JP3068491B2 - キャッシュ索引障害処理方式 - Google Patents

キャッシュ索引障害処理方式

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JP3068491B2
JP3068491B2 JP9089252A JP8925297A JP3068491B2 JP 3068491 B2 JP3068491 B2 JP 3068491B2 JP 9089252 A JP9089252 A JP 9089252A JP 8925297 A JP8925297 A JP 8925297A JP 3068491 B2 JP3068491 B2 JP 3068491B2
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みどり 田草川
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甲府日本電気株式会社
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  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャッシュ索引障害
処理方式に関し、特にアドレスアレイから読出したデー
タに障害を検出したときのキャッシュ索引障害処理方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】共有メモリモデルにおいて、あるプロセ
ッサが自キャッシュ内にある共有データのコピーに書込
みを行なうと、共有メモリ内および他プロセッサのキャ
ッシュ内に存在する当該共有データの別のコピーとの間
で値が一致しなくなる可能性があり、このとき、ほかの
プロセッサがこの値に一貫性のない共有データを読み出
すと、プログラムが誤った実行結果を生ずる危険があ
る。
【0003】そこで、この共有データの一貫性を維持す
るための手順であるキャッシュコヒーレンスプロトコル
が幾つか用意されている。
【0004】ここではその中のイリノイプロトコルを例
にとり、図4におけるシステム構成図および図3に示す
各キャッシュメモリにおけるキャッシュ索引障害処理回
路を参照してキャッシュ索引を説明し、その後、この場
合における従来の障害処理方式を説明する。
【0005】イリノイプロトコルでは、キャッシュステ
ータスとして、下記のI、CE、CSおよびDEの4種
の状態を有している。
【0006】I(Invalid)はキャッシュメモリ
内に主記憶104のコピーが存在しない状態を示す。
【0007】CE(Clean Exclusive)
は唯一つのキャッシュメモリ内に主記憶104と同じ内
容のコピーが存在する状態を示す。
【0008】CS(Clean Shared)は複数
のキャッシュメモリ内に主記憶104と同じ内容のコピ
ーが存在する状態を示す。
【0009】DE(Dirty Exclusive)
は唯一つのキャッシュメモリ内に主記憶104と異なる
内容のコピーが存在する状態を示す。
【0010】図4において、キャッシュメモリ101を
有するプロセッサ100と、キャッシュメモリ103を
有するプロセッサ102とはバス105に接続されて主
記憶104を共有している。
【0011】図3に示す従来のキャッシュ索引障害処理
回路は、図4のそれぞれのキャッシュメモリに設けられ
ており、プロセッサ、バス105または後述のレジスタ
37からのリクエストおよびアドレスがセレクタ40の
選択に応じてアドレスレジスタ31に格納され、アドレ
スアレイ33からキーアドレス、キャッシュステータス
ビットおよび誤り検出訂正のための冗長ビット(この冗
長ビットについては以下の説明では省略する場合があ
る)が読み出されて障害検出訂正回路35によりこの読
み出されたデータの誤り検出がおこなわれ、誤りが検出
されたときにはその訂正を行ない出力する。ステータス
判定回路34でそのデータのキャッシュステータスビッ
トによりステータスが判定され、それに基ずいてキャッ
シュデータの一貫性維持のための動作が行なわれる。制
御回路36はリクエスト情報と自および他のキャッシュ
メモリデータのステータス情報によりその一貫性維持の
ための制御動作を行なう回路である。レジスタ39はバ
ス105へ供給するアドレスやリクエスト情報を一時格
納する回路、レジスタ37はアドレスアレイ33のデー
タを更新するためのデータを一時格納する回路である。
図3および図4を参照してプロセッサ100からのリク
エストの種類に応じてのキャッシュ索引の基本動作を説
明する。
【0012】(1) プロセッサ100からのライトリクエ
ストの場合 (1.1) キャッシュメモリ101のキャッシュステータス
がIの場合 ステータス判定回路34において、キャッシュステータ
スがIと判定された場合、制御回路36において排他ブ
ロックリードリクエスト(以下EBRという)を生成
し、アドレスレジスタ31からのアドレスと共にレジス
タ39を介してバス105に送出する。そして、EBR
を受け取ったキャッシュメモリ103ではアドレスレジ
スタ31に格納されたリクエストおよびアドレスにより
アドレスアレイ33からキーアドレスおよびキャッシュ
ステータスビットが読み出され障害検出訂正回路35を
経てステータス判定回路34に入力され、その判定結果
をバス105に送出する。そのキャッシュステータスに
応じて以下のようになる。
【0013】(1.1.1) キャッシュメモリ103のキャッ
シュステータスがIの場合 バス105にはキャッシュステータスIの情報が送出さ
れ、いずれのキャッシュメモリにもコピーが存在しない
ため、主記憶104のリプライ実行が行なわれ、キャッ
シュメモリ101は主記憶104からデータを受けと
り、これにライトする。このとき、キャッシュメモリ1
01では、制御回路36においてキャッシュステータス
の更新情報DEを生成して、アドレスレジスタ31のア
ドレスおよび障害検出訂正回路35からのキーアドレス
とともにレジスタ37に格納し、さらにその出力がアド
レスレジスタ31およびライトデータレジスタ32に格
納されアドレスアレイ33の更新、すなわち、キーアド
レスを新規に登録、キャッシュステータスビットは、I
からDEへの更新を行なう。一方、キャッシュメモリ1
03では、制御回路36ではキャッシュステータスビッ
トはIのままで更新を必要としないとみなし、レジスタ
37に対する制御は行なわない。
【0014】(1.1.2) キャッシュメモリ103のキャッ
シュステータスがCEの場合 バス105にはキャッシュステータスCEの情報が送出
され、キャッシュメモリ103のリプライ実行が行なわ
れ、キャッシュメモリ101はキャッシュメモリ103
からデータを受け取り、これにライトする。このとき、
キャッシュメモリ101では、制御回路36においてキ
ャッシュステータスの更新情報DEを生成し、(1.1.1
) と同様にアドレスアレイ33の更新を行なう。一
方、キャッシュメモリ103では、制御回路36におい
てキャッシュステータスの更新情報Iを生成してアドレ
スレジスタ31のアドレスおよび障害検出訂正回路35
からのキーアドレスとともにレジスタ37に格納し、さ
らにその出力がアドレスレジスタ31およびライトデー
タレジスタ32に格納されアドレスアレイ33の更新を
行なう。
【0015】(1.1.3) キャッシュメモリ103のキャッ
シュステータスがCSの場合 本例では、キャッシュメモリを2つしか持たないため、
キャッシュメモリ101のキャッシュステータスがI
で、キャッシュメモリ103のキャッシュステータスが
CSという状態は起こりえない。
【0016】(1.1.4) キャッシュメモリ103のキャッ
シュステータスがDEの場合 バス105にはキャッシュステータスDEの情報が送出
され、キャッシュメモリ103のリプライ実行が行なわ
れ、キャッシュメモリ101はキャッシュメモリ103
からデータを受けとり、これにライトする。このとき、
キャッシュメモリ101では、制御回路36においてキ
ャッシュステータスの更新情報DEを生成し、(1.1.1
) と同様にアドレスアレイ33の更新を行なう。一
方、キャッシュメモリ103では、制御回路36におい
てキャッシュステータスの更新情報Iを生成して(1.1.
2 )と同様にアドレスアレイ33の更新を行なう。
【0017】(1.2) キャッシュメモリ101のキャッシ
ュステータスがCEの場合 キャッシュメモリ101のみが主記憶104のコピーを
持つのでこれにライトする。このとき、キャッシュメモ
リ101では、制御回路36においてキャッシュステー
タスの更新情報DEを生成し、(1.1.1 ) と同様にアド
レスアレイ33の更新を行なう。この場合、バス105
に対するリクエストを送出する必要がないので、レジス
タ39に対する制御は行なわない。
【0018】(1.3) キャッシュメモリ101のキャッシ
ュステータスがCSの場合 キャッシュメモリ101に主記憶104のコピーを持っ
ているのでこれにライトする。このとき、キャッシュメ
モリ101の制御回路36においてメモリブロック無効
化リクエスト(以下INVという)を生成し、アドレス
レジスタ31からのアドレスとともにレジスタ39を介
してバス105に送出する。また、このとき、制御回路
36においてキャッシュステータスの更新情報DEを生
成し、(1.1.1 )と同様にアドレスアレイ33の更新を
行なう。一方、キャッシュメモリ103においてINV
リクエストはアドレスレジスタ31に格納され、アドレ
スアレイ33からキーアドレスおよびキャッシュステー
タスビットが読み出され、障害検出訂正回路35を経て
ステータス判定回路34に入力され、キャッシュステー
タスがCSと判定され制御回路36においてキャッシュ
ステータスの更新情報Iを生成し、(1.1.2 )と同様に
アドレスアレイ33の更新を行なう。
【0019】(1.4) キャッシュメモリ101のキャッシ
ュステータスがDEの場合 キャッシュメモリ101のコピーにライトする。この場
合、制御回路36において、キャッシュステータスの更
新の必要性およびバス105に対するリクエストの送出
の必要性はないとみなし、レジスタ37およびレジスタ
39に対する制御は行なわない。
【0020】(2) プロセッサ100からのリードリクエ
ストの場合 (2.1) キャッシュメモリ101のキャッシュステータス
がIの場合 ステータス判定回路34において、キャッシュステータ
スがIと判定された場合、制御回路36において共有ブ
ロックリードリクエスト(以下SBRという)を生成
し、アドレスレジスタ31からのアドレスと共にレジス
タ39を介してバス105に送出する。そして、SBR
を受け取ったキャッシュメモリ103ではアドレスレジ
スタ31に格納されたリクエストおよびアドレスにより
アドレスアレイ33からキーアドレスおよびキャッシュ
ステータスビットが読み出され障害検出訂正回路35を
経てステータス判定回路34に入力され、その判定結果
をバス105に送出する。そのキャッシュステータスに
応じて以下のようになる。
【0021】(2.1.1) キャッシュメモリ103のキャッ
シュステータスがIの場合 バス105にはキャッシュステータスIの情報が送出さ
れる。いずれのキャッシュメモリにもコピーが存在しな
いため、主記憶104のリプライ実行が行なわれ、キャ
ッシュメモリ101は主記憶104からデータを受けと
り、プロセッサ100へ返す。このとき、キャッシュメ
モリ101では、制御回路36においてバス105から
のキャッシュステータス情報を受け、キャッシュステー
タスの更新情報CEを生成し、(1.1.1 )と同様にアド
レスアレイ33の更新を行なう。一方、キャッシュメモ
リ103では、制御回路36ではキャッシュステータス
ビットはIのままで更新を必要としないとみなし、レジ
スタ37に対する制御は行なわない。
【0022】(2.1.2) キャッシュメモリ103のキャッ
シュステータスがCEの場合 バス105にはキャッシュステータスCEの情報が送出
され、キャッシュメモリ103のリプライ実行が行なわ
れ、キャッシュメモリ101はキャッシュメモリ103
からデータを受け取り、これをプロセッサ100へ返
す。このとき、キャッシュメモリ101では、制御回路
36においてバス105からのキャッシュステータス情
報を受け、キャッシュステータスの更新情報CSを生成
し、(1.1.1 )と同様にアドレスアレイ33の更新を行
なう。一方、キャッシュメモリ103では、制御回路3
6においてキャッシュステータスの更新情報CSを生成
して(1.1.2 )と同様にアドレスアレイ33の更新を行
なう。
【0023】(2.1.3) キャッシュメモリ103のキャッ
シュステータスがCSの場合 本例では、キャッシュメモリを2つしか持たないため、
キャッシュメモリ101のキャッシュステータスがI
で、キャッシュメモリ103のキャッシュステータスが
CSという状態は起こり得ない。
【0024】(2.1.4) キャッシュメモリ103のキャッ
シュステータスがDEの場合 バス105にはキャッシュステータスDEの情報が送出
され、キャッシュメモリ103のリプライ実行が行なわ
れる。すなわち、キャッシュメモリ101へのデータの
供給と主記憶104への当該データの書き戻し処理が行
なわれる。キャッシュメモリ101はキャッシュメモリ
103からデータを受けとり、これをプロセッサ100
へ返す。このとき、キャッシュメモリ101では、制御
回路36においてバス105からのキャッシュステータ
ス情報を受け、キャッシュステータスの更新情報CSを
生成し、(1.1.1 )と同様にアドレスアレイ33の更新
を行なう。一方、キャッシュメモリ103では、制御回
路36においてキャッシュステータスの更新情報CSを
生成して(1.1.2 )と同様にアドレスアレイ33の更新
を行なう。
【0025】(2.2) キャッシュメモリ101のキャッシ
ュステータスがCEの場合 キャッシュメモリ101の持つコピーをプロセッサ10
0へ返す。この場合、キャッシュメモリ101の制御回
路36において、キャッシュステータスの更新の必要お
よびバス105に対するリクエストの送出の必要はない
とみなし、レジスタ37およびレジスタ39に対する制
御は行なわない。
【0026】(2.3) キャッシュメモリ101のキャッシ
ュステータスがCSの場合 キャッシュメモリ101の持つコピーをプロセッサ10
0へ返す。この場合、キャッシュメモリ101の制御回
路36において、キャッシュステータスの更新の必要お
よびバス105に対するリクエストの送出の必要はない
とみなし、レジスタ37およびレジスタ39に対する制
御は行なわない。
【0027】(2.4) キャッシュメモリ101のキャッシ
ュステータスがDEの場合 キャッシュメモリ101の持つコピーをプロセッサ10
0へ返す。この場合、キャッシュメモリ101の制御回
路36において、キャッシュステータスの更新の必要お
よびバス105に対するリクエストの送出の必要はない
とみなし、レジスタ37およびレジスタ39に対する制
御は行なわない。
【0028】上述において、(1.1.3 )および(2.1.3
)のような場合は、プロセッサが3以上の場合につい
ては生じ、勿論、適切な制御動作が行なわれるが、本発
明の本質には関係がないので説明を省略する。
【0029】以上説明したように、プロセッサ100か
らのリクエスト、または、バス105からのリクエスト
によりキャッシュを索引した結果に応じて、共有データ
の一貫性を維持するため、キーアドレスやキャッシュス
テータスビットの更新の必要がある場合と、更新の必要
のない場合とに分けられる。
【0030】更新の必要のない場合についていえば、
(1.1.1 )のキャッシュメモリ103と、(1.4 )のキ
ャッシュメモリ101と、(2.1.1 )のキャッシュメモ
リ103と、(2.2 ),(2.3 )および(2.4 )のキャ
ッシュメモリ101の場合である。
【0031】キャッシュメモリのデータアレイに格納さ
れているデータに訂正不可能な障害が検出された場合に
は、アドレスアレイに格納されている情報により、主記
憶からデータ書き戻すという従来のキャッシュ障害訂正
処理等によりデータの訂正処理を行ない、システムチェ
ック等による処理を中止することなくキャッシュとして
の機能を持続することができる。
【0032】一方、アドレスアレイに格納されているデ
ータは、キャッシュに登録されているアドレスとそのキ
ャッシュデータのステータスを示す情報であり、例え
ば、アドレスに訂正不可能な障害が検出された場合、キ
ャッシュに登録されたデータがいずれのアドレスに対応
するデータなのか識別が不能となり、キャッシュとして
の機能が果たせなくなり、システムチェック等により処
理を中止しなければならなくなる。また、ステータスに
訂正不可能な障害が検出された場合には、キャッシュに
登録されているデータの有効性が識別できなくなり、同
様にシステムチェック等により処理を中止しなければな
らなくなる。
【0033】そこで、データアレイよりも、アドレスア
レイに対する障害処理がより重要度が大といえる。
【0034】しかしながら、従来のキャッシュ索引障害
処理方式では、プロセッサからのリクエスト、または、
バスからのリクエストにより、アドレスアレイからの読
み出しデータ(キーアドレスとキャッシュステータスビ
ットと誤り検出訂正用の冗長ビットを含む)の障害を検
出した場合、その読み出しデータは訂正可能であるとき
には訂正して出力されるが、一方、アドレスアレイに記
憶されているデータは、そのリクエスト、または、後続
の他のリクエストにより、キーアドレス、または、キャ
ッシュステータスビットが、上述のように、キャッシュ
コヒーレンスプロトコルによりいずれ更新されることを
期待して、そのままの状態で放置していた。
【0035】しかし、障害のある状態のまま放置され訂
正不可能な障害が惹起するのを避けるために、アドレス
アレイからの読み出しデータに障害を検出したリクエス
トを中断し、障害を検出したキャッシュメモリアドレス
を無効化(例えば特開平5−2419955号公報記載
の技術)した後、中断したリクエスト処理を再開し、再
度、キャッシュメモリアドレスを登録し障害訂正を行な
っている場合もあった。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のキャッ
シュ索引障害処理方式の中の上述の放置する方式は、更
新されるまでの間に、更なる障害が発生して訂正不能と
なり、システムチェック等により、システム全体の処理
を停止しなければならないという危険性があるという欠
点がある。
【0037】またリクエストを中断して障害処理を行な
う方式は、リクエストを再開するまでの処理性能の低下
を回避できないという欠点がある。
【0038】本発明の目的は、障害が検出され訂正され
たデータについてはアドレスアレイに再書き込みを行な
うことにより信頼性の一段と向上したキャッシュ索引障
害処理方式を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】第1の発明のキャッシュ
索引障害処理方式は、キャッシュ索引要求に応じてアド
レスアレイから読み出されたデータの障害を検出したと
きには訂正してデータを出力する障害検出訂正手段と、
前記キャッシュ索引要求とその要求に対応するデータの
ステータス情報とから前記アドレスアレイから読み出さ
れたデータの更新の必要性を決定し必要のときは前記読
み出されたデータの格納されていた前記アドレスアレイ
のアドレスにあるデータの更新を行なう更新制御手段
と、前記障害検出訂正手段の訂正出力と前記更新制御手
段における更新の不必要の決定とに応じて訂正前のデー
タの格納されていた前記アドレスアレイのアドレスに訂
正されたデータを書き込む訂正データ再書込み手段とを
含んで構成されている。
【0040】
【0041】第の発明のキャッシュ索引障害処理方式
は、第1の発明のキャッシュ索引障害処理方式におい
て、更新制御手段によりアドレスアレイを更新するため
の更新情報と訂正データ再書込み手段によりアドレスア
レイに再書込みするための再書込み情報との使用する一
時格納のためのレジスタは共用されることを特徴として
いる。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0043】図1は本発明のキャッシュ索引障害処理方
式の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0044】第1の実施の形態のキャッシュ索引障害処
理方式は、図1に示すように、プロセッサまたはバス等
から供給されるリクエストおよびアドレスを一時格納す
るアドレスレジスタ1と、キャッシュメモリアドレスの
キーアドレスとキャッシュステータス情報と障害検出訂
正用の冗長ビットとを格納するアドレスアレイ3と、ア
ドレスアレイ3に書き込むデータを一時格納するライト
データレジスタ2と、アドレスアレイ3からの読み出し
データの障害を障害検出訂正用の冗長ビットを使用して
検出し訂正する障害検出訂正回路5と、キャッシュステ
ータス情報によりキャッシュデータの状態を判定するス
テータス判定回路4と、アドレスアレイ3から読み出さ
れてステータス判定回路4により障害検出訂正されたデ
ータのアドレスアレイ3への再書込みを制御する再書込
み制御回路8と、リクエスト情報と自および他のキャッ
シュステータス情報とによりキャッシュデータの一貫性
維持のための動作を行なう制御回路6と、アドレスアレ
イ3への再書込みデータや更新データを一時格納するレ
ジスタ7と、バスに供給するアドレスおよびリクエスト
情報を一時格納するレジスタ9と、アドレスレジスタ1
への入力を切り換えるセレクタ10とを含んで構成され
ている。
【0045】アドレスアレイ3から読み出されたデータ
によるキャッシュ索引動作は図3に示す従来のキャッシ
ュ索引障害処理回路の動作と同じであるので説明を省略
する。
【0046】アドレスアレイ3から読み出されたデータ
に障害があり、障害検出訂正回路5により検出訂正され
たときには、障害検出訂正回路5から再書込み制御回路
8に対して障害検出訂正報知信号が供給される。
【0047】再書込み制御回路8はこの障害検出訂正報
知信号の供給に応答して起動し、レジスタ7にアドレス
レジスタ1からのアドレスと障害検出訂正回路5からの
訂正されたキーアドレスとキャッシュステータス情報と
冗長ビットとを格納し、次いで、ライトデータレジスタ
2にキーアドレスとキャッシュステータス情報と冗長ビ
ットを格納し、アドレスレジスタ1にセレクタ10を介
してアドレスを格納し、その後アドレスレジスタ1の示
すアドレスアレイ3のアドレスにライトデータレジスタ
2のデータを再書込みを行なう。
【0048】かくすることにより、第1の実施の形態の
キャッシュ索引障害処理方式は、当初アドレスアレイ3
に格納されていた障害のあったデータは障害のまま放置
されることなく、訂正された正しいデータとして同じア
ドレスに書き込まれるので、これ以降は当該アドレスの
データは正常なデータとなり、訂正不可能な障害を惹起
することは極めて少なくなる。
【0049】また、再書込みは既存のレジスタを共用す
ることにより少ないハードウエアの増加により上記効果
を実現できるという効果を有している。
【0050】第1の実施の形態のキャッシュ索引障害処
理方式は、障害検出訂正のあった場合には、レジスタ7
を経由して必ず訂正のあったデータの再書込みが行なわ
れる。一方、キャッシュデータの一貫性を維持するため
の制御回路6の動作により、アドレスアレイ3のデータ
の更新を行なう場合も、レジスタ7を経由して行なわれ
ることは、〔従来の技術〕の項で既に記述した通りであ
り、レジスタ7、セレクタ10、アドレスレジスタ1、
ライトデータレジスタ2によるアドレスアレイ3の書き
込みが輻輳するという懸念が生ずる。
【0051】そこで、この問題を解決すべく本発明のキ
ャッシュ索引障害処理方式の第2の実施の形態がある。
図2は本発明のキャッシュ索引障害処理方式の第2の実
施の形態の構成を示すブロック図である。
【0052】第2の実施の形態のキャッシュ索引障害処
理方式の第1の実施の形態のキャッシュ索引障害処理方
式との相違点は、再書込み制御回路8に代えて再書込み
制御回路28と、制御回路6に代えて制御回路26とを
有している。
【0053】制御回路26は制御回路6の機能に加え
て、キャッシュデータの一貫性を維持する上でアドレス
アレイ3のキャッシュ索引されたデータの更新を必要と
しないときに更新不要を報知する更新不要報知信号を再
書込み制御回路28に供給する。
【0054】再書込み制御回路28は障害検出訂正回路
5からの障害検出訂正報知信号の供給を受け、かつ、制
御回路26からの更新不要報知信号の供給を受けた場合
のみ、これに応動してレジスタ7にアドレスレジスタ1
からのアドレスと障害検出訂正回路5からの訂正された
キーアドレスとキャッシュステータス情報と冗長ビット
とを格納し、次いで、ライトデータレジスタ2にキーア
ドレスとキャッシュステータス情報と冗長ビットを格納
し、アドレスレジスタ1にセレクタ10を介してアドレ
スを格納し、その後アドレスレジスタ1の示すアドレス
アレイ3のアドレスにライトデータレジスタ2のデータ
の再書込みを行なう。
【0055】かくすることにより、第2の実施の形態の
キャッシュ索引障害処理方式は、アドレスアレイ3の更
新動作のない場合のみ、訂正された正しいデータが同じ
アドレスに再び書き込まれるので、これ以降は当該アド
レスのデータは正常なデータとなり、訂正不可能な障害
を惹起することは極めて少なくなるとともに、第1の実
施の形態のキャッシュ索引障害処理方式の欠点であるレ
ジスタ7、セレクタ10、アドレスレジスタ1、ライト
データレジスタ2によるアドレスアレイ3の書き込みの
輻輳が大幅に改善される。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャッシ
ュ索引障害処理方式は、当初アドレスアレイに格納され
ていた障害のあったデータは障害のまま放置されること
なく、訂正された正しいデータとして同じアドレスに書
き込まれるので、これ以降は当該アドレスのデータは正
常なデータとなり、訂正不可能な障害を惹起することは
極めて少なくなりキャッシュメモリの信頼度は著しく向
上できるという効果を有している。
【0057】また、また、再書込みは既存のレジスタを
共用することにより少ないハードウエアの増加により上
記効果を実現できるという効果を有している。
【0058】さらに、第2の実施の形態ではアドレスア
レイの更新要のときは、訂正データの再書込みを行なわ
ないようにすることにより障害処理動作の輻輳を大幅に
軽減できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャッシュ索引障害処理方式の第1の
実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のキャッシュ索引障害処理方式の第2の
実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図3】従来のキャッシュ索引障害処理回路の一例の構
成を示すブロック図である。
【図4】共有メモリモデルにおけるシステム構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1、31 アドレスレジスタ 2、32 ライトデータレジスタ 3、33 アドレスアレイ 4、34 ステータス判定回路 5、35 障害検出訂正回路 6、26、36 制御回路 7、9、37、39 レジスタ 8、28 再書込み制御回路 10、40 セレクタ 100、102 プロセッサ 101、103 キャッシュメモリ 104 主記憶 105 バス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャッシュ索引要求に応じてアドレスア
    レイから読み出されたデータの障害を検出したときには
    訂正してデータを出力する障害検出訂正手段と、前記キ
    ャッシュ索引要求とその要求に対応するデータのステー
    タス情報とから前記アドレスアレイから読み出されたデ
    ータの更新の必要性を決定し必要のときは前記読み出さ
    れたデータの格納されていた前記アドレスアレイのアド
    レスにあるデータの更新を行なう更新制御手段と、前記
    障害検出訂正手段の訂正出力と前記更新制御手段におけ
    る更新の不必要の決定とに応じて訂正前のデータの格納
    されていた前記アドレスアレイのアドレスに訂正された
    データを書き込む訂正データ再書込み手段とを含むこと
    を特徴とするキャッシュ索引障害処理方式。
  2. 【請求項2】 更新制御手段によりアドレスアレイを更
    新するための更新情報と訂正データ再書込み手段により
    アドレスアレイに再書込みするための再書込み情報との
    使用する一時格納のためのレジスタは共用されることを
    特徴とする請求項1記載のキャッシュ索引障害処理方
    式。
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