JP3067795U - ストラップ装着型発着信検知発光アクセサリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】携帯電話の発着信電波を検知して光で発着信を
知らせる「ストラップ装着型発着信検知発光アクセサ
リ」。 【解決手段】本考案は、少なくとも１個のＬＥＤと、携
帯電話等の発着信電波を受信するためのアンテナ機能を
有する部材と、前記アンテナ部材により発着信電波を受
信すると、これを検知して前記ＬＥＤの点滅発光を行う
制御回路を備えるとともに、ストラップに装着するため
の取付手段、または取付部材を備える。アクセサリはア
ンテナ部材と制御回路を内蔵している。この制御回路
は、アンテナ部材を介して携帯電話等の発着信電波を検
知すると、アクセサリに備えた少なくとも１個のＬＥＤ
を点滅発光させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、携帯電話等の発着信電波を検知して発光するアクセサリに関し、 特に携帯電話の各種ストラップに装着する事を特長とする発光するアクセサリに 関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、携帯電話の発着信電波を検知してＬＥＤを発光させる技術を利用した「 光るアンテナ」や「光るキーホルダー」などが携帯電話用アクセサリとして商品 化されている。これらは暗い使用環境でも発着信を目で認識出来るという実用性 とともに、光の点滅や変化が美しいことから人気があるのは周知の通りである。 一方携帯電話用アクセサリとして、多種多様なストラップが商品化されており、 多くの人々が自分の好みのストラップに付け替えて楽しむ事が一般化している状 況である。従って携帯電話の発着信電波を検知して光で発着信を知らせる「スト ラップ装着型発着信検知発光アクセサリ」の市場ニーズは極めて高いものがある が、これまで的確なストラップ型の商品はなかったのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

「ストラップ装着型発着信検知発光アクセサリ」の市場ニーズに応える提案と して携帯電話のストラップ自体を発光させるものの提案があるが、携帯電話等の ストラップは一般的に柔軟で、かつ電気的に非伝導性の素材あるいは構造で作ら れており、現時点の技術では実用的な使用環境下で「発着信検知発光ストラップ 」を商品化する事は困難であった。本考案の課題は、前述の技術的現状認識に立 って、いかにして市場ニーズに応える「ストラップ装着型発着信検知発光アクセ サリ」を考案する事である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１に記載した考案は、少なくとも１個のＬＥＤと、携帯電話等の発着信 電波を受信するためのアンテナ機能を有する部材と、前記アンテナ部材により発 着信電波を受信すると、これを検知して前記ＬＥＤの点滅発光を行う制御回路を 備えるとともに、ストラップに装着するための取付手段、または取付部材を備え ている発光するアクセサリである。

【０００５】 この構成では、アクセサリはアンテナ部材と制御回路を内蔵している。この制 御回路は、アンテナ部材を介して携帯電話等の発着信電波を検知すると、アクセ サリに備えた少なくとも１個のＬＥＤを点滅発光させる。一方このアクセサリは 、一般的な携帯電話等のストラップに簡単に装着可能なように、ストラップを貫 通したり、あるいは挟み込んで位置を保持する部材あるいは手段を備えている。 ストラップへの取付手段は、ストラップを貫通して接着固定するなどの方法でも 良い。アクセサリは極めて小さく構成されており、一般的なストラップに簡単に 装着することが出来るので、携帯電話等に発着信があると、その電波を検知して ストラップに装着したアクセサリ上のＬＥＤが明るく点滅発光するなどして発着 信を知らせるとともにイルミネーションの変化を楽しませる事が出来る。

【０００６】 請求項２に記載した考案は、ストラップに装着するための取付手段が、着脱可 能であるところの請求項１に記載する発光するアクセサリである。この構成では 、アクセサリを一般的な携帯電話等のストラップに簡単に装着可能なように、例 えばストラップを通したり、ストラップを挟み込んで位置を保持するための保持 部を備えている。

【０００７】 請求項３に記載した考案は、ストラップに装着するための取付手段が、アクセ サリのケース部材と一体的に形成されているところの請求項１〜２に記載する発 光するアクセサリである。この構成では、例えばアクセサリのケース部材の一部 が貫通穴を構成するように一体的に成形されており、貫通穴にストラップを通し て保持できる様に形成される。従って特別な保持部材や装置を要しないため、最 も低コストで簡便にストラップに着脱可能なアクセサリを提供する事が可能であ る。

【０００８】 請求項４に記載した考案は、ストラップに装着するための取付手段が、アクセ サリをストラップの任意の位置に係留可能であるところの請求項１〜３に記載す る発光するアクセサリである。この構成では、アクセサリを一般的な携帯電話等 のストラップに簡単に取り付け可能であるとともに、例えばストラップを挟み込 んで任意の位置にスライドして、その位置にアクセサリを保持するための係留機 能を備えている。これによってアクセサリをストラップの最も使いやすい位置に 装着することが出来るので、使い方に合わせてアクセサリの取り付け位置を移動 して位置決めする事が出来る。

【０００９】 請求項５に記載した考案では、アクセサリは複数のＬＥＤを備えている。アク セサリの制御回路は前記アンテナ部材により発着信電波を受信すると、これを検 知して複数のＬＥＤを予め設定された順序で順次点滅発光するとともに、一定時 間を経過すると発光を停止する機能を有する。本構成では、アクセサリは例えば ３個、あるいは６個のＬＥＤを備えており、制御回路は前記アンテナ部材により 発着信電波を受信すると、これを検知して３個あるいは６個のＬＥＤを予め設定 された順序で順次点滅発光させるとともに、一定時間を経過すると発光を停止さ せる。従って本構成では、アクセサリの図柄やデザインに合わせていろいろな発 光色のＬＥＤを配置してくるくると発光点を移動させたり、発光色の変化を楽し めるアクセサリを構成する事が出来る。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図１は、この発明の一実施形態であるアクセサリの外観を示す図であり、この 実施形態ではアクセサリは３個のＬＥＤを備え、例えば赤、黄、青などの発光色 の組み合わせで構成されている。図２は図１のアクセサリの断面Ａ−Ａを示す図 である。図１，２において、１はアクセサリ本体の上ケース、２はアクセサリ本 体の下ケース、３は着脱自在の電池ふた、４は電池収納部、５は電池、６は制御 回路基板、７は制御回路基板上に配置されたアンテナ部材、８は制御基板上に配 置されたＬＥＤである。アクセサリ本体の上ケースには、光透過性の板９の上に カラー印刷等で描かれた図柄が印刷されている。アクセサリ本体の下ケース２に は、アクセサリを携帯電話等のストラップに取り付けるための貫通穴１０があっ て、ストラップ１１が貫通している。

【００１１】 図３は制御回路基板６を模式的に示す図である。制御回路基板６上には、電池 ５から電源供給を受けるための接点、アンテナからの受信電波を検知する検知回 路、検知回路の信号出力を受けて予め設定した信号を出力する指示回路、指示回 路の出力信号によりＬＥＤを点滅駆動するドライバ回路、設定時間を経過すると 停止信号を出力するタイマー等を含む制御回路１３、アンテナ部材１４およびＬ ＥＤ８が配置されている。この実施形態では３個のＬＥＤ８が配置されている。

【００１２】 図３において、アンテナ部材は回路基板上にプリントされたアンテナであって も良いし、あるいはアンテナ素子であっても良い。

【００１３】 図４は別の実施形態を示す図である。図４の実施形態では特にストラップへの 取付手段がストラップを挟み込んで任意の位置で係留可能な構造例を示す。貫通 穴の一方に一体的に形成された爪部１１が設けられていて、ストラップを摩擦力 で押し付ける事によってストラップに係留する。この実施形態では６個のＬＥＤ が配置されている。爪部の構成に代えて他のバネ部材や弾性的な部材を用いても 良い。

【００１４】 図５は別の実施形態を示す図である。図５の実施形態では、ストラップへの取 付手段は図１と同じ構造で、単にストラップを貫通しているが、別の位置決め部 材１４によってストラップの適当な位置にアクセサリを取り付ける事が出来る。 位置決め部材１４は弾性材料で出来ており、ストラップを挟み込んで適当な位置 で摩擦力によって保持し、アクセサリを任意の位置で係留する事が出来る。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように、この考案によれば携帯電話等の標準的なストラップに簡単に装 着出来るとともに、携帯電話の発着信電波を検知して光で発着信を知らせる「ス トラップ装着型発着信検知発光アクセサリ」のニーズに応える商品を安価に提供 する事が出来る。 またこの考案によれば、従来携帯電話用アクセサリとして商品化されているキー ホルダ型のアクセサリよりも簡便で使い易く、暗い使用環境でも発着信を目で認 識出来るという実用性とともに、光の点滅や動き、発光色の変化が美しいアクセ サリを提供する事が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施形態によるアクセサリの外観を
示す図。

【図２】この考案の実施形態によるアクセサリの断面を
示す図。

【図３】この考案のアクセサリの制御回路基板を模式的
に示す図。

【図４】別の実施形態にかかるアクセサリを示す図。

【図５】別の実施形態にかかるアクセサリを示す図。

【符号の説明】

１−上ケース ２−下ケース ３−電池ふた ４−電池収納部 ５−電池 ６−制御回路基板 ７−アンテナ部材 ８−ＬＥＤ ９−光透過性の板 １０−貫通穴 １１−爪部 １２−ストラップ １４−位置決め部材

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも１個のＬＥＤと、携帯電話等の
   発着信電波を受信するためのアンテナ機能を有する部材
   と、前記アンテナ部材により発着信電波を受信すると、
   これを検知して前記ＬＥＤの点滅発光を行う制御回路を
   備えるとともに、ストラップに装着するための取付手
   段、または取付部材を備えている発光するアクセサリ。
2. 【請求項２】前記ストラップに装着するための取付手段
   が、ストラップに着脱可能であるところの請求項１に記
   載する発光するアクセサリ。
3. 【請求項３】前記ストラップに装着するための取付手段
   が、アクセサリのケース部材と一体的に形成されてい
   る、請求項１〜２に記載する発光するアクセサリ。
4. 【請求項４】前記ストラップに装着するための取付手段
   が、ストラップの任意の位置に係留可能であるところの
   請求項１〜３に記載する発光するアクセサリ。
5. 【請求項５】前記制御回路は、前記アンテナ部材により
   発着信電波を受信すると、これを検知して複数のＬＥＤ
   を予め設定された順序で順次点滅発光するとともに、一
   定時間を経過すると発光を停止する機能を有する、請求
   項１〜４に記載する発光するアクセサリ。