JP3068969U - 膜状食品製造用鋳型 - Google Patents

膜状食品製造用鋳型

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JP3068969U JP1999008702U JP870299U JP3068969U JP 3068969 U JP3068969 U JP 3068969U JP 1999008702 U JP1999008702 U JP 1999008702U JP 870299 U JP870299 U JP 870299U JP 3068969 U JP3068969 U JP 3068969U
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food fluid
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シー−ジュン リュ
ウェン−リャン チェン
サム−ロン ワン
ウェイ−チォン ツァイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 T ダイを二軸押出機に取付けて使用すること
により、製造所要時間を短縮化することができ、イール
ドが高く、且つ厚みが均一である非常に薄い膜状食品を
得る。 【解決手段】 押出機に接続して使用され、第一ハーフ
型10と第二ハーフ型20とが結合してなり、内部が通
過する食品流体を処理するための中空構造に形成され、
当該中空構造は、押出機から送出した食品流体をその内
部に導入する入口と、通過する食品流体を平板状流に形
成するマニホールド12,22と、通過する食品流体を
滞留する調整バルブ13,23と、通過後の食品流体の
圧力を低下させるリリーフバルブ14,24と、通過す
る食品流体を連続送出される特定の厚みの膜状食品に成
型するリップバルブ15,25とを包含する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は膜状食品製造用鋳型に係わり、特に均一、且つ薄い厚みを有する膜状 食品を連続的に製造することができるT ダイの構造に関するものである。このT ダイは二軸押出機に取付けて利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、膜状食品は、そのまま食される外、他の食品の製造にも利用されている 。膜状食品としては、湯葉、米製薄皮、小麦粉製薄皮などが知られている。例え ば、湯葉は、これまでは植物性蛋白質として食され、菜食主義者の主な蛋白質の 供給源になっている。また、米製薄皮は広東料理である腸粉の製造に利用され、 小麦粉製薄皮は春巻き、台湾式の蛋餅、葱油餅の製造に利用されている。
【0003】 伝統的には、湯葉は、豆乳を浅い鍋、又は底部が半円形になっている鍋に豆乳 を入れてとろ火で煮詰め、表面にできる薄皮を干すことによって製造される。こ の伝統的な方法は、人力を要し、イールドが低いと共に、形成される湯葉の品質 が均一ではない。また、この方法によれば、生産速度が遅いため、量産化するこ とができない。さらに、この方法では、手によるため、衛生的ではない。
【0004】 前記欠点を改善するため、半連続式の湯葉製造・回収装置が開示されている( L .C .Wu and R.P .Bates , Journal of Food Science,40:p160-163 (19 75))。この装置は、二つの端部にそれぞれ送入と送出機構を有するステンレス 製平鍋(1.20×0.33×0.08m )より構成される。使用時、まず95±5 ℃の豆乳を このステンレス製平鍋に流入させ、送入端の下流においてファンによりそれに空 気を吹き付けてその表面を脱水させることにより湯葉を形成させる。次に、スチ ール棒によって連続的にできあがった湯葉を巻き付ける。
【0005】 また、台湾特許出願第6512258 号には、ローラー式の乾燥機により湯葉を製造 する方法が開示されている。この方法によれば、高濃度の豆乳をローラーにより 短期間高温乾燥することによって豆乳を迅速に湯葉に凝結させることができる。 また、台湾特許出願第7310128 号には、下方加熱式の湯葉成形機が開示されて いる。この湯葉成形機は、豆乳の収容槽の下方から豆乳を加熱することにより前 記収容槽の内壁と連結された湯葉を成形し、次にこの成形された湯葉を切り出す ように構成されている。
【0006】 台湾特許出願第81110552号には、湯葉を自動的に製造する方法が開示されてい る。この方法によれば、加熱された豆乳を長方形の平鍋に盛り入れて、次に遠赤 外線により豆乳の表面を加熱し、湯葉が形成された後、それを引き上げてコンベ ヤーベルトに置く。このコンベヤーベルトは豆乳の表面から湯葉をコンベヤーベ ルトに引いて湯葉を自動的に生産することができる。しかし、この方法によって 製造された湯葉は、中間の部分が厚く、両側の部分が薄くなり、均一の厚みを得 ることができなかった。
【0007】 なお、台湾特許出願第84203818号には、湯葉を自動的に製造する装置が開示さ れている。この装置は、加熱された豆乳を長方形の平鍋に入れて、次にこの平鍋 の底部から豆乳を加熱し、又は熱交換器により豆乳を加熱し、その表面の水分を 蒸発させて湯葉を形成しながら、平鍋の後端に設けられた送風機構によって湯葉 を前方に向かって押出すようになっている。また、前記平鍋の先端にローラーが 設けられ、連続生産の場合、単に開始のときに手によって豆乳の表面から一部の 湯葉を引き上げて前記ローラーに固定しておいて、このローラーが連続回転する ことによって、自動的に豆乳の表面の湯葉を引き上げて巻き付ける。
【0008】 一方、伝統的な米製薄皮の製造方法では、水を入れた鍋の開口を濡れた布で被 い、この鍋中にある水を沸騰させることによって生じた水蒸気によって濡れた布 に塗布された米の澱粉を糊状化することによって米の薄皮を形成させている。 また、DaudとArmstrong らは、米のスラリを熱い鉄板に置くことにより米製薄 皮を形成している(Drying Technology ,6(4),p .655-674 )。
【0009】 一方、小麦粉製薄皮の工業製造法では、加熱可能な鉄製平板装置を利用してい る。この装置は、上下二層の鉄板を有し、水と小麦粉とが混練されてなる混練物 を下層の鉄板に置いて、上層の鉄板を下に向かって押圧することによって前記混 練物を薄い膜状に形成させ、さらに鉄板を加熱することにより小麦粉の薄皮を形 成する。その上、圧延機のローラーによって前記混練物を薄い膜状に圧延し、当 該薄い膜を焼き小麦粉製薄皮を形成する方法もある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記方法、又は装置によって得られた膜状食品は、いずれも厚 みが均一でない問題と、厚みを非常に薄くすることができない問題とがあった。 本考案は前記課題に鑑みてなされたもので、T ダイを二軸押出機に取付けて使 用することにより、製造所要時間を短縮化することができると共に、イールドが 高く、且つ厚みが均一である非常に薄い膜状食品を製造するための鋳型を提供す ることをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案における膜状食品製造用鋳型は、押出機に 接続して使用され、第一ハーフ型と第二ハーフ型とが結合してなり、内部が通過 する食品流体を処理するための中空構造に形成され、当該中空構造は、前記第一 ハーフ型と第二ハーフ型の壁を貫通する切欠部を有し、押出機から送出した食品 流体をその内部に導入する入口と、前記入口に接続し、出口側が縦方向に延びる 凹入曲面壁形穴状に形成され、通過する食品流体を前記凹入曲面壁形穴の曲面壁 に沿って平板状流に形成するマニホールドと、前記マニホールドに接続し、当該 マニホールドの容積に比べより小さな容積を有することによって、通過する食品 流体を滞留する調整バルブと、前記調整バルブに接続し、当該調整バルブの容積 に比べより大きな容積を有することによって通過後の食品流体の圧力を低下させ るリリーフバルブと、前記リリーフバルブに接続し、通過する食品流体を連続送 出される特定の厚みの膜状食品に成型するリップバルブとを包含することを特徴 とする。
【0012】 前記構成により膜状食品の製造所要時間を短縮化することができると共に、イ ールドが高く、且つ厚みが均一である非常に薄い膜状食品を製造することができ る。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 本考案において、押出機、特に図1 に示すような同方向二軸押出機A (例えば 、The Japan Steel Work,Ltd.が製造したTex58fc-20AW型押出機)、又は他の一 軸押出機を利用し、その出口にT ダイB を取付けて製造装置を構成する。このよ うな構成を利用することにより、食品原料と水の混合物を直接に連続押出し方式 によって薄くて厚みの均一な膜状食品を製造できる。
【0014】 図1 に示すように、本考案の装置では、食品原料と水とが混合されてなる食品 流体D を二軸押出機A の押出しスクリューA1,A1の相対的な回転と押出しによっ て当該二軸押出機A の異なる温度区域a 〜f を通過し、しかる後、それをT ダイ B に送入することにより厚みと幅の均一な膜状食品E を形成する。得られた膜状 食品E は0.5-2mm の厚みと5-20cmの幅を有する。操作工程1 食品原料と水を混合し食品流体D とした後、ホッパーとポンプ(C と総称する )によって同方向二軸押出機A に供給して押出す。食品原料の選択と押出し時の 設定条件は以下の通りである。
【0015】 本考案の実施例1において、膜状食品E が湯葉である場合は、大豆の蛋白質と 澱粉を均一に食品原料に混合した後、さらに水と混合して食品流体D にする。前 記大豆蛋白質は、大豆粉、脱脂大豆粉、大豆濃縮蛋白、大豆分離蛋白からなる群 から選ばれる。そのうち、好ましくは、大豆分離蛋白である。この大豆蛋白質と 澱粉との混合物がさらに水と混合してなるものには、水分の含有量は35% 〜85% である。
【0016】 湯葉を作る場合、設定条件としては、食品流体D の押出し時の水分含有量を37 % 〜53% に設定し、食品流体の流量を41.6kg/hr に設定し、同方向二軸押出機の 加熱スリーブA2の第2 〜第6 区域b ,c ,d ,e ,f の温度をそれぞれ60〜65℃ ,90〜160 ℃,100 〜130 ℃,110 〜180 ℃,80〜150 ℃の範囲内に設定する。 また、T ダイの開口の両側には、それぞれ湯葉を成形するためのリップバルブが 設けられている。これらのリップバルブの間の間隙は、0.1 〜3mm に設定され、 開口温度は90〜140 ℃に設定され、また、開口圧力は0.2 〜50kg/cm2に設定され る。
【0017】 本考案の実施例2 において、膜状食品E が米製薄皮である場合は、米粉と澱粉 を均一に食品原料に混合した後、さらに水と混合して食品流体D にする。前記米 粉について、粳米、及び/ 又は糯米を採用する。前記澱粉の添加量は0 〜50% で あり、タピオカ澱粉,トウモロコシ澱粉,小麦澱粉などからなる群から選ばれる 。この米粉と澱粉との混合物がさらに水と混合してなるものには、水分の含有量 は30% 〜80% である。
【0018】 米製薄皮を作る場合、設定条件としては、食品流体D の押出し時の水分含有量 を30% 〜40% に設定し、食品流体の流量を53.1kg/hr に設定し、同方向二軸押出 機の加熱スリーブA2の第2 〜第6 区域b ,c ,d ,e ,f の温度をそれぞれ60〜 65℃,90〜120 ℃,100 〜130 ℃,90〜120 ℃,60〜100 ℃の範囲内に設定する 。また、T ダイの開口の両側には、それぞれ米製薄皮を成形するためのリップバ ルブが設けられている。一対のリップバルブ部の間の間隙は、0.5 〜2mm に設定 され、開口温度は60〜110 ℃に設定され、また、開口圧力は0 〜45kg/cm2に設定 される。
【0019】 本考案の実施例3 において、膜状食品E が小麦粉製薄皮である場合は、小麦粉 を食品原料とし、これを水と混合して食品流体D にする。小麦粉として、強力粉 、薄力粉、未加工小麦粉などは、いずれも採用できる。この食品流体D における 水分の含有量は53% 〜60% である。 小麦粉製薄皮を作る場合、設定条件としては、食品流体D の押出し時の水分含 有量を53% 〜60% に設定し、食品流体の流量を30.8kg/hr に設定し、同方向二軸 押出機の加熱スリーブA2の第2 〜第6 区域b ,c ,d ,e ,f の温度をそれぞれ 60〜65℃,90〜120 ℃,100 〜120 ℃,90〜110 ℃,75〜100 ℃の範囲内に設定 する。また、T ダイの開口の両側には、それぞれ小麦粉製薄皮を成形するための リップバルブが設けられている。一対のリップバルブの間の間隙は、0.5 〜2mm に設定され、開口温度は75〜85℃に設定され、また、開口圧力は1 〜12kg/cm2に 設定される。操作工程2 前記同方向二軸押出機により処理された食品流体D は、その出口端に取付けら れたT ダイB に送入される。この食品流体D は、T ダイの中でガイドされると共 に、滞留・ 降圧されて剪断力を低下される。最後にT ダイから送り出され、所要 の膜状食品E の形のように押出される。
【0020】 図2 と図3 に示すように、T ダイB は、主に第一ハーフ型10と第二ハーフ型20 とからなる。これらのハーフ型を結合することによって、入口11,21、マニホー ルド12,22、調節バルブ13,23、リリーフバルブ14,24、リップバルブ15,25な どの部分を有する中空構造のT ダイB が形成される。なお、T ダイB には、押出 機A の出口端と結合するための結合突起16,26が設けられてもよい。前記一体化 されるハーフ型10,20は、固定部材30,40によって結合される(図3 )。
【0021】 食品流体D が同方向二軸押出機A から押出された後、すぐT ダイB の入口11, 21に入る。入口11,21の形状は限定されないが、二軸押出機A からの食品流体D を収集・収納するために、好ましくは逆円錐台形に形成される。また、前記入口 11,21には、T ダイB の壁を貫通する切欠部111 ,211 が接続し、これらの切欠 部111 ,211 は食品流体D がそれらを通過し迅速にT ダイB 内に進入することを 利するものである。
【0022】 入口11,21を通過した食品流体D は、すぐマニホールド12,22に流入する。こ れらマニホールド12,22の出口側は、ほぼ湾曲凹入の断面を有する、T ダイB の 縦方向に延びる曲面壁形穴に形成される。前記曲面の直径は5 〜8mm にしてよい 。これらのマニホールド12,22の目的は、食品流体D を入口11,21に接続する切 欠部111 ,211 から、両側に導くことにあり、これにより食品流体D の流動はマ ニホールド12,22のすべての長さ範囲に及ぶことができる。但し、この効果の達 成は、下記調整バルブ13,23の滞留作用がないと達成できない。一つの好ましい 実施例において、マニホールド12,22は、入口11,21からテーパー状に開かれ、 平面12a ,22a のようにT ダイB の端縁まで延びた後、さらに円弧凹入曲面壁形 穴12b ,22b の形に形成される。なお、ガイドの機能を向上させるために、マニ ホールド12,22の曲面壁形穴12b ,22b の容積は、T ダイ内部における他の構造 部分の容積よりも大きく設定される。図2 に示すように、入口11,21からのテー パー角度θは、45〜90°の範囲に設定される。
【0023】 マニホールド12,22を離れた食品流体D が調整バルブ13,23に流入し、そこで 滞留され、流動を均一化される。この滞留作用により、食品流体D はマニホール ド 12 ,22によって両側に向かって拡張するようになり、その後、前に向かって 流動する。好ましい実施例において、調整バルブ13と23との間隙は、T ダイB の 中央部位においてより狭く、両側に向かってだんだん広くなるように形成される (図5 )。すなわち、調整バルブ13と23はそれぞれその中央部位から両側に向か って微小な角度θ' でテーパー状に互いに離れるように延びる。最も狭い中央部 位での間隙は、0.1 〜2mm である。これにより、T ダイB の中間にある食品流体 D の流速が減速され、両側の流体に待ち合わせた後に一同に調整バルブ13と23を 通過する。
【0024】 調整バルブ13と23の下方に位置するリリーフバルブ14,24は、食品流体D の圧 力と剪断力を低下させるための空間を提供するものである。食品流体D が調整バ ルブ13,23の狭い間隙を通過するとき、高温、高圧と高剪断力が生じ、この高剪 断力が食品における高分子チェーンの切れと熱分解をもたらすことがある。リリ ーフバルブ14,24は、食品流体D に圧力リリースの空間を提供することができ、 これにより食品流体D が受けた圧力と剪断力を低下させ得る。リリーフバルブ14 と24との間隙R は、2 〜4mm にしてよい。リリーフバルブ14,24をでた食品流体 D は、リップバルブ15,25に流入する。リップバルブ15,25の機能は、最後に食 品流体D を成型することにあり、即ち食品流体D を膜状に成型する。リップバル ブ15と25との間隙L は、0.1 〜3mm にしてよい。T ダイB の長さの方向に沿って 、この間隙は一定である。
【0025】
【実施例】
実施例1同方向二軸押出機とT ダイによる湯葉の製作 大豆分離蛋白と澱粉を均一に食品原料に混合した後、得られた混合物と水をホ ッパーとポンプによって混合して食品流体とした。この食品流体を同方向二軸押 出機に送入し、その押出しスクリューによって押出した。押出しを行ったときに 、水分の含有量は37% 〜53% に設定した。なお、食品流体の流量を41.6kg/hr に 設定し、同方向二軸押出機の加熱スリーブの第2 〜第6 区域b ,c ,d ,e ,f の温度をそれぞれ60〜65℃,90〜160 ℃,100 〜130 ℃,110 〜180 ℃,80〜15 0 ℃の範囲内に設定した。また、T ダイの開口温度は90〜140 ℃に設定し、また 、開口圧力は0.2 〜22kg/cm2に設定した。 実施例2 同方向二軸押出機とT ダイによる米製薄皮の製作 粳米と澱粉を均一に食品原料に混合した後、得られた混合物と水をホッパーと ポンプによって混合して食品流体にした。この食品流体を同方向二軸押出機に送 入し、その押出しスクリューによって押出した。押出しを行ったときに、水分の 含有量は37% に設定した。なお、食品流体の流量を53.1kg/hr に設定し、同方向 二軸押出機の加熱スリーブの第2 〜第6 区域b ,c ,d ,e ,f の温度をそれぞ れ60℃,120 ℃,130 ℃,120 ℃,90℃に設定した。また、T ダイの開口温度は 102 ℃に設定し、また、開口圧力は20.5kg/cm2に設定した。 実施例3 同方向二軸押出機とT ダイによる小麦粉製薄皮の製作 小麦粉と水をホッパーとポンプによって混合して食品流体にした。この食品流 体を同方向二軸押出機に送入し、その押出しスクリューによって押出した。押出 しを行ったときに、水分の含有量は56% に設定した。なお、食品流体の流量を30 .8kg/hr に設定し、同方向二軸押出機の加熱スリーブの第2 〜第6 区域b ,c , d ,e ,f の温度をそれぞれ60℃,120 ℃,120 ℃,100 ℃,80℃に設定した。 また、T ダイの開口温度は82℃に設定し、また、開口圧力は1.6kg/cm2 に設定し た。
【0026】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によれば、製造の工程が非常に簡単なので、膜状食 品の製造所要時間を短縮化することができると共に、イールドが高く、且つリッ プバルブの間隙を設定することによって厚みが均一である非常に薄い膜状食品を 製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のT ダイを押出機に合わせて膜状食品を
製造する工程を説明するための説明図である。
【図2】本考案に用いられるT ダイの分解図である。
【図3】本考案に用いられるT ダイの組み立てた後の立
体図である。
【図4】図3 の4-4 線に沿った断面図である。
【図5】調整バルブの間隙の状態を示す、図4 の5-5 線
に沿った断面図である。
【符号の説明】
A…同方向二軸押出機 A1 …押出しスクリュー A2 …加熱スリーブ B …T ダイ C …ホッパーとポンプ D …食品流体 E …膜状食品 10 …第一ハーフ型 11 ,21…入口 12 ,22…マニホールド 12a,22a …平面 12b,22b …円弧凹入曲面壁形穴 13 ,23…調整バルブ 14 ,24…リリーフバルブ 15 ,25…リップバルブ 16 ,26…結合突起 20 …第二ハーフ型 30 ,40…固定部材 111,211 …切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 リュ シー−ジュン 台湾,タイペイ,リシュイ ストリート, ナンバー5−1 5エフ (72)考案者 チェン ウェン−リャン 台湾,タイペイ,チェンテー ロード,セ クション2,ナンバー120 5エフ (72)考案者 ワン サム−ロン 台湾,シンチュー,ナンタ ロード ナン バー 608 2エフ (72)考案者 ツァイ ウェイ−チォン 台湾,シンチュー,パオシャン ロード, レーン 93,アレイ 2,ナンバー 11

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機に接続して使用され、第一ハーフ
    型と第二ハーフ型とが結合してなり、内部が通過する食
    品流体を処理するための中空構造に形成され、当該中空
    構造は、前記第一ハーフ型と第二ハーフ型の壁を貫通す
    る切欠部を有し、押出機から送出した食品流体をその内
    部に導入する入口と、前記入口に接続し、出口側が縦方
    向に延びる凹入曲面壁形穴に形成され、通過する食品流
    体を前記凹入曲面壁形穴の曲面壁に沿って平板状流に形
    成するマニホールドと、前記マニホールドに接続し、当
    該マニホールドの容積に比べより小さな容積を有するこ
    とによって、通過する食品流体を滞留する調整バルブ
    と、前記調整バルブに接続し、当該調整バルブの容積に
    比べより大きな容積を有することによって通過後の食品
    流体の圧力を低下させるリリーフバルブと、前記リリー
    フバルブに接続し、通過する食品流体を連続送出される
    特定の厚みの膜状食品に成型するリップバルブとを包含
    することを特徴とする膜状食品製造用鋳型。
  2. 【請求項2】 前記第一ハーフ型と第二ハーフ型は、対
    称構造を有することを特徴とする請求項1記載の膜状食
    品製造用鋳型。
  3. 【請求項3】 前記鋳型はT ダイであり、それに前記第
    一ハーフ型と第二ハーフ型に結合用の部材が形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の膜状食品製造用鋳
    型。
  4. 【請求項4】 前記マニホールドは前記入口から45°〜
    90°の範囲でテーパー状に開かれ、平面のように鋳型の
    端縁まで延び、さらに円弧凹入曲面穴の形に形成され、
    前記調整バルブに接続することを特徴とする請求項1記
    載の膜状食品製造用鋳型。
  5. 【請求項5】 前記調整バルブにおける間隙が鋳型の中
    央部位においてより狭く、両側に向かってだんだん広く
    なるように形成されることを特徴とする請求項1記載の
    膜状食品製造用鋳型。
  6. 【請求項6】 前記調整バルブにおける、鋳型の中央部
    位に近い間隙が0.1〜2mm であることを特徴とする請求
    項5記載の膜状食品製造用鋳型。
  7. 【請求項7】 前記リリーフバルブにおける間隙が2 〜
    4mm であることを特徴とする請求項1記載の膜状食品製
    造用鋳型。
  8. 【請求項8】 前記リップバルブにおける間隙が0.1 〜
    3mm であることを特徴とする請求項1記載の膜状食品製
    造用鋳型。
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