JP3067473U - 洗濯物干し具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傘状に広げて洗濯物を掛ける干し具の干し腕
を、水平に広げたまま円周に沿って水平移動して片寄せ
て半円形になし、洗濯物を掛けたままの干し腕を片寄移
動して、狭い場所でも通り抜けできる折り畳み干し具を
提供する。 【解決手段】 基台の円周に沿って滑り溝を設け、干し
腕を取り付けた受け具が滑り溝に沿って水平方向に滑動
可能にし、洗濯物を掛けたままで干し腕を円周の半分に
片寄せる構造をもった折り畳み干し具である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は傘状に広がる洗濯物干し具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の洗濯物干しには、物干棹や洗濯ロープや傘状に広がる腕に洗濯物をかけ 収納時は折り畳むもの等がある。傘状の干し具は、収納時には筒状であるが干し 物を掛けるときは円形に広がり、室内やベランダ等の狭い場所で洗濯物を掛けた まま移動することは、干し腕が物に当たり洗濯物に塵が付くなど持ち歩き難かっ た。また相当の重量がある濡れた洗濯物を掛けて、腕を伸ばして持歩きするのは 体に負担が掛かる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

干し腕に洗濯物を掛けたままで、干し腕が下げ腕の円周上を移動して片寄せれ ば一時的に干し腕は半円形となり、全体の幅を狭めることができる干し具を提供 する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

従来は、基台と一体に成形される干し腕の軸受けを、１個ずつ独立した干し腕 の軸受け部とし、軸受け部を基台の円周に沿って設けた滑り溝にはめ込み、干し 腕の軸受け部を滑り溝に沿って円周上に移動すれば、干し腕が円周の片側の半円 程に片寄せられて、狭い場所の移動が可能になる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の物干し具の干し腕１を片寄せた状態を図１の斜視図で示す。図４でそ の構造の詳細を説明する。収納時に干し腕１が上方へ回転する軸４に加えて、干 し腕１を支持する受け具２が基台５の円周の滑り溝６に沿って水平方向へ滑走移 動する構造である。

【０００６】 基台５の滑り溝６は滑りやすい材質で構成し、滑り溝６の底に排水穴９を数カ 所開口する。基台５の上部は押さえ８で、受け具２を保持し干し腕１の展開時に は干し腕１の端部を支持するもので滑りやすい材質で構成する。

【０００７】 図２の受け具２は干し腕軸４に図３の干し腕１の腕軸４を回転可能に嵌合する 。各受け具２は間隔紐７で連結される。間隔紐７の端部は突起を設け、隣接する 受け具２に設けた凹部に着脱自在に結合する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の干し具は狭い室内を干し物を吊したまま移動する際に支障無く通過で き、特に干し腕が柱や壁に触れて傷付けたり破損を生じさせたり、洗濯物を擦っ て汚したり、テーブルの物を倒したり子供に当たって起こる怪我を防ぐ効果があ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の物干しを片寄せた全体を示す斜視図で
ある。

【図２】受け具の斜視図である

【図３】干し腕の部分斜視図である。

【図４】受け具と基台の断面図である。

【符号の説明】

１ 干し腕 ２ 受け具 ３ 滑台 ４ 干し腕軸 ５ 基台 ６ 滑り溝 ７ 間隔紐 ８ 押さえ ９ 排水穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 干し腕が傘状に広がる物干しにおいて、
   滑台（３）と干し腕軸（４）と間隔紐（７）を備える受
   け具（２）に、干し腕（１）をはめ込み、基台（５）の
   円周に沿って設けた滑り溝（６）に挟持された受け具
   （２）と干し腕（１）が滑動することを特徴とする洗濯
   物干し具。