JP3069156U - ポリタンク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】２０リットル入りポリタンクにおいて、この内
容液を傾けて注出する作業における労力を軽減し、且つ
注出ミスをなくすと共に、ブロー成型可能な構造とす
る。 【解決手段】ポリタンク（Ａ）の注出口（１）に対し
て、その反対側の底部を凹部（２）となし、且つ片手で
握れる程度の把持用バイパス（３）を創設してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、灯油やガソリンを収容するポリタンクに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、上記ポリタンクはプラスチックブロー成型によって、２０リットル程度 を収容できるタンク体となっており、その上部に注入口と注出口と把手を有して いる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このポリタンクを単に保管したり持ち運ぶだけならば問題ない が、灯油やガソリンを注出する際に難渋することが起こる。即ち、２０リットル の重量は持ち運ぶだけでも婦女子には困難な程であるから、これを持ち上げ且つ 傾け保持することは、非常な腕力と労力を要する。

【０００４】 また、片手で把手を持ち、もう一方の手でタンクの底部分を持ちつつ傾けるた め、手が滑って落としたり、注出ミスを起こしがちである。そこで本考案は、上 記注出作業を楽々としかも安全確実に行えるようにしたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案は、掴みにくく滑りやすいポリタンクの底部 部分を持ちつつ傾けるため、手が滑って落としたり、注出ミスを起こしがちであ る。そこで本考案は、上記の注出作業を楽々としかも安全確実に行えるようにし たものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案は、掴みにくく滑りやすいポリタンクの底部 にも新規な把手を創設してなるものである。

【０００７】 またこれが外付け部品であったり、ブロー成型不能な形状であったりするもの ではなく、従来のブロー成型方法で一体的に成型できる形状としてなるものであ る。更に、その把手を設ける位置を、上部の注出口に対して反対側の底部に設け てなる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 ポリタンク（Ａ）において、その注出口（１）に対して反対側（対角側）の底 部を凹部（２）となし、且つ片手で握れる程度の把持用バイパス（３）を設けて なる。

【０００９】 従って、従来同様にブロー成型が可能であり、外見上も内容量もほぼ同じであ る。また、保管や持ち運びにおいても全く従来通り行える。

【００１０】 しかして、ひとたび他の機械・器具等の貯油タンクなどへ注入する時には、片 手で従来の把手（４）を持ち上げ、もう一方の手で把持用バイパス（３）を握っ て持ち上げれば、楽々と必要な角度に傾けることができる。 従来のように掴み所のない底部ではないから、滑り落としたり、傾き加減を誤 って注出ミスによる液漏れなどもなくせるし、長時間の注出作業でも正確に且つ 疲れることなく行える。

【００１１】

【考案の効果】

２０リットル入りの灯油ポリタンクでも、これを持ち上げて楽々と傾けること ができ、安全正確にして能率的な注出作業が行えると共に、ブロー成型可能な構 造であって従来同様のコストで量産できる便利にして有益な考案を提供するもの である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案ポリタンクの斜視図である。

【図２】本考案ポリタンクの実施状態を示す斜視図であ
る。

【図３】従来のポリタンクを示す斜視図である。

【符号の説明】

Ａ ポリタンク １ 注出口 ２ 凹部 ３ 把持用バイパス ４ 把手

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ポリタンク（Ａ）において、その注出口
   （１）に対して反対側の底部を凹部（２）となし、且つ
   片手で握れる程度の把持用バイパス（３）を設けてな
   る。