JP3067682U - ポケットティシュケ―ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は上記事実に鑑みなされたものであり
見栄えや体裁が良くポケットティシュを配布することが
できると共にポケットティシュを専用に収容しておくこ
とができるポケットティシュケースを提供するものであ
る。 【解決手段】 このポケットティシュケース１０の収容
部本体１２の一長辺部にはストッパー立上壁１４が形成
され、収容部本体１２の他長辺部には第１傾斜壁１６が
形成されている。この収容部本体１２には蓋体２６が重
なり合った状態で開閉可能に配設されている。蓋体２６
の一長辺部には切欠部２８が形成され、蓋体２６の他長
辺部には第２傾斜壁３０が形成されている。前記蓋体２
６の外側面には窪み部４０が形成され、シール片４２が
貼付されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はポケットティシュを配布する際等に使用されるポケットチッシュケー スに関する。

【０００２】

【従来の技術】

景品や広告宣伝等のノベルティー商品としてポケットティシュが配布される場 合があるが、従来はポケットティシュをそのままの状態で配布している。 しかし、ポケットティシュをそのままの状態で配布するとポケットティシュが 直接見えるため、見栄えや体裁が悪いという不具合がある。 また、従来は配布されたポケットティシュをそのままの状態でズボンのポケッ ト等に入れてしまうため、ポケットティシュが折れたりヨレたりしてしまうとい う不具合がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記事実に鑑みなされたものであり見栄えや体裁が良くポケットティ シュを配布することができると共にポケットティシュを専用に収容しておくこと ができるポケットティシュケースを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、ポケットティシュを収容する収容部本体と、この収容部本 体の一辺部に設けられると共に断面円弧状に形成されたストッパー立上壁と、前 記収容部本体の他辺部にストッパー立上壁と対向して傾斜状態で形成された第１ 傾斜壁と、前記収容部本体の側部一端部に突設されたピンと、前記収容部本体に 重なって配設される蓋体と、この蓋体の一辺部に形成されて前記ストッパー立上 壁と対応する切欠部と、前記蓋体の他辺部に切欠部と対向して傾斜状態で形成さ れた第２傾斜壁と、この第２傾斜壁に設けられ蓋体を閉じた場合に前記収容部本 体の第１傾斜壁と係止可能な係止爪と、前記蓋体の側部一端部に形成されて前記 ピンが挿入するピン孔と、前記蓋体の外側面に形成された窪み部と、を有してな ることを特徴としている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１乃至図５には本考案に係るポケットティシュケースの一実施例が示されて いる。なお、この実施例のポケットティシュケースはプラスチックで形成されて いる。 図１及び図２に示されるように、このポケットティシュケース１０の収容部本 体１２はトレー状に形成され、ポケットティシュＡが載置された状態で収容され るようになっている。 前記収容部本体１２の一長辺部にはストッパー立上壁１４が立ち上がり形成さ れている。図１及び図５に示されるように、このストッパー立上壁１４は断面円 弧状に形成されており、ポケットティシュＡを収容部本体１２に収容した場合に ポケットティシュＡの一端部にストッパー立上壁１４が覆い被さるようになって いる。 図１及び図２に示されるように、前記収容部本体１２の他長辺部には第１傾斜 壁１６が傾斜状態で立ち上がり形成され、前記ストッパー立上壁１４と対向して いる。この第１傾斜壁１６は傾斜状態で形成されているのでポケットティシュＡ を収容部本体１２に収容し易くなっている。 図２に示されるように、前記収容部本体１２の一短辺部には第１側板１８が直 立状態で立ち上がり形成され、他短辺部には第１側板１８に対向して第２側板２ ０が直立状態で立ち上がり形成されている。これら第１側板１８と第２側板２０ の一端部にはそれぞれピン２２，２２（図２においては第２側板２０に突設され たピン２２のみを示す）が突設されている。 図３及び図５に示されるように、前記収容部本体１２には蓋体２６が重なり合 った状態で配設されている。図３に示されるように、この蓋体２６の一長辺部に は切欠部２８が形成されている。この切欠部２８には前記収容部本体１２のスト ッパー立上壁１４が対応して入り込むようになっている。 また、前記蓋体２６の他長辺部には第２傾斜壁３０が前記切欠部２８と対向し て傾斜状態で立ち上がり形成されている。この第２傾斜壁３０には係止爪３２が 突設され、蓋体２６を閉じた場合に係止爪３２は弾性変形して前記収容部本体１ ２の第１傾斜壁１６と係止することにより不用意にポケットティシュケース１０ が開かないようになっている。 図２に示されるように、前記蓋体２６の一短辺部には第１側板３４が直立状態 で立ち上がり形成され、他短辺部には第１側板３４に対向して第２側板３６が直 立状態で立ち上がり形成されている。これら第１側板３４と第２側板３６の一端 部にはそれぞれピン孔３８，３８が貫通形成され、前記ピン２２，２２が挿入さ れている。これにより、前記蓋体２６は収容部本体１２に対して回動可能に開閉 できるようになっている。 図４に示されるように、前記蓋体２６の外側面には窪み部４０が形成されてい る。この窪み部４０には配布会社の社名や宣伝広告を印刷したシール片４２を貼 付できるようになっている。従って、配布会社の社名や宣伝広告を印刷したシー ル片４２を前記窪み部４０に貼付することにより、ポケットティシュケース１０ を宣伝広告用に使用することができる。

【０００６】 次に、実施例のポケットティシュケース１０の作用について説明する。 このポケットティシュケース１０にポケットティシュＡを収容する場合は図１ に示されるように第１傾斜壁１６と係止爪３２との係止を解除して蓋体２６を開 けて収容部本体１２にポケットティシュＡを載置した状態で収容する。 前記収容部本体１２の一長辺部にはストッパー立上壁１４が断面円弧状に立ち 上がり形成され、しかもストッパー立上壁１４は前記ポケットティシュＡの一端 部に覆い被さるようになっているので、ポケットティシュＡを押し付けてもポケ ットティシュＡはストッパー立上壁１４に当たって、それ以上の移動を阻止され るためポケットティシュＡは収容部本体１２に確実に載置される。 前記ポケットティシュＡを前記収容部本体１２に収容したら、蓋体２６を閉じ て係止爪３２を第１傾斜壁１６に係止して、直接ポケットティシュＡが見えない 状態にしてからポケットティシュケース１０を配布する。 従って、配布時にはポケットティシュＡは直接見えないので、見栄えや体裁が 良くポケットティシュＡを配布することができる。 また、前記蓋体２６の外側面には窪み部４０が形成され、窪み部４０には配布 会社の社名や宣伝広告等を印刷したシール片４２を貼付できるので、宣伝広告効 果を高めることができる。 なお、配布されたポケットティシュケース１０をズボンのポケット等に入れて もポケットティシュＡはポケットティシュケース１０に収容されているので、ポ ケットティシュＡが折れたりヨレたりすることを防ぐことができる。 また、配布したポケットティシュケース１０に収容されているポケットティシ ュＡを使用した後は新しいポケットティシュＡを収容しておくことによりポケッ トティシュケース１０を使用し続けることができる。

【０００７】 なお、実施例ではポケットティシュケース１０をプラスチックで形成したが、 ポケットティシュケース１０の材料はプラスチックに限定されるものではなく、 金属等他の材料で形成してもよいことは勿論である。 また、実施例では蓋体２６の窪み部４０には配布会社の社名や宣伝広告を印刷 したシール片４２を貼付したが、シール片４２の代わりに紙片等を貼付してもよ いことは勿論である。 なお、実施例では、シール片４２に配布会社の社名や宣伝広告を印刷したが、 シール片４２には模様や絵柄等を印刷することにより、ポケットティシュケース １０の外観品質を高めることができる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案のポケットティシュケースは、ポケットティシュを配布する場合にポケ ットティシュをポケットティシュケースに収容して配布するのでポケットティシ ュが直接見えず見栄えや体裁が良いという優れた効果を有する。 また、本考案のポケットティシュケースは、蓋体の外側面に窪み部が設けられ ているので配布会社の社名や宣伝広告が印刷されたシール片等を貼付することに より宣伝効果を一段と向上できるという優れた効果を有する。 さらに、本考案のポケットティシュケースは、ポケットティシュをポケット等 に入れておく場合に使用するとポケットティシュが折れたりヨレたりしないとい う優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】ポケットティシュを収容した実施例のポケット
ティシュケースの蓋体を開いた状態の全体斜視図であ
る。

【図２】実施例のポケットティシュケースの分解斜視図
である。

【図３】実施例のポケットティシュケースの全体斜視図
である。

【図４】シール片を取り外した状態の実施例のポケット
ティシュケースの全体斜視図である。

【図５】ポケットティシュを収容した実施例のポケット
ティシュケースの縦断面図である。

【符号の説明】

１０ ポケットティシュケース １２ 収容部本体 １４ ストッパー立上壁 １６ 第１傾斜壁 ２２ ピン ２６ 蓋体 ２８ 切欠部 ３０ 第２傾斜壁 ３２ 係止爪 ３８ ピン孔 ４０ 窪み部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ポケットティシュを収容する収容部本体
   と、この収容部本体の一辺部に設けられると共に断面円
   弧状に形成されたストッパー立上壁と、前記収容部本体
   の他辺部にストッパー立上壁と対向して傾斜状態で形成
   された第１傾斜壁と、前記収容部本体の側部一端部に突
   設されたピンと、前記収容部本体に重なって配設される
   蓋体と、この蓋体の一辺部に形成されて前記ストッパー
   立上壁と対応する切欠部と、前記蓋体の他辺部に切欠部
   と対向して傾斜状態で形成された第２傾斜壁と、この第
   ２傾斜壁に設けられ蓋体を閉じた場合に前記収容部本体
   の第１傾斜壁と係止可能な係止爪と、前記蓋体の側部一
   端部に形成されて前記ピンが挿入するピン孔と、前記蓋
   体の外側面に形成された窪み部と、を有してなることを
   特徴とするポケットティシュケース。