JP3066656B2 - 水中での熱的切断方法 - Google Patents

水中での熱的切断方法

Info

Publication number
JP3066656B2
JP3066656B2 JP3054577A JP5457791A JP3066656B2 JP 3066656 B2 JP3066656 B2 JP 3066656B2 JP 3054577 A JP3054577 A JP 3054577A JP 5457791 A JP5457791 A JP 5457791A JP 3066656 B2 JP3066656 B2 JP 3066656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cutting
temperature
work area
temperature water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3054577A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04290998A (ja
Inventor
弘 山崎
渉 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP3054577A priority Critical patent/JP3066656B2/ja
Publication of JPH04290998A publication Critical patent/JPH04290998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3066656B2 publication Critical patent/JP3066656B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水中での熱的切断方法に
係り、特に原子炉圧力容器等の厚い板で構成される水中
構造物を熱的手段により切断し解体する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器
(以下、RPV)は、原子炉格納容器(以下、PCV)
の中に注水して、水中で熱的切断法によって切断するこ
とが計画されていた。RPVは最も板厚が厚い胴体フラ
ンジ部分で1100MW級のBWR型で板厚が350
t、PWR型で420tとなっており、非常に厚い板で
構成されている。このような厚い板を常温の水中で切断
することは極めて困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
おいては、水中での熱的切断法であるにも係わらず、被
切断物である構造物が常温の水中により常温に保たれて
いる状態で切断されるため、被切断物の切断速度が遅い
という問題があった。
【0004】本発明の目的は、水中の構造物を熱的切断
法で切断するに際し、被切断物の切断速度を向上させる
ことができる水中での熱的切断方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、水中の
構造物をプラズマトーチによる熱的切断法で切断するに
際し、適切な手段によって水中の構造物の切断作業領域
該切断作業に伴う熱によって得られる高温水よりも高
高温水の領域とすることによって達成される。
【0006】
【作用】水中構造物の作業領域近傍を高温水とすること
によって、1)被切断物の温度が上昇し溶融しやすくな
る。2)被切断物の切断部分と他の部分の温度勾配が小
さくなるため被切断物に供給される熱のうち切断部から
他の部分へ伝達される熱が少なくなり、切断作業時にお
ける熱効率が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、PWR型RPVの水中切断時の状況を示
しており、PCV1の中に水2を注入し、RPV3を水
中で切断するようになっている。水中での熱的切断時に
おいては、RPV3の上部にマニプレーター4が設置さ
れ、その先端に取り付けられた熱的切断用の切断トーチ
5をRPV3の内部に設置している。そして、この熱的
切断装置の制御装置6を操作することによって遠隔操作
で切断することができ、RPV3の内部から外部側へ向
けて切断作業を行う。
【0008】この場合、マニプレーター4を遠隔操作す
ることによって切断トーチ5を上下方向及び円周方向、
半球形の下鏡に沿わせて走行させることができるように
なっている。RPV3の切断は上部から順に切断するこ
とが計画されており、本発明においてはRPV3の切断
領域近傍に高温水7を滞留させることによってRPV3
の切断速度を高めている。
【0009】図2〜図6は図1に示す高温水7を滞留さ
せる具体的な手段をそれぞれ示している。図2において
は、RPV3の外部側で電気、可燃性ガス、可燃性油、
蒸気等で水を加熱し、得られた高温水を高温水供給配管
8を介してRPV3の切断作業領域近傍に供給するもの
である。
【0010】図3はRPV3の切断作業領域近傍におけ
る内壁側及び外壁側にそれぞれ電気ヒータ9が設置さ
れ、これらの電気ヒーター9はRPV3の外部に設置さ
れた電源11よりヒーター用配線10を介して通電加熱
可能となっている。この場合、電気ヒータ9によって、
切断作業領域の水を加熱して高温水とする。図4はPC
V3の切断作業領域近傍の水を高温蒸気供給配管12を
介して供給される高温蒸気によって加熱し、高温水とす
るものである。
【0011】図5は、RPV3の外部で可燃性ガスまた
は可燃性油と酸素とを配管13を介してRPV3の切断
作業領域近傍のバーナ14に供給し、この切断作業領域
で燃焼させ、その燃焼熱によって高温水を得る方法であ
る。
【0012】本発明における熱的切断方法は、プラズマ
切断法が適用される。次に水中プラズマ切断法によって
試験した結果を説明する。JIS G 3120 SQ
V2Aで作製した図6(A)、(B)に示す試験片を水
中プラズマ切断装置で表1の条件で切断した。その結果
を表2に示す。
【表1】
【表2】
【0013】試験No.1と3とを比較すると切断時の
水温が60℃である試験No.3は試験No.1に比較
して切断速度が85%増加しているにも係わらず最高切
断厚さは5%しか低下しておらず、水温を上昇させるこ
とによって水中切断条件を改善するのに役立っているこ
とは明らかである。また、試験No.4も同様の傾向を
示している。従って、水中構造物の切断増加厚さを増加
させるか、または切断速度を速くすることができ、ある
いは切断するのに必要な熱エネルギーを少なくすること
が可能となる。
【0014】
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、水中構造
物をプラズマトーチによる熱的切断法によって切断する
に際し、水中の構造物の切断作業領域近傍を該切断作業
に伴う熱によって得られる高温水よりも高い高温水領域
とすることによって被切断物の温度を上昇させ、切断部
分の溶融を促進させ、かつ、被切断物以外の部分に伝達
される熱を少なくできるので、構造物の切断速度を高め
ることができる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】RPVを水中切断する際の状態を説明するため
の説明図である。
【図2】本発明の第1実施例を示し、外部で加熱された
高温水を供給する例を例を示す説明図である。
【図3】本発明の第2実施例を示し、切断作業領域の水
を電気ヒーターで加熱する例を説明する説明図である。
【図4】本発明の第3実施例を示し、切断作業領域の水
を高温蒸気で加熱する例を示す説明図である。
【図5】本発明の第4実施例を示し、構造物の少なくと
も外部に設けたバーナーに可燃性ガスまたは可燃性油と
酸素を含むガスを供給して燃焼させ、高温水を得る説明
図である。
【図6】水中切断実験に用いた試験片の形状を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 PCV 2 水 3 RPV 4 マニプレーター 5 切断トーチ 6 制御装置 7 高温水 8 高温水供給配管 9 電気ヒーター 10 ヒーター用配線 11 電源 12 高温蒸気供給配管 13 可燃性ガスまたは可燃性油と酸素を含むガス用
配管 14 バーナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B26F 3/06 B26F 3/06 G21C 19/02 G21C 19/02 J (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 9/30 G21C 19/02 B23K 7/00 B23K 10/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中の構造物を熱的切断法で切断する方
    法において、水中プラズマトーチで前記構造物を切断す
    前記構造物の切断作業領域に、該切断作業に伴う熱に
    よって得られる高温水よりも高い温度の高温水を滞留さ
    せることを特徴とする水中での熱的切断方法。
  2. 【請求項2】 前記構造物の外部側で電気、可燃性ガ
    ス、可燃性油、蒸気等の加熱手段によって加熱された高
    温水を前記切断作業領域に供給することを特徴とする請
    求項1に記載の水中での熱的切断方法。
  3. 【請求項3】 前記切断作業領域の近傍に電気ヒーター
    を設置し、通電加熱によって高温水を得ることを特徴と
    する請求項1に記載の水中での熱的切断方法。
  4. 【請求項4】 前記切断作業領域の近傍の水に高温蒸気
    を供給して高温水とすることを特徴とする請求項1に記
    載の水中での熱的切断方法。
  5. 【請求項5】 前記構造物の少なくとも外部に設けたバ
    ーナーに可燃性ガスまたは可燃性油と酸素を含むガスを
    供給して燃焼させ、その燃焼熱により高温水を得ること
    を特徴とする請求項1に記載の水中での熱的切断方法。
JP3054577A 1991-03-19 1991-03-19 水中での熱的切断方法 Expired - Fee Related JP3066656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3054577A JP3066656B2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 水中での熱的切断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3054577A JP3066656B2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 水中での熱的切断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04290998A JPH04290998A (ja) 1992-10-15
JP3066656B2 true JP3066656B2 (ja) 2000-07-17

Family

ID=12974556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3054577A Expired - Fee Related JP3066656B2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 水中での熱的切断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3066656B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT500896B8 (de) * 2004-05-13 2007-02-15 Fronius Int Gmbh Wasserdampf-schneidgerät
JP4904273B2 (ja) * 2005-08-17 2012-03-28 株式会社日本環境調査研究所 有害物質を扱う密閉作業空間における切断方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04290998A (ja) 1992-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007224058A (ja) 石油化学コンビナート
JP3066656B2 (ja) 水中での熱的切断方法
JP2017181007A (ja) ボイラの閉塞抑制装置及び閉塞抑制方法
KR101130829B1 (ko) 니켈-베이스 합금 원전 구조재의 1차 계통수 응력 부식 균열 개시 방지 방법
CN217302747U (zh) 一种小型高温高压蒸汽发生装置
Sehgal et al. FOREVER experimental program on reactor pressure vessel creep behavior and core debris retention
CN109590620A (zh) 一种乏燃料模拟元件棒激光剪切工艺
CN214501179U (zh) 一种火力发电系统
CN221375642U (zh) 一种具有防护结构的锅炉
KR102587913B1 (ko) 원자로의 해체 장치
CN210215445U (zh) 具有热回收功能的罩式退火装置
CN219550513U (zh) 一种甲醇液体燃料气化器
US4652423A (en) Magnetic induced heating for ferritic metal annealing
CN220541062U (zh) 火电调峰用锅炉
CN212657878U (zh) 一种智能化数控燃气锅炉
CN208125287U (zh) 一种电站锅炉出烟口的测温装置
JP2001033587A (ja) 放射性黒鉛の処理方法及び装置
KR20060054243A (ko) 금속 로 식 수산화가스 보일러
JPH0248879B2 (ja)
Forsberg et al. COMSORS: A light water reactor chemical core catcher
KR20210152768A (ko) 플레어 시스템
CN112524591A (zh) 一种火力发电系统启动方法及相关设备
JP2002162492A (ja) 発電装置
Jones The Effect of Steam Oxidation on the Mechanical Behavior of Zircaloy-4
Sasaki et al. Ex-vessel debris coolability tests using UO 2 mixture under AM conditions

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees