JP3067067B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3067067B2
JP3067067B2 JP5188245A JP18824593A JP3067067B2 JP 3067067 B2 JP3067067 B2 JP 3067067B2 JP 5188245 A JP5188245 A JP 5188245A JP 18824593 A JP18824593 A JP 18824593A JP 3067067 B2 JP3067067 B2 JP 3067067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ、ワーク
ステーション、ビデオなどの映像表示装置全般に広く用
いられる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワーク
ステーションなどの装置の表示手段として、液晶表示装
置が多用されるようになってきている。液晶表示装置
は、従来からのCRTなどと比較して、表示手段を薄
く、軽量なものとすることができるため、特に、携帯型
の装置や省スペースを目的とした装置などで使用され
る。
【0003】図2にパーソナルコンピュータやワークス
テーションと液晶表示装置との接続の様子を示す。パー
ソナルコンピュータやワークステーション21などの映
像信号を液晶表示装置22に表示する場合、図示したよ
うに赤(R)、緑(G)、青(B)に色分解された映像
データ信号と、水平・垂直同期信号が必要となる。
【0004】液晶表示装置では、データ信号の1ドット
に対し、液晶の1ドット(1ドットは、R,G,Bで一
組)が対応しており、同期信号と映像データ信号のタイ
ミングの相対位置があわないと、左右もしくは上下にデ
ータが欠落した状態で表示される。即ち、水平(垂直)
同期信号の立下りを基準とした水平(垂直)方向での映
像表示開始位置が液晶表示ユニットの入力タイミングを
満足していなければならない。図3、図4に「H」を表
示した場合を例として示す。図3は同期信号と映像デー
タ信号のタイミングの相対位置があっている場合を示
す。一方、図4は水平同期信号に対して、映像信号が1
ドット分だけズレている場合を示し、このため、図4で
は左側の縦線が画面左端よりはみ出してしまい表示され
ていない。
【0005】映像データ信号と水平・垂直の同期信号の
相対位置を決める基準信号は、液晶表示装置内部で発生
されるドットクロックという、映像データ信号と1対1
に対応する信号である。たとえば、図5のように1ドッ
トのクロックが25.175MHz、水平同期信号が3
1.5KHzとすると、1水平期間の総ドット数は80
0ドットである。この間の映像表示期間640ドットが
表示データの存在する期間である。
【0006】ここで、水平方向に着目するならば、水平
同期信号の立下り時点と、映像データ信号の表示開始位
置の関係が問題となる。この期間が液晶表示ユニットの
入力タイミングを満足していないと、水平方向の文字位
置のズレ、文字の欠落が発生する。
【0007】これは垂直方向も同様で、垂直同期信号の
立下り位置に対する、映像表示期間の開始位置によっ
て、ラインのズレ、欠落が発生する。
【0008】たとえば、液晶表示ユニットの水平同期信
号の立下りと映像表示開始位置が、100ドットクロッ
ク分が正しい位置、すなわち液晶表示ユニットの1ドッ
ト目と映像データ信号の1ドット目が一致する場合を考
える。このとき、水平同期信号と映像表示開始位置が9
9ドットの場合図6のCのようになり、101ドットの
場合、図6のBのようになる。ところが、水平(又は垂
直)同期信号と映像表示開始位置は送り側のデータでま
ちまちであり、前記の例で言えば、図6のBに示すよう
に、100ドットの表示開始位置のときに、映像データ
が液晶パネルにぴったり収まることになる。CRT表示
装置のように、アンダー・スキャンをしているものであ
れば、多少左右(又は上下)にズレでも表示データが画
面より欠落することはないが、液晶表示装置のように、
映像表示期間と表示ドット数が一致しているような場合
には、1ドット(又は1ライン)でもズレるとデータの
欠落として表示される。
【0009】図7は、液晶表示装置の表示部の構成例で
ある。表示部は映像データ信号71が入力され、アナロ
グ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器7
2、A/D変換器72からの1ライン分の映像データを
格納するラインメモリ73、ラインメモリ73からの映
像データを1フレーム分(例えば640ドット×480
ライン)格納するフレームメモリ74、フレームメモリ
74から映像データ信号を受取り、映像を表示する液晶
(LCD)表示ユニット75を備えている。
【0010】また、ラインメモリ73の書き込み制御信
号(LW)及び読み出し制御信号(LR)を発生させる
ため、水平同期信号76とドットクロック77とが入力
される水平カウンタ78、及び水平位置設定レジスタ8
1を備えている。
【0011】水平カウンタ78は水平同期信号の立ち下
がりを基準としてドットクロックを計数するものであ
る。水平位置設定レジスタ81は、水平同期信号の立ち
下がりを基準としたときの映像信号の開始位置までのド
ットクロック数(先の例では100)が設定されてい
る。該水平位置設定レジスタ81には、設定値と前記水
平カウンタからのカウント値とを比較する手段が備えら
れており、これらが一致した場合にはラインメモリへの
書き込みスタートパルスが発生される。
【0012】更に、これらに付随するものとして、実際
に入力されたドットクロック数に対して水平カウンタ7
8のカウント出力値を増減させるための複数のレジスタ
85を備え、これらは夫々異なる値を格納し、いずれか
のレジスタがスイッチ手段にて選択され、その内容が水
平カウンタの増減値(プリセット値)として供給される
ように構成されている。
【0013】一方、フレームメモリ74への書き込み制
御信号を発生させるため、水平カウンタ78からのカウ
ント値が入力される水平サイズ設定レジスタ82、垂直
同期信号と水平カウンタ78からのカウント値とが入力
される垂直カウンタ80、垂直カウンタからのカウント
値が入力される垂直位置設定レジスタ83、及び水平サ
イズ設定レジスタ82からの信号と垂直位置設定レジス
とタからの信号とが入力されるフレームメモリ・コント
ローラ84を備える。
【0014】水平サイズ設定レジスタ82は、液晶表示
ユニットの1水平表示期間中のドットクロック数である
水平表示サイズ(実際には水平表示サイズに水平位置レ
ジスタに設定された値を和したもの、先の例では100
+640)が格納されており、水平カウンタ78からの
カウント値を受けて、水平表示位置の終端を検出し、フ
レームメモリコントローラ84に信号を出力する。垂直
カウンタ80は水平カウンタからのカウント値を受け、
垂直同期信号の立ち下がりを基準として、1水平期間毎
(先の例では800カウント毎)にカウントアップされ
るように構成されたものである。垂直位置設定レジスタ
83には、垂直同期信号の立ち下がりを基準としたとき
の映像信号の開始位置までの水平期間数が設定されてお
り、該垂直位置設定レジスタ83には、設定値と前記垂
直カウンタ80からのカウント値とを比較する手段が備
えられており、これらが一致した場合にはフレームメモ
リへの書き込みスタートパルスが発生される。フレーム
メモリ・コントロール84は、水平サイズ設定レジスタ
からの終端検出信号と垂直位置設定レジスタからのフレ
ームメモリへの書き込みスタートパルスに基づいて書き
込み制御信号FWを発生するものである。
【0015】更に、これらに付随するものとして、実際
に入力された水平期間数に対して垂直カウンタ80のカ
ウント出力値を増減させるための複数のレジスタ86を
備え、これらは夫々異なる値を格納し、いずれかのレジ
スタがスイッチ手段にて選択され、その内容が垂直カウ
ンタ80の増減値(プリセット値)として供給されるよ
うに構成されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】入力された映像データ
信号(R,G,B)71は、アナログの場合、A/D変
換器72を経由し、ラインメモリ73に入る。入力信号
がディジタル信号の場合は、A/D変換器を省略でき
る。このデータはさらに1水平期間分をラインメモリ7
3に蓄積し、1垂直期間分をフレームメモリ74に蓄積
して、順次液晶表示ユニット75に出力される。
【0017】このとき、水平同期信号と水平方向の映像
表示開始位置との関係は、図8に示すようにラインメモ
リへの書き込みのタイミングにより決まり、一方、垂直
同期信号と垂直方向の映像表示開始位置との関係は、図
9に示すようにフレームメモリへの書き込みタイミング
により決まる。
【0018】水平方向の基準は水平同期信号であり、水
平同期信号からのドットクロックのカウント値により水
平表示開始位置が決定される。従って、実際のドットク
ロック数に対してカウント値を増減させることにより、
液晶表示ユニットに関しての水平方向での映像表示開始
位置を調整することが可能となる。従来はそのカウント
値の増減は、表示画面をユーザーが目視してスイッチに
よりレジスタ85を切り替えることにより行われてい
た。
【0019】また、垂直方向も同様に垂直同期信号を基
準に水平期間をカウントして決定される。従って、実際
の水平期間に対してカウント値を増減させることによ
り、液晶表示ユニットに関しての垂直方向での映像表示
開始位置を調整することが可能となる。従来、水平位置
の場合と同様に、水平期間のカウント値の増減は、表示
画面をユーザーが目視して、スイッチによりレジスタ8
6を切り替えることにより行われていた。
【0020】以上述べたように、映像表示位置のズレを
調整するのに、従来は、使用者が目視をし、もしズレて
いれば、スイッチなどによりドットクロックや水平表示
期間のカウント値を変更し、映像信号と同期信号の調整
を行なっていたため、手間がかかり、精度も悪く、時間
もかかるという問題点を有していた。
【0021】そこで、本発明は、かかる問題点を解決
し、高精度な映像表示位置の調整が、ユーザーの目視を
必要とすることなく自動的に行われ、常に映像を適正に
表示し得る液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、陰極線管用の映像信号と共に入力されてくる同期
信号に基づき映像を表示する液晶表示装置であって、映
像データ信号の表示開始位置と表示終了位置と水平・垂
直同期信号とのそれぞれの相対位置のズレを検出する手
段と、検出されたズレに基づき映像表示期間の水平・垂
直開始位置までのドットクロック数又は水平期間数のカ
ウント値を変更する手段と、を具備し、液晶表示装置に
おける表示位置の左右上下方向のズレを調整することを
特徴とする液晶表示装置によって達成される。
【0023】上記した液晶表示装置は、1ライン分の映
像信号を格納するためのラインメモリと、1フレーム分
の映像信号を格納するためのフレームメモリと、水平同
期信号を基準としたドットクロックの計数手段と、垂直
同期信号を基準とした水平期間の計数手段と、ラインメ
モリへの書き込みスタートパルスを前記ドットクロック
の計数手段のカウント値に基づき発生させる手段と、フ
レームメモリへの書き込みスタートパルスを前記水平期
間の計数手段のカウント値に基づき発生させる手段と、
を更に具備していることが好ましい。
【0024】
【作用】上記構成によれば、映像データ信号をチェック
し、映像データ信号の表示開始位置と表示終了位置と水
平・垂直同期信号とのそれぞれの相対位置ズレを検出
し、これに基づき、ドットクロックや水平表示期間のカ
ウント値を変更し、液晶表示装置における表示位置の左
右上下方向のズレを調整し、同期信号と映像信号の位置
関係を正規に設定する。これにより映像を画面の正規の
位置に表示し、映像の欠落やズレをなくすことができ
る。
【0025】従来例の説明で示したように、水平同期信
号と映像表示開始位置、垂直同期信号と映像表示開始位
置は、それぞれラインメモリ、フレームメモリへの書き
込みタイミングによって決められる。ラインメモリの書
き込みタイミングは、水平同期信号を基準にカウントし
たドットクロックのカウント値によって決められるの
で、映像表示位置を調整するには、そのカウント値を制
御すれば良い。
【0026】表示位置がズレるか否かは、水平同期信号
と、映像データ信号の相対位置関係にかかわっているの
で、水平同期信号の位置とドットクロックのカウント値
を比較して、その相対位置を求め、カウント値を変化さ
せれば、相対位置も変化する。たとえば、表示位置が左
にズレる場合には、映像データ信号の表示開始位置、右
にズレるかどうかは映像データ信号の終了位置(映像デ
ータの表示開始位置にデータのドット数を加算した位
置)によって決まる。
【0027】そこで、本発明では、映像データ信号と表
示開始位置、表示終了位置をチェックし、もし、ズレて
いれば、それに合わせて水平(又は垂直)のカウント値
を変更し、ズレがなくなるまで続けることにより、正規
の位置に表示を行なうものである。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0029】図1は本発明に基づく液晶表示装置の表示
部の回路ブロック図である。表示部は映像データ信号1
が入力され、アナログ信号をデジタル信号に変換するた
めのA/D変換器2、A/D変換器2からの1ライン分
の映像データを格納するラインメモリ3、ラインメモリ
3からの映像データを1フレーム分(例えば640ドッ
ト×480ライン)格納するフレームメモリ4、フレー
ムメモリ4から映像データ信号を受取り、映像を表示す
る液晶(LCD)表示ユニット5を備えている。
【0030】また、ラインメモリ3の書き込み制御信号
(LW)及び読み出し制御信号(LR)を発生させるた
め、水平同期信号6とドットクロック7とが入力される
水平カウンタ8、及び水平位置検出・設定レジスタ11
を備えている。
【0031】水平カウンタ8は水平同期信号の立ち下が
りを基準としてドットクロックを計数するものである。
水平位置検出・設定レジスタ11は、水平同期信号の立
ち下がりを基準としたときの映像信号の開始位置までの
ドットクロック数(先の例では100)が設定されてい
る。該水平位置設定レジスタ11には、前記レジスタか
らのカウント数を水平・垂直位置コントロール17から
の信号に基づき増減させる手段と、前記水平カウンタか
らのカウント値又はこれを増減した値と前記設定値とを
比較する手段とが備えられており、前記水平カウンタか
らのカウント値又はこれを増減した値と前記設定値とが
一致した場合にはラインメモリへの書き込みスタートパ
ルスが発生される。水平・垂直位置コントロール17に
ついては後述する。
【0032】一方、フレームメモリ4への書き込み制御
信号を発生させるため、水平カウンタ8からのカウント
値が入力される水平サイズ検出・設定レジスタ12、垂
直同期信号と水平カウンタ8からのカウント値とが入力
される垂直カウンタ10、垂直カウンタからのカウント
値が入力される垂直位置検出・設定レジスタ13、及び
水平サイズ検出・設定レジスタ12からの信号と垂直位
置設定レジスとタからの信号とが入力されるフレームメ
モリ・コントローラ14を備える。
【0033】水平サイズ検出・設定レジスタ12は、液
晶表示ユニットの1水平表示期間中のドットクロック数
である水平表示サイズ(実際には水平表示サイズに水平
位置レジスタに設定された値を和したもの、先の例では
100+640)が格納されている。該水平サイズ検出
・設定レジスタ12には、水平カウンタ8からのカウン
ト値を後述する水平・垂直位置コントロール17からの
信号に基づき増減させる手段が備えられており、水平カ
ウンタ8からのカウント値又はこれを増減した値に基づ
き、水平表示位置の終端を検出し、フレームメモリコン
トローラ14に信号を出力する。垂直カウンタ10は水
平カウンタからのカウント値を受け、垂直同期信号の立
ち下がりを基準として、1水平期間毎(先の例では80
0カウント毎)にカウントアップされるように構成され
たものである。垂直位置検出・設定レジスタ13には、
垂直同期信号の立ち下がりを基準としたときの映像信号
の開始位置までの水平期間数が設定されている。該垂直
位置設定レジスタ13には、垂直カウンタ80からのカ
ウント値を後述する水平・垂直位置コントロール17か
らの信号に基づき増減させる手段と、前記垂直カウンタ
80からのカウント値又はこれを増減した値と設定値と
を比較する手段とが備えられており、垂直カウンタ80
からのカウント値又はこれを増減した値と設定値とこれ
らが一致した場合にはフレームメモリへの書き込みスタ
ートパルスが発生される。
【0034】フレームメモリ・コントロール14は、水
平サイズ設定レジスタからの終端検出信号と垂直位置設
定レジスタからのフレームメモリへの書き込みスタート
パルスに基づいて書き込み制御信号FWを発生するもの
である。
【0035】本実施例にてなる液晶表示装置は、映像の
水平方向での位置ズレを自動的に検出すべく、水平位置
ズレ検出回路15が備えられてる。水平位置ズレ検出回
路15には、A/D変換後の映像データ信号がOR回路
18を介して入力されるとともに、水平位置検出・設定
回路からの検出信号が供給されている。水平位置ズレ検
出回路15は、これらの信号及び水平表示サイズから左
側(表示開始側)での位置ズレ(表示開始位置に対する
水平方向での映像信号のはみ出し)を表す信号LO、右
側(表示終端側)での位置ズレ(表示終了位置に対する
水平方向での映像信号のはみ出し)を表す信号ROを出
力するものである。表示開始位置に対する映像信号のは
み出しがある場合にはLO=1、RO=0となり、表示
終了位置に対する映像信号のはみ出しがある場合にはL
O=0、RO=1となる。表示開始位置側、表示終了位
置側のいずれにも映像信号のはみ出しがない場合にはL
O=0、RO=0となる。
【0036】一方、本実施例にてなる液晶表示装置は、
映像の垂直方向での位置ズレの自動検出を可能とすべ
く、垂直位置ズレ検出回路16が備えられてる。垂直位
置ズレ検出回路16には、A/D変換後の映像データ信
号がOR回路18を介して入力されるとともに、垂直位
置検出・設定回路からの検出信号が供給されている。垂
直位置ズレ検出回路16は、これらの信号及び垂直表示
サイズ(例えば480ライン)から上側(表示開始側)
での位置ズレ(表示開始位置に対する垂直方向での映像
信号のはみ出し)を表す信号UO、下側(表示終端側)
での位置ズレ(表示終了位置に対する水平方向での映像
信号のはみ出し)を表す信号DOを出力するものであ
る。表示開始位置に対する映像信号のはみ出しがある場
合にはUO=1、DO=0となり、表示終了位置に対す
る映像信号のはみ出しがある場合にはUO=0、DO=
1となる。表示開始位置側、表示終了位置側のいずれに
も映像信号のはみ出しがない場合にはUO=0、DO=
0となる。
【0037】水平位置ズレ検出回路15、垂直位置ズレ
検出回路16の出力は、映像の水平・垂直方向での位置
ズレの自動調整を可能とすべく、水平・垂直位置コント
ロール17に入力されている。該水平・垂直位置コント
ロール17は、水平位置検出回路からの検出信号LO、
ROに基づき、水平位置検出・設定レジスタ11に対し
て水平カウンタ8からのカウント値の増減を行うための
信号を出力するように構成されている。LO=1、RO
=0の場合は、カウント値を増加させるように制御信号
が出力され、その逆にLO=0、RO=1の場合はカウ
ント値を減少させるように制御信号が出力される。
【0038】また、同様に垂直位置ズレ検出回路16か
らの検出信号UO、DOに基づき、垂直位置検出・設定
回路13に対して垂直カウンタ10からのカウント値の
増減を行うための信号を出力するように構成されてい
る。UO=1、DO=0の場合は、カウント値を増加さ
せるように制御信号が出力され、その逆にUO=0、D
O=1の場合は、カウント値を減少させるように制御信
号が出力される。
【0039】また、水平・垂直位置コントロール17
は、水平位置検出・設定レジスタに対して増減を行うた
めの信号を出力する際には、同時に水平サイズ検出・設
定レジスタ12にも、水平カウンタからのカウント値の
増減を行うための信号を出力するものである。
【0040】以下、上記構成にてなる本実施例の液晶表
示装置の主要な動作を詳述する。
【0041】入力された映像データ信号(R,G,B)
1は、アナログの場合、A/D変換器2を経由し、ライ
ンメモリ3に入る。入力信号がディジタル信号の場合
は、A/D変換器を省略できる。
【0042】一方、水平カウンタは入力される水平同期
信号を基準としてドットクロック数を計数し、その計数
値を水平位置検出・設定レジスタ11、水平サイズ検出
・設定レジスタ、及び垂直カウンタ10にそれぞれ供給
する。水平位置検出・設定レジスタは、供給されるカウ
ント値が設定された値に達した時点で、ラインメモリへ
の映像データの書き込みスタートパルスを発生する。こ
れにより、映像信号の1水平期間分がラインメモリ3に
蓄積される。
【0043】垂直カウンタは入力される垂直同期信号を
基準として、水平カウンタからの計数値に基づき水平期
間を計数し、垂直位置検出・設定レジスタ13に供給す
る。垂直位置検出・設定レジスタ13は、供給されるカ
ウント値が設定された値に達した時点で、ラインメモリ
への映像データの書き込みスタートパルスを発生する。
これにより、映像信号の1垂直期間分がフレームメモリ
4に蓄積される。
【0044】フレームメモリ4に蓄積された映像信号
は、順次液晶表示ユニット5に出力される。
【0045】いま、液晶表示ユニットの正規の表示開始
位置が、水平同期信号の立下りから、ドットクロックで
100ドット目で、映像データ信号のサイズが640ド
ットとし、何らかの映像データ信号が入力されたとす
る。このときの、水平位置検出・設定レジスタ11の設
定値は100、水平サイズ検出・設定レジスタの設定値
は100+640となっている。
【0046】入力された映像信号と水平同期信号の相対
位置が99ドットとすると、それをそのまま表示すると
左へ1ドットズレた状態で表示される。このとき図1の
水平位置ズレ検出回路15の出力はLO=1,RO=0
となる。そこで、位置コントロール回路17より水平位
置検出・設定回路11に対して増信号を出力し、カウン
タからのカウント値に1ドット加えるように変更する
と、実際に入力されるカウント値に1ドット和した値と
設定値である100とを比較することになり、99ドッ
ト目で検出信号が出力され、その結果、LO=0,RO
=0となる。この状態では、水平同期信号と映像データ
信号の相対位置は100ドットとなり表示位置は正規の
位置となる。
【0047】また、映像データ信号と水平同期信号の相
対位置が101ドットの信号入力された場合、表示は右
へ1ドットズレる。このときは図1の水平位置ズレ検出
回路15はLO=0,RO=1となる。そこで、位置コ
ントロール回路部より水平位置検出・設定回路11に対
して減信号を出力し、カウンタからのカウント値を1ド
ット減ずるように変化させると、実際に入力されるカウ
ント値から1ドット減じた値と設定値である100とを
比較することになり、101ドット目で検出信号が出力
され、その結果、LO=0,RO=0となり正規の位置
に表示されるようになる。
【0048】このように、データ信号と水平同期信号よ
り、位置ズレを検出し、ドットクロックのカウント値を
変更することにより、表示位置を正規の位置に設定する
ことができる。
【0049】同様に垂直方向での表示位置の調整も自動
的に行われる。
【0050】いま、液晶表示ユニットの正規の表示開始
位置が、垂直同期信号の立下りから、水平期間で30ラ
イン目で、映像データ信号のサイズが480ラインと
し、何らかの映像データ信号が入力されたとする。その
とき入力された映像信号と垂直同期信号の相対位置が2
9ラインとすると、それをそのまま表示すると上へ1ラ
インズレた状態で表示される。このとき図1の垂直位置
ズレ検出回路部のUO=1,DO=0となる。そこで、
位置コントロール回路部より垂直位置検出・設定カウン
タ13に対して増信号を出力し、カウンタからのカウン
ト値に1ライン加えるように変更すると、実際に入力さ
れるカウント値に1ライン和した値と設定値である30
とを比較することになり、29ライン目で検出信号が出
力され、その結果、UO=0,DO=0となる。この状
態では、垂直同期信号と映像データ信号の相対位置は3
0ラインとなり表示位置は正規の位置となる。
【0051】また、映像データ信号と垂直同期信号の相
対位置が31ラインの信号入力された場合、表示は下へ
1ラインズレる。このときは図1の垂直位置ズレ検出回
路はUO=0,DO=1となる。そこで、位置コントロ
ール回路部より垂直位置検出・設定カウンタ13に対し
て減信号を出力し、カウンタからのカウント値を1ライ
ン減ずるように減少させると、実際に入力されるカウン
ト値に1ライン和した値と設定値である30とを比較す
ることになり、29ライン目で検出信号が出力され、そ
の結果、UO=0,DO=0となり正規の位置に表示さ
れるようになる。
【0052】このように、データ信号と垂直同期信号よ
り、位置ズレを検出し、水平期間のカウント値を変更す
ることにより、表示位置を正規の位置に設定することが
できる。
【0053】
【発明の効果】本発明では、映像データ信号の表示開始
位置と表示終了位置と水平・垂直同期信号とのそれぞれ
相対位置のズレを検出し、ドットクロック数のカウン
ト値、水平表示期間のカウント値を変更することによ
り、液晶表示装置における表示位置の左右上下方向のズ
レを調整し、同期信号と映像信号の相対位置を常に映像
が表示装置の表示有効エリアに収まるように補正するの
で、映像表示位置のズレのチェック・調整を自動で行う
ことができ、高速でかつ、高精度な映像表示位置の調整
を人手を煩わすことなく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一実施例の表示部を示
す回路ブロック図である。
【図2】コンピュータ等と液晶表示装置の接続例を示す
模式図である。
【図3】正しい位置での画面表示の一例を示す図であ
る。
【図4】不適性な位置での画面表示の一例を示す図であ
る。
【図5】水平同期信号、映像信号、及びドットクロック
のタイミングを示すタイミング図である。
【図6】画面表示位置の夫々異なる場合の水平同期信
号、映像信号、及びドットクロックのタイミングを示す
図である。
【図7】従来例の液晶表示装置の表示部を示す回路ブロ
ック図である。。
【図8】水平方向のメモリへの書き込みタイミングを示
すタイミング図である。
【図9】垂直方向のメモリへの書き込みタイミングを示
すタイミング図である。
【符号の説明】
1 映像データ信号 2 A/D変換器 3 ラインメモリ 4 フレームメモリ 5 液晶表示ユニット 6 水平同期信号 7 ドットクロック 8 水平カウンタ 9 垂直同期信号 10 垂直カウンタ 11 水平位置検出・設定レジスタ 12 水平サイズ検出・設定レジスタ 13 垂直位置検出・設定レジスタ 14 フレームメモリ・コントロール 15 水平位置ズレ検出回路 16 垂直位置ズレ検出回路 17 水平・垂直位置コントロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/20 G02F 1/133 G09G 3/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管用の映像信号と共に入力されて
    くる同期信号に基づき映像を表示する液晶表示装置であ
    って、映像データ信号の表示開始位置と表示終了位置
    水平・垂直同期信号とのそれぞれの相対位置のズレを検
    出する手段と、検出されたズレに基づき映像表示期間の
    水平・垂直開始位置までのドットクロック数又は水平期
    間数のカウント値を変更する手段と、を具備し、液晶表
    示装置における表示位置の左右上下方向のズレを調整す
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 1ライン分の映像信号を格納するための
    ラインメモリと、1フレーム分の映像信号を格納するた
    めのフレームメモリと、水平同期信号を基準としてドッ
    トクロックを計数する計数手段と、垂直同期信号を基準
    として水平期間を計数する計数手段と、ラインメモリへ
    の書き込みスタートパルスを前記ドットクロックの計数
    手段のカウント値に基づき発生させる手段と、フレーム
    メモリへの書き込みスタートパルスを前記水平期間の計
    数手段のカウント値に基づき発生させる手段と、を更に
    具備してなる請求項1に記載の液晶表示装置。
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