020299U JP3069906U JP 3069906 U JP3069906 U JP 3069906U JP 1999010202 U JP1999010202 U JP 1999010202U JP 1020299 U JP1020299 U JP 1020299U JP 3069906 U JP3069906 U JP 3069906U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 縫合の作業性を向上させると共に縫合を整然
かつ円滑に行なえる手術用針付き縫合糸を提供する。 【解決手段】 同じ長さの複数本の糸11a,11bを
並べて構成した縫合糸11の両端にそれぞれ手術用針1
2,12を固着して取付ける。
かつ円滑に行なえる手術用針付き縫合糸を提供する。 【解決手段】 同じ長さの複数本の糸11a,11bを
並べて構成した縫合糸11の両端にそれぞれ手術用針1
2,12を固着して取付ける。
Description
【0001】
本考案は手術用針付き縫合糸、特に、例えばアキレス腱等の腱縫合用等に適し た手術用針付き縫合糸に関する。
【0002】
従来の手術用針付き縫合糸は、一本の縫合糸の一端に手術用針を取付けてなる ものが一般的である。この針付き縫合糸は各種の手術の縫合用として広く採用さ れている。また、従来、アキレス腱などの縫合用として、図5に示す針付き縫合 糸がある。この縫合糸は同図に示すように、一本の縫合糸1をループ状に形成し て糸1の両端を重ね合わせ、この重合端部1aの先端に一本の手術用針2を固着 して取付けたものである。この縫合糸によれば、針2を所定の部位(組織)に刺 通して縫合することにより二本の糸で縫合した状態になるので、上記した従来の 一本の縫合糸と比べ2倍の強さで縫合することができ、アキレス腱等の腱を切断 した際の縫合(接合)用等として使用されている。
【0003】 しかし、図5の縫合糸は一本の糸1の両端を重ね合わせ、この部分1aに針2 を取付けてなるものであるため、糸1(ループ糸)の一端側しか刺通機能を備え てなく、そのため、例えば腱を接合する際等の縫合作業に手間が掛る等、不便を 感じるところがある。
【0004】
本考案は上記のような実情に鑑み、縫合の作業性を向上させると共に縫合を整 然かつ円滑に行なえる手術用針付き縫合糸を提供することを目的とするものであ る。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案は同じ長さの複数本の糸を並べて構成した縫 合糸の両端にそれぞれ手術用針を固着して取付けてなることを特徴とする。
【0006】 本考案において、前記手術用針としては、請求項2記載の考案のように弯曲針 、及び請求項3記載の考案のように直針の両方を採用できる。
【0007】 上記のように構成した本考案によれば、縫合糸の両端に刺通機能(手術用針) を備えているので、糸の両端をそれぞれ所望の部位(組織)に刺通して縫合でき る。したがって、縫合の作業が効率良く行なえると共に、縫合を整然かつ円滑に 行なうことができる。
【0008】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態の一例を説明する。図1は本考案の 手術用針付き縫合糸の一実施の形態を示す図で、同図aは全体の側面図、同bは 一部を拡大して示す側面図、同cは一方の手術用針の取付部分を拡大して示す側 面図、図2は同上針付き縫合糸の使用例の一例を示す説明図、図3は同上針付き 縫合糸の他の使用例を示す説明図である。
【0009】 上記図1〜図3において、この実施の形態の手術用針付き縫合糸は、適当な長 さの二本の糸11a,11bを並べて構成した縫合糸11と、この縫合糸11の 両端に取付ける二本の手術用針12,12とからなっている。
【0010】 前記糸11a,11bの素材としては、例えばナイロンその他の素材を採用し 、両糸11a,11bは同じ長さに形成されている。両糸11a,11bの太さ 及び長さは、縫合する部位、用途、目的等に応じて選定される。
【0011】 前記針12の素材としては、例えばオーステナイト系ステンレス(SUS30 4)その他のステンレス鋼等を採用する。前記針12の太さ及び長さは、縫合す る部位、用途、目的等に応じて選定される。この実施の形態の前記針12はステ ンレス鋼製の弯曲針12aで構成されている。
【0012】 一方の前記針12は縫合糸11の一端に固着して取付けられていると共に、他 方の前記針12は前記糸11の他端に固着して取付けられている。前記両針12 を縫合糸11へ固着して取付ける手段としては、従来と同様に、例えば前記針1 2の針基部13に軸線方向に向けて設けた糸取付孔14(図1c参照)に前記両 糸11a,11bの端部をまとめて挿入し、押圧着する等の方法が挙げられる。
【0013】 この実施の形態の手術用針付き縫合糸は上記のように構成したもので、次にそ の使用方法の一例について説明する。図2には切断された腱を接合する縫合法の 一例が開示されている。まづ、同図aに示すように、切断された一方の腱15A の端部側の適当な部位に一方の前記針12を腱15Aの横方向に向け刺入して貫 通させて前記糸11を適当長さ腱15Aから引き出す。次いで、同図bに示すよ うに、一方の針12を腱15Aの前記刺入部の幾分後方部(図面では右側)に刺 入すると共に腱15Aの外側部近くを通して軸方向(縦方向)に向けて端部16 (切断端面)に貫通させ、さらに、前記針12を他方の腱15Bの端部17(切 断端面)の外側部近くに、軸方向に向けて適当な長さ刺通した後、腱15Bの側 面に貫通する。
【0014】 次いで、同図cに示すように、腱15A側においては、他方の針12を腱15 Aの前記貫通部の幾分後方部に刺入すると共に腱15Aの外側部近くを通して軸 方向に向けて端部16に貫通させる。また、腱15B側においては、前記針12 を腱15Bの前記貫通部の幾分前方部(図面では右側)に、横方向に向け刺入し て貫通させた後、前記針12を腱15Bの前記貫通部の幾分後方部(図面では左 側)に再度刺入すると共に腱15Bの外側部近くを通して軸方向に向けて端部1 7に貫通させる。
【0015】 次いで、一方又は両方の針12(又は糸11)を引張って両切断端面16,1 7を当接し、糸11に緊張を掛けて糸11の両端を縛る。これにより、腱15A と15Bとの間には四本の糸11a,11bが架かった状態で接合される。なお 、この場合において、図5に示すような従来の針付き縫合糸を使用し、これを上 述した方法と併用して縫合することも勿論可能である。
【0016】 図3には前記実施の形態の手術用針付き縫合糸を用いた他の縫合法が開示され ている。この使用例は患者18の手術する部位19に対し、両方の針12,12 を交互に刺通し、縫合糸11で交差状に縫合する方法の一例を示したものである 。なお、本考案による前記針付き縫合糸は上記した以外の縫合法に使用できるこ と勿論のことである。
【0017】 図4は本考案の手術用針付き縫合糸の他の実施の形態を示す側面図である。こ の実施の形態は手術用針12として直針12bを採用した構成に特徴がある。即 ち、この実施の形態の針付き縫合糸は二本の糸11a,11bを並べて構成した 縫合糸11の両端に直針12bよりなる手術用針12,12を固着して取付けて なっている。他の構成は上述の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。 また、使用方法についても上述の実施の形態と同様である。
【0018】 なお、図示の実施の形態では縫合糸11を二本の糸11a,11bで構成した 例を開示したが、縫合糸11の糸の本数は任意に増量することができるものであ る。
【0019】
本考案によれば、縫合糸の両端に刺通機能(手術用針)を備えているので、糸 の両端をそれぞれ所望の部位に刺通して縫合することができる。したがって、縫 合の作業が効率良く行なえると共に縫合を整然かつ円滑に行なうことができる。
【図1】本考案の手術用針付き縫合糸の一実施の形態を
示す図で、同図aは全体の側面図、同bは一部を拡大し
て示す側面図、同cは一方の手術用針の取付部分を拡大
して示す側面図。
示す図で、同図aは全体の側面図、同bは一部を拡大し
て示す側面図、同cは一方の手術用針の取付部分を拡大
して示す側面図。
【図2】同上針付き縫合糸の使用例の一例を示す説明
図。
図。
【図3】同上針付き縫合糸の他の使用例を示す説明図。
【図4】本考案の手術用針付き縫合糸の他の実施の形態
を示す側面図。
を示す側面図。
【図5】従来の手術用針付き縫合糸の一例を示す側面
図。
図。
11 縫合糸 11a,11b 糸 12 手術用針
Claims (3)
- 【請求項1】 同じ長さの複数本の糸を並べて構成した
縫合糸の両端にそれぞれ手術用針を固着して取付けてな
ることを特徴とする手術用針付き縫合糸。 - 【請求項2】 前記手術用針が弯曲針である請求項1記
載の手術用針付き縫合糸。 - 【請求項3】 前記手術用針が直針である請求項1記載
の手術用針付き縫合糸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999010202U JP3069906U (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 手術用針付き縫合針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999010202U JP3069906U (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 手術用針付き縫合針 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3069906U true JP3069906U (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=43203333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999010202U Expired - Lifetime JP3069906U (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 手術用針付き縫合針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069906U (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011136092A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Olympus Terumo Biomaterials Corp | 骨移植用縫合具 |
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US10010317B2 (en) | 2012-12-05 | 2018-07-03 | Young Jae Kim | Method of improving elasticity of tissue of living body |
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JP2019010517A (ja) * | 2006-08-07 | 2019-01-24 | シルエット・リフト・ソシエダッド・リミターダ | 創傷縫合、組織近置、組織支持、組織懸下、および/または組織固定用の縫合糸 |
JP2019013321A (ja) * | 2017-07-04 | 2019-01-31 | 学校法人近畿大学 | 針付き縫合糸 |
US10226320B2 (en) | 2013-12-06 | 2019-03-12 | Y.Jacobs Medical Inc. | Apparatus for inserting medical tube and surgical procedure kit for inserting medical tube, having same |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP1999010202U patent/JP3069906U/ja not_active Expired - Lifetime
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US9808234B2 (en) | 2011-03-07 | 2017-11-07 | Y. Jacobs Medical Inc. | Suture thread |
US9848865B2 (en) | 2011-03-07 | 2017-12-26 | Y.Jacobs Medical Inc. | Suture thread |
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US9924937B2 (en) | 2011-12-27 | 2018-03-27 | Y.Jacobs Medical Inc. | Knotless suture, and kit containing same |
US11103232B2 (en) | 2011-12-27 | 2021-08-31 | Y.Jacobs Medical Inc. | Knotless suture, and kit containing same |
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US10226320B2 (en) | 2013-12-06 | 2019-03-12 | Y.Jacobs Medical Inc. | Apparatus for inserting medical tube and surgical procedure kit for inserting medical tube, having same |
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