JP3067921U - 遠赤外線放射用マット - Google Patents

遠赤外線放射用マット

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JP3067921U JP1999007540U JP754099U JP3067921U JP 3067921 U JP3067921 U JP 3067921U JP 1999007540 U JP1999007540 U JP 1999007540U JP 754099 U JP754099 U JP 754099U JP 3067921 U JP3067921 U JP 3067921U
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ジュン イャンクォン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水脈及び電子波を遮断し、人体に有利な遠赤
外線を放出して、深い熟眠を取り得るようにし、疾病治
療又は疲労回復などの効果を有する遠赤外線放射用マッ
トを提供する。 【解決手段】 上部シート14と下部シート12との間
に、第1クッション材16と、熱反射板22及び水脈遮
断用金属板24と、第2クッション材18と、ヒーティ
ング熱線26と、絶縁コーティング紙28と、鉱石粒子
を充填してなる遠赤外線放射用パッド30と、第3クッ
ション材20とが、下方側から順に積層されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はマットに関するもので、より詳しくは、マット内に備えられるヒーテ ィング熱線を加熱させて暖房熱を発散させる従来の構造を改善して、使用者が熟 眠、疾病治療および疲労回復などの効果を得るようにする遠赤外線放射用マット に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人口の都市集中化及び制限された宅地空間のため、住居形態が単独住宅よりは オフィスビル又はアパートなど集団住居形態に変化している。また、これら住居 地域では、個別暖房より、経済的費用を節減するため、暖房熱を決められた時間 に一律的に各家庭に伝達する中央集中式暖房を採択している。
【0003】 このような中央集中式暖房により、各家庭では、特に老人又は子供が居住する 家庭では、暖房されない時間に個別暖房のため、別の暖房用マット又は電熱器を 保有している。
【0004】 このような従来のマットは、内部にヒーティング熱線が備えられて、電気スイ ッチの入力信号に応じてヒーティング熱線が放熱して暖房することになるもので ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記のような従来のマットは、熱を発散させるヒーティング熱線がニ クロム線からなっているため、電気信号の入力による熱発散時、外部に多くの電 子波を発散するので、マット上での睡眠中、大勢の人々が有害な電子波により熟 眠を取り得なくて不満を訴えることがあるという問題点がある。これにより、大 勢の人々は暖房されない場合に限り、マットを一時的方便としてだけ使用した。
【0006】 したがって、本考案は、前記のような問題点を解決するためになされたもので 、睡眠時、深い熟眠を取り得るようにし、疾病治療又は疲労回復などの効果を有 する遠赤外線放射用マットを提供することにその目的がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案は、上部シートと下部シートとの間に、一定 厚さを有し、上側の構造を保護する板状の第1クッション材と、前記第1クッシ ョン材の上面に積層される熱反射板及び水脈遮断用金属板と、前記熱反射板の上 面に密着される板状の第2クッション材と、前記第2クッション材の上面にジグ ザグ形状に配列され、複数本の炭素繊維からなる熱発散用ヒーティング熱線と、 前記ヒーティング熱線の上面に設けられる板状の絶縁コーティング紙と、前記絶 縁コーティング紙の上面に設けられ、2枚の繊維素材を、所定間隔を有するよう に、長手方向に縫製して、複数の隣接する交叉挿入部を形成し、これに鉱石粒子 をそれぞれ充填してなる遠赤外線放射用パッドと、前記遠赤外線放射用パッドの 上面に設けられる板状の第3クッション材とを積層したことを特徴とする。
【0008】 本考案のほかの面によると、前記熱反射板及び水脈遮断用金属板が一体に構成 されたアルミニウム板からなることを特徴とする。
【0009】 本考案の更にほかの面によると、前記遠赤外線放射用パッドの交叉挿入部には 、微細に粉砕された雲母砕石を充填させることを特徴とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案による遠赤外線放射用マットの一実施形態を添付図面に基づいて 詳細に説明する。
【0011】 図1は本実施形態のマットの要部を切開した状態を示す斜視図であり、図2は 本実施形態のマットの分解斜視図であり、図3は本実施形態によるマットの部分 断面図である。
【0012】 本実施形態の遠赤外線放射用マット10は、板状の下部シート12と上部シー ト14の外側縁部が縫製されてなるものであり、その内部に板状の第1、2、3 クッション材16、18、20、一対に積層される熱反射板22、水脈遮断用金 属板24、放熱用ヒーティング熱線26、絶縁コーティング紙28及び遠赤外線 放射用パッド30が積層されて構成される。
【0013】 これら第1、2、3クッション材16、18、20は、それぞれ一定厚さを有 する板状の繊維素材からなり、前記繊維素材としては、緩衝力を有する綿、又は 多様な形態の発泡素材が用いられる。このようなクッション材は、所望の衝撃吸 収効果を有して、内部に入れられる積層材料の安定的な保護を目的として設置さ れる。
【0014】 言い換えれば、前記下部シート12と上部シート14との間の底面側には、ま ず第1クッション材16が密着され、前記第1クッション材16の上面には熱反 射板22と水脈遮断用金属板24が順次積層される。
【0015】 前記熱反射板22は、その上側で発生した熱が底面側に伝熱することなく、上 方に輻射されるようにするもので、薄く加工されたアルミニウム薄板が普遍的に 使用される。その下側に提供される水脈遮断用金属板24は、水脈、つまり地下 水により発生する微細な振動を効果的に遮断して、人体に有害な影響を及ぼすこ とを防止するものである。水脈遮断のために設けられる前記金属板24は、通常 純銅で製作された板材が使用されているが、そのほかにも学術的に効能が認めら れるアルミニウムを素材として加工してもかまわない。
【0016】 本実施形態においては、前記水脈遮断用金属板24を前記熱反射板22と同一 の素材で製作することにより、マットの屈曲性及び加工性を向上させようとし、 前記水脈遮断用金属板24と輻射熱の上方に反射させる前記熱反射板22とを一 枚の板材に加工している。ここで、所望の厚さを維持するように成形することも 可能である。
【0017】 ただし、前記水脈遮断用金属板24と熱反射板22がそれぞれ分離された薄板 材から構成される場合、単一板材を使用する場合より製作費用が多少増加するが 、分離された2枚の板材の間に空気層が形成されるので、断熱輻射効果が非常に 向上され、マットの屈曲も自在であるので、携帯及び保管時に大きい利点を有す る。
【0018】 前記熱反射板22の上面には、板状の第2クッション材18が設けられる。ま た、前記第2クッション材18の上面には、スイッチ(図示せず)のオン/オフ 操作により熱を発散させる熱発散用ヒーティング熱線26がジグザグ形状に配列 される。
【0019】 前記熱発散用ヒーティング熱線26は、複数本の炭素繊維32を絶縁材で被覆 させたもので、スイッチのオン/オフ動作により熱を発散するものである。
【0020】 微細な太さの炭素繊維(Carbon fiber)を束形態に複数本被覆させてなる前記 ヒーティング熱線26は、よく知られているように、炭素繊維が有する長所とし て、耐食性に優れ、熱膨張が小さく、電気伝導性に優れるだけでなく、耐熱性に も優れて、スイッチング時、電子波を効果的に遮断するものであるので、健康維 持及び治療用に好適に使用できるものである。
【0021】 前記熱発散用ヒーティング熱線26の上部には、柔軟で薄い板状の絶縁コーテ ィング紙28が設けられる。そして、前記絶縁コーティング紙28の上面には、 遠赤外線放射用パッド30が積層される。前記遠赤外線放射用パッド30は2枚 の繊維素材34、36を平面状態で所定間隔を有するように、横方向又は縦方向 に縫製して、互いに隣接する部位に交叉挿入部40が形成し、前記交叉挿入部4 0にはそれぞれ微細に粉砕された鉱石粒子38を充填させる。
【0022】 この際に、充填される前記鉱石粒子38としては、遠赤外線放射効果と蓄熱、 遮音効果を有する雲母砕石が好ましく使用される。このような雲母砕石は、主要 構成鉱物として石英、白雲母、黒雲母からなり、これに微量の長石、電気石、石 榴石、燐灰石、そして不透明鉱物を含む鉱物として多量のゲルマニウムを含有す るものでなければならない。
【0023】 このような雲母砕石の粒度は8〜30mmの大きさを維持することが好ましい。 これらの粒度が8mm以下である場合、熱輻射効果及び放射効果が低減され、粒度 が30mm以上である場合、大きすぎる空間により、蓄熱効果が大きく低下するも のであるためである。前記鉱石粒子38としては、雲母砕石のほかにも脈斑石、 黄土が好ましく使用できる。
【0024】 また、前記遠赤外線放射用パッド30に横方向又は縦方向の交叉挿入部40を 形成させることは、前記遠赤外線放射用マット10を展開させた状態で折り畳む とき、折曲の容易な縫製線を中心に簡便に折り畳み得るようにするとともに、使 用者が長時間座っているか又は横たわっている場合にも、使用者の動作により鉱 石粒子38がマットの一側に過度に偏重される現象を抑制するためである。
【0025】 更に、ジグザグ形状に配列される前記ヒーティング熱線26が積層されるとき 、交叉挿入部40と交叉挿入部40との間に配置されるようにすることにより、 スイッチング時、均等な熱伝達を得るためである。
【0026】 このように積層された前記遠赤外線放射用パッド30の上面には繊維素材から なった板状の第3クッション材20が設けられて、衝撃吸収性及び緩衝力を向上 させる。
【0027】 このような本実施形態の遠赤外線放射用マット10を使用しようとするとき、 図2及び図3に示すように、まず、使用者は、マット10を床面に展開してから 図示しないスイッチをオンさせる。すると、スイッチ信号の入力によりヒーティ ング熱線26が熱を発散し、このように発散される熱は、炭素繊維32の固有性 質により、電子波が遮断された上で、上方に伝達され、さらに、下方に伝達され る熱も熱反射板22により再び上方に伝達される。続いて、上方に伝達される熱 は遠赤外線放射用パッド30、つまり前記遠赤外線放射用パッド30に一定間隔 に充填される鉱石粒子層38を通過しながら拡散されるとともに外部に遠赤外線 を放出することになる。
【0028】 また、現代科学により一部認められている地下水の流れ、つまり水脈は、遠赤 外線放射用マット10に内蔵される下側の水脈遮断用金属板24により遮断され るので、使用者は水脈の影響を受けないことになる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による遠赤外線放射用マットは、マット内に熱反 射板、水脈遮断用金属板、ヒーティング熱線、遠赤外線放射用パッドを積層させ 、そして、これらの間にクッション材を挿入することにより、人体に有害な水脈 及び電子波を遮蔽し、かつ暖房時にヒーティング熱線で発生する熱が鉱石粒子を 通過しながら外部に遠赤外線を放出することにより、使用者の疾病治療及び疲労 回復などの効果を有するものである。
【0030】 また、鉱石粒子を内蔵する遠赤外線放射用パッドを、複数の交叉挿入部が形成 されるように、横方向又は縦方向に縫製することにより、折曲の容易な縫製線に 沿って簡便に展開及び折り畳みが行え、更に、長時間の使用にも鉱石粒子の一側 への偏重が発生しないので、使用者の便宜性を向上させる効果があるものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施形態としての遠赤外線マッ
トの部分切開斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本考案に係る一実施形態としての遠赤外線マッ
トの部分断面図である。
【符号の説明】
10 遠赤外線放射用マット 12 下部シート 14 上部シート 16 第1クッション材 18 第2クッション材 20 第3クッション材 22 熱反射板 24 水脈遮断板 26 ヒーティング熱線 28 絶縁コーティング紙 30 遠赤外線放射用パッド 32 炭素繊維 34、36 繊維素材 38 鉱石粒子 40 交叉挿入部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部シートと下部シートとの間に、 一定厚さを有し、上側の構造を保護する板状の第1クッ
    ション材と、 前記第1クッション材の上面に積層される熱反射板及び
    水脈遮断用金属板と、 前記熱反射板の上面に密着される板状の第2クッション
    材と、 前記第2クッション材の上面にジグザグ形状に配列さ
    れ、複数本の炭素繊維からなる熱発散用ヒーティング熱
    線と、 前記ヒーティング熱線の上面に設けられる板状の絶縁コ
    ーティング紙と、 前記絶縁コーティング紙の上面に設けられ、2枚の繊維
    素材を、所定間隔を有するように、長手方向に縫製し
    て、複数の隣接する交叉挿入部を形成し、これに鉱石粒
    子をそれぞれ充填してなる遠赤外線放射用パッドと、 前記遠赤外線放射用パッドの上面に設けられる板状の第
    3クッション材と、 が積層されてなることを特徴とする遠赤外線放射用マッ
    ト。
  2. 【請求項2】前記熱反射板及び前記水脈遮断用金属板
    は、一体に構成されたアルミニウム板からなることを特
    徴とする請求項1記載の遠赤外線放射用マット。
  3. 【請求項3】前記鉱石粒子は、雲母砕石からなることを
    特徴とする請求項1記載の遠赤外線放射用マット。
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