JP3066091U - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

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Abstract

(57)【要約】 【課題】誤差検出回路を省略した構成において、電圧降
下用の直列抵抗を用いることなく、ツェナーダイオード
のみを用いて出力電圧を安定化する。 【解決手段】インダクタL1に接続された整流平滑回路
6と、整流平滑回路6の出力に接続されたツェナーダイ
オードD2とを備え、ツェナーダイオードD2は、整流
平滑回路6を介してインダクタL1の側を見たときの内
部抵抗を、電圧変動を吸収する電圧降下を生じさせる直
列抵抗として用いることにより、直流出力22の電圧を
安定化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、スイッチング素子を用いてインダクタに流れる電流をスイッチング することにより、昇圧した直流出力を得るスイッチング電源に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
テレビ等に設けられたチューナには、同調電圧を変化させることによって、同 調周波数を変化させる構成が採用されている。また、同調電圧は、一般には、最 大値が30数Vの電圧となっている。このため、動作電源が12Vの電圧となる 車載用のテレビの場合には、動作電源から同調電圧を生成することができない。 従って、この場合では、同調電圧の生成に用いる30数Vの直流電圧を得るため に昇圧回路が設けられる。図2は、この昇圧回路の従来技術を示しており、一般 には、チョッパー型昇圧回路として知られた構成となっている。すなわち、イン ダクタL7の出力側に、発振回路53の出力に従ってスイッチングを行うトラン ジスタQ7を設けている。そして、直流出力の電圧誤差を検出する誤差検出回路 54の出力を用いて、発振回路53の発振を制御することにより、直流出力の電 圧を安定化している(第1の従来技術とする)。
【0003】 また、同調電圧を発生する従来技術の1つに、実開昭62−178619号と して提案された技術があり、図3は、この技術をブロック化して示している。同 図を参照しつつ説明すると、この技術では、プラス電源+Bを、電圧降下用の直 列抵抗R21を介して、ツェナーダイオードD7に導いている。そして、ツェナ ーダイオードD7のカソードから、同調電圧の生成に必要とする直流出力を得て いる。また、ツェナーダイオードD7のカソードと、同調電圧を発生するPWM 回路52との間に、電圧を所定電圧に制限する同調電圧制限回路51を設けてい る。そして、特定のバンドを受信するときには、PWM回路52に与える直流出 力の電圧を所定電圧に制限し、その他のバンドを受信するときには、PWM回路 52に与える電圧を、ツェナーダイオードD7のカソード電圧に等しい電圧とし ている(第2の従来技術とする)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら第1の従来技術では、直流出力の電圧を安定化するため、直流出 力の電圧誤差を検出する誤差検出回路54が必要となるので、回路構成が複雑に なるという問題を生じていた。また、第2の従来技術においては、同調電圧制限 回路51に供給する電圧を安定化するため、直列抵抗R21とツェナーダイオー ドD7とを用いている。このため、電圧の安定化には2つの素子が必要となって いて、素子数の増加を招いているが、直列抵抗R21は、電圧変動を吸収するた めの電圧降下を生成する素子となっているため、直列抵抗R21を省略すること ができないという問題を生じていた。
【0005】 本考案は上記課題を解決するため創案されたものであって、請求項1記載の考 案の目的は、スイッチング素子を用いて非安定の電圧を発生させると共に、この 非安定の電圧をツェナーダイオードを用いて安定化する構成とし、かつ、非安定 の電圧を発生するスイッチング回路の内部抵抗を、電圧変動を吸収するための電 圧降下を生じさせる直列抵抗として用いることにより、誤差検出回路を省略した 構成において、電圧降下用の直列抵抗を用いることなく、ツェナーダイオードの みを用いて出力電圧を安定化することのできるスイッチング電源を提供すること にある。
【0006】 また、上記目的に加え、インダクタに磁気的に結合した補助コイルの出力をス イッチング素子に導くことによって、スイッチング素子にスイッチング動作を行 わせることにより、スイッチング素子にスイッチング動作を行わせるブロックの 回路構成を簡単化することのできるスイッチング電源を提供することにある。
【0007】 また、上記目的に加え、整流平滑回路にπ型平滑回路を設けることにより、直 流出力のリップル成分を充分に低減することのできるスイッチング電源を提供す ることにある。
【0008】 また、上記目的に加え、同調電圧の生成回路の動作電源に用いることにより、 同調電圧を生成するためのブロックの構成を簡単化することのできるスイッチン グ電源を提供することにある。
【0009】 また、上記目的に加え、スイッチング側から見たときの消費電力を少ない値に 抑制することのできるスイッチング電源を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案に係るスイッチング電源は、一次側直流源に一 方の端子が接続されたインダクタと、前記インダクタの他方の端子に接続された スイッチング素子とを備え、このスイッチング素子を用いて前記インダクタに流 れる電流をスイッチングすることにより、昇圧した直流出力を得るスイッチング 電源に適用しており、前記インダクタの他方の端子に接続された整流平滑回路と 、前記整流平滑回路の出力に接続されたツェナーダイオードとを備え、前記ツェ ナーダイオードは、前記整流平滑回路を介して前記インダクタの側を見たときの 内部抵抗を、電圧変動を吸収する電圧降下を生じさせる直列抵抗として用いるこ とにより、前記整流平滑回路から送出される直流出力の電圧を安定化する構成と している。
【0011】 すなわち、ツェナーダイオードは、直流出力の電圧が降下しようとするときに は、整流平滑回路を介してインダクタの側を見たときの内部抵抗に生じる電圧降 下量を減少させることによって、直流出力の電圧の降下を防止する。また、ツェ ナーダイオードは、直流出力の電圧が上昇しようとするときには、前記内部抵抗 に生じる電圧降下量を増加させることによって、直流出力の電圧の上昇を防止す る。
【0012】 また、上記構成に加え、前記インダクタに磁気的に結合された補助コイルを備 え、前記補助コイルの出力を前記スイッチング素子に導くことによって、前記ス イッチング素子にスイッチング動作を行わせる構成としている。すなわち、イン ダクタと補助コイルとスイッチング素子とは、ブロッキング発振回路を構成する ことになり、自励発振を行う。
【0013】 また、上記構成に加え、前記整流平滑回路にπ型平滑回路を設けた構成として いる。すなわち、リップル成分は、より効率よく除去されることになる。
【0014】 また、上記構成に加え、前記直流出力を、チューナに送出する同調電圧を生成 する同調電圧生成回路に導いた構成としている。すなわち、同調電圧の生成を行 うブロックの構成要素として設けられたスイッチング電源は、誤差検出回路とツ ェナーダイオード用の直列抵抗とが省略された簡単な構成のスイッチング電源と なる。
【0015】 また、上記構成に加え、前記直流出力の負荷が無負荷となるとき前記ツェナー ダイオードに流れる電流を、前記同調電圧生成回路に流れる電流の最大値の2倍 より少なくすると共に、前記同調電圧生成回路に流れる電流が最大となるときに も、前記ツェナーダイオードに流れる電流を0より多くした構成としている。す なわち、ツェナーダイオードには、素子のばらつきを見込んだときにも、直流出 力の安定化が可能な範囲で、少ない電流が流れるに過ぎなくなる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。 図1は、本考案に係るスイッチング電源の一実施形態を備えた同調電圧発生装 置の電気的接続を示す回路図であり、大別すると、スイッチング電源1、同調電 圧生成回路2、制御部3、および、チューナ4を備えている。
【0017】 図においてスイッチング電源1は、本考案に係る構成を用いたスイッチング電 源となっており、誤差検出回路を用いることなく、同調電圧生成回路2が同調電 圧を生成するときに必要とする安定化された30数Vの直流出力22を生成する 。同調電圧生成回路2は、スイッチング電源1から送出される直流出力22を動 作電源として、制御部3の出力に従った電圧の同調電圧23を生成し、チューナ 4に送出するブロックとなっている。
【0018】 制御部3は、チューナ4が受信するチャンネルを制御するためのブロックとな っており、同調電圧生成回路2が生成する同調電圧23の電圧を制御する。また 、チューナ4において生成される局部発振信号の周波数を制御する。チューナ4 は、同調電圧23によって設定される周波数の信号を増幅すると共に、増幅した 信号を、制御部3からの出力に従った周波数の局部発振信号を用いて周波数変換 するブロックとなっている。そして、周波数変換することにより得られた中間周 波信号を、図示されない中間周波信号増幅回路に送出する。
【0019】 同調電圧生成回路2について詳細に説明すると、30数Vの直流出力22は、 抵抗R4を介して、トランジスタQ2のコレクタに接続されている。また、トラ ンジスタQ2のコレクタは、抵抗R5を介して、積分回路8に導かれている。そ して、トランジスタQ2のベースには、抵抗R7を介して、制御部3の出力が導 かれている。また、トランジスタQ2のエミッタは接地されている。このため、 トランジスタQ2と抵抗R4,R5とからなるブロック7は、積分回路8に直流 出力22を送出する期間と、積分回路8に直流出力22の送出を停止する期間と の比率が、制御部3の出力に従って変化するスイッチ回路として動作する。積分 回路8は、抵抗R6とコンデンサC5,C6とからなるπ型平滑回路となってお り、スイッチ回路7から送出されるパルス状の電圧を積分することによって、チ ューナ4の同調周波数を設定するための信号である同調電圧23を生成する。
【0020】 同調電圧生成回路2は上記した構成となっている。このため、同調電圧生成回 路2の消費電流は、同調電圧23の電圧を低くするため、トランジスタQ2がオ ンとなる期間の比率を大きくすると増加する。また、消費電流は、同調電圧23 の電圧を高くするため、トランジスタQ2がオンとなる期間の比率を小さくする と減少する。このように変化する消費電流の値は、チューナ4が接続された状態 において、最少値は数100μA、最大値は約1.5mAとなっている。
【0021】 スイッチング電源1について詳細に説明すると、昇圧用の主要素子となるイン ダクタL1の一方の端子には、5Vの一次側直流源21が接続されており、イン ダクタL1の他方の端子には、スイッチング素子であるトランジスタQ1のコレ クタが接続されている。また、インダクタL1に磁気的に結合された補助コイル L2の一方の端子は、一次側直流源21に接続されている。そして、補助コイル L2の他方の端子は、ベース電流を制限する抵抗R1を介して、トランジスタQ 1のベースに導かれている。また、抵抗R1には、並列に、スイッチングのスピ ードアップを行うため、コンデンサC2と抵抗R2とからなる直列回路が接続さ れている。そして、トランジスタQ1のエミッタは、接地されている。なお、一 次側直流源21と接地レベルとの間に接続されたコンデンサC1は、インダクタ L1から見たときの一次側直流源21のインピーダンスを低減するための素子と なっている。
【0022】 ダイオードD1、抵抗R3、および、コンデンサC3,C4からなるブロック 6は、整流平滑回路となっており、トランジスタQ1のスイッチングに対応して インダクタL1の他方の端部に発生する電圧を整流平滑する。なお、整流平滑回 路6の平滑回路には、リップル成分の除去率を高めるため、抵抗R3とコンデン サC3,C4からなるπ型平滑回路が採用されている。また、抵抗R3の値は1 00Ω程度の値に設定されている。
【0023】 整流平滑回路6の出力と接地レベルとの間に接続されたツェナーダイオードD 2は、整流平滑回路6から送出される直流出力の電圧を、30数Vに安定化する ための素子となっている。すなわち、ツェナーダイオードD2は、整流平滑回路 6を介してブロック5を見たときの内部抵抗を、電圧変動を吸収する電圧降下を 発生するための直列抵抗として用いることにより、直流出力22の電圧を安定化 する。
【0024】 スイッチング電源1は上記した構成となっている。また、同調電圧生成回路2 の消費電流は、数100μAから約1.5mAの範囲において変化する。このた め、直流出力22を無負荷としたとき、ツェナーダイオードD2に流れる電流値 は、同調電圧生成回路2の消費電流の最大値の2倍の値(3mA)に設定されて いる。従って、同調電圧生成回路2の消費電流が、数100μAから1.5mA の範囲を変化するときには、ツェナーダイオードD2に流れる電流は、3mAか ら数100μAを減じた値から、3mAから1.5mAを減じた値の範囲を変化 する。従って、インダクタL1やトランジスタQ2等の素子にばらつきが生じた ときにも、ツェナーダイオードD2の電流の最少値は、0よりは大きい値となる ので、直流出力22の電圧は常に安定化されることになる。
【0025】 また、π型平滑回路を構成する抵抗R3の値は、既に述べたように、100Ω となっているので、抵抗R3における電力損失は微少となる。また、この値は、 リップル成分を除去するπ型平滑回路の素子として作用することが可能な値とな っている。しかし、流れる電流値が3mA程度であり、電圧降下量は微少となる ことから、ツェナーダイオードD2が電圧変動を吸収するときに必要な電圧降下 を生じさせる直列抵抗としての作用は、抵抗R3には生じない。
【0026】 上記構成からなる実施形態の動作を説明する。 インダクタL1に電流が流れると、補助コイルL2には、トランジスタQ2を オンさせる電圧が発生する。このため、インダクタL1、補助コイルL2、抵抗 R1,R2、および、コンデンサC2からなるブロック5は、ブロッキング発振 回路を構成し、素子の値によって定まる周波数の発振を行う。従って、整流平滑 回路6の出力には、ツェナーダイオードD2が無いと仮定する場合には、一次側 直流源21の電圧を昇圧した非安定の電圧が現れる。
【0027】 一方、ツェナーダイオードD2の側から、整流平滑回路6を介して、インダク タL1の側を見たときには、ブロッキング発振回路5に内部抵抗が生じる。また 、この内部抵抗の値は、ツェナーダイオードD2による電圧変動の吸収が可能な 電圧降下量を発生させる値(例えば、数KΩ等)に設定されている(内部抵抗の 値は、主には、抵抗R1の値を変化させることにより、容易に変化させることが できる)。従って、ツェナーダイオードD2は、同調電圧生成回路2の消費電流 が変化するときにも、この内部抵抗により生じる電圧降下量を変化させる(ツェ ナーダイオードD2に流れる電流を変化させる)ことによって、直流出力22の 電圧を30数Vの電圧に安定化する。
【0028】 制御部3は、受信チャンネルの周波数に対応して、チューナ4の局部発振周波 数を設定する。また、制御部3は、受信チャンネルの周波数に対応した比率でも って、トランジスタQ2のオンとオフとを繰り返す。このため、同調電圧生成回 路2は、30数Vに安定化された直流出力22を動作電源として、受信チャンネ ルの周波数に対応した電圧の同調電圧23を生成し、出力する。このため、チュ ーナ4は、受信チャンネルの放送を受信することにより得られた中間周波信号を 出力する。
【0029】 以上説明したように、整流平滑回路6内の抵抗R3は、ツェナーダイオードD 2から見たときには、直列抵抗としての作用を生じない素子となっている。この ため、リップル成分を大きく抑制する必要がない負荷に電流を供給する場合では 、抵抗R3とコンデンサC4とを省略することが可能となっている。
【0030】 また、インダクタL1と補助コイルL2とについては、互いが磁気的に結合し た2組のコイルであればよいため、それぞれを独立に巻回したコイルとする構成 、あるいは、1つのコイルにタップを設け、タップから一方の端部までのコイル をインダクタL1とし、タップから他方の端部までのコイルを補助コイルL2と した構成、等とすることが可能になっている。
【0031】 また、スイッチング電源1については、同調電圧生成回路2に直流出力22を 供給する構成とした場合について説明したが、その他の任意の負荷に供給する場 合にも、同様に適用することが可能となっている。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るスイッチング電源は、スイッチング素子を 用いてインダクタに流れる電流をスイッチングすることにより、昇圧した直流出 力を得る構成に適用しており、前記インダクタの他方の端子に接続された整流平 滑回路と、前記整流平滑回路の出力に接続されたツェナーダイオードとを備え、 前記ツェナーダイオードは、前記整流平滑回路を介して前記インダクタの側を見 たときの内部抵抗を、電圧変動を吸収する電圧降下を生じさせる直列抵抗として 用いることにより、前記整流平滑回路から送出される直流出力の電圧を安定化す る構成としている。従って、直流出力の電圧が変動しようとすると、この変動は 、整流平滑回路を介してインダクタの側を見たときの内部抵抗に生じる電圧降下 量の変化によって吸収されるので、誤差検出回路を省略した構成において、直列 抵抗を用いることなく、ツェナーダイオードのみを用いて出力電圧を安定化する ことが可能となっている。
【0033】 また、前記インダクタに磁気的に結合された補助コイルを備え、前記補助コイ ルの出力を前記スイッチング素子に導くことによって、前記スイッチング素子に スイッチング動作を行わせる構成としている。従って、インダクタと補助コイル とスイッチング素子とは、ブロッキング発振回路を構成することになり、自励発 振を行うので、スイッチング素子にスイッチング動作を行わせるブロックの回路 構成を簡単化することが可能となっている。
【0034】 また、前記整流平滑回路にπ型平滑回路を設けた構成としている。従って、リ ップル成分は、より効率よく除去されることになるので、直流出力のリップル成 分を充分に低減することが可能となっている。
【0035】 また、前記直流出力を、チューナに送出する同調電圧を生成する同調電圧生成 回路に導いた構成としている。従って、同調電圧の生成を行うブロックの構成要 素として設けられたスイッチング電源は、誤差検出回路とツェナーダイオード用 の直列抵抗とが省略された簡単な構成となるので、同調電圧を生成するためのブ ロックの構成を簡単化することが可能となっている。
【0036】 また、前記直流出力の負荷が無負荷となるとき前記ツェナーダイオードに流れ る電流を、前記同調電圧生成回路に流れる電流の最大値の2倍より少なくすると 共に、前記同調電圧生成回路に流れる電流が最大となるときにも、前記ツェナー ダイオードに流れる電流を0より多くした構成としている。従って、ツェナーダ イオードには、ばらつきを見込んだときにも、直流出力の安定化が可能な範囲で 、少ない電流が流れるに過ぎなくなるので、スイッチング側から見たときの消費 電力を少ない値に抑制することが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスイッチング電源の一実施形態を
備えた同調電圧発生装置の電気的接続を示す回路図であ
る。
【図2】従来技術の電気的構成を示すブロック線図であ
る。
【図3】従来技術の電気的構成を示すブロック線図であ
る。
【符号の説明】
1 スイッチング電源 2 同調電圧生成回路 4 チューナ 6 整流平滑回路 7 スイッチ回路 8 積分回路 21 一次側直流源 22 30数Vの直流出力 23 同調電圧 D2 ツェナーダイオード L1 インダクタ L2 補助コイル Q1 スイッチング素子であるトランジスタ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側直流源に一方の端子が接続された
    インダクタと、前記インダクタの他方の端子に接続され
    たスイッチング素子とを備え、このスイッチング素子を
    用いて前記インダクタに流れる電流をスイッチングする
    ことにより、昇圧した直流出力を得るスイッチング電源
    において、 前記インダクタの他方の端子に接続された整流平滑回路
    と、 前記整流平滑回路の出力に接続されたツェナーダイオー
    ドとを備え、 前記ツェナーダイオードは、前記整流平滑回路を介して
    前記インダクタの側を見たときの内部抵抗を、電圧変動
    を吸収する電圧降下を生じさせる直列抵抗として用いる
    ことにより、前記整流平滑回路から送出される直流出力
    の電圧を安定化することを特徴とするスイッチング電
    源。
  2. 【請求項2】 前記インダクタに磁気的に結合された補
    助コイルを備え、 前記補助コイルの出力を前記スイッチング素子に導くこ
    とによって、前記スイッチング素子にスイッチング動作
    を行わせることを特徴とする請求項1記載のスイッチン
    グ電源。
  3. 【請求項3】 前記整流平滑回路にπ型平滑回路を設け
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載のスイ
    ッチング電源。
  4. 【請求項4】 前記直流出力は、チューナに送出する同
    調電圧を生成する同調電圧生成回路に導かれていること
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記
    載のスイッチング電源。
  5. 【請求項5】 前記直流出力の負荷が無負荷となるとき
    前記ツェナーダイオードに流れる電流を、前記同調電圧
    生成回路に流れる電流の最大値の2倍より少なくすると
    共に、前記同調電圧生成回路に流れる電流が最大となる
    ときにも、前記ツェナーダイオードに流れる電流を0よ
    り多くしたことを特徴とする請求項4記載のスイッチン
    グ電源。
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