JP3069136B2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP3069136B2
JP3069136B2 JP3035510A JP3551091A JP3069136B2 JP 3069136 B2 JP3069136 B2 JP 3069136B2 JP 3035510 A JP3035510 A JP 3035510A JP 3551091 A JP3551091 A JP 3551091A JP 3069136 B2 JP3069136 B2 JP 3069136B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一直線状に配列された
LED等の点光源より発される光束を棒状レンズを介し
て集光し、ライン照明を得る照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては例えば、L
ED等の点光源上に棒状レンズを配し、ライン照明を得
るものが広く知られている。図6(a) はそのごく一般的
な例を示したものである。10A〜10CはLEDチッ
プ等の点状光源であり、このチップ10Aより出た光束
は棒状レンズ20により集光され、P点を強く照明して
いる。
【0003】そして、その照度分布を示したのが図6
(b) である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし斯かる従来技術
にあっては、図6(a) において同じポイントPを、光源
10Cから出た光束が照明した場合に、結像位置が手前
のP′に移動してしまい、P点では照明領域が拡がって
しまうため照明効率が低下してしまうという問題があっ
た。さらに、照明の仕方には、ある領域を均一な照度分
布になるように照明したい場合もある。この場合は光源
をレンズの焦点近傍に配置させるが、やはり、角度θを
もって放射された光束はしだいに手前に集光してしま
い、均一な分布を得る事は困難であった。これらの現象
は、棒状レンズに入射角θで入射した光束にとって曲率
がみかけ上 cosθ倍だけきつくなるため、結像関係がく
ずれてしまうことによって生じている。
【0005】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、光
源から棒状レンズへの入射角θによってくずれることな
く、常に被照明位置で一定ならしめるよう、棒状レンズ
の光源側の曲率をθの量に伴い変化させ、もしくは、光
源と棒状レンズ面までの距離を変化させて、像面の位置
をθによらず一定にした照明装置を提供すること、なお
かつ、さらにθが増大し、となりあう光源の棒状レンズ
入射領域に光束が入りこみ、いわゆるクロストーク現象
をおこさせないような遮断部材を棒状レンズに設けるこ
とにより、より高効率なライン照明もしくはよりブロー
ドな均一照度分布を有する照明装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、一直線状に等ピッチで配列され
た複数の点光源と、該点光源と被照明領域との間で該点
光源の配列方向と略平行に配設される棒状レンズを有す
る照明装置において、上記点光源の配列ピッチをP、点
光源側の上記棒状レンズの面と該点光源間の距離をS、
点光源の配列方向と垂直な方向に対して点光源から放射
される光束がなす角度をθとしたとき、θmax=±tan-1
(P/2S) 以内の領域において、上記棒状レンズのθ方向
のパワーによる上記点光源の結像ラインの湾曲を光束の
配向方向と略平行となるよう補正した形状にしたことを
特徴とする。
【0007】そして、上記補正した形状は、点光源側の
レンズ面のパワーが角度θの増加に対応して小さくなる
ように設定して構成することができる。
【0008】また、上記θmax を越える放射光束が、隣
接する点光源用のレンズ面に入射しないよう、点光源間
に遮断部材を配設することが好ましい。
【0009】
【作用】而して点光源から発せられた光束は棒状レンズ
に角度を有して入射しても被照明位置では均一な照度を
与えることとなる。
【0010】また、点光源間に遮断部材を設けるならば
クロストーク現象も防止される。
【0011】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1(a) 及び(b) は本発明の実施例に係る照明装
置の主要部を説明するためのものである。図1(a) で1
AはLEDチップ等の一つの点光源であり、隣接するチ
ップ1BまでのピッチがPである。2は棒状レンズであ
り、中心肉厚はd,光源より距離Sのところで略平行に
配設されている。またR2は被照明領域側のレンズ面の
曲率半径を、R1(θ)は放射光束の射出角θにともな
い変化する垂直断面方向の光源側レンズ面の曲率半径を
示している。またι1(θ)は棒状レンズ2のコバ部が
描くラインを、ι2(θ)は該レンズ中央部が描くライ
ンをそれぞれ示している。
【0012】3は、1Aの光束と1Bの光束とが棒状レ
ンズ2のR1面側において互いにクロストーク現象をお
こさせないための遮断部材である。この遮断部材3は遮
光体でも、プリズムの偏向を利用する形状のものでもよ
い。本実施例ではブロードに均一な照度分布を有する照
明装置の場合について距離Sを一定に保ちR1(θ)を
変化させることにより実施する場合について説明する。
【0013】まず、θだけ傾いた光束にとっては棒状レ
ンズのみかけ上の曲率はθ方向でR1(θ)cos θ,R
2cos θとなり棒状レンズの面までの距離はS/cos θ
となる。いま、R1(θ)側の主平面までの距離は棒状
レンズの屈折率をn、レンズのパワーを ,レンズのR
1面からの前側主平面までの距離をO1とするとθ方向
のO1はO1/cosθ=d(1-n)/n・ R2と表わされる。こ
れにθ方向のレンズ面までの距離S/cos θを加えたも
のがθ方向の光源の位置であり、これがθ方向の焦点距
離f(θ)(=1/ψ(θ))と等しくなれば光束は平行に
射出されることになる。これを計算すると、 (θ)=1/f(θ)=(S+O1/cosθ)-1=A +B・R1(θ)/ C+D・R1 (θ) …(1) となる。
【0014】 ここで、A=R2・cos θ{n・R2+(n−1)d} B=−n・R2・cos θ C=S・R2・{n・R2−(n−1)d} D=−(n・S・R2+d・R2) であり、 また、θ方向のパワーは、パワーを求める式により計
算すると、 (θ) = G+H・R1(θ)/ F・R1(θ) …(2)
となる。
【0015】 ここで、F=E・n・R2・cos θ G=E・n・(n−1)・R2+d(n−1)2(E+tan2θ) H=−E・n・(n−1) である。 なおEは(1+(1−1/n2 )tan2θ)1/2であり屈折
率nの透明部材を斜めに通過する時に必要な光路長の補
正係数である。上記(1) と(2) 式を等号で結ぶとR1
(θ) についての2次式になる。この解のうち一つが、
本発明を満足するものになる。
【0016】次に、上記計算に基づいて、本実施例で採
用した棒状レンズ2の実際の形状について図1(b) によ
り説明する。点光源として採用したLED光源のピッチ
P=4mm,LEDと棒状レンズの距離S=0. 5mm、棒
状レンズの肉厚d=5. 5mm、R2=−3mm(凸面)、
屈折率n=1.5、R1面の幅2. 5mmである。
【0017】上記数値によりR1(θ) とl1(θ) を
求めたものが下記の表1である。
【0018】
【表1】 上記表1で示されるR1(θ) の棒状レンズコバ部の形
状、すなわち2.5mm幅の部分の形状を示すl1(θ) を
プロットしたのが図2であり、斜線部は棒状レンズの下
部を側面よりながめたR2面に対応している。
【0019】上記した構成を有する照明装置によるなら
ば、ブロードで均一な照度分布の照明が可能となる。
【0020】また、上述の実施例では球面ベースにより
l1(θ) の形状を決定してきた。実際には、レンズの
パワー方向に対してN・Aを有する光束に対する補正は
非球面形状を導入し、θ方向の球面収差を除去する事に
より、より最適な設計が可能となる。ここで非球面形状
とは、Rをベース半径としてk,A〜Eを非球面の定数
として、 y=χ2/R(1+√1-(1+k)( χ/R)2+Aχ2+B χ4+C χ6+D χ8+E χ10 …(3) にしたがう形状のことである。これにより、さらに均一
な照度分布を得ることが可能となる。その概念を示した
のが図3(a) であり、照度分布は図3(b) のようにな
る。また、上述の(1) 式の値を(2) 式の値より大きくと
り有限距離に光源の結像ラインを設定しθ方向の断面形
状を最適化することもできる。その結像ライン近傍に被
照明部をもってくることにより図4(a) 及び(b) で示す
ような高効率なライン照明を得ることが可能となる。
【0021】さらに、上述した第1実施例においては、
光源アレイと棒状レンズ母線l2の距離Sを一定値にし
ていたがSの値をピッチpの内部(±tan-1(P/2S))で変
化させる、すなわち棒状レンズ長手方向の母線l2に曲
率を与えることにより、設計の自由度がまし、最適化が
図りやすくなる。
【0022】図5(a),(b) はその一例を示したものでL
EDチップ1Bより見てθが大きくなるにつれ、S
(θ)の量が増大している。またこの母線方向の形状も
上記した(3) 式で与えられるような非球面形状を利用し
てより最適化してもよい。さらに実施例ではレンズ形状
は凸面を用いて説明してきたが、ある角度θで平面とな
りその後凹面になるような形状とすることも可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用から成る
もので、棒状レンズの光源側の曲率を光束の入射角θに
伴って変化させ若しくは光源とレンズ面までの距離を変
化させることにより、ブロードで均一な照明が可能な照
明装置として提供することができます。
【0024】また、棒状レンズに隣接する点光源からの
光束が入射しないような遮断部材を設けるならばクロス
トーク現象をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明実施例に係る照明装置の棒状レン
ズ周辺を示す概要図である。 (b)は実施例で採用した数値を示す棒状レンズの側面図
である。
【図2】実施例のl1(θ)をプロットした図である。
【図3】(a),(b)は非球面定数を導入したときの概念を
示す図である。
【図4】(a),(b)は有限距離に結像ラインを設定し形状
の適正化を図った場合を示す概念図である。
【図5】(a),(b)は距離Sを変化させた場合について示
す図である。
【図6】(a)は従来の照明装置の概略斜視図、(b)
は照度分布を示す図である。
【符号の説明】
1 点光源(1A,1B、…) 2 棒状レンズ 3 遮断部材 P ピッチ d レンズの肉厚 S 点光源とレンズ面までの距離 θ 点光源から放射される光束が、点光源の配列方向と
垂直な方向となす角度

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一直線状に等ピッチで配列された複数の
    点光源と、該点光源と被照明領域との間で該点光源の配
    列方向と略平行に配設される棒状レンズを有する照明装
    置において、上記点光源の配列ピッチをP、点光源側の
    上記棒状レンズの面と該点光源間の距離をS、点光源の
    配列方向と垂直な方向に対して点光源から放射される光
    束がなす角度をθとしたとき、θmax =±tan-1(P/2S)
    以内の領域において、上記棒状レンズのθ方向のパワー
    による上記点光源の結像ラインの湾曲を光束の配向方向
    と略平行となるよう補正した形状にしたことを特徴とす
    る照明装置。
  2. 【請求項2】 上記補正した形状は、点光源側のレンズ
    面のパワーが角度θの増加に対応して小さくなるように
    設定されていることを特徴とする請求項1に記載の照明
    装置。
  3. 【請求項3】 上記θmax を越える放射光束が、隣接す
    る点光源用のレンズ面に入射しないよう、点光源間に遮
    断部材を配設したことを特徴とする請求項1に記載の照
    明装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101759741B1 (ko) * 2009-01-28 2017-07-19 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 도광판

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